※この作品はR-18です。

その島に本物の愛はあるのか   作:トミザワ

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どうも作者のトミザワです。

読むにあたってあらすじに書いてある注意書きは必ずお読みください。

お願いします




地獄の生活の始まり

愛... 

 

 

そのものの価値を認め、強く引きつけられる気持ち。

 

 

 

 

 

愛にはいくつもの種類があると誰かが言った。

 

 

 

だから辞書に載ってることがすべて正しいわけではない。

 

 

 

 

そして誰かがこう言った。

 

 

 

人は愛なしでは生きてはいけない。

 

人は愛し愛されて生きている。

 

 

 

 

 

 

小さい頃、俺はこの言葉を聞いた時ふと疑問に思ったことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛とはなんだろうか?愛されるとはどういうことなのか

 

 

 

 

 

 

俺にはわからなかった。

 

 

 

 

 

 

何故なら俺は誰からも愛されたことがなかったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は両親の顔を知らない。どんな人だったかもわからない。

 

 

 

 

 

 

生まれた時から親がいなかったのだ。

 

 

 

 

別に亡くなったとかではない。

 

 

 

捨てられたのだ。ネットカフェのトイレで。

 

 

 

 

 

きっと母親からしたら望まない妊娠だったのだろう

 

 

 

 

 

父と母の関係がどうであったかはわからない。

 

 

 

だが、望まない妊娠であったのならばきっと二人は愛しあってなかったのだろう。

 

 

 

俺は二人の快楽のために産まれたのだ。

 

 

 

その後、俺は祖父に引き取られた。

 

 

 

祖父は変わり者の学者だった。

 

 

 

毎日実験と研究を繰り返していた。そんな祖父に俺を愛する余裕はなかった。

 

 

 

祖母は世話はしてくれるものの、愛してはくれなかった。

 

 

 

生まれつき体が弱かった俺を看病してくれるものの、熱を出して寝込んだ日には またか... と面倒くさそうな顔をしながら看病してくれたのを今でも覚えてる。

 

 

 

 

小学生の頃、俺はイジメにあっていた。原因は運動会でリレーの最中に倒れてしまいクラスがビリになってしまったから。

 

 

病気だからしょうがない。

 

 

 

それは子供の世界でも通用しなかった。

 

 

病気の話をされてもわからなかったのだ。

 

 

ただ俺のせいで負けた。

 

 

これだけは理解できたのだろう。

 

 

 

 

中学生の時、またしても俺はイジメられた。

 

 

 

ただ一人ぼっちではなかった。

 

 

決して多くはなかったけど俺にも友人ができた。

 

 

 

しかし俺がいじめられた途端に友人たちは俺と関わらなくなった。

 

 

 

結局その程度の仲だったのだ。

 

 

 

 

 

 高校生1年の時

 

 

 

初めて彼女が出来た。こんな俺でも愛してくれる人がいるんだと思った。

 

 

 

 

 

 

三ヶ月後.、突然彼女から別れを切り出された。

 

理由を聞いたら彼女はこう言った。

 

 

 

 

 

 

「あんたとなんか本気で付き合うわけないでしょ」

 

 

 

どうやら罰ゲームで俺と付き合うことになってたみたいだ。

 

 

 

 

その時俺は悲しいだとか悔しいという感情は湧かなかった。むしろこんな俺を愛してくれる人なんていないよなと納得してしまった。

 

 

 

それ以来、俺は人を信用しないと決めた

 

 

 

そして今日

 

 

 

俺は交通事故に遭った。

 

 

 

交通事故に遭った人の体験談をネットでいくつか見たことがある。

 

 

そこには共通してスローモーションのように感じると書かれていた

 

 

 

 

本当にその通りだった。

 

 

 

 

その時、俺はやっとこの辛い人生から解放されるんだとほっとしていた。

 

 

 

 

親に愛されなかった子供は人生ハードモードと聞いたことがあるが、その通りだった。

 

 

 

ネットに書いてあったことを2つ体験できるとは

 

 

 

そんなくだらないことを思ってたら目の前が真っ暗になった。

 

 

 

 

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気がつくと、俺は真っ白な部屋の中にいた。部屋というよりかは真っ白な空間にいたと言う方が正しいのだろう。家具もなければドアも窓も付いていない。

 

ただただ白い空間

 

 

 

だけどその空間には俺以外にもう一人男がいた。

 

 

 

「坂田春人君だね?」

 

 

男は俺の名前を言う

 

 

「は、はい」

 

返事はしたものの、全く状況が飲み込めずにいた。

ただ、死んでしまったということはわかった。

 

 

「今から君に大事な話をする。よく聞いてくれ。」

 

そう言い、男は話を始める

 

「状況を説明すると、君は高齢者が運転していた乗用車に跳ねられてしまった。ここまでは理解出来たかな?」

 

俺は頷く

 

「だけどまだ君は死んではいないんだよ。詳しく言うと意識不明の重体で生死の境をさまよってるってこと。」

 

 

『死んではいない』その言葉に俺は落胆する

 

 

「で会議をした結果、君は生きると言うことになったんだけど.....そんなひねくれた性格で目を覚まされても自殺とかされそうでこっちとしては困るわけよ」

 

 

男の言葉に俺は「はぁ.....」としか言えなかった。

 

 

「だから君にはエロゲの世界に行ってもらいます」

 

「は?」

 

男の言ってることがよく理解できなかった。一体どういう理由で言ってるのか

 

「ただね...そのゲーム結構キチg...個性的なゲームでね」

 

 

一瞬聞いてはいけないワードが聞こえた気がするが気のせいだろう。

 

「何せ性行為をしなければいけないという条例があって特定の人だけとの行為や性行為をしない者には罰が下されるという設定になってるんだ。」

 

 

聞いただけで吐き気がする内容だった。そんな世界に行くのなら元の世界でイジメられていたほうが百倍マシだ。

 

「今すぐ元の世界に戻りたそうな顔をしてるね。まぁ愛のない快楽だけの行為で生まれたんだから無理もないだろうけど」

 

そうだ。俺は快楽のためだけに生まれた。そして苦しんだ。ドスケベなことは嫌いではないが、目の前にある快楽だけで無責任な行動をする人間はクズだと思っている。

 そしてこの男はそんなクズしかいない世界に俺を送り込もうとしてくる。

 

「一体何が目的なんですか?」

 

俺は男に聞く。何故俺をそんな地獄のような世界に行かせるのかがわからなかった。

 そして俺は立て続けにこう男に言った

 

「俺に拒否権があるのかどうかはわかりませんが、あるとしたら拒否します。そんな世界に行くなら元の世界で生きている方がいいんで」

 

 

男は微笑みながら俺の言葉にこう返した

 

「君に拒否権はないよ。ただ元の世界に戻りたいのはわかった。だからこうしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君がその世界で愛を知ることが出来たら元の世界に返すよ」

 

 

 

 

何を言ってるのか理解できなかった。

 

 

 

 

 

「具体的に言うと誰かを愛し、誰かに愛されろ。それだけだよ。」

 

 

無理難題であった。人に愛されなかった人間が人を愛すことなど不可能である。それが快楽で本物の愛がわからない世界で出来るわけがない。

 

 

「では幸運を祈るよ」

 

 

男がそう言った同時に再び目の前が真っ暗になり、地獄の生活がスタートした。

 

 

 

 

 

 

 

                 続く

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?次回から少しずつキャラクターを出していくつもりです。


アドバイスなどあればお願いします。
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