ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
数年前。
「あー!今日も疲れたー!」
いつものように部活を終え、タクミは帰宅していた。
「ん?・・・・・・・・・・・」
誰かに呼ばれた気がして、立ち止まり、振り返る。だが誰もいない。気のせいだと思い、歩き出す。すると再び誰かに呼ばれ、立ち止まる。辺りを見渡すと、工場が目に入った。
「・・・・・・・・・。」
タクミは何かを思ったのか走り出す。
やってきたのは今は使われていない古い工場だ。タクミはゆっくりと中へ進んでいく。だが
ガタン
古いせいか、足底が外れ、タクミは地下へと落下する。
「・・・・いててて・・・・・な、なんだ、これ・・・・・」
タクミがたどり着いたのは暗い部屋だった。其処に存在していたのは、彼が見たことも無いほど大きく、そして大量の水槽だった。硝子によって作られた巨大な円筒が、幾つも並んでいる。中には薄い緑色の、やはり得体の知れない液体に満たされ、そして――
「これはぁ・・・・・ッ!」
――動物が、浮かんでいた。しかも見た事の無い動物だ。まるで二つの動物を強制的に結合させたかのようだ。
タクミは手を伸ばし、硝子を撫でる。ごぼりと泡が生まれて消えた。
「・・・・・・・・・・・。」
動物実験。――動物の身体を無残に弄って何をしょうというのだろう。
「ん?」
再度声が聞こえ、振り向いた。そこには一つのバイオカプセルがあった。タクミはゆっくりと近づき、カプセルを覗き込む。何か細胞のような小さい物体が浮かんでいる。
「・・・・・・・・00004?」
カプセルに貼られていたネームタグにタクミは首を傾げ、キョロキョロと辺りを見渡す。
「あれ?」
ふとタクミは机の上に乗っている書類に目をやる。
「ナイトレイド、捕獲計画? クローン、計画・・・・・・?」
タクミは小さく呟く。
「クローン計画第一段階、生物の卵子及び精子による人工授精培養計画。動物の体内ではなく、体外で人工的に精子を受精させ、人工子宮により養育する方法・・・・。クローン計画第二段階、動物の免疫の仕組みを抑えることで、遺伝子のかたが異なる細胞を掛け合わせ・・・・・・・異種交配。クローン計画第三段階、卵子や精子からの培養法ではなく、直接DNAからの培養計画。・・・・・・オリジナルの生物の細胞だけで、そのオリジナルの生物と同じ完璧なコピーを作る事ができる・・・・・・運動機能も・・・知力も・・・全てがオリジナルと同じコピー・・・・」
それだけ読み終えると、タクミは再びバイオカプセルに目を向けた。
リクエスト 2 は・・・・・・・
-
続けた方がいい
-
やめた方がいい