※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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第三章:上辺だけを斬る

「スネ夫、表彰状見せろよ!」

 

「えー?そんなに見たいの?しょうがないな〜。」

 

そう言うとスネ夫は昨日貰った表彰状を取り出し、みんなに見せる。

 

「まっ、のび太には無理だろうけどね〜。」

 

嫌味っぽく言うスネ夫にのび太は悔しそうな顔で声をあげる。

 

「僕だってちょっとその気になれば賞状ぐらい貰えるよ!」

 

「じゃあ、のび太。お前今までに賞状貰ったことあるのか?」

 

「・・・・ない・・・・・・・・・・・・・」

 

「ハハハハハハハハハハ!!!」

 

「くっ・・・・・・・・・・」

 

「まあ、のび太なんか一生賞状もらえないんじゃないかな〜。」

 

再び大笑いするスネ夫。そして何かを思いつく。

 

「ねえ、みんな僕んちに寄っていかない?お祝いするんだけど・・・・」

 

「え?いいのか?」

 

「気がきく!!」

 

パーティと聞いてクラスメイトたちは大ハシャギする。

 

「そしてなんとこのパーティは五人用なんだ!だからのび太は・・・・・・あれ?」

 

振り向くとのび太がいないことに気づくスネ夫。

 

「まあ、いっか。」

 

だがすぐに気を取り直す。

 

「チェルシーちゃん!」

 

「ん?」

 

「大事な話があるんだ!チェルシーちゃんも家に来てくれない?」

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

そしてスネ夫家。

 

「わあ〜!」

 

「スッゲー!!」

 

居間には色んな表彰状が飾ってある。その数、数十枚。

 

「まあ、僕の賞状なんてどうでもいいから、乾杯しょうよ!」

 

賞状の数なんてどうでもいいと語るスネ夫。

 

「スネ夫さんって本当に素敵よね。」

 

「ホント、この間なんか近所の溝掃除してたし・・・・」

 

「教室の掃除も一人でやってくれたし・・・・・」

 

「教室の窓ガラスを割った時なんか潔く謝ってたし・・・・」

 

真面目で、正直で、全ての人に平等に接し、周りに慕われているスネ夫。そんな彼にクラスメイトたちは尊敬をおぼえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チェルシーちゃん、どう?この表彰状の数を見て。」

 

クラスメイトの一人が壁に寄りかかっていたチェルシーに声をかける。

 

「うん・・・・凄いね・・・私よりも凄いよ。」

 

「!!!」

 

よしっ。認めさせた。

 

「でも・・・・・沢山持っているからって優秀とはかぎらない。」

 

「???」

 

「全部見せてもらったけど・・・・・スネ夫は人としては好感持てるかもしれないけど、友だちとしては失格だと思う。」

 

「!!!」

 

「みんなも上辺だけを見てると、これから先苦労するよ!」

 

カチャ

 

それだけ言うとチェルシーはスネ夫家を後にした。

 

「あ!ちょっと待ってよ!」

 

そしてそんな彼女を大急ぎで追いかけるスネ夫。

 

バタン

 

「ほほほほほほ、面白い友だちざますね。」

 

しばらくの沈黙の後、スネ夫の母が笑いながらその場をなごます。

のび太はアカメたちといる

  • と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
  • と特に何とも思わない
  • と疲れるので彼女たちと縁を切りたい
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