十時愛梨 AVデビュー
「アダルトビデオですか?」
346プロ内の会議室でプロデューサーである俺は担当アイドルの十時愛梨にある書類を見せていた。
「ああ……今、346プロが危機的状況に置かれているのは知ってるだろ」
「はい」
「そこでアイドル何人かにアダルトビデオに出演して欲しいという話が来たんだ」
愛梨は書類に視線を落としたままじっと聞いている。
こんな話はしたくない。でもしなければいけない。
「何人か引き受けると言ってくれた。そういう路線でないアイドルはまず水着などの露出仕事を増やしていって、少しずつそっちにシフトしていく」
でも愛梨を含めたその他数人のアイドルはすぐにでも撮りたいらしい。
「……」
愛梨と目を合わせることができない。
自分の担当アイドルにこういう話だけはしたくなかった。
愛梨は俺と346プロを軽蔑するだろう。
ファンに夢を与えるため一緒になって頑張っていた俺たち裏方のことを。
「すまない……」
「……」
「こ、断ってくれていいんだ。俺はプロデューサーとして、十時愛梨のファンとして、AVに出演する愛梨を見たくない」
思わず個人的な気持ちを口にしてしまった。
愛梨は何も言わずにずっと書類に目を通していたが少しすると顔を上げた。
「お引き受けします」
え?
「このお仕事、お引き受けします」
「……」
「私、薄々気づいてました。最近グラビアのお仕事ばかりでしたし、なんとなくそういうことなのかなぁって」
「もしAVに出演してしまったら、346プロ所属の初代シンデレラガール十時愛梨には戻れなくなる」
「分かってます」
愛梨は笑顔だった。
「私、346プロダクションにはたくさんお世話になりました。アイドルとして育ててもらって、いっぱいのキラキラを見せてもらいました」
「そんな346プロに恩返しをしたいんです。もう20代半ばですし、引退を考えてもいい頃だと思いますし」
「それに」と愛梨は言葉を続ける。
「ほら! アダルトビデオも多くの人に楽しんでもらえるお仕事じゃないですか?」
「……っ」
「ポジティブに考えましょう、プロデューサーさん」
愛梨の笑顔が眩しくて俺は泣いてしまった。
数日後、十時愛梨のAVデビューがネットで記事にされた。
ネット上では大きく騒がれて様々な反響があった。『あの十時愛梨が』『346プロ最低』『ショックだ』『早く観たい』など。
中には『まあ仕方ない』という反応もあった。
それほどまでに346プロの状況は危ないものだった。
◇
「よろしく願いします」
撮影日がやって来る。十時愛梨は緊張した面持ちでスタジオ入りする。
そこはあるホテルの一室だった。今からここで彼女のデビュー作がカメラに収められる。
「……」
その中にはプロデューサーの姿もあった。
顔を出す予定は無かったのだが十時愛梨から見守っていて欲しいとお願いされたので現場にいた。
「愛梨ちゃん、よろしくね」
「よろしく願いします」
短髪で日の焼けた筋肉質の男がにこやかに挨拶をしてきたので愛梨は挨拶を返す。
彼は名の知れたAV男優だった。
(あの人が愛梨の相手か)
人当たりが良さそうだったのでプロデューサーはほっと胸を撫で下ろした。
もし乱暴そうで行為の最中に暴力を振るいでもしたらと不安で一杯だった。
まるで父親のような観点。
「大丈夫ですよプロデューサーさん」
「!」
隅に立っていたプロデューサーに太ったメガネの男が話しかけてくる。
「か、監督さん……今日はよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします。変なことはしませんから」
「え?」
「私が彼女に酷いことをすると思っているでしょう? 安心してください、女優には手厚く接するというのが基本なので」
「は、はあ……」
監督はがははと笑ってプロデューサーの肩をぽんぽん叩く。
「ま、信じられないかもしれませんがね。ちゃんと事前にお話したように進みますから」
「……」
プロデューサーは愛梨の方に目を向けた。
スタッフの人たちと楽しそうに会話をしている。
本当に大丈夫なのだろうかと思いながら腕時計を確認する。
(……あと1時間で開始、か)
◇
1時間後、いよいよ撮影の時がやって来る。
