※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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第二章:静香からの誘いを斬る

チリリリリン。

 

かチャッ

 

「はい、野比です!あっ、静香ちゃん!えっ?話したいことがあるから家に来て欲しい?分かった!」

 

電話を切ると、のび太は急いで玄関に行き、靴を履き始める。

 

ゴソゴソ

 

「どこ行くの?」

 

そんな彼の元にクロメがやってくる。

 

「ちょっと、静香ちゃん家に行ってくる!」

 

「・・・・・・私も行く!」

 

二日前の事もあり、のび太について行こうとするクロメ。

 

「ごめん、でも僕一人でって言われてるんだ!それじゃあ!」

 

のび太は家を大急ぎで出て行った。

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

そんな彼をクロメは少し不安な気持ちで見送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モグモグ

 

出来立てのケーキを静香の部屋で食べるのび太。

 

「どうかな?」

 

「・・・・・・・・美味しい。」

 

「よかった!」

 

予想通りの感想を聞いて、喜ぶ静香。のび太は少し違和感を感じたが、そのまま残りのケーキをたいあげる。いつもと違う美味しさに少し複雑な気持ちを抱く。

 

「あの・・・・・・・のび太さん。」

 

「なに?」

 

「実は・・・・・うっ!」

 

「???」

 

 

 

 

 

 

【今日のことを誰かに喋ったら、君たちの身に大変な事が起こるからね♪】

 

 

 

 

 

 

 

「どうかした?」

 

「え?あっ、別に何も・・・・・・・・」

 

「そう。」

 

のび太に今までの事を相談しようとするが、ファントム(コートの人物)の言葉が頭の中を過ぎった。

 

「ケーキご馳走様!!帰るね!!」

 

用は済んだとばかりに立ち上がるのび太。

 

「なんで?」

 

以前ならギリギリの時間まで静香と遊んでいたのだが、今はそういうことをする気にもなれないのび太だった。

 

「なんでって・・・・・外も暗いし・・・・みんな待ってるし・・・・」

 

それだけ言うと、のび太は扉の方へ歩き出す。

 

ガバッ

 

「待って!!」

 

静香が後ろからのび太を抱きしめる。

 

「!?」

 

突然の行動にのび太は驚き、焦り出す。

 

「あの・・・・・静香ちゃん・・・・。もうすぐおばさんたちが帰ってくるんじゃ・・・・・・」

 

「今日は二人とも親戚の家に泊まるんだって!」

 

「でも早く帰らないと、みんなが待って『ダメーーーーーーーーーーー!!』!?」

 

静香の腕に力が篭る。微かだが少し震えている。

 

「でも若い男女が二人っきりって言うのは・・・・・」

 

「いいの。」

 

「えっ!?」

 

「私、このまま雰囲気に押し流されたら、どうなるか知りたいの・・・・。」

 

「!?」

 

バサッ

 

静香はベットに仰向けに倒れこむ。

 

ゴクリ

 

その無防備な体制にのび太は思わず唾を飲む。

 

「のび太さんの好きな事、なんでもしていいよ・・・・・。」

 

静香は目を閉じた。

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

そんな彼女をのび太は無言で見つめ、

 

「ごめん、静香ちゃん。やっぱりアカメたちが待ってるから帰るね。」

 

再び帰ろうとする。

 

「のび太さん、何で殺し屋になったの?」

 

「???」

 

「何であんな最低な人たちと一緒にいるの?」

 

「どうしてそんなこと聞くの?」

 

「・・・・・・・・・それは・・・・・・」

 

「・・・・・・何で静香ちゃんにそんな事言われなくちゃいけないの?」

 

「何よ!心配してるのに・『余計なお世話。』なっ!?」

 

「僕がアカメたちと一緒にいることで何か静香ちゃんに迷惑かけた?心配なんてされる筋合いはないよ。ほっといて。僕の勝手でしょ?」

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

「ごめん・・・・・・」

 

言いすぎだと思ったのかのび太は申し訳ない表情になる。

 

「・・・・・・・・・。」

 

「でも・・・・誰に何を言われたって自分の道を変えるつもりはないよ。そうやってここまで辿り着いたし、これからもそう。自分の意志で決められないことなんかない。絶対にね。」

のび太はアカメたちといる

  • と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
  • と特に何とも思わない
  • と疲れるので彼女たちと縁を切りたい
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