向井拓海×プロデューサー新婚もの
強がっていてもすぐにデレちゃう新妻たくみんとか
「……可愛い」
拓海はご飯茶碗と箸を持ちながらテレビに夢中だった。
動物の特集をやっている。ちょうど今流れているのは子猫の映像。
寝転がったり猫じゃらしにじゃれている姿を見てぽつりと呟いた。
「ふふ」
「!! ち、ちがっ……今のは聞かなかったことにしろ」
そんな拓海を見て思わず笑みが溢れる。
無意識に出たであろう言葉を俺に聞かれて恥ずかしいらしく、照れ隠しで茶碗に盛られたご飯を口にかき込んでいる。
向井拓海が25歳でアイドルを卒業して三年の月日が流れた。
今は芸能タレントとして活躍しており俺はプロデューサーとしてじゃなく別の形で彼女を支えている。
数週間前、俺たちは結婚したばかりだった。アイドルをやめる時に拓海から告白をされプロポーズは俺から。
夫婦の新居に引っ越しをして、こうして仲睦まじく新婚生活を送っている。
「子猫、可愛いな」
「……」
「あ、ほら。目を瞑って寝そうだ。可愛い」
「……」
拓海はひたすら夕食を頬張っている。
が、俺の言葉につられてチラっとテレビに目を向けていることを見逃さない。
というかバレバレだ。
◇
「なあ」
夕食が終わると二人で流し台に立ち食器を洗う。
他愛のない会話の中で拓海がある話題を持ち出した。
「今出てきてるアイドルいるだろ。三人ユニットの」
「うん」
「良い面してるぜ。アイツらも○○がプロデュースしてんだよな」
「そうだな」
拓海は嬉しそうに、そしてどこか懐かしそうに笑う。
自分のアイドル時代に思いを馳せているのだろう。
「アタシもああいう時期あったんだよな。ファンの声援に応えて、ステージで歌って踊ってよ」
「フリフリの可愛い衣装を着てな」
「○○に着させられたんだよ! 我ながらよくあんなの……今となっては良い思い出だけど……」
ぶつぶつ言いながら拓海は皿を洗って俺に渡してくる。
……エプロン姿がよく似合っている。
アイドルの時にも番組の企画で見たことがあるけど。
「お、おい……何してんだ」
何故か無性に愛おしくなり、布巾を置き拓海の後ろに回って抱きしめる。
入浴後だからかシャンプーの良い香りがする。
「ごめん、こうしたくなった」
「洗いにくいだろ! 離れろ」
「少しだけだからさ……」
「ダメだ」
拓海は許してくれない。
まあ邪魔だしな。新婚気分を味わいたかったんだけど仕方ない。
俺は素直に離れて布巾を手に取ると洗った皿を拭く作業に戻る。
「……後でな」
「!」
「後でなら……ちょっとくらい構ってやるよ」
横を見ると拓海は顔をぷいっと逸らしていた。
頬が赤く染まっている。
「本当か!?」
「あ、ああ」
「よし! さっさと終わらせよう!」
「はしゃぎ過ぎだろ! ガキか!」
◇
皿洗いが終わり俺たちはソファーに腰掛けてテレビを観ていた。
「なあ」
「どうした」
「いや、その……」
バラエティ番組の展開に注目していると拓海が落ち着かない様子で話しかけてくる。
「何もしねえのかよ。さっき後で構ってやるって言っただろ」
あの言葉本気だったのか。
最近ちょっと俺からベタベタしすぎてるし、何となく嫌そうだから控えようと思ってたんだけど。
その旨を伝えると拓海は、
「遠慮すんな、ほら」
両手を開いて受け入れ体勢に入った。
こんなことするなんて珍しいな。とても可愛い。
しかしひょっとすると無理してるんじゃないだろうか。
たまにはこうやって、ちょうどいい距離で過ごすのもいいと思うし。
「手、握ろう」
片手を差し出した。
くっつき過ぎず、離れすぎない。今日はこうすることに決めた。
拓海はじっと俺の手を見つめたかと思えば手を取って、
「……っ」
「た、拓海?」
そのまま腕にしがみついてきた。
体を寄せてぎゅっと密着してくる。
「ふざけんな……」
「え……」
そしてか細い小さな声を出して俺を見上げてくる。