タイトルは『元大人気アイドルの全て 十時アイリ』。インタビュー形式で進行するAV。
男優が愛梨に質問をしていき徐々に性行為へと移っていくという段取り。
「まずは自己紹介をお願いします」
「十時愛梨です。2○歳で身長と体重は……」
「身長と体重はいいよ」
「えっ、そうなんですかぁ?」
「ははは、面白いね愛梨ちゃん」
和やかな雰囲気で進んでいく。
「スリーサイズを教えてもらえるかな」
「ええっと、上から89・58・90です」
「エッチな体だね」
「アイドルを始めた頃は……あっ、これ言っていいんですか?」
「いいよ」
「アイドルを始めた頃は少し小さかったんですけど、歳を重ねるにつれて大きくなってきたんです」
椅子に座って話していく愛梨をプロデューサーはじっと見つめる。
愛梨には見守っていて欲しいと言われたが目を背けたかった。
監督は優しくすると言っていたが優しくしてもAVはAV。育ての親であるプロデューサーにはキツイものだった。
「じゃあ上を脱いでもらっていい?」
「分かりました~」
ある程度話が終わるといよいよ本番へと進んでいく。
男優がそう言うと愛梨は返事をしてシャツを脱ぐ。
手で捲くりあげて服の中に押さえつけられていたブラ越しの乳房がぷるんっと解放される。
「デカいなぁ。グラビアで見たことはあるけど、生で見れる日が来るなんて」
シャツを畳んで近くのテーブルの上に置く愛梨の胸を男優はまじまじと見つめている。
「そのブラ可愛いね」
「ありがとうございます」
その後も少し会話が続く。愛梨の緊張をほぐしてくれているのだろうか。
やがて男優は立ち上がり愛梨に近寄っていく。
「おっぱい触らしてもらってもいいかな」
ようやく接触に入るようだ。
男優の言葉に愛梨は一瞬考えたように思えたが、
「どうぞ」
頷いてオーケーを出した。
許可をもらい男優は座っている愛梨の後ろに回るとまずは片手の指で感触を確かめる。
三本指で片乳を押すとふにゅんと形を変える。
「柔らかっ」
「……っ」
押したり引っ込めたりして柔らかさを楽しんでいる。
アイドルをやっていた頃は『暑いから』という理由で俺の前で平然と服を脱ごうとしていたが、さすがにこういう場で撮影されながら触られるとなると恥ずかしいようだ。
そのうち指だけでなく両手の手のひらを使って乳房を揉み始める。
「揉ませてもらうね」
「ん……」
手で支えて抱え上げるように揺らす。
ずっしりと重みのある乳房がぽよんぽよんと揺れる。
「揉み心地最高だよ」
「は、はい……」
愛梨の頬がほんのりと赤く染まっている。
男優はそのまま胸を揺らし続けると次に手のひら一杯に掴んでワキワキさせながら揉み回す。
「愛梨ちゃん、おっぱい触られると感じる?」
「え」
いかにもAVらしい質問を投げかけられる。
愛梨の頬がより一層赤く染まる。
「き、気持ちいい……かも」
歯切れの悪い言い方をする。
それを耳にした男優は人差し指で愛梨の乳首があるであろう場所を撫でる。
「こんなことされたらどうかな」
「あっ」
ぴくんっと体を震わせて可愛らしい反応を見せる。
ぐるぐると円を描くように撫でて乳輪を刺激したり乳首の上をすりすり擦る。
「どう?」
「……気持ちいい、です……」
か細い声が聞こえた。
感じた声が出てしまい周りの人に聞かれて羞恥心が湧き上がる。
ブラの上から責められ続け愛梨は口元に手を添えて声を我慢するような仕草をする。
当然だがアイドルの時には見られなかった、見たことがなかった姿だった。
「愛梨ちゃん、ブラ外そう」
しばらくして男優がそんな提案をしてきた。
ついに十時愛梨の胸が晒されることになる。グラビアでも出さなかった大事な箇所が露になってしまう。
愛梨はほんの少し躊躇いつつ言われたとおりにする。
手を後ろに回してホックを外すと支えを失った乳房が重力に従って揺れ動く。
「おおー……綺麗な形」
その見事な胸に男優は思わず驚いてしまう。
ブラを完全に外したことによって人前に晒された愛梨の乳房は垂れておらず美しく整っていた。
張りがありピンク色の乳輪につんと勃起した乳首が上向いている。
「こんなの芸術品じゃん」
「んっ……」
男優はその乳房を指でつつく。
弾力がありぷるんっとプリンのように揺れて跳ね返ってくる。
今度は贅沢に両手で優しく鷲掴む。それからいやらしい手つきで動かすと乳房がもにゅもにゅと形を変える。
