ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
雨が降っていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
冷たい雨が、傘も差さずに立ち尽くす静香に、容赦なく降り注ぐ。ビリビリに破かれた服装。自分がどうしてここにいるのか、彼女には分からなかった。ただ無性に、数々の男に慰み者にされたことへの嫌悪感に苛まれ、穢れてしまった自分の体を洗い流すべくこの雨に晒しているのが、当たり前のような気持ちがしていた。ふと見上げれば、鉛色の空。顔を叩く雨粒に、静香は泣きたくなるような衝動に駆られ、揺り動かされるようにある場所へと向かった。ふらふらと歩いて、やがて辿り着いた、見知った一軒家。
「・・・・・・・・・・・・・。」
「ねえ!」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「ねえってば!」
「???」
部屋で蹲っていると、声をかけられる。顔をあげるとそこには
「随分、お困りのようだね!僕が助けてあげようか?」
「???」
「これを飲みなよ!」
コートの人物、キングは何かを渡してくる。
「これを飲めば、楽になれる!」
「!?」
その言葉に静香は麻薬と勘違いしたのか、伸ばしたかけた手を引っ込める。そんな静香にキングは苦笑いする。
「でも残念だったね・・・・・。のび太が助けに来なくて・・・・」
「!?」
「薄情な奴だよね。クロメは助けて、何で静香は助けなかったんだろうね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
静香はクロメの過去を思い出す。大臣の息子に襲われそうになったクロメをのび太は体を張って守ったこと。そして今回も彼が助けにくると信じていた。だがその期待は悪くも裏切られ、静香は男たちに暴行されてしまった。見捨てた?何で?ともだちじゃないから?クロメがいるから、もう私はいらない?
「・・・・・・・・・・・・ククク、奴らが憎い?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「クロメに復讐したい?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「だったら迷うことなんてないよ!」
再び例の物を差し出すキング。
「くっ・・・・・・・・」
静香はそれを奪い取ると、そのまま飲み込んだ。
ゴクン
「あっ・・・・ああ・・・・あれ?」
しばらくの後、静香の体に異変が起こる。
ビリビリビリ
理科の実験で聞いた、マグネシウムが焼けるような音だった。耳ではない所から、その音が聞こえたかと思うと、頭の奥が痺れて、さっきまでの嫌悪感が引いていく。
「効いてきたね♪」
「なに・・・・・・どうなってるの?」
「君の頭の中をいじくっているんだよ!」
「・・・・・・・・ああ・・・・・・・」
「フフフフフフ、計算通り♪」
予想通りの結果を得て、キングは笑みを浮かべる。
「さあて、ナイトレイド、どう出る?もう少し見物させてもらうよ。ファーッハッハ!」
のび太はアカメたちといる
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と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
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と特に何とも思わない
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と疲れるので彼女たちと縁を切りたい