顔が真っ赤に染まり少し怒っている様子。
「皿洗いの時は抱きしめてきた癖に……何で急に……」
「悪いなと思って。俺、いつも拓海にべったりしてるだろ?」
「いいんだよそれで」
拓海は目を泳がせながら呟いた。
「……ア、アタシも……○○と……夫婦っぽいことしたいんだよ……!」
とても驚いた。
そうだったのか。まさか拓海も俺と同じ気持ちだったなんて。
それをこうして恥ずかしさを押し殺して伝えてくれた。
「あー……! 柄にもねえこと言っちまった……クソ……!」
どうやら我慢できなくなったらしく拓海は俺の肩に顔を埋めた。
そんな拓海に対しての愛情が胸一杯に溢れ出てくる。
俺はもう片方の手で拓海の頭を撫でる。
すると拓海の腕を抱きしめる力が強まった。手もしっかり握られてにぎにぎ動かしてくる。
「「……」」
何も言わない。
ただこうして触れ合う。聞こえるのはテレビの音だけ。
しばらくこの幸せな空間に浸る。
「拓海」
何分かして俺は沈黙を破る。
拓海への気持ちが抑えきれない。キスがしたい。
俺の呼びかけに顔を上げるとすぐに何を求めているか分かったらしい。
「す……するのか……?」
乙女が恥じらうような顔をする。
らしくない、というのは失礼かもしれない。
「キスだけ」
「……ん」
その言葉を聞いて安心したのかすっと目を閉じて顔を近づけてくる。
キスだけならこうしてすぐ応えてくれる。
俺も顔を近づけて柔らかい唇に自分の唇を重ねた。
少しの間、唇同士を重ね合う。拓海を間近に感じて気持ちがもっと昂ぶる。
「……!?」
拓海の体がぴくっと震えた。
俺が欲を曝け出して舌を入れたせいだった。
跳ね除けられる日もあるのだが今日はそのまま受け入れてくれる。
「んっ、ぷっ……ちゅっ……」
口に入ってきた舌を自分の舌で迎え入れる。
絡ませると優しく応えてくれる。体の向きを変えて拓海の肩を持つ。
時には優しく、時には激しく繋がる。
「……ぷは……っ」
ディープキスは一分ほど続いた。
互いの口が離れていき一本の唾液の糸が伸びて切れる。
「はぁ……はぁ……」
拓海の顔は蕩けていた。頬が上気している。肩で息をしつつ手で口を拭う。
俺も興奮と酸素不足とで息を切らしている。これだけキスをしてもまだ感情が抑えきれない。
それどころか膨らんでいる。こんなことをすれば当然かもしれない。
「拓海……」
「ま、待て……これ以上はダメだ……!」
「なんで?」
「……」
そっぽを向いて黙ってしまう。
俺にはその理由が分かっている。
「嫌ならいつでも拒否してくれ」
「んっ……!?」
そう言ってまた拓海にキスをする。
舌を入れて絡ませる。ぴちゃぴちゃと水音が響く。
「んっ、ふぅ……!♡ んんっ……!♡」
拓海の出す声は艶を帯びている。
俺の肩を持って離れようとしている、かに見せかけて大した力を出していない。
拓海の力なら本気を出せば突き飛ばせるのに、そうしないということはそういうことだ。
拓海も『ほぼ』その気になっている。
「ぷはっ……はぁっ、はぁっ……♡」
「ふぅ、ふぅ……」
口が離れる。
俺はリモコンでテレビを消すと服を脱ぎ始める。
拓海は何もせずただその様子を見ている。
彼女を100%、完全にその気にさせるにはどうすればいいだろう。
やり尽くした手ではあるがやってみよう。
「拓海、勝負だと思え」
「は……?」
「これからやるのは勝負だ」
「……そう言われて、あっさり負けてきてんだよ、アタシは……っ!」
過去にあったことを思い出し、ただでさえ赤い顔がさらに赤くなった気がする。
唇をきゅっと噛み締めて悔しそうに、恥ずかしそうにする。
「もうあんな目に遭うのは御免だ」
「でも今後何回もすることになるぞ。そのたびに負けていいのか?」
「しねえよ!」
「する。というか俺がしたい。子供のこともあるし」
「……っ!」
ぷるぷる震えている。
そんなに嫌なのか。している時はあんなに、
「だあああ! 分かった! 上等だ、やってやる!」