「……我慢できなくなってきた」
男優はカメラに向けてしばらく愛梨の胸をつついたり揉んだりしていたが、そう口にすると乳房から両手を離した。
そして自らのシャツとパンツを脱ぎボクサーパンツのみになる。
「愛梨ちゃん、俺の舐めてくれる?」
「!」
「フェラチオして欲しい。やったことあるかな」
愛梨の後ろにいた男優が目の前までやって来て質問をする。
随所で見られるがまだアイドルとしての自分が抜けきっていないようで愛梨は恥ずかしそうにしている。
しかし意を決して答える。
「えっと……はい、一回だけですけど」
「嘘! そうなんだ!」
プロデューサーは衝撃を受けていた。
自分の知り限りでは愛梨を含めたアイドルたちには枕営業なんてさせたことはなかった。
ということはアイドルをやる前か、アイドルをしている時に知らないところでそういうことをしていたということ。
このAVは愛梨のありのままを移すという方針なので監督が言わせているわけでもない。
(まあ……愛梨だって一人の女性だしな)
「ヤバイ、すごい興奮してきた」
男優はパンツの穴から膨れ上がっていた一物を取り出した。
ブルンッと勢いよく顔の前に現れたそれを見て愛梨は少し驚く。
ひどく怒張した、平均以上ではあるがそれほど大きいとも言えないサイズのペニス。
「フェラの技術を見せてもらおうかな」
「……」
「好きにやっていいよ」
ビクビクと上下に揺れているペニスをじっと見る愛梨。
なかなか手が出ないようだったが少ししたら両手を上げて、
「うお、手すべすべ」
一物をそっと包み込んだ。
竿部分をしゅっしゅっと扱き始める。ソフトなら手コキに男優のペニスは何度も跳ねる。
「なんか感動してる。あの愛梨ちゃんにやってもらってるって考えると」
「もしかしてファンの方ですか?」
「ファンだよ。まあ可愛い女の子はみんな大好きでファンなんだけど……あッ」
男優のペニスの先に愛梨の舌が触れた。
手だけでなく口も使い出した。可愛らしい舌を左右に動かして亀頭をチロチロ舐める。
「あーいい……」
「んっ……」
愛梨はそのままペニスに刺激を与える。
舌での責めに一旦区切りをつけて亀頭を口の中へ入れる。
「おおっ」
「ちゅくっ、ちゅぷちゅぷっちゅっちゅぷっ」
顔を前後に振って舌で裏筋を舐めつつ唇でカリ首を刺激する。
本当に一回だけしかやったことがないのかと疑うほど愛梨のフェラは上手だった。
「あ、愛梨ちゃん。本当に一回しかやったことないの?」
「ふぁい。んっ……アイドルをやってたおかげなのか、どうやったら人に喜んでもらえるか常に考える癖みたいなものがあって」
亀頭の裏側を舌でくすぐるように舐め上げる。
「ちゅっ……男の人の表情を見て、れるれるっ……試しながらやってるんです。これは気持ちよさそうだなぁとか」
「うん、気持ちいいよ」
「ありがとうございまふ」
褒められて愛梨はちょっと嬉しそうにしている。
シンデレラガールになった経歴があるあの十時愛梨が男のペニスをしゃぶっている。
この画は非常にレアで視聴した男の心を激しく揺さぶることだろう。
「ちゅうっ、ぺろぺろっちゅっれるれるれるっ……はぷっ」
「おおお……」
男優は愛梨の頭に手を当てて顔を上げ気持ちよさそうな表情で声を出す。
「愛梨ちゃん、どう」
「?」
「チンポ美味しい?」
男優は愛梨にそんな言葉を投げかけてきた。
おそらく愛梨に卑猥なことを言わせたいのだろう。
愛梨はペニスから口を離して、しかし手コキをしながら言い淀む。
「……はい、美味しい、です」
「なにが美味しいの」
「お……おちんちん、美味しいです」
小さくそう言ってフェラチオに戻る。
顔が真っ赤になっていた。男優はくすりと笑って愛梨の頭を撫でる。
「ウブだねぇ、経験済みなのに」
「ぺろ、ちゅうっ」
「ま、撮られながらしたらそうなるよね」
愛梨の丁寧なフェラチオは数分続いた。
丁寧に丁寧にペニスを舐めた結果先っぽからたらりと透明な汁が垂れてきて、男優の声も熱を帯びてくる。
「ありがとう愛梨ちゃん」
「もういいんですか?」
「いいよ。次は愛梨ちゃんのを舐めたいから」
「わ、私のを」
愛梨の視線が自分の下半身に落とされる。
今度は自分が男優にされるのだ。そして果てには目の前にあるペニスを自分の中へ……。
