「そ、それでは、本日の部活動を始めます…」
風越女子麻雀部員たちが揃ったので、美穂子は時間通りに部活動の開始を告げる。
部員達を家族の様に大切に思っている美穂子にとって、土曜日の部活動は1週間でも最も大切な時間の1つだ。
しかし、今日の心境はいつもと真逆で、非常に憂鬱だった。
「練習を始める前に、皆さんに連絡があります」
美穂子の横で、俺は口を開く。
風越女子数十名の部員達が、美穂子から俺へと視線を移す。
先程、風越のコーチから俺の事を臨時コーチとして紹介して貰い、用事の為今日は俺に任せるとして出て行って貰った。
勿論全て作り話で、コーチに命令して言わせたものだ。
見るからに若い俺を、初めは部員達も不思議がっていたが、そこは一言信じる様に命令して納得させた。
「さて、今日の練習内容ですが、土曜日は部内の力の底上げとして、先輩と後輩で麻雀を打つと聞きました。基本的に今日もそれで構いません。ただ…」
俺はチラリと美穂子の方を見る。
美穂子は死刑宣告を受ける前の様に俯いている。
「麻雀部キャプテンの福路さんですが、彼女には今日は裸で練習をして貰います」
え???どういう事??
部員達が、ざわざわと騒ぎ始めた。
俺の言った事が現実離れしていてよく理解出来ないのか、部員達は互いに顔を見合わせている。
「彼女は県内一位の実力者です、流石に何のハンデもない状態では実力差があり過ぎて練習の効果が薄いと判断しました」
俺は美穂子に近付くと、両肩に手を置く。
「それに、彼女も全国大会を控えています。全国大会ではTV中継もされながらの試合になりますから、その前に他人の視線に慣れて貰いたいんです」
俺は非常に合理的な説明をすると、部員達の騒ぎはかなり治まった。
どうやら皆、俺の話を信じてくれたらしい。
「えっと、キャプテンはそれをOKしたんですか…?」
部員の1人から質問が出る。ふむ、当然の疑問だ。
「……ええ、勿論よ」
美穂子は力なく微笑む。
彼女の言う通り、本人の了承は当然得ている。
まぁ、無理矢理了承させた、と言った方が正しいが。
「じゃあ福路さん、そろそろ脱いで、部活を始めてくれるかな?」
「……わ、わかりました」
美穂子は震える手でシャツのボタンに手をかけると、一つずつ外していく。
え、本当に脱ぐの…?
裸ってヤバくない?
部員達が口々に囁き合い、また少し教室内が騒がしくなる。
俺の説明で一度は納得していた部員達だったが、実際に脱ぎ始める彼女を見て、事の重大さを実感したのだろうか。
「…………」
美穂子はスカートを下ろすと、下着だけの姿になる。
ブラを外し、ショーツに手をかける。
うわ、本当に脱いでるじゃん…
えぐくない?