どうやら今回も火をつけることができたようだ。
拓海は覚悟を決めた表情をして、俺と同じように服を脱ぎ始める。
着ていたシャツを捲くり上げる時、ブラ越しに大きな胸が揺れる。
スカートを脱げばパンツに覆われたむっちりした下半身が晒される。
「じゅ……準備はできたな……」
「ああ」
俺も残るはパンツ一枚のみ。お互い下着だけを残して戦闘体勢に入る。
さっきまでムードが漂っていたのに雰囲気が変わってしまった。
だが、これからまた艶やかな空気に戻ることだろう。
「んむっ♡」
拓海に先手を取られた。
俺の頬に片手を添えてキスをされる。
打って変わって積極的だ。舌まで入れて俺の舌に絡ませる。
「ちゅっ、んっ……♡」
「!」
股間にもう片方の手が伸びてきた。
指の腹ですりすりと擦られ、血が通い盛り上がってきたペニスをパンツ越しに刺激される。
「んくっ……!?♡」
俺も負けじと拓海の胸を揉む。
ブラの上からぽよんぽよんと弾ませたり、贅沢に鷲掴んで揉み回す。
「ふっ……ちゅぷっ、んっ……♡」
すると拓海もペニスをマッサージしてくる。
パンツごと棒を掴んでぎゅっぎゅと圧迫してくる。
「……ふぅ……っ♡」
拓海が顔を離していく。
そして俺をソファーに押し倒すともっこり膨らんでいるパンツに顔を近づける。
「ふぅ……ふぅ……♡」
パンツの穴からペニスを引っ張り出す。
ぶるんッと勢いよく飛び出てきたそれを見て拓海がごくりと生唾を飲み込んだ。
「かっ、覚悟しろよ……」
そしてぺろんと舌を出して亀頭の裏側をひと舐め。
それを皮切りにフェラが始まる。根っこを手で支えてアイスキャンディーを舐めるようにペニスをぺろぺろ。
舌だけでなく唇も使う。口を窄めて突き出しペニスにキスをする。
キスしたまま顔を動かして唇コキ。緩やかな快感を与えられる。
「はぁ……はぁ……っ」
「ど、どうだ……気持ちいいだろ」
拓海の表情が少し得意げになった。
そこから口を開けて、ぱくっと亀頭を食べられる。
「あっ」
「ちゅるっ、ちゅうっ♡ れろれろれるっ♡」
舌でぐるりと亀頭を一周。
敏感な部分を温かい舌で包まれて腰が動いてしまう。
いい調子だと思ったのか拓海はそのまま亀頭舐めを続ける。
「んくっ……ちゅぽっ、じゅぷっ、じゅぽっ♡」
「おお、あッ」
入念に舐めた後は顔を上下に振る。
ゆっくりと、舌で丁寧に刺激しながら棒も口内へ含む。
唇がカリ首に擦れて気持ちいい。裏筋を舌でくすぐられると声が出る。
「ぷはっ……へへ、気持ちよさそうだな?」
手で扱きながらまた得意げな顔をする。
セックスをするたびに上手くなっている。俺の気持ちいいところを徹底的に責められる。
もしかしてネットでやり方とか調べてきたか? そういうのは見ないって言ってたけど。
「き、気持ちいいよ……やるな……うッ」
「んっ♡ じゅるっちゅっれるれるっ♡ じゅぷっじゅぷっ♡」
拓海のフェラが少し激しくなった。
舌でペニスを舐めながら顔を振る。唇が何度もカリ首に引っかかって腰が小さく跳ねる。
「ぐっ……!?」
「じゅぷっじゅぷっじゅるっ♡ はぁっ、はぁっ、はぁっ……♡」
酸素を取り込むために休憩する。
口を休めている間は手で棒を擦られる。少し力が強いが気持ちいいことに変わりはない。
「はぁ、はぁ……れるれる♡」
「ううッ……!」
拓海は責め方を変えてきた。
手で扱きながら亀頭を舌でべろべろ舐める。
ぐるりと何度も一周したり裏側をしつこく舐めたり。このまま一気に俺をイかせようとしている。
「拓海っ……ヤバい……!」
「で、出るのか?」
出そうだ。このままされたら一分も持たない。
「いいぜ、出せよ。これでアタシが5ポイントだな」
ポイント制なのか? 初耳だ。
「今採用したばっかのルールだからな。○○がイったらアタシに5ポイント。アタシがイったら○○に1ポイントだ」
「えっ」
明らかに俺に不利だ。おかしくないか?