「立って脱いでくれるかな」
「はい……」
言われたとおり愛梨は椅子から腰を上げると穿いていたミニスカートを脱いでいく。
するりと床に布が落ちた。カメラの映像にはしっかりと愛梨のパンツが映される。
「パンツも可愛いね」
「……」
返事はしない。というよりもできない。
今の愛梨にとって本当の意味で一線を越える瞬間。心臓がバクバク高鳴っている。
親指を中に入れてそのままするする下に下ろしていく。逆三角の布が下腹部までやって来て、ついに股間が露になる。
「っ……」
そのまま太もも、足へと下降して最後に足から引き抜いた。
脱いだ衣服をテーブルの上に置くと手を前に組んで下半身を隠す。
「愛梨ちゃん、ちゃんと見せて」
「は……はい……っ」
手をどける。
十時愛梨の正真正銘の全裸が今記録に収められた。
服や水着の上からでも分かっていたスタイルがあられもない生まれたままの状態で晒されている。
「うわぁ……エロい。下の毛、綺麗に整えてるんだ」
「はい」
「意外と濃いんだね」
「そ、そんなこと言わないでください」
愛梨は恥ずかしそうに顔を伏せる。
カメラが寄ってきて愛梨の太もも、股間を間近で映す。
そのまま上へと上がっていき少しぜい肉が乗っているぽっちゃり気味の腹にへそ、肋骨、美巨乳がしっかり撮影される。
隠したくてしょうがなかったが愛梨は必死に我慢していた。
「じゃ、もっとじっくり見せてもらおう」
「ひゃっ」
「怖がらないで、優しくするからさ」
男優が目の前でしゃがんだので思わず後ずさりしてしまう。
すぐ後ろにはちょうど椅子があり脚にぶつかって着席する。
「ちょうどいいな。そのまま開脚してみて?」
「え……開脚……」
「そう。M字に広げて愛梨ちゃんのマンコ見せて」
これはアダルトビデオ。
当然そういうこともするしこれ以上のこともしなければならない。
「……」
愛梨は渋る。だがそんな時間はない。今はカメラを回しているのだ。
監督はなるべくノーカットで進めたいと言っていた。だからこんなことに時間をかけるわけにはいかない。
見せなければ。自分の秘部を、カメラに移してもらわなければ。
「……こっ……こう、ですか……っ」
膝を抱え勇気を出して脚を広げる。
隠されていた秘部が男優含めた人間の目に入る。綺麗なピンク色のそれに男優が近づいていく。
「えっろ……これが愛梨ちゃんのマンコか……」
「あっ」
片手親指で穴を押し広げる。
完成したAVにはモザイク処理がかかるが今この時は生々しい秘部がそのまま映像に残る。
「クンニされたことある?」
「……ないです」
「じゃあこれが初体験だ」
「んっ」
ぺろっ、とまずはひと舐めされる。
もう片方の親指も使って両サイドからくぱぁと開いて舌で責めていく。
「もうちょっと濡れてる」
「っ」
「おっぱい触られたせいかな? それとも俺に見られて興奮しちゃった?」
男優は言葉でも責めて愛梨を興奮させている。
舌でゆっくりと全体を舐め上げてから舌先でびらびらをくすぐる。
その調子で様々な箇所を責めて、最後にはクリトリスを優しくつつく。
「……ッ!♡」
「やっぱりここ敏感だね」
愛梨の体がビクッと過剰に反応する。
男優は責め方を分かっていてまずは気持ちいいところを舌で愛撫した後、敏感なクリトリスを刺激する。
刺激されるたびに愛梨は大きく震え胸もぶるんッと揺れる。
「はぁっ……はぁっ……♡」
愛梨は5分ほど男優にクンニされ続ける。
その表情は蕩けており肩で息をしている。秘部から快感の証である愛液を滴らせる。
「ふぅ、ふぅ」
男優も興奮と性欲を滾らせている。
秘部を責める舌の動きが機敏になり初めにした時よりも多少激しくなっている。
「はぁっ、はぁっ」
「あッああぁぁぁぁッ♡」
口一杯に頬張りぢゅぞぞぞ、と吸いつくと愛梨はたまらず喘ぎ声を上げる。
愛液が男優の喉を通り胃へと送り込まれる。
「吸っても吸っても出てくる。見て、愛梨ちゃんのマンコすごくエロいよ。涎垂らしてるみたい」
「い、いや……っ♡」
顔を逸らしてしまう。
それを機と言わんばかりに男優はまた愛梨の敏感な部分、クリトリスを責める。
今度は唇を使って吸いつくように。
「はむっ」
「っ!?♡」
ぢゅるるるるるッ!! ぢゅぞぞぞぞぞぞぞッ!!
