※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

41 / 237
第二章:無茶を斬る

コンコン

 

ガチャ

 

「・・・・・・のび太。起きてる?」

 

「・・・・・・・・・・寝てる。」

 

「髪をとかして。」

 

「何で?」

 

「お風呂上がりだから。」

 

「じゃなくて、アカメたちに頼めばいいでしょ?」

 

「私はのび太に頼んでるんだよ。」

 

「・・・・・・・分かった。」

 

これ以上の反論は無駄だと理解したのか、のび太はベットから起き上がる。チェルシーは部屋の中に入ってきて、さりげなく扉の鍵を閉める。そしてそのまま近くにあった椅子に座る。

 

(あれ?チェルシーの髪・・・・・・)

 

後ろから近づいてきたのび太は彼女の異変に気づく。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

それからしばらくのび太は櫛でチェルシーの髪をとかす。

 

「あのさ・・・・・・・・」

 

「ん?」

 

ふとのび太はチェルシーに声をかける。

 

「あんまり無理はしないでね。」

 

「・・・・・・・・・・。」

 

「チェルシーが優しいのは知ってるけど、無茶をしたら命を落とす事だってあるんだから・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

服で多少は誤魔化していたが、どうやら隠し通せなかったようだ。

 

「僕じゃ頼りないかもしれないけど・・・・・。」

 

「へぇ・・・・・・心配してくれるんだ♪」

 

「当たり前でしょ?」

 

「殺し屋失格♪」

 

「・・・・・そうだね。」

 

苦笑いする二人。

 

「ありがとう・・・・・・・」

 

のび太に聞こえないように、チェルシーは小さく呟いた。彼に褒められたかったのに、怒られてしまった。でもこれはこれで悪い気はしないと思う彼女であった。それから二人はどうでもいい世間話に花を咲かせるのであった。

 

 

 

 

 

そして次の日。

 

パシッ

 

パシッ

 

パシッ

 

「スネ夫くん、大手柄だね。」

 

「今の気持ちを一言!」

 

大量のカメラフラッシュに囲まれるスネ夫。

 

「思わず体が勝手に動いて、気づいたら子供をベットに押し込めて・・・・」

 

スネ夫は事件現場のことを熱く語り出した。最初は見捨てて逃げようとしていたという事実は華麗にスルーして。

 

「あっ!」

 

インタビューに答えていると、人混みの隙間の間からチェルシーの姿を発見する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チェルシーちゃん!!」

 

「???」

 

やっと人混みをやり過ごし、彼女に追いつくスネ夫。

 

「ねえ、一緒に登校しない?」

 

「いいよ。」

 

あっさりとスネ夫の誘いを了承し、一緒に歩き始めるチェルシー。

 

「・・・・・・・・・・。」

 

そんな彼女の横顔をこっそりと覗き込むスネ夫。そして思い出す、火災の中で必死に子供たちを救おうとしていた彼女の優しさ、そしてどんなに絶望的でも決して諦めなかった彼女の勇気、彼女の意外な一目にスネ夫はますます心を奪われていく。

 

【私と結婚して!】

 

【まだ分かんないの? 私はずっと前からのび太のこと好きだったんだよ。ドゥーユーアンダースタンド?】

 

そして同時にあの言葉が頭を過る。あれは彼女の本心なのか、それとも冗談なのか?

 

「どうかした?」

 

「//// な、なんでもないよ!/////」

のび太はアカメたちといる

  • と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
  • と特に何とも思わない
  • と疲れるので彼女たちと縁を切りたい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。