ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
プロローグ
それはアカメたちが地球に来て間もない頃。
「ドラえもん!!」
のび太の部屋に入ったスネ夫は驚いた。部屋中、秘密道具がゴロゴロ転がっていたからである。
「あっ、スネ夫くん!」
「これは一体どうしたんだい?」
「ししし。実は今、道具のメンテナンス中なんだ!」
「ふ〜ん。それにしても凄い数の道具だね・・・・。ん?」
そう言いながらスネ夫は足元にあるハサミに目がいく。
「なんだ、これ?」
スネ夫はそれを拾い上げ、マジマジと見つめる。
「あっ!それは『かげきりばさみ』って言って。人の影を切り離すハサミだよ。」
「影を?」
「そう。切り離された影は、どんな命令にでも従ってくれる「影人間」になるんだ。」
「へえ〜。そりゃあ、凄い!!」
「但し三十分だけね。」
「三十分?どうして?」
突然ドラえもんの表情が険しくなった。
「三十分経つと、影は段々と知恵をつけてくるんだ!そして影でいることが馬鹿らしくなって、独断で行動するようになる。そして2時間経つと、本人と影人間が入れ替わってしまうんだ。」
ゴクリ
「そ、そんな・・・・・・」
スネ夫は震え、息を飲む。
そして数日後、骨川家である事件が起きた。
「あ〜、今日も暑くなりそだな〜!!僕の部屋にもクーラーつかないかな?」
「スネちゃま!!」
「!?」
庭で母親の声がしたので、スネ夫は窓から顔を出す。
「草むしりを手伝うザマス!!」
「え〜!?暑いよ・・・・・」
「夏だから当たり前ザマス!!」
「もう少し涼しくなってからにしない、ママ?」
「涼しくっていつ頃ザマス?」
「そうだな・・・・・十一月頃かな?」
その言葉にスネ夫の母は唖然とする。
「バカな事言ってないで、すぐに降りてくるザマス!!」
「は、はい!」
スネ夫は急いで顔を引っ込めた。
「こんな日に外に出たら日射病で倒れちゃうよ!はあ〜っ。」
そう言いながらスネ夫はため息をつく。
「ママったら自分の子が可愛くないのかな?きっと僕は本当の子供じゃないんだ!あ!」
するとスネ夫は名案を思いつく。
「そうだ!こんな時こそ、あれだよ!」
スネ夫はある物を取り出す。それはのび太の部屋からこっそり持ち出してきた秘密道具、『かげきりばさみ』である。
「さてと、それでは・・・・・・」
庭で自分の影を切るためにしゃがみこむ。だが
【本人と影人間が入れ替わってしまうんだ。】
ドラえもんの言葉が頭をよぎり、震えだす。
「やっぱり・・・・・・ん?」
すると目の前を見知った青年が通りかかる。
(のび太だ。アイツ、この前もチェルシーちゃんとイチャイチャしやがって・・・・・)
最近チェルシーと仲が良いのび太。それはスネ夫にとって物凄く不愉快なことなのである。
「あっ、そうだ!」
悪魔の笑みを浮かべる。スネ夫はこの日、秘密道具、『かげきりばさみ』でのび太にイタズラをしたのである。そしてそれが近い将来、取り返しの付かない事になるとも知らずに。
のび太はアカメたちといる
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と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
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と特に何とも思わない
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と疲れるので彼女たちと縁を切りたい