「あ”ッ、くぅ”ッ……ッッ!?♡♡♡」
ビクンッビクンッと大きく痙攣して体を仰け反らせる。
太ももで隠そうとするが男優がすでに顔を埋めているのでただ締め付けるだけになってしまう。
ここぞとばかりに男優は愛梨のクリトリスをねっとりと執拗に刺激する。
吸引するだけでなく舌でピンピン弾く。
「ふぁ”ッあ”ッあ”ッあ”ッあ”ッ!!♡♡♡」
椅子がガタガタ揺れる。
後ろに倒れそうになるが男優が力で引き戻す。
自分の頭を押さえつけている太ももをしっかりと掴んで愛梨を離さない。
ぢゅううううううッ!! ぢゅうううううううッ!!
「や”あッ!♡♡♡ そ、れ”ぇっ!♡♡♡ や”めってッ!♡♡♡」
ぢゅぞぞぞぞぞぞッ!! ぢゅるるるるるるッ!!
「ひッ!♡♡♡ あたまッへんにぃっ……ッ!♡♡♡ あ”ッまってッきちゃッうっ!♡♡♡ だめッあ”っきちゃうっ!♡♡♡」
愛梨の快感が急速に上昇して絶頂へ迫る。
散々クンニで弄られ快感を高められていたので達するのはあっという間だった。
「だめっだめぇッ……っッ!!♡♡♡」
愛梨は必死に男優の顔をどかそうとする。
イくのが嫌だというよりも何か出そうなので男優の顔を汚さないためにと思ってのこと。優しい行動だった。
しかし男優はそれを望んでいる。愛梨の愛液シャワーを顔に浴びようとしている。
なので一息に強く吸ってトドメを刺した。
ぢゅぞぞぞぞぞぞぞぞぞッ!!
「あ”ッあ”ッあ”あ”ああッ……っッ!!♡♡♡♡ くッあ”ッ……っ……ッっ!?♡♡♡♡」
頭が真っ白になりガクンッ! と大きく腰が跳ねる。
しかし男優が押さえつけているので結果的に男優の顔に強く股間を押し付けることになる。
ぷしゃあああああッ、と愛梨の秘部から潮が噴射される。
それはみるみる男優の口を汚し、顔を汚し、椅子や床を汚していった。
「ッッッ……!♡♡♡ あっ……あッ……!♡♡♡」
盛大な絶頂。
こんな経験は愛梨にとって初めてだった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
男優がやっと顔を離してテーブルの上にあったタオルで顔を拭く。
その顔からは興奮が隠しきれていなかった。
「派手にイったねぇ」
「はっ、はっ……ごめ、なさいっ……♡ 顔、汚して……♡」
「気にしないで、すっごい興奮したから」
拭き終わると立ち上がってパンツを脱ぐ。
股間のモノはさっきよりも肥大化しているのではないかと錯覚するほどギンギンに反り立っていた。
「愛梨ちゃん、ベッド行こうか。もう待ちきれない」
「はぁ、はぁ、はぁ♡」
「一人で動ける?」
「……だい、じょうぶです……っ♡」
十時愛理のAVはここからが本番だった。
◇
「はぁ……はぁ……♡」
仰向けになる愛梨の前で男優が一物にコンドームをセットしている。
「さて、入れるよ」
「はぁ、はぁ……♡」
いよいよ今からセックスが始まる。
クンニで頭がぼーっとして変な気分にさせられたのもあってか愛梨の心の準備はできていた。
立てていた両膝を男優に開けられて再び秘部が姿を現す。
「んっ♡」
「ふぅ……ふぅ……」
竿を持ちペニスの先っぽを入口に擦りつける。
こんなことをしなくても愛梨の秘部はとろとろなのだが愛梨を、そして自分を興奮させるためやっていた。