拓海は顔を横に振って「おかしくねえよ」と言う。
絶対におかしいだろ。
「もう決めちまったことだからな。おらおら、5ポイントよこせっ♡」
「ぐあッ……!?」
ペニスを扱く手のスピードが上がった。
先っぽの穴から出てくる我慢汁がローションになり卑猥な水音が響く。
さらに舌での責めも再び追加される。亀頭の裏側をチロチロ小刻みに刺激される。
「れるれるれる♡ ちゅっ♡」
「ヤ、ばいッ……ああぁぁッ……!!」
ペニスがビクビク震えている。
もうダメだ。我慢の限界。みるみる高まった快感が一線を越えようとしている。
腰の奥から熱く煮えたぎったものが込み上げる。
「い、イッ……くぅッ……!?」
「れろれろ♡」
「あああッああああああぁぁッ……ッ!!?」
拓海は執拗に舌で攻撃をして、トドメと言わんばかりに大きくひと舐めした。
「れるっ♡」
「出るッ……ぐううッっ……ッッっッ!!?」
ビュッ!! ビュルルルッ! ドピュウウウッ!
快感の電流が全身を駆け巡った。
瞬間、頭が真っ白になり腰が跳ねる。
「んっ……♡」
吹き出た精液が俺の体、そして拓海の顔にびたびた貼りついていく。
射精している最中でも手コキと舌責めをやめない。おかげで最後の最後まで最高に気持ちよく達することができた。
「すげえ出たな」
完全に精液が出なくなると拓海の責めがようやく止まる。
俺の腹や拓海の顔に乗っている白濁液を見て驚いている。
「ちょっと待ってろ。ティッシュで拭いてやる」
「い、いいよ……俺がやるから」
俺の近くにあったティッシュの箱に手を伸ばして処理していく。
自分の体のを拭き終わると今度は拓海の顔を。
「ちょっ、ガキ扱いすんじゃねえ」
「してないって」
夫として、パートナーとしてやってあげたいんだ。
そう言うと拓海は口ごもり大人しく拭かれる。
「とにかく、これでアタシが5ポイントだからなっ」
「分かったよ」
納得いってないけど、こうでもしないと拓海は負けるからな。
そう、拓海は負ける。感じやすいから。だから今までのセックスでは俺に責められ放題、負け放題だった。
付き合いたての頃、セックスを恥ずかしがる拓海に『勝負しよう』なんて言ったせいで余計に避けるようになってしまった。
やると負けるから。
そのために今回ポイント制度を設けることにしたんだろうけど……割に合わないなぁ。
さすがにこのルールだと俺は負けるだろう。
「じゃあ次は俺の番だ」
「お、おう……いつでも来やがれ」
まあ負けてもいいさ。
拓海と重なって、愛し合えればそれでいい。
こんなクサいセリフは決して口には出さない。
俺は拓海の背中に手を回してブラのホックを外す。
そしてブラも外す。すると現れたのはバスト96の豊満な二つの乳房。
少し大きめの乳輪。俺を奉仕している時に揉まれたせいか勃起している乳首。
アイドル時代ダンスをやってせいか若干タレ気味だがそれがエロい。
「うっ……♡」
今度は俺が拓海を押し倒して乳首に吸いつく。
手で乳房の柔らかさを堪能しながら、たまに舌で乳首を転がしたり乳輪を舐める。
拓海は口に手を添えて快感に耐えている。
「ふっ……ふっ……♡ んっ♡」
乳房を寄せて二つの乳首を擦り合わせる。
こうすればまとめて舐めることができる。口に含んでコリコリの乳首を吸ったり舐めたりする。
拓海は決まって気持ちよさそうな表情をする
歯を立てて優しく甘噛みすると体がビクンと震える。
「あッ♡」
「もうイきそう?」
「こっ……こんなので、イくわけねえだろッ……♡」
「ごめん、冗談だよ」
だがずっとこのまま乳首を責め続けたら冗談抜きでイくかもしれない。
いわゆる開発というやつだ。そんなことする気はないけど。
「ふあっ♡ あっ、んっ……♡ んんっ……♡」
お詫びにもっと激しく胸を責める。
吸ったり舐めたり甘噛みしたり、口を離して乳房をパン生地のように揉み回したり。
