ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
授業中。先生が教科書を音読しながらクラスの中を歩き回る。彼女の声が教室中に響き渡り、大抵の生徒たちは教科書の中身に視線を向けている。
「すー、すー、すー。」
【構ってちゃん】のせいで休憩出来ず、青年。なのでのび太は今、眠りの世界にいた。普段なら、先生か隣に座る婚約者に起こされるパターンだ。だが残念ながら、予想外なことが起きるのが人生である。
「あっ、シェーレ先輩じゃん!」
「???」
生徒の一人が声を上げたので、のび太は目を覚ました。窓の方に視線を向けると、シェーレのクラスがグラウンドにいた。体育の時間なのか全員、シャツにブルマである。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「ちょっとみんなー、真面目に授業うけてよー!」
先生が怒りながら声をあげる。
「わあ、全員ブルマだぜ!」
「あれ、下半身にぴったり張り付いてんだろ?」
「うおお、どけどけ!見せろ見せろ!」
どやどやと男子生徒が窓際に入り寄っていく。
「くっ・・・・・・・」
苦しい。窓に体を押し付けられる。
「ちょっと男子、そんなに窓際に集まらないでよ!」
「そうよ、どきなさいよ!私たちが見えてないじゃない!」
今度は女子生徒たちが集まってきた。こうなるともうどうしょうもないな。
「ねえ、みんなー、授業中だよー?」
先生の声が段々小さくなり、気のせいか涙目になってるような気がする。
「先輩、ステキよねー。どうやったらあのプロポーションを維持できるんだろうね。」
「この間ふざけたふりして抱き付いてみたけど、すっごい細いんだ。あの胸でウエスト60切ってるって反則だよね。」
「さる情報によるとバストは86のEカップらしいぞ!」
「ウッホーッ!マジかよ!?やべぇ!」
「ひゅう!さすがシェーレ先輩、すげえプロポーションだぜ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
クラスメイトたちがシェーレの話で盛り上がる。共通する意見は、シェーレが男子も女子も含めた学園中から高嶺の花として注目を集めているという事実。
「みんな・・・・授業・・・・・う・・・・・・う・・・・・・」
そしてみんなから忘れられた教師はその場で蹲り、泣き出してしまう。
「あれでのび太の許嫁とか信じられないぜ。」
「まさに学園七不思議の一つだ。」
「一体どんな手を使ってんだ?」
そう言いながら全員の視線がのび太に集中する。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
そんな彼らの視線を尻目に当の本人はグラウンドにいる自分の許嫁を見つめる。
のび太はアカメたちといる
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と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
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と特に何とも思わない
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と疲れるので彼女たちと縁を切りたい