「あー……」
「あ、ああっ……♡」
穴目掛けて竿を下に押すとにゅぷんっと亀頭の先が入り、男優は愛梨の太ももを支えながら腰を前に突き出していく。
するといとも容易くスムーズに奥へ入っていく。
「中すご……熱くてチンポ溶けそう」
「はぁっ、はぁっ♡」
「おまけに絡みついてくるし……動くね」
そう言って男優は腰を振り始めた。
最初はゆっくりと慣らすように愛梨の膣内を移動する。
「やば、キッツキツのマンコだ」
「んっあっ♡ はぁっ、あっあっ♡」
男優は腰をくねらせてねっとりと中を犯す。
それに合わせて愛梨は喘ぎ声を漏らしてしまう。
勝手にペニスを締め付けてしまい膣壁が擦れカリ首で引っ掻き回される。
「俺のチンポ、カリ首太いでしょっ。引っかかって気持ちよくない?」
「ふうっんっあっ♡」
「聞かなくても分かるけど、直接言って欲しいなっ」
腰を振れば振るほど愛梨の豊かな胸もぷるぷる揺れる。
その様子もしっかり映像に記録されてしまう。
「こことかどうかなっ」
「あッ♡」
下から上へと突き上げるように亀頭をこすこす擦り付ける。
それが愛梨にとってたまらないらしく体をくねらせ身悶えする。
「愛梨ちゃん、チンポ気持ちいい?」
「あっあっ♡ き、気持ちっ♡ いいですっ♡」
「ちゃんと言ってよっ」
「ふっんっ……♡ おちんちん、気持ちいいっ……ですっ♡」
「マンコ気持ちいい?」
「気持ちっいいですっ……♡ おっ……おまんこっ……気持ちいいですっ……♡」
卑猥な言葉を言わされるたび愛梨は顔を赤くする。
その様子が男優の、AVを見る視聴者の性欲を煽る。
「じゃあもっと突くよっ。ちょっとずつ速くするからねっ」
「あっあっあんっ♡ はあっあっ♡」
男優は太ももを持つのをやめてずっと揺れていた愛梨の胸を掴んだ。
そして存分に揉み回し柔らかさを堪能する。
「おっぱい柔らかいっ……気持ちいいんだよね、触られると」
「ひぁっ♡」
両側から寄せて揺らすとぶるぶる揺れる。次は生地をこねるかのように少し強めに弄ぶ。
愛梨は必ずいい反応をしてくれる。
「ホント愛梨ちゃんっ、可愛いねっ。顔はもちろんだけど反応とかさっ」
「はぁっ、はぁっ♡」
「なんかどんどんいじめたくなる」
ここで男優は少し本気を出す。
胸ではなくベッドに手をついて前のめりになると激しく強めに腰を振る。
ペニスがめちゃくちゃに乱れ突きされる。ぱんぱんという肉と肉のぶつかる良い音が部屋に響く。
「あっあああッあッ!♡♡♡」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
愛梨の顔がふにゃふにゃになる。見られたくないようで腕を覆って顔を隠してしまう。
「ちゃんと顔見せてっ」
「ふうっ……!♡♡♡」
しかし男優に無理やりどかされてしまう。
愛梨の腕をベッドの押さえつけて愛梨の顔を見ながら突きまくる。
「はあっ、はあっ、はあっ……はあっ……!」
「あっ♡♡♡ はっ、あっ……♡♡♡」
男優の本気モードが終わった。
しかしそれでも遅くはないペースで愛梨の膣を出入りする。
「はあっ……はあっ……んむっ」
「ひぐっ……!♡」
何を思ったのか今度は愛梨に向かって倒れ込んでくる男優。
そのまま胸にダイブするとピンと勃起している乳首を口に含んだ。