様々な責めをして拓海に気持ちよくなってもらう。
そうしていくうちに喘ぎ声が遠慮なく出てくる。あの拓海がこんな男を引きつけるような甘い声を出している。
「くぁっ……!?♡」
ここらで乳房を解放して片手が下半身へと伸びる。
ぴっとり指をあてがうと股間部分の布が濡れている。
「あっ♡ あっ♡ うっふっ♡」
そのまますりすりと指で擦る。
拓海の体が小さく震える。腕で目を覆って敏感に反応する。
パンツの上から刺激しただけでこんなに気持ちよさそうにするということは、直に責めたらすごいことになる。
「っ♡」
布を横にずらして、指の腹で軽く触れてみる。
拓海の腰が淫らによじれる。次に二本の指をくっつける。
「んッ♡」
やはりここが一番感じるらしい。
拓海の可愛い反応を見つつ俺はくっつけた指を上下に擦り始めた。
ゆっくりと、慣らすように動かす。
「あッ♡ 待っ♡ ぐっ……っ!♡」
待たない。
一旦胸は置いておく。俺は顔も下半身に近づけてターゲットを絞る。
パンツを脱がせて脚から引き抜く。これで身を守るものは何もない。
指をあてがい腕を使って手を動かす。拓海は脚を閉じようとするがさせない。
体を入れてスペースを確保する。そのままどんどん速く動かす。
「ああっあっ♡ あああっ!♡」
愛液が溢れ出てぐちゅぐちゅといやらしい音が鳴っている。
擦るだけでなく次は指を入れることにする。
……いや、やめよう。もう挿入れてしまおう。
こんなに濡れているなら容易く入ってしまうだろうし、今日はずっと拓海の顔を見ながらしたい。
挿入している時間を少しでも長くしたい。
「……へ……?♡」
秘部から手を離して自分の上に覆い被さってきた俺を見て拓海はきょとんとしていた。
いつもならもっと指で刺激したり舌で舐めたりしているから、違う動きをした俺が意外だったんだろう。
「え……も、もう……♡」
「挿入れるぞ」
「は……?♡」
拓海のエロい体や姿を見たおかげで血が通いきったペニスの先端を、ぬちゅっと秘部に押しつける。
そしてくちゅくちゅ上下に擦りつける。これだけでも気持ちいい。
「はぁ、はぁ……」
「ちょ、ちょっと待っ……ひぐっ!?♡♡♡」
「ううっ……!?」
穴に狙いを定めて腰をゆっくりと押し出した。
にゅぷんッとすんなり入って締めつけてくる膣壁を押しのけながら突き進む。
愛液まみれなので入れやすいが狭苦しい。亀頭や竿が圧迫される。
「中、熱っ……っ! 気持ちいい……!」
「あっあッ♡」
「動くぞっ」
ソファーに手をついて腰を動かす。
初めはゆっくりと。徐々に速くしていく。
腰を打ちつけるたびぱちゅんっと音が鳴る。拓海のエロい胸がぷるんぷるん揺れる。
その胸を手で揉みしだく。拓海の喘ぎ声にまた熱が入る。
「ひっんっ、はぁっ♡ あッあっあっ♡」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
可愛い。愛おしい。
こうやって繋がるたびに思う。もっと拓海を気持ちよくさせたい。
我慢できないくらい大きな声で喘がせたい。
そう思うと腰の動きがねっとりする。ペニスが中で暴れる。拓海の膣内を引っ掻き回す。
「ぐぁっ♡♡♡ そ、れッ……ぇ……!♡♡♡ やめっろッ♡♡♡」
やめるわけがない。
俺はもっとねっとり動かす。腰振りも少しずつ速くなる。
「た、拓海っ……顔見せて……」
「はッあっ♡♡♡ ふぅッ♡♡♡」
胸を揉んでいた手で拓海の目を隠している腕を掴み、どかす。
ようやく表情が露になった。拓海の目は蕩けている。
ペニスで突かれて気持ちよさそうに、うっとりしている。
そんな彼女を見るだけで俺の中の愛情、情欲が急激に昂ぶる。
「はぁっ、はぁっ、拓海っ……!」
「んんッ……!?♡♡♡」
顔を拓海に近づけてキスをする。
舌を絡ませると拓海も僅かに応えてくれる。
