ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
パーティに出された美味しい料理を鱈腹堪能し、親戚への挨拶もすんだ後、翼にホテルの最上階の部屋に案内されたのび太。
「わあー、広い部屋!!」
「このホテル一番のスイトルームなんだ。いつも野比くんにはお世話になってるから当然だって。」
聞くところによると、翼の両親は相当の資産家らしい。なので今日はこの部屋で翼と二人っきりでくつろいでくれとのことだ。
「別にスイートルームじゃなくてもいいのに・・・・・・」
支配人のありがたいような、ありがたくないような気遣いに複雑な気持ちを抱いてしまう。
「・・・・・・・・・ふう・・・・・・」
そしてのび太はキングサイズのベットに座ると、翼もその隣に腰を下ろす。
「私は野比くんの事をいつも見てきたの。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「その時、私は決めたのよ!人のために自分を投げ出せる人間になるんだって!あの時、私を助けてくれたあんたみたいになろうって・・・」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「ちょっと、待って!その後、僕にあってもまるで初対面みたいな振る舞い
を・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「恥ずかしかったんだ、それに馴れ馴れしいと嫌われると思って・・・・・・」
そしてたわいのない会話に花を咲かせる。
「ねえ、野比くん・・・・・」
「何?」
翼は何故か切なそうにのび太を見つめる。
「あなたに・・・・話して置かないことがあって・・!!」
「僕に?」
「 うん・・・。じつはね・・・・・」
その頃。ファミレスでは
「時が来れば話す・・・・・・」
「何よ、それ!?」
静香たちの尋問にだんまりを続けていたアカメが漸く口を開いた。彼女はそれだけ言うと席を立つ。
「待ちなさい!何処に行くつもりなのよ!!」
静香が慌ててアカメの腕を押さえるが、すぐに振りほどく。
「逃げるの!?」
「・・・・・私たちとお前たちでは住む世界が違う。これ以上私たちに近づかないでくれ・・・。」
「『「なっ!?」』」
それだけ言うとアカメはファミレスを出て行った。
そして同じ頃。
「なんだ、あれは?」
いつまで経っても待ち合わせの場所に現れないのび太を心配し、家に帰宅するレオーネ。すると何故か家の前に人だかりが出来ている。しかもパトカーが三台も止まっている。パトカーだけじゃない。救急車もだ。
「あの〜、この家に住んでいる方ですか?」
「ああ、そうだけど・・・・・・・」
「実は先程近所の住民から通報がありまして・・・・・・」
「???」
のび太はアカメたちといる
-
と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
-
と特に何とも思わない
-
と疲れるので彼女たちと縁を切りたい