聞こえていないと思っているのだろうか。
美穂子の衣擦れの音しかない室内では、部員達のひそひそ声は、ほとんど筒抜けだ。
当然、美穂子にも聞こえているだろう。
顔を真っ赤に染めながら、ショーツから足を抜いている。可哀想に。
「そ、それでは部活動を始めます…///」
すっかり裸になった美穂子が、教壇の上で話始める。
必死に両手で身体を隠そうとしているが、股間はまだしも、大きな胸がほとんどはみ出している。
「えっと、先日お話していた通り、今日は1年生と上級生とを混合して、全体の底上げを狙った練習を行います。まずは・・・」
全裸で部室の教壇に立つ美穂子は、皆の視線から逃れる様に、もぞもぞと身体を動かしながら説明を始める。
「……以上で説明を終わります、この表に従って、各自卓について下さい」
説明を終え、部員たちは各々卓につく。
どうやら美穂子は、1年生3人と同卓の様だ。俺はその卓に近づいていく。
今日は徹底的に美穂子を辱める日と決めている。
「うーん、あの福路美穂子を相手に1年生3人か。何か追加でハンデを付けてあげたらどうかな?」
「ハンデ…ですか?」
「うん。そうだな、例えば…」
俺は卓に手を伸ばすと、美穂子の席の点棒ケースを外す。
「福路さん、君はコレを使用禁止とかね」
「え、点棒を…?…0点から始める、という事でしょうか?」
「いや、使用禁止なのはケースだけだ、点棒は使っていい」
俺はケースの中の点棒を美穂子に差し出す。
「えっと…」
「とは言え、点棒を机に置いておく、という訳にもいかないよな。点棒はちゃんとしまって貰う、この…」
そこで一度言葉を切ると、俺は美穂子の性器に手を伸ばし、手のひらで軽く数回叩く。
「この、自前のケースにね」
「なっ……」
俺の言いたいことを理解したのか、美穂子は言葉を失う。
「何の意味があって…そんな事を…」
「だから、ハンデだよ。点を多く稼ぐと、自分の中に入れる数が増えて、集中するのが難しくなってくるだろ?単純に点差でハンデを付けるより、丁度いいバランスになりそうだと思ってさ、いいね?」
勿論、全て出鱈目だ。
俺は美穂子を、部員たちの前で性的に辱めたいだけである。
「わかりました…」
まあどんな理由であろうと、俺の指示に逆らう事は出来ない。美穂子は椅子から立ち上がる。
俺の差し出した点棒に手を伸ばすと、100点棒5本を抜き取り、自分の股間に持っていく。
同卓の1年生達は、居たたまれない様子で目を伏せるが、状況を知らない周囲の部員達は、何事かと彼女に注目している。
「んっ…」
美穂子は周囲の注目の中、1本ずつ自分の中へと入れていく。
終わると次の点棒を取り、また股間へと持っていく。
「よし、全部入ったな」
美穂子は初期配分の点棒13本を全て膣内にしまい終えた。
俺は美穂子の前にしゃがみ、それを確認する。
取り出し易い様にか、点棒の先が少し出た状態で入っている。
俺は何となく、そのはみ出た点棒を手のひらで押し込んでみた。
「い"っ…!」
美穂子は前屈みになり股間を抑える。
「あ、ごめんごめん、手が当たっちゃった」
「……いえ、大丈夫です」
美穂子は点棒が干渉しない様に、座り方を考えながら卓につく。
「待たせちゃったわね、それじゃあ始めましょうか」
「ロン、8000点」
1回目は美穂子があがった。
「はい」スッ
あがられた1年生は、4本の点棒を美穂子の前に置く。
まだ目の前の先輩の裸に慣れないのか、目のやり場に困っている様だ。
美穂子は、自分の前に置かれた点棒に手を伸ばす。
「待った」
俺は美穂子に声をかける。
「…………?」
美穂子は手を止め、こちらを見る。
「福路さんがあがった時は、点棒を払う人に直接入れて貰う様にしよう」
「え!?」
声を上げたのは、美穂子ではなく、今点棒を出した1年生だった。
「君達はまだ、福路さんの裸に慣れていないみたいだ。これでは本来の力が出せなくて、練習にならない」
俺は1年生達に語りかける。
「だから、服路さんの身体に触れる機会を作って、早く慣れて貰いたいと思ってね。君もそう思うだろ?」
美穂子の肩に手を置き、聞く。
「そうですね…」
美穂子は渋々うなずくと、立ち上がり、戸惑う1年生に近づく。
「…悪いけど、その8000点、入れて貰えるかしら?」
「え、えと…」
点棒を持ち、戸惑う1年生。
「もっと入れやすくしてあげないと」
