※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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リクエスト2.8

数年前。

 

「あー!今日も疲れたー!」

 

いつものように部活を終え、タクミは帰宅していた。

 

「ん?・・・・・・・・・・・」

 

誰かに呼ばれた気がして、立ち止まり、振り返る。だが誰もいない。気のせいだと思い、歩き出す。すると再び誰かに呼ばれ、立ち止まる。辺りを見渡すと、工場が目に入った。

 

「・・・・・・・・・。」

 

タクミは何かを思ったのか走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やってきたのは今は使われていない古い工場だ。タクミはゆっくりと中へ進んでいく。だが

 

ガタン

 

古いせいか、足底が外れ、タクミは地下へと落下する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・いててて・・・・・な、なんだ、これ・・・・・」

 

タクミがたどり着いたのは暗い部屋だった。其処に存在していたのは、彼が見たことも無いほど大きく、そして大量の水槽だった。硝子によって作られた巨大な円筒が、幾つも並んでいる。中には薄い緑色の、やはり得体の知れない液体に満たされ、そして――

 

「これはぁ・・・・・ッ!」

 

 ――動物が、浮かんでいた。しかも見た事の無い動物だ。まるで二つの動物を強制的に結合させたかのようだ。

 

タクミは手を伸ばし、硝子を撫でる。ごぼりと泡が生まれて消えた。

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

動物実験。――動物の身体を無残に弄って何をしょうというのだろう。

 

「ん?」

 

再度声が聞こえ、振り向いた。そこには一つのバイオカプセルがあった。タクミはゆっくりと近づき、カプセルを覗き込む。何か細胞のような小さい物体が浮かんでいる。

 

「・・・・・・・・00004?」

 

カプセルに貼られていたネームタグにタクミは首を傾げ、キョロキョロと辺りを見渡す。

 

「あれ?」

 

ふとタクミは机の上に乗っている書類に目をやる。

 

「ナイトレイド、捕獲計画? クローン、計画・・・・・・?」

 

タクミは小さく呟く。

 

「クローン計画第一段階、生物の卵子及び精子による人工授精培養計画。動物の体内ではなく、体外で人工的に精子を受精させ、人工子宮により養育する方法・・・・。クローン計画第二段階、動物の免疫の仕組みを抑えることで、遺伝子のかたが異なる細胞を掛け合わせ・・・・・・・異種交配。クローン計画第三段階、卵子や精子からの培養法ではなく、直接DNAからの培養計画。・・・・・・オリジナルの生物の細胞だけで、そのオリジナルの生物と同じ完璧なコピーを作る事ができる・・・・・・運動機能も・・・知力も・・・全てがオリジナルと同じコピー・・・・」

 

それだけ読み終えると、タクミは再びバイオカプセルに目を向けた。

リクエスト 2 は・・・・・・・

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