コリコリの乳首二つを交互に入れ替わりで吸いつき舌で転がし、両手では乳房を掴んで揉む。
たまに乳首から口を離して舌で乳輪をくすぐる。決して乳首には触れずその周りを刺激する。
「ああんっあっ♡ あふっううっ♡」
「ふうっ、ふうっ、ふうっ」
散々男を虜にしてきた胸を満喫した後、上体を斜めに起こした。
ベッドに手をついて次なる本気の突きを披露する準備が整う。
「あーヤバイ……もうイきそうっ……!」
「はっふっ♡ んっ♡」
「愛梨ちゃん、イってもいいっ? 出していいっ?」
「あっ♡ は、はいっ♡ 出してっくださっ、いッ♡」
男優の腰振りがみるみる速くなっていく。
「出すねっ……どこに出して欲しいっ?」
「えっ……♡」
「顔かっ、おっぱいかっ……くッ……お尻かっ……ッ!」
「あッあああっあああああッ!♡♡♡」
男優のピストン運動が最高速度になる。
愛梨の出す愛液のおかげで外にまで聞こえるのではないかと思うほど絶え間なく激しい音が響き渡る。
「俺の希望でもいいッ? お、おっぱいに出したいんだけどッ」
「あッあッふんっあッ!♡♡♡」
「いい? 愛梨ちゃんッ」
「ひぐッうっはっはいっふッ!♡♡♡ おっぱいっだしてッ!♡♡♡ くださいっぃっ!♡♡♡」
愛梨は脳にまで突き抜ける快感を浴び続け話すのもやっとだった。
返事を聞いた男優は息を吐いて吸い意気込む。そして、
「はぁッはぁッはぁッはぁッ……!!」
「ああああああああああッ!!♡♡♡」
テクニックなどない盛った動物が行うような腰振りをお見舞いする。
渾身の力で腰を打ちつけて引き抜く。狭くてキツイ膣内を乱暴に抉り犯す。
「やっだめッあっあっあああッひッ!♡♡♡」
「ふうッふうッふうッ……!!」
「またっぁッイっちゃっあっイっちゃッうッうッあッ!♡♡♡」
達していないというのに愛梨の頭は何も考えられなかった。
セックスの技術に長けているAV男優にこれほどめちゃくちゃにされて思考から何まで蕩けきっている。
もはや撮影されていることすら頭になかった。
愛梨にできるのはただ喘いで雄を興奮させたくさん腰を振ってもらうようにすることのみ。
「イくッ? いいよイってッ……!! 俺もっ、ああやばッ、あああッ……!!」
「あッあッひっああッイッあっ!♡♡♡」
「あああイくッ、あああぁっ……! あああああああああッ……!!」
すぐそこまで来ている絶頂に男優も表情を崩してしまう。
快感が高まり射精するためキツイ膣圧の中を無我夢中で突き進む。
「あああ出る、あああああああああッ……ッ!!!」
そしてその時がやって来た。
「やッやっあ”あッあああッ……ッっあ”あ”ああッ……ひッ……っっッ!!!!♡♡♡♡」
まず初めに愛梨が絶頂を迎える。
体を仰け反らせ腰をカクカク痙攣させる。さらには今まで以上にペニスをぎゅうううっと締めつけ男優の快感を一気に高める。
「あ”ああッッ……ッ!? イッッ……くうッッッ……ッッ!!!?」
ドチュウッ。
続いて男優も達する。
最後に大きく一突きしたら慌ててペニスを引き抜きゴムを外しながら立ち上がる。
そして今もなお絶頂している愛梨の胸に狙いを定めて思い切り扱く。
ビュルルルルルルルッ!! ビュウウウウウウウウッ!! ドピュウッ!!
