ドラえもん のび太のアカメが斬る!本当の宝物 作:雛月 加代
(はあ〜・・・・・)
自分はもう死んでいる。それが理解できないままのび太は途方にくれている。
(ナイトレイド、僕にとっては家族みたいな存在だった、本当に居心地がよかった。・・・・皆、ごめん、僕はここまでだ。あっ・・・・そういえばみんなからプロポーズされて、返事してなかったな・・・・・・)
そしてのび太は五人の少女の姿を思い浮かべる。
(シェーレ、いつも笑顔で僕の悩みや相談にのってくれた優しい人。レオーネ、退屈になった時いつも僕を楽しませてくれた愉快な人。チェルシー、いつも落ち込んでいるときイタズラで僕を励ましてくれたお茶目な人。クロメ、どんな時でも僕の事を信じてくれた甘えん坊で可愛い人。アカメ、誰よりも僕の事を心配し、支えてくれた大切な人。」
『もう一度会いたい』そんな事を願うのび太だった。
「のび太、残念だがお前はまだ生きているんだ!」
「え!?」
ナジエンダの言葉にのび太は目を見開く。
「でも僕は焼かれて・・・・・・」
「そうだ。お前の肉体は灰と化した!それ故にお前の肉体を再生するのに三ヶ月かかったのだ。」
「再生・・・・・・・」
自分はまだ死んでいない。その事実がのび太の頭の中を駆け巡る。そして同時に自分の命を救ってくれたマインたちに言葉を失う。死んでもなお、自分を助けてくれた仲間。のび太を『中から支えている力』。
「・・・・・・・・・・・。」
これでアカメたちに会える。また一緒にいられる。そんな事を考えるのび太。だが
「のび太、お前はもう戦うな!」
「へ?」
ナジエンダの一言にのび太は唖然とする。
「今の俺たちならお前を元の時代に返してやれる。」
「・・・・・・・・・・元の時代・・・?」
スサノオの一言にのび太は唖然とする。
「お前がドラえもん、静香、武、スネ夫と一緒に笑っていたあの時代に。お前が本来いるべき時代に・・・・・」
ブラートの言葉にのび太は言葉を失う。帝国に来るはずだったあの日に戻ることができる。そして何事もなかったかのように、普通の暮らを送ることができる。優しいパパ、ママ、ドラえもん、ジャイアン、スネ夫、静香がいるあの生活に・・・・。
「・・・・・・・・・・・でもこの世界は?」
のび太のおずおずとした質問にラバックが答えた。
「パラレルワールドになるのさ。」
「パラレルワールド・・・・・・・」
パラレルワールド、それはある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。並行世界、並行宇宙、並行時空ともいう。つまりのび太はのび太、この世界はこの世界、と両者関係なく続いていくのである。
「あんたの好きなように生きなさい!!これはあんたの人生よ!!」
のび太はアカメたちといる
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と幸せなので彼女たちとずっと一緒にいたい
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と特に何とも思わない
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と疲れるので彼女たちと縁を切りたい