俺がそう言うと、美穂子は足を肩幅に開き、腰を突き出す姿勢を取った。
両手は邪魔になる為、後ろで組んでいる。
裸でやるには、かなり間抜けなポーズだ。
「……これでどうかしら」
「し、失礼します…」
自分が入れるまで、ずっと先輩を恥ずかしい恰好でいさせてしまう。
1年生は慌てて点棒を入れようとする。
「あ、あれ?入らない…」
1年生は左手で美穂子の腰を掴み、4本まとめて入れようとするが、美穂子の中には既に13本もの点棒が入っている為、中々入らない。
1年生は更に焦り、点棒をぐりぐりとねじ込もうとする。
「い、痛いわ…ゆっくりでいいから、1本ずつ入れてくれる?」
「す、すみません!」
1年生は美穂子の足を更に広げさせ、その間に顔を入れる。
片手で性器を広げ、出来た隙間に点棒を1本ずつ確実に入れていく。
「うう…」
美穂子はほとんどガニ股の姿勢になり、1年生に性器をいじくられながら耐えている。
「あ、すみません…痛いですか?」
「だ、大丈夫だから、手を止めないで続けて…」
「は、はい!………終わりました」
「ありがとう…」
17本の点棒を膣内に咥えた美穂子は、自分の席へと戻る。
(うう…苦しい、これ以上入れるのは厳しいかも知れないわ。……恥ずかしいし)
「リーチ」
美穂子は牌を横に曲げる。
リーチ棒を出すため、股に手を伸ばし、点棒を1本引き抜くと、卓上に出す。
ツーッ
「や、やだ…!」
点棒は、ぬるっとした糸を引いて、美穂子の股間と繋がっていた。
美穂子は慌てて点棒を卓の下に下げ、周囲から隠す。
「………」
1年生達は、あまりの気まずさに、気づかないふりをしている。
愛液を拭き取ろうと考えた美穂子だが、服も無ければ、拭くものも持っていない。
仕方なく、自分の身体に点棒を擦り付け、愛液を拭き取っていく。
(自分の身体で、あそこの汁を拭く事になるなんて、何だか凄く惨めだわ…)
「…リーチ」
美穂子は粘液をキレイに拭き取った点棒を、卓上に置く。
しかし、このリーチはフリテンとなっている。
少しでも膣内の点棒を減らそうという、美穂子の作戦だった。
「テンパイよ」
「ノーテンです」
「あー、私もノーテンです」
「……私も」
結果的に、他家が上がる事もなく、この局は流局となった。
美穂子のリーチに振り込むと、点棒を自分の手で先輩に入れなければいけない為、1年生は皆ベタ降りしてしまったのだ。
4人の思惑が、最悪な形で嚙み合ってしまう結果となる。
1年生3人は、ノーテン罰符で3人とも美穂子に点棒を入れる事となった。
美穂子にとっても、折角点棒を1本減らした所を、追加で3本受け入れる事になってしまった。
「失礼します…」
先ほど最初に美穂子に点棒を入れた1年生が、初めに美穂子に点棒を入れる。
先ほどと同じ要領で、スムーズに入れる事が出来た。
「ん……じゃあ次、お願い出来る?」
美穂子は2人目の1年生の席に近づくと、同じ様に足を開き、腰を突き出す。
「え、えっと…失礼します…!」
2人目の1年生は、目を閉じて、顔をそらしたまま点棒を入れようとする。
片手で腰を掴み、もう一方の手で、点棒を股の間に当て、手探りで入口を探していく。
「あ、あった。えいっ、えいっ、あれ?入らない?」
「ちょ、ちょっとまって。そっちはお尻よ、もう少し前…」
「あ、す、すみません!えっと…」
「うっ…!」
結局2人目の1年生も目を開き、正確な場所を探して、点棒を挿入した。
慌てていた様で、勢いよく入れられた為、若干の痛みを感じる。
美穂子は3人目の1年生の側に移動する。
「…じゃあ最後、入れてくれるかしら」
少し状況に慣れてきたのか、美穂子は淡々と話す。
「承知しました」
1年生も、淡々とそれに応える。
さっきから見ていても、この1年生は他の2人より大分落ち着いている。
「……入りません」
しばらく試していたが、最後の点棒が中々入らないらしい。
どうやら、19本は厳しい様だ。俺は少し考える。
「福路さん、挿入れやすい様に、四つん這いになってくれる?」
久にディルドや野菜など、色々挿入れて遊んでいた時、その姿勢が一番やり易かった事を思い出した。
「…わかりました」
美穂子は両手を床につけ、手の候に額を乗せた土下座の様な体制を取り、1年生に尻を向ける。
「先輩、もう少し上げて貰えますか…」
「ん……」