下半身では腰が激しい動きをしている。一気にスピードを上げて拓海の膣をめちゃくちゃに犯す。
「んぶっ!♡♡♡ んッ♡♡♡ んんんんッ!♡♡♡」
膣がきゅんきゅん締めつけてくる。
それを含めた拓海の反応から考えるとどうやらもう絶頂するらしい。
「はぁッ、はぁッ、もうちょっとでっ……1ポイントもらえそうだな……!」
「はぁっ、はぁっ!♡♡♡ ま、まだっ♡♡♡ イかっねえッ♡♡♡」
拓海は襲いかかる快感を身に受けながらそう言った。
こうやって強がるからこっちも激しくしたくなるんだ。
「そうかっ……じゃあ、我慢してみろッ……!」
「ふあッあああぁッ!!♡♡♡」
ぱんぱんぱんッと激しく腰を打ちつける。
今の体勢でできる限りのスピード。これで拓海をイかせる。
「はぁッはぁッ……! いつでも、イっていいぞッ……!」
「あッあッあッ!♡♡♡ ふう”うぅぅッ!♡♡♡」
「拓海、可愛いぞっ……! 好きだ……!」
「はあっはあっんッ♡♡♡ ヘンなッことっ♡♡♡ いうんじゃッ……!?♡♡♡」
深く突き刺して子宮口にごりごり亀頭を押しつける。
これが拓海の快感を最大まで高めることになった。
「あッひッ!♡♡♡♡ やめッあッあああッ!♡♡♡♡ イっああああッ♡♡♡♡ イッ……っッ……っっっ!!♡♡♡♡」
最後に一突きしたのがトリガーになった。
拓海の体が痙攣して腰がガクガク揺れる。膣がぎゅうううと圧迫してきてペニスが押し潰されそうになる。
「ぐう”うッ……!?」
「……ッッ!!♡♡♡♡ あッ♡♡♡♡ っ!!♡♡♡♡」
そんな状態でも俺は腰を動かし続けた。
といっても無闇やたらに速くは動かさない。コツンコツンと亀頭を子宮口に擦りつけるように。
ゆっくりと、深く。
「……ッ……っっ♡♡♡♡ はぁっ……はぁっ……♡♡♡♡」
「はぁッ……はぁッ……!」
拓海の絶頂が終わった。
緊張していた体が緩みぐったりとする。
「これで……1ポイントゲットか……?」
「はぁっ……はぁっ……♡♡♡」
「どんどんいかないとな……」
「んっ……!?♡♡♡」
絡み付いてくる膣からペニスを引き抜いた。
拓海は過敏に反応して腰をヒクつかせる。
「はぁっ、はぁっ……拓海……後ろ、向いてくれるか……?」
拓海に夢中で脱ぎ忘れていたパンツを脱ぎながらお願いする。
「は……?♡♡♡」
「こう……ソファーに四つん這いになって欲しい……」
「……断る……♡♡♡」
えっ、何故。
「アタシは、考えたっ……♡♡♡ もう、○○に思うようには、させねえ……♡♡♡」
ということは、もう勝負(セックス)は終わり?
そう聞くと拓海はふるふる顔を左右に振った。
「つ、次は……アタシのやり方でやってもらう……!♡♡♡」
◇
拓海のやり方とはどんなものなのか。
簡単に言うと、ソファーの上に俺が座ってその上に拓海が乗る。
つまるところ騎乗位。
「毎回、○○が動いてばっかだからな……ひぃひぃ言わせてやる……♡」
拓海はそう言いながら俺の上に跨ってくる。
大きな乳房が目の前まで来てぷるんっと揺れる。
騎乗位はやってことがないからな。
「楽しみだよ……」
「余裕ぶってられんのも、今のうちだ……」
拓海は俺のペニスを手で持つと自信の腰を下ろしていく。
先っぽが入口に触れる。
「くっ♡」
拓海の表情が歪む。
正直言うと、どんな体位でやったところで拓海はいつも通り敏感な反応をするだけだと思う。
でもそれは言わない。俺にやり返そうとしている拓海が可愛いから見守る。
「ふっ……!♡」
「ああぁっ……!」
ペニスが膣に呑み込まれていく。
気持ちよくて思わず声が漏れる。
「ぐうっ……♡ んっ、ん……♡」
全部入った。
さあいよいよ動くか、というところだが拓海はぴくぴく体を震わせたままじっとしている。
「動かないのか?」
「い、今動こうとしたところだっ♡ 黙ってろ♡」
そう返すと拓海は深呼吸をひとつ。
