※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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第九章:ドッキリを斬る

トン

 

のび太は一瞬で距離を縮めると、青年の肩をトントンと叩く。

 

「!?」

 

青年は振り向き、目を丸くする。

 

ガシッ

 

ドン

 

のび太は青年の袖を掴み、彼を持ち上げると、そのまま投げ飛ばす。

 

「いたた・・・・・っ」

 

運良くゴミ捨て場に落下し、青年は難を逃れる。だが

 

「・・・・・・・・・・・。」

 

指をならしながらのび太が物凄い形相で近づいてくる。その様子に青年は後ずさりする。

 

「ま、待ってください!!」

 

「の、のび太!!」

 

慌ててチェルシーとシェーレはのび太の腕を掴む。

 

「???」

 

彼女たちの異変に混乱していると

 

「ワォ!!凄い力だね!!」

 

青年はズボンについた埃をはらうと、そのまま立ち上がり

 

「久しぶりだね、のび太!」

 

サングラスを外す。

 

「・・・・・・あ!」

 

見知った顔がその姿を現す。

 

「スネツグ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「えー!?僕が尾行してたこと知ってたの!?」

 

「ええ・・・・・・・。」

 

「いつから?」

 

「駅の近くからです。」

 

つまり最初から気づいていたのね。

 

「すぐに声をかけようと思ったんだけど・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

スネツグとシェーレは申し訳ないを顔をしながら、チェルシーに視線を向ける。

 

「ちょっとアヤシイお店で立ち止まったらムチャクチャ反応しちゃってさー、あははは。」

 

「・・・・・・・・・・・・・。」

 

笑い出すチェルシーにのび太は唖然とする。わざわざスネツグに悪役じみた演技をさせたり、キャバクラの前で悲しい顔をしたり、スネツグに自分とシェーレの腰に手を回させてホテルに入ろとしたり、悪趣味としか思えない悪戯だ。

 

「一応止めたんだけど・・・・・・」

 

「どうしてもって・・・・・」

 

申し訳なさそうに謝罪するスネツグとシェーレ。

 

「むむむ、チェルシー!!」

 

「きゃー、犯されるー!!!」

 

チェルシーとのび太の追いかけっこが始まった。そんな微笑ましい光景を見てスネツグは笑みを浮かべる。

 

「二人とも中がいいですね。」

 

「はい、とっても・・・・」

 

チェルシーを追いかけるのび太。そして逃げ回るチェルシー。そんな二人を他所にシェーレとスネツグは会話をする。

 

「これはチェルシーなりののび太に対する優しさなんです。」

 

「だから協力したんですか?」

 

「ええ。のび太に少しでも元気になってもらいたかったんです。」

 

「原因は・・・・・・・・・僕の兄なんですね?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

 

「以前、家に届いた兄からの手紙にあなたたちの事が色々書いてありました。」

のび太はアカメたちといる

  • と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
  • と特に何とも思わない
  • と疲れるので彼女たちと縁を切りたい
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