TS転生者のR15本編に書けない話 作:さかきばらき
5.1
「…………んぁっ」
小鳥のさえずる声に目を覚ました。
「え、うそ」
たとえるなら、テスト前夜に頑張りすぎて、当日一限の終わった時間に目を覚ましたときのような気分。
俗に言う、寝落ちである。
母様は、と視線を下ろせば、スヤスヤ眠る美女がひとり。
羽織を一枚纏っているだけなので、毛布をめくればきっと白く美しい肢体が見られることだろう。
いやぁ……マジか。寝落ちたか。食事して体も暖かくなっちゃってたからな。母様に抱きしめられて、柔らかさに負けた。
これはより一層の体力増強が求められるな……。一応昨日だって昼寝はしたのに、ちょっと半日えっちしただけで体力が尽きるのはマズい。
それにしても、こうしてゆっくり眺めてみるとやっぱ母様可愛いなぁ。
睫毛も長くて綺麗に揃ってるし、柳眉が顔の雰囲気をしっかり整えている。あとは肌だな。幼児の自分と同じくらいスベスベできめ細やかで、それでいて触れるとしっとり指に吸い付いてくるのがもうたまらない。
「……ん」
しばらく髪を梳いたり耳の先端をスリスリ撫でたりしていると、母様が小さく声を漏らした。起きたかな?
「……ぁ、まな。おはよ」
そう言って母様がふにゃりと笑う。可愛い。惚れた。これは結婚案件。
おはようございます、と答えて横髪を撫でると、気持ちよさそうに目を閉じてなされるがままになった。もう一度寝てしまいそうに見える。
「昨日、ごめんなさい」
「……? ううん。ひとりでね……したよ……」
「……え?」
ゑ?
「まなの……まね、し……」
母様は再び寝息を立て始めた。二度寝である。
……え??
「ひとりで……?」
割とパニクっている。
ひとりで? ……つまり、自分が寝たあと横でオナニーなされたんですか?
マ?
朝食は大体パン。あとサラダとコンビーフ的なサムシング。
いつもはホモ親父と雑談を交わす母様も、顔を真っ赤にさせたまま黙々とごはんを食べている。どうやら寝惚けて口が滑ったらしい。
母様のオナニーか……。
見たいです。凄く見たい。
頼んだらやってくれるだろうか。いやまあ順当に考えれば断られるんだろうけど。
いくつか、お願いしてみたいことがある。真名を母様の口から教えてほしいというのもその一つだ。まあそれは最終目標でもあるんだけど。
なら、少しずつ段階を上げながらお願いをしていって、段々と堕としていくのはどうだろうか?
オナニーもするようになったというのなら、快楽からはもう逃れられないだろう。少しずつ自分とする卑猥な行為を母様の中の価値基準で上に持っていってもらって、最終的には自分無しでは駄目になってしまうまで堕ちてもらう……完璧な計画である。
そんなわけで、まずは自慰に慣れてもらいましょう。
机の下、足をそっと伸ばして母様の脚を軽く撫でる。別に、性感帯に触れる必要はないのだ。「触られている」という意識を持ってもらうだけで、母様は割とすぐに発情する。
すりすり。すりすりっ。
ビクッと反応した母様が、ようやく落ち着いてきた顔色を再び赤らめる。
自分のことをジトッと睨んできてるんですが……普通にその表情も可愛いんだよなぁ。有り体に言って興奮します。おかしい。興奮させようとしたのに興奮させられている。
お返しになるかは分からないが、薄く微笑んで唇をわざとらしくペロリと舐めた。
あっ、顔逸らされた……。
でも、ちょっとだけ体をモジモジさせている。作戦は成功か。足を引かれてしまってもう触ることはできないけれど、あとはまぁ上手いこと母様の中で勝手に自爆、もとい発情してくれるでしょう。
案の定、昼食後になって母様から「お昼寝」の誘いをされる。
ここで、寝たフリを決める。発情した母様はそれをどうにかして発散させるしかない。
つまるところ、放置プレイというやつである。
さあ……どうする?
短くてすまない…本編が…
次回、相互オナニー