やがて静かに腰を揺さぶり始めた。ぐちゅぐちゅと淫らな音がリビングに響く。
「ああっ……!」
気持ちいい。
自分で動くのもいいけど拓海から動いてくれるとまた違った刺激を感じられる。
「ふっ♡ くっ♡ んぅっ♡」
拓海は必死に腰を揺すっている。
収まりかけていた快感の波がまた大きくなり一杯一杯なようだ。
「た、拓海……無理は……」
「してねえっ!♡ 無理なんかっ……!♡」
「見てろよ」と呟いて拓海は腰をもっと大きく揺さぶり始めた。
ペニスがしっかり咥え込まれているので、引き抜かれそうな感覚を覚える。
「はあっはあっはあっ♡」
「おおッ……!?」
「ど、どうだっ♡」
確かにこれは気持ちいいし、拓海にマウントを取られている気がする。
いかんせん、さっき正常位でした時の快感が尾を引いている。
これは俺が先に達してしまうかもしれない。
「や、やるな……!」
「へへっ♡ あんっ♡ んっ♡」
拓海の腰つきはとてもいやらしい。
わざとなのかは分からないが、こんなにくねくね動かされるとペニスがいたぶられる。
「はぁっ、はぁっ……!」
「ふぅっふぅっ♡ くっあっ……はっ♡」
お互いに存分に気持ちよくなる。
俺は両手で拓海の尻を掴むと揉むように撫で回す。
「ふっ♡ ああっくっ♡」
快感を与えるというよりかは拓海を興奮させる目的だ。あとちょうどいい位置にあったし単純に拓海の尻を触りたかった。
腰振りは時間が経つにつれてより淫乱になっていく。
意外だ。拓海のことだから感じすぎてもっと動けないかと思っていた。
それどころか順調に俺をイかせようとしている。
「あッふっ♡♡♡ あっ♡♡♡」
「ああっ……うッ……!」
腰の奥で熱いものが煮えたぎってきている。
射精したい気持ちが少しずつ膨らむ。
「んッ……!♡♡♡」
拓海は俺へもたれかかってくる。
そしてキスを求めてくる。それを受け入れる。
「ちゅっ……♡♡♡ はむっ……ん……♡♡♡」
俺を興奮させるためなのか、それともただキスがしたかったのか。
拓海の熱烈な口の動きで分かる。俺の頬に両手を添えて必死に舌を動かす。
「た、拓海……っ! もうそろそろッ……!」
「はぁっはぁっ♡♡♡ んっふぅっ♡♡♡」
何も答えない。
代わりにキスと腰つきが激しくなる。遠慮せずイけということなのだろう。
「ふッあッ!?♡♡♡」
俺からも腰を動かす。
拓海の腰振りと合わさってペニスと膣壁が大きく擦れる。
拓海は思わず俺にしがみついてきた。
「おいッ♡♡♡ うごくっなよっ……!♡♡♡」
でもこんなの動かずにはいられない。
俺は無視して腰をガクガクと揺する。すると拓海も腰をがむしゃらに振りまくる。
また張り合いが始まる。
「あああっヤバいッ……!! イきそうッ……!!」
「ふぅっぁッ♡♡♡ あっあっあっあっ♡♡♡」
拓海の喘ぎ声がすぐ耳元で聞こえる。
すごく興奮する。何も言わないということは中で出してもいいんだろうか。
「拓海ッ……出して、いいかっ……! 中にッ……!」
「はッはッ♡♡♡ んなことっ♡♡♡ きくなッ♡♡♡」
ダメなのか?
いや、これはきっと俺たちの中なら聞くまでもないということに違いない。
もし本当に嫌なら、前も言った気がするが跳ね除けるはずだ。
それをしないということは。
「だ、出すぞッ……!!」
「あああああああッ♡♡♡」
尻を思い切り掴んで腰を揺さぶる。
拓海も喘いではいるが無我夢中で腰を振っている。
イく。もうダメだ。出る。
拓海の中に全部。
「イくッ……!! あ”ああッ!!」
「あッあっひっぐうッ♡♡♡」
拓海が思い切り抱きしめてくる。口と口を合わせて舌を絡ませて。
俺は拓海の中に精を解き放った。
「イくうッ……っ!!? あッっッ……!!! はあッっ!!!」
「あぐッああああッ♡♡♡♡」
ドピュウウッ!! ビュクッ、ビュクッ!! ビュウウウウウッ!!