1年生に指示されるまま、美穂子は両手と頭の位置はそのままに、膝を立てて背中をそらし、尻を高く上げる。
沢山の点棒が刺さった性器と、肛門が丸出しになる。
「うーん、入らないですね…先輩、すみませんが自分で広げておいて貰えますか」
「え、ええ……」
美穂子は四つん這いの姿勢を止め、前屈より少し膝を曲げた様な恰好で、前かがみのまま尻を広げる。
かなり屈辱的な体制だ。
「こ、これでどうかしら…?」
「あ、、よく見えます、これなら入れやすそうです」
彼女は片手で美穂子の膣を広げると、点棒を押し込む。
「くぅっ…!」
「入りました」
「はぁはぁ、ありがとう……」
美穂子は1年生の顔の前で、自ら肛門と性器を広げたままお礼を述べる。
「ありがとうございました」
結局、他卓の倍以上の時間をかけて半荘が終わる。何と美穂子は1位だった。
美穂子は1万点や5千点などの高めの点棒を狙い、お釣りとして千点棒を渡す事で、膣内の点棒を出来るだけ減らす様に工夫していた。
他人に点棒を払う際は、自分の分泌液を自身の身体で拭いてから渡しており、それはそれで恥ずかしいと思うのだが、下級生に性器をいじられるよりは幾分マシらしい。
そのせいで、1局終わった頃には美穂子の足やお腹は愛液でべとべとになっていた。
身体で愛液を拭き取る姿を見られない様に、卓より低い下半身で拭きとっていた為だ。
「1位おめでとう」
「…ありがとうございます」
俺のおざなりな賞賛に、美穂子がおざなりに 答える。
「言い忘れてたけど、1位以外を取ったら、自分より上の人全員からおしりぺんぺんね」
「……………」
美穂子に軽く睨まれてしまった。
「返事は?」
「…………はい」
あ、何かこれ気持ちいい。反抗的な態度の相手に、言う事を聞かせるのは面白いな。
よーし、色々言ってみよう。
「んっ…」ぬるっ
半荘が終わった事で、美穂子は自分の中に入れていた点棒をまとめて引き抜いた。
当然、それらの点棒も体液でべとべとになっている。
「自分で汚したんだ。ケースにしまう前に、それもちゃんとキレイにしてくれよ」
「………」
「と言っても、下半身はその有様だしな、ここを使ったらどうだ?」
俺は美穂子の右胸を掴み、持ちあげる。
「…………そうですね」
俺の意図を理解した美穂子は、愛液まみれの点棒を、数本まとめて胸に挟んだ。
胸の中で数回上下させて抜き取ると、点棒はキレイになっていた。
美穂子はその作業を3回繰り返し、点棒をキレイにすると、ケースに戻した。
俺はその点棒をチェックする。
「まだ汚れてるな」
俺はまだ濡れている点棒を何本か抜き取り、美穂子の頬や髪、肩などに擦り付けて拭う。
「これで良し、と」
「………」
美穂子は無言のまま横目で俺を見る。睨んでいる様にも見える。
自分の身体を雑巾の様に扱われたのが、屈辱だったのかも知れない。
反抗的な態度は宜しくないな、もう少し追い詰めるか。
「この後の対局も同じルールだから、拭いた点棒は対戦相手に確認して貰って、濡れてたら今みたいに拭いてもらう事、いい?」
反抗的な態度の罰として、屈辱的なルールを更に追加する。
「……………はい」
美穂子が小さく頷いた。
「…じゃあ、また組み合わせを変えて、次の対局を始めましょうか」
美穂子が部員達に声をかける。
「あ、その前に1つ」
俺は口をはさむ。
美穂子が嫌そうな顔で俺を見る。
これまでの俺の思いつきが、どれも自分を辱めるだけの酷い内容だったからだろうが、
まだ話してもいないのに、酷い偏見だ。
勿論、今回も例外ではない。
「福路キャプテンと対局した部員は、記念に彼女の毛を1本頂いちゃいましょう」
俺は提案という名の命令を出す。
「毛……ですか?」
今対局していた1年生の一人が聞く。
「そうそう、毛と言っても髪の毛じゃないよ。陰毛ね、これこれ」
俺は美穂子の隣に立つと、彼女の下の毛を無造作に掴み、引っ張ってみせる。
「やっ……!」
美穂子が俺の腕を掴んでくるが、それ以上の抵抗はして来ない。
「折角福路さんが身体を張って、恥ずかしいのを我慢して、皆の為に裸で練習してくれたんだしね、忘れない様に形に残しておきたいと思ってね」
俺は見本を見せる様に、1本陰毛を引き抜く。
「痛いっ…!」
「ほら、こんな風に…」
俺は引き抜いた陰毛を指で摘まんだまま持ちあげ、ひらひらと動かした。
バン!!!!
