ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
「初めはあなたたちの事が可愛いだとか、綺麗だとか、書いてあったんですけど・・・・・。最近になってチェルシーさんが散々兄を弄んだあげく、理不尽にフッたと書かれてあったんです。だから・・・・」
「真相を確かめに来たんですか?」
「イエス。兄は昔から見栄を張っていました。手紙にはいつも成績優秀、スポーツ万能、女性からもモテモテ、喧嘩も強い。でも僕は知ってました、本当は全然違うといことを。」
「何故今まで何も言わなかったんですか?」
「僕の為に一生懸命、頑張っている兄を見ていたら何も言えなくなっちゃって・・・・。」
「・・・・・・・そうですか。」
「それに兄はのび太と違って強くありません。」
「それは潜ってきた修羅場の数ですか?」
「ノー。のび太は基本的に嘘がつけない人間です。いえ、仮に嘘をつき、それがばれても自分からそれを認めることができます。彼は自分が間違える生き物だって知ってます。間違いを犯してもそれを認めることができる。それは勇気です。兄は・・・・それが出来ないんです。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「チェルシーさんもそれを十分に分かってたんですね。だから兄をふった。」
スネ夫が度々ニュヨークに送ってくるビデオレター、その内容が全て偽りだと言うことをスネツグは気づいていた。だがそれを問い詰めても、スネ夫は嘘に嘘を重ねるだけだろう。人は嘘をつく生き物だ。だが嘘はいつかバレるもの。その時になってそれを潔く謝罪することは、とても大変なことなのだ。他人に見放させるかもしれない、怒られるかもしれない、軽蔑されるかもしれない、笑われるかもしれない、恥をかくかもしれない。そんなプレッシャーに押しつぶされそうになりながら逃げずに謝罪する。それはとても勇気がいることなのだ。大概の人は嘘に嘘を重ね続け、最後には取り返しのつかないことになるのである。
「ユーにとってのび太はとても大切な人なんですね?」
「・・・・・・はい。」
「ユーはのび太が好きですか?」
「・・・・・はい、大好きです。」
「そうですか・・・・・・。」
スネツグは笑みを浮かべる。
「オッケー、なら大切にしてあげてください!」
「勿論です。」
「シェーレさんとチェルシーさんに会えてよかったです。僕が想像していた通りの人でした。」
同時刻、ある建物の中では必死で助けを求める姉妹がいた。
「う〜、のび太〜。」
「助けて〜、早く帰ってきて〜。」
ぐう〜
昼食の買い物に出かけたままののび太を待ちながら、アカメとクロメは空腹と戦っていた。
のび太はアカメたちといる
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と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
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と特に何とも思わない
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と疲れるので彼女たちと縁を切りたい