「はッはッあああッあッ……っ!!!」
ぷるぷる震えている胸に大量の白濁液がぶっかけられる。
最後の一滴が出なくなるまで搾り出す。
「……はあっ……はあっ……ふぅ……!」
「はっ……♡♡♡ ふ、んっ……♡♡♡」
精液を出し終わると男優が離れていく。
代わりにカメラがまだヒクついている愛梨に接近して足元から顔までじっくり映す。
最後には胸に吐き出された精液を記録する。
これで一段落した。
後はセックスがどうだったかをインタビューして終わり。
AVにしては少し物足りない内容だがもちろんこれで全編が終了したわけではなかった。
あくまで男優との絡みが終わりというだけで、他にも撮影する動画はあるのだ。
水着での撮影にバナナやアイス、ペニスを模した透明な棒などを用いた擬似フェラに擬似パイズリ。
他にはディルドを使ったオナニーなども収録する。
「はいカット! 素晴らしかったよ!」
監督がやっと声を上げた。
男優がバスタオルを持って愛梨に被せてあげている。
「……」
一部始終を見ていたプロデューサーの心はまだ晴れていなかった。
AVを撮影してしまったんだという気持ちがどうしても拭い去れない。
しかし監督さんの言ったように本当に愛梨を大事に扱ってくれたことには感謝しかなかった。
(頑張ったな……愛梨)
プロデューサーは目頭が熱くさせて誰にも見られまいと壁側を向いた。
◇
帰りの車内。
車を運転する俺の隣の助手席で愛梨が眠たげな目を擦っていた。
「寝ていいぞ。着いたら起こすから」
「いえ……」
「疲れただろ?」
愛梨は首を横に振る。
「大丈夫です。我慢できる眠気なので」
「我慢する必要がどこにあるんだ」
ははは、と笑う。俺はなるべくいつものように振舞う。
仕事が終わって車で他愛もない話をしながら帰るあの感じだ。
愛梨をスカウトしてプロデュースし始めたばかりの頃なんか、よくこうやっていた覚えがある。
「プロデューサーさん」
「ん?」
「アダルトビデオ、次はいつ撮影するんですか~?」
俺の顔から笑顔が消えた。
愛梨はこの先ずっとAVを撮ると思っているのだろう。
しかしまだそうと決まったわけではないのだ。
「分からない。今回撮ろうとしてるAVがどれだけ売れるかにも寄る」
「どれだけ売れればいいんでしょう」
「そうだな……AVは1500本売れれば合格らしいんだ。3000本売れたら大ヒット」
「へぇ~」
「少し調べたんだけど、過去には20万本も売り上げた人がいるらしい」
「すごいですねぇ」
「愛梨ならそのくらいいけるかもしれない。元芸能人って肩書きは強いらしいし。それだけ売れれば346プロも……いや、どうだろうな」
愛梨一人だけじゃ厳しいかもしれない。
だが愛梨の他にもAV出演を引き受けてくれたアイドルはいる。
「だからもし、それぞれで20万本も売り上げることができたら……」
……俺は何を言ってるんだ。
意気揚々と喋って。AVに出演して苦しいはずの愛梨や他のアイドルたちの気持ちも考えず。
「すまない」
「え、なんで謝るんですか?」
「無神経だったよ」
「そんなことないですよ~。20万本かぁ……売れたらいいなぁ」
「……」
「プロデューサーさん、本当に気にしないでくださいね」
そう言ってくれたが俺は自己嫌悪に陥っていた。
信号が赤になる。気まずい空気が車内に流れる。
「……プロデューサーさん」
「!」
ふと愛梨が俺の膝の上に手を置いてきた。
顔を向けると愛梨は俺ではなく自分の足元を見つめていた。
「その……お話が変わるんですけど。プロデューサーさんにお願いしたいことがあるんです」
「お願い?」
もしかして、また346プロでアイドルのようなことをやりたいとか?
「わぁ、素敵ですね! でも今言いたいのはそういうことじゃなくて」
ぱぁっと明るくなった愛梨が俺と目を合わせる。が、すぐにまた自分の足元を見つめ始めた。
よく見ると少し頬が赤い。
「何でも言ってくれ。俺にできることなら何だってやる」
気持ちに偽りはない。
これからも愛梨たちを全力で支え続けたいんだ。
「何だって、ですか?」
「ああ」
「じゃあ……お願いします」
私を抱いてください。
「……え?」
信号が青になった。
しかしアクセルを踏まずに俺は愛梨の顔をぼけっと見つめていた。
後ろからクラクションを鳴らされる。
「うわっ……!?」
慌ててアクセルを踏んだ。
俺は前を向いて道路を走りながら聞き直した。
「い、今なんて……」
「抱いてください」
俺の膝に置いてある手がきゅっと結ばれる。
隣から切なそうな声が聞こえる。
「私、アダルトビデオに出演して思ったんです……このまま自分の気持ちを隠していていいのかって」
「今日は比較的、というか……中出しとか無かったですけど。今後そういうAVに出るかもしれません」
だからその前に。
「私が……ずっと私が好きだったプロデューサーさんに抱いて欲しいんです」
「……」
「ごめんなさい。急にこんなこと言って」
「……」
「一回だけでいいんです……お願いします……」
愛梨がどういう顔をしているか分からないが予想はできる。
俺は運転しながら黙り込む。
「プロデューサーさん……」
しばらく考える。
そして導き出した答えは……。
終わり