ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
会社のとある部屋。
「ふ〜、今日も頑張るぞ!!」
「さあ、始めるぞ!!」
朝早く出勤し、荷物をロッカーに預けると、ジャイアンとスネ夫は背伸びをする。
「朝早いね、君たち。」
突然声を掛けられ、振り向く。
「あ、あなたたちは・・・・・。」
そこにいたのはアカメたちを拉致した謎の人物、キングとのび太の影だった。
「そういえば、キング!」
「なに?」
「のび太はなぜ影にならなかったんですか?」
「あっ、それは俺も聞きたかった!」
かげきりばさみは人の影を切り離すハサミ。切り離された影は、命令に従う「影人間」になります。だが影人間は30分過ぎると、自我に目覚めて、影でいることが馬鹿らしくなって、独断で行動するようになります。そして2時間経つと、本人と影人間が入れ替わってしまいます。
「奴にはもう一つの力がある。」
「『もう一つの力?』」
「のび太の強さの秘密は二つ。一つは彼を『外から支えている力』。つまり・・・・・。」
「アカメちゃんたちですか?」
「そうだ。そしてもう一つは彼を『中から支えている力』だ。その二つの力がある故に、のび太は影にならない。消滅しないんだ。」
「てことは・・・・・」
「つまり今は?」
「アカメたちを失い、のび太は外からの力を失ったんだ。だからのび太の体は今、非常に弱体化している。だが『中から支えている力』が彼の消滅を防いでいるんだ。」
すると今度はのび太の影が喋り出す。
「アカメたちを拉致した時、僕はのび太に触れ、彼の心の中を覗こうとしたんだ。そしたら・・・・・」
のび太の影は自身の右腕を見せる。
「右手が消滅した。」
「『!?』」
「どうやら『中から支えている力』はアカメたちと同等なまでに強い。」
「『・・・・・・・・・・・。』」
野比のび太、アカメたちの婚約者で彼女たちの最愛の人。アカメたちを調教するたびに聞く名前だ。なんとか彼女たちを洗脳しょうと死力をつくしているが、うまくいかない。憎たらしい。なんとか彼女たちの心を奪う方法はないものか。
「!!!」
するとスネ夫は良いことを思いつく。
「そうだ。聞いてよ、みんな。」
「『「『???』」』」
「今度、みんなで奴隷交換しない?みんなもたまには別のオモチャと遊びたいでしょ?」
「いいね!やろうよ!」
スネ夫の誘いに静香、ジャイアン、ユリ、ミハエルは、提案を
「面白そう!」
「のった!」
「良いわね!」
「是非、やりましょう!」
受け入れた。
「ジャイアン、役所に行こう!」
「なんで?」
「婚姻届けを出すんだよ。そうすれば、もし本当にアカメちゃんが他の誰かと結ばれたとしても・・・・・アカメちゃんの正式な夫はジャイアンってことになるからね。」
「さえてる!」
こうしてジャイアンとアカメ、スネ夫とチェルシーは戸籍上夫婦になった。
のび太はアカメたちといる
-
と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
-
と特に何とも思わない
-
と疲れるので彼女たちと縁を切りたい