※この作品はR-18です。

ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物   作:雛月 加代

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最終章:拉致を斬る

「良かったですね!」

 

「ああ。」

 

「うん。」

 

「ジャイ子ちゃんの作品がようやく雑誌に掲載された。(これで僕たちの役目も終わりか・・・。)」

 

そう言いながら、少し寂しい気持ちになるのび太。

 

「ジャイ子ちゃんは漫画家になるのか・・・・・・。すごいな。」

 

のび太は漫画家になるのがどんなに大変か分かっていた。そしてその漫画家になったジャイ子を心から尊敬するのだった。

 

「のび太はこれからどうするの?」

 

クロメはなんとなくそんな事を聞いてみた。高校を卒業した今、のび太たちはそれぞれ自分の道を歩かなくてはならないのだ。アカメがいて、クロメがいて、チェルシーがいて、シェーレがいて、レオーネがいる。そんな日常が永遠に続けばいいなと思っていた。

 

「僕の事を誰も知らないような場所で、静かに暮らすつもり。もう争い事をするのには疲れた。」

 

「のび太らしいですね。」

 

シェーレは優しい笑みを浮かべる。第二の歴史では大学受験に失敗し、一浪するが二度目で合格、将来はしずかと順調に交際するはずなのだが、アカメたちの出会いによってその歴史には少しズレが生じていた。

 

「誰か素敵な人を探して、普通に年を重ねていきたいな〜。」

 

そう言いながらのび太は窓の外をみる。

 

「そうか。でもさ、その相手っていうのはまだ決まってないんだろう?」

 

レオーネの質問にのび太は笑みを浮かべる。

 

「こう見えても、幾つかアテはあるんだ。まだキチンと話し合ったワケじゃないんだけどね。」

 

「『「『「!?」』」』」

 

その言葉に全員が凍りつく。そしてしばらくの後、アカメとクロメがおずおずと口を開く。

 

「そ、それは驚いたな・・・・。」

 

「それって、私たちとかが知っている人なの?」

 

「そうだな・・・。みんなになら、教えてあげてもいいかな?僕は・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュン!!!!

 

 

 

 

「!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

するとありえない事が起こった。目の前にいたはずのアカメたちが消えてしまったのだ。

 

「あ、アカメ!?く、クロメ!?ち、チェルシー!?し、シェーレ!?れ、レオーネ!?」

 

突然消えたアカメたちにのび太は動揺し、混乱し始める。

 

「どうなってるんだ。これじゃあ、まるで神隠し・・・。」

 

そんな事を思っていると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりだね!」

 

突然後ろで声をかけられ、振り向く。

 

「君は!?」

 

姿を現したのは以前登場したのび太と瓜二つの青年。

 

「どうして君がここに・・・・・・」

 

「フフフ、どう?驚いた?」

 

「アカメたちはどうした!?」

 

「くくく、『物体しゅん間い動機』を使ったのさ!」

 

「えっ!?」

 

物体しゅん間い動機とは二十二世紀の秘密道具の一つで別名、泥棒マシーン。モニターに映った物を別の場所に転送する機械である。

 

「それじゃあ、アカメたちは貰っていくよ!」

 

「ま、待て!!」

 

急いで青年を追いかけようとするが

 

「くっ・・・・・・・」

 

急に目眩し、その場で転んでしまう。

 

「くっ・・・・・・あっ!?」

 

なんとか立ち上がるが、のび太は自分の体の異変に気づいた。

 

「こ、これは・・・・・」

 

体の色が薄くなっている。その様子を見た青年は

 

「くくく、もうすぐだ・・・・。もうすぐ入れ替わる!!」

 

悪魔の笑みを浮かべる。

のび太はアカメたちといる

  • と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
  • と特に何とも思わない
  • と疲れるので彼女たちと縁を切りたい
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