急に大きな音が教室内に響いた。誰かが卓を叩いた様だ。
音の方を向く。
「いい加減にしろし!!」
音の主は池田だった。
「さっきから言ってる事がむちゃくちゃだし!思い出って…こんな思い出、残す意味ないし!!」
池田はこちらを睨みつけ、かなりの剣幕で騒いでいる。
どうやらかなりご立腹の様だ。
部活前に、俺の指示に疑問を持たない様、全員に命令したのだが。。。
大好きなキャプテンがおもちゃにされるのが、いい加減耐えられなかったらしい。
久や和もたまに反抗心を見せていたし、拒否感の強い内容には、ある程度反発してくるのだろうか。
この能力も完璧じゃないな。
「そうか池田、じゃあお前が代わりにやるか?」
「…………っ!!」
池田は言葉を失う。
「…………そ、それは」
「別にいいんだぞ、代わるなら早く脱いでくれ、時間が勿体無いからな…」
「やめて!」
美穂子が割って入る。
「私がやります、だから華菜は巻き込まないで、お願い」
頼まれるまでもない。
正直池田には全く興味がないので、代わると言われたらどうしようかと思っていた。
「………」
池田はすっかり黙り込んでしまう。
偉そうな事を言っておいて、結局自分が代わる勇気はないらしい。
「キャ、キャプテン、あたし…!」
「大丈夫よ、華菜。私はこの位平気だから」
美穂子が微笑んでみせる。
「じゃあ、そう言うことだから……抜いてくれるかしら?」
美穂子は1年生達に振り向き、声をかける。
声を少し震えているが、さっきまでより堂々としている。
1年生達は言われるがままに美穂子に近づくと、1本ずつ毛を抜いていく。
美穂子は今までの様な恥じらいを見せず、陰毛を抜かれる時も、「痛っ…」と呟く程度だった。
大切な後輩を守るという大義名分が、羞恥心に打ち勝ったのかも知れない。
周囲の部員達の目も、さっきまでの腫れ物を扱うような様子から、尊敬の色に変わりつつある気がする。
俺としては、あまり面白くない展開だ。
「…じゃ、貰った毛は生徒手帳にでも挟んで保管しておいて。失くした人はもう一度貰うこと」
俺はさらっと、結構厳しい指示を出してみるが、美穂子はもういちいち落ち込んだ素振りも見せない。
「……じゃあ俺はもう帰るけど、この後も同じルールでやる様に」
もう帰ろうと思い、美穂子に声をかける。
「はい、お疲れ様でした」
「………そちらこそ」
労いの言葉まで貰ってしまった。
俺は何となくの敗北感を感じながら、教室を後にした。
この能力は、行動を指示する事は出来るが、人の気持ちを操る事は出来ない。
今回の件は、自分の能力への理解を深められたという事で、一先ず良しとしよう。
俺は最後に職員室に寄ると、麻雀部のコーチに声をかける。
来週以降も、土曜日は毎週今日と同じメニューでやる事を指示しておく。
さて、今日は不完全燃焼で終わってしまったけど、来週の練習ではどうだろう。再来週は?
こういうものは、繰り返す努力が大切なのだ。
俺はもう飽きたので、当分ここに来ることはないけれど、福路キャプテンが果たして何週で音を上げるのか、それだけは少し楽しみだ。
大分遅くなりました、書きたい事はまだまだあるので、これからも続けていきます。