ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
コンコン
ガチャ
「・・・・・・のび太。起きてる?」
「・・・・・・・・・・寝てる。」
「髪をとかして。」
「何で?」
「お風呂上がりだから。」
「じゃなくて、アカメたちに頼めばいいでしょ?」
「私はのび太に頼んでるんだよ。」
「・・・・・・・分かった。」
これ以上の反論は無駄だと理解したのか、のび太はベットから起き上がる。チェルシーは部屋の中に入ってきて、さりげなく扉の鍵を閉める。そしてそのまま近くにあった椅子に座る。
(あれ?チェルシーの髪・・・・・・)
後ろから近づいてきたのび太は彼女の異変に気づく。
「・・・・・・・・・・・・」
それからしばらくのび太は櫛でチェルシーの髪をとかす。
「あのさ・・・・・・・・」
「ん?」
ふとのび太はチェルシーに声をかける。
「あんまり無理はしないでね。」
「・・・・・・・・・・。」
「チェルシーが優しいのは知ってるけど、無茶をしたら命を落とす事だってあるんだから・・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
服で多少は誤魔化していたが、どうやら隠し通せなかったようだ。
「僕じゃ頼りないかもしれないけど・・・・・。」
「へぇ・・・・・・心配してくれるんだ♪」
「当たり前でしょ?」
「殺し屋失格♪」
「・・・・・そうだね。」
苦笑いする二人。
「ありがとう・・・・・・・」
のび太に聞こえないように、チェルシーは小さく呟いた。彼に褒められたかったのに、怒られてしまった。でもこれはこれで悪い気はしないと思う彼女であった。それから二人はどうでもいい世間話に花を咲かせるのであった。
そして次の日。
パシッ
パシッ
パシッ
「スネ夫くん、大手柄だね。」
「今の気持ちを一言!」
大量のカメラフラッシュに囲まれるスネ夫。
「思わず体が勝手に動いて、気づいたら子供をベットに押し込めて・・・・」
スネ夫は事件現場のことを熱く語り出した。最初は見捨てて逃げようとしていたという事実は華麗にスルーして。
「あっ!」
インタビューに答えていると、人混みの隙間の間からチェルシーの姿を発見する。
「チェルシーちゃん!!」
「???」
やっと人混みをやり過ごし、彼女に追いつくスネ夫。
「ねえ、一緒に登校しない?」
「いいよ。」
あっさりとスネ夫の誘いを了承し、一緒に歩き始めるチェルシー。
「・・・・・・・・・・。」
そんな彼女の横顔をこっそりと覗き込むスネ夫。そして思い出す、火災の中で必死に子供たちを救おうとしていた彼女の優しさ、そしてどんなに絶望的でも決して諦めなかった彼女の勇気、彼女の意外な一目にスネ夫はますます心を奪われていく。
【私と結婚して!】
【まだ分かんないの? 私はずっと前からのび太のこと好きだったんだよ。ドゥーユーアンダースタンド?】
そして同時にあの言葉が頭を過る。あれは彼女の本心なのか、それとも冗談なのか?
「どうかした?」
「//// な、なんでもないよ!/////」
のび太はアカメたちといる
-
と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
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と特に何とも思わない
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と疲れるので彼女たちと縁を切りたい