ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
「だから当時、体が崩壊していた私はなんの抵抗も出来なかった。周りの連中も、私に『ざまあみろ』とか『自業自得』とか罵声を浴びるだけだった。
「・・そ、そんな・・・・・どうして?」
「どんな理由があっても、人を殺せば嫌われるって事。たとえそれが国の命令でも。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「連れて行かれそうになったけどのび太が来て背中にかばってくれた。あの背中がどれ程頼もしく見えたか静香にはわからないよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
どこか嬉しそうに語るクロメに静香は少し不愉快になる。
「でも私を守ったせいで、のび太は大怪我したの。左手首と左足首の粉砕骨折がひどくて・・・・」
「・・・・・・・・・・・。」
「けどおかげて私も決心がついたんだけどね。」
「決心?」
「のび太、目を覚ましたらさ、自分の事より私の事を心配してくれたの・・・・『クロメが無事でよかった』って。その時に決心したの。」
「だから何を?」
「のび太と結婚して添い遂げるって・・・・・」
「えっ・・・・・?」
クロメの言葉に静香は目を見開く。
「添い遂げるって・・・・・・・・・・・・告白はしたの?」
「告白って言うより逆プロポーズ、昨日ね。」
明らかに同様している静香と違いクロメはなんでもないように話す。
「プロポーズって・・・・・まだ付き合ってもいないんだし、早すぎじゃない?」
「ううん、むしろ遅すぎるぐらいだよ。」
うぐっ
そんな擬音が聞こえそうなほど、静香は目に見えて動揺した。それでも必死に胸を張って言い返した。
「ふ、ふん!でものび太さんみたいなパッとしない人がアナタを幸せにできると思えないわ・・・・。」
ふっふーん♪そんな感じで余裕をみせる静香だったが
「私がのび太を幸せにするから問題ないよ。何よりのび太がそばにいてくれるだけで私は幸せだから。」
「な、なによそれ・・・・」
思わず静香が呟く、のび太がクロメと?手も届かないほど遠くへ行ってしまう?そう考えると急に胸が苦しくなり、鼓動が速くなる。
「・・・・・・・・・・・くっ・・・・・・」
何か言い返したい。でも言葉が出て来ない。せめぎ合う理性と感情の中で、静香はとうとう爆発した。
「ダメダメダメダメ!!絶対ダメ!!」
突如頭を横に振り叫び出す静香にクロメは視線を向ける。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「絶対ダメ!!そんなの絶対認めないんだから!」
半ば涙声になって叫ぶ静香をあきれるようにクロメが見つめる。
のび太はアカメたちといる
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と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
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と特に何とも思わない
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と疲れるので彼女たちと縁を切りたい