ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
「いやあああああっ!」
「はああああああっ!」
道着に袖を通した門下生たちが、道場の至る所で組み合っている。気合い満点のかけ声が響く道場の端に、腕を組んだタクミの姿があった。
「ちょっと、タクミ。」
「ん?」
そこへシャーリーが慌てた様子でやってきた。
「さっき道場に着ている学園の子から聞いたわよ。まーた厄介ごとに首をつっこんだんですって?」
「ああ、情報が早いなあ。」
「人の心配もいいけど。少しは自分の心配もしなさいよ。タクミのそういうところ確かに良いとことは思うけど・・・・・。人助けで自分が死んじゃったら、元も子もないんだから。」
「あー、わかったわかった。まあまあ。いいじゃないか、こうして無事だったんだし。」
「・・・・・・・どうしたのタクミ?なんかヘンよ?」
「ヘン?・・・・・・・・そうか?」
「ええ、ヘンよ。てっきりフラれて落ち込んでると思ったのに・・・・・・。道場に来てから、ずーっとニヤニヤしてるんだもの。ヤケ食いのついでに妙なキノコでも食べたの?」
「はははっ、バカだなあ。そんな事するわけないじゃないか。」
「それじゃ、いったいなんなの?そのしまりの無い顔の理由は?」
「そうだな・・・・・話すと長くなるんだがひとことで言うなれば・・・・」
「言うなれば?」
「・・・・・・・ふっ・・・・・天使に会った。」
「は・・・・・?」
ひくりとほおを引きつらせると、シャーリーはタクミの前にやってきて、おでこにひたりと手を当てる。
「熱はない・・・・・って事は、心因的な幻覚ね。」
「俺の素晴らしい現実を妄想にするなっ!実際に会ったんだよっ!天使のようなっ!ステキな子にっ!」
「女の子?あぁ・・・・・・そういう・・・・失恋して、さっそく次の恋ってワケね。」
「ま、平たく言うとそうなるな。」
「ったく・・・天使なんて紛らわしいこと言って。そんなにフラフラしてたら、うまくいったってフラレちゃうわよ。女の子って、好きな子のそういう態度すっごい不安になるんだから。」
「なんだそりゃ?お前の経験から言ってるのか?」
「ちっ、ちがうわよバカッ!一般論で言ってるのっ!」
「って・・・・・何だよ、そんなに怒るトコかあ?」
「あっ・・・・・・・・べっ別に・・・・ちょっとムカツキのツボにはまっただけよっ。あっ、それよりね。駅前に可愛いタイヤキのお店が出来たの。興味あるんだー、元気ならさ、帰りにつきあってよ。」
「まーた付き合い要請か・・・・・俺は甘いものに用はねーぞ。行きたきゃ一人で行ってこい。」
「だって一人で行って、声とかかけられたらウットーしいもの。それに噂じゃハバネロタイ焼きもあるらしいわよ。ねっ、行こっ♪」
「うーん・・・・・・・辛いものは好きだけど・・・・・」
「おおい、 シャーリー!」
「あっ、先生が呼んでるぞ。」
「もう・・・・先生ったら、タイミング悪いなあ。タクミ、それじゃ考えといてよね。」
シャーリーはそのまま去って行った。
「はーっ、メシとか買い物のたびに誘いやがって・・・・・。俺なんか誘わず、さっさと彼氏でもつくりゃいいのに。」
リクエスト 2 は・・・・・・・
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続けた方がいい
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やめた方がいい