深くて膨大な幸福感と快感に包まれる。
俺の絶頂に合わせて拓海はぎゅっと抱きしめてくれている。
「あッ……!! ふっ……うッ……!」
「はあっはあっはあっ……♡♡♡」
さらに腰を揺さぶり続けてくれる。
狭い膣がペニスから精液を搾り取っている。
「……はっ……はっ……!」
「はぁ、はぁ、はぁ♡♡♡」
二回目だったが精液の量は少なくなかった。
拓海の膣からどぷりと溢れ出て俺の体、そしてソファーを汚す。
あとでちゃんと片付けないとな。
「……こ、これで……♡♡♡」
「?」
拓海が何かを言おうとしている。
「これで……アタシは10ポイント……○○は1ポイントだ♡♡♡ アタシの勝ちだな♡♡♡」
俺から体を離して、快感で体を震わせながらも蕩けた笑みを浮かべる。
よっぽど負けず嫌いだな。まあ散々分かってることだけど。
「はは……そうだなっ……。今回の拓海は強い……」
「や、やり返したぜ……♡♡♡」
「なに言ってるんだ。まだ勝負はっ……ついてないだろ……」
「え……♡♡♡」
そうだ。まだ勝負は終わってないぞ。
俺もなかなかの負けず嫌いだからな。
「拓海、続きをやろうか……」
「つ、続きって……嘘だろ……?♡♡♡」
嘘なもんか。
お互いヘトヘトになるまでやるぞ。覚悟しろ。
「待て待てっ……!♡♡♡ こ、これ以上はっ、ひぅっ!?♡♡♡」
俺は絶頂後で辛いペニスを無理やり動かす。
拓海は情けない声を出して俺にしがみつく。
「まずはっ、もう一回この体位でっ……お前をイかせるっ……!!」
「やめっあっ♡♡♡ バカッ♡♡♡ ああああッ♡♡♡」
◇
それから俺たちは何回戦かやった。
騎乗位で拓海をイかせ、
「イッっくッっ……ッっっ!!♡♡♡♡」
バックで拓海をイカせ、
「あ”ああああッ♡♡♡♡ イくッイくッ!!♡♡♡♡」
立ちバックで中出し。
「出るッっ……あ”あ”あああああああッッッ!!」
「あ”ッはッ♡♡♡♡」
床にへたれこんでうつ伏せになった拓海に寝バック挿入。
「もッ♡♡♡♡ も”うッむりだッ♡♡♡♡ あ”っあ”っあッイぐッ♡♡♡♡」
最後は正常位でフィニッシュ。
「ぐううううッあ”あああああああッ!!!」
「あ”あ”ああああああッ♡♡♡♡」
結果発表。
俺が5ポイント、拓海が15ポイント。
勝者は拓海だった。
◇
翌朝。
拓海は口を聞いてくれなかった。
「拓海……昨日はやり過ぎた……本当にごめん……」
「……」
ひたすら朝食を口に運んでいる。
俺の分も用意してくれているということは、そこまで怒ってはいないと思うけど。
「もうあんなことしないから」
「……」
ジロリと睨まれる。
訂正、やっぱり怒っている。そりゃ『やめろ』って言ったのにやり続けたからな。
怒るのも無理ない。
「分かったんならいい。遅れるぞ、飯食えよ」
「あ、ああ」
俺はようやく箸を持って口にご飯を運んだ。
朝食を食べ終わると身支度を済ませて家を出る。
拓海の仕事は午後かららしい。玄関で見送ってくれる。
「行ってくるよ」
「ああ」
「……」
気まずいな。お詫びじゃないけど、今日はプレゼントを買って帰ろうかな。
いや、『こんなもんで機嫌とれると思うなよ』って言われるかな……。
そんなふうに頭を悩ませていると頬に何かが触れる。
「!」
拓海のキスだった。
呆然として拓海を見ると少し恥ずかしそうにそっぽを向いていた。
「お前が思ってるほど怒ってねえよ。ただ、昨日あんなにして……なんとなく気恥ずかしいっつーか」
「……」
「まあ、とにかく気にすんな。行ってこい」
背中を叩かれて元気よく送り出された。
家を出てもしばらくドアを見つめる。
(……好きだ)
ひしひしと妻への思いを噛み締める俺だった。
終わり