お久しぶりです。
「な、なんだお前は!この私が誰か分かっているのか!」
垂れ下がった目の小柄な中年の男が唾を撒き散らしながら吠える。彼の名はゼイミートと言い、ヒーロー協会の重役である。
「だが、自らの地位を嵩に懸け、セクハラやヒーロー協会への寄付金の不正使用などの汚職を繰り返している。また、重役というその席も罪も無き市民から奪った金で買ったものに過ぎない」
ゼイミートの前に立っている男が淡々と言葉を紡いでいく。こちらもゼイミートよりは若いが中年の男。ジャージ姿におもちゃの王冠。ボロボロのマントを羽織るその姿は高価なスーツをきたゼイミートと見比べると貧富の差を顕著に感じるが、その目は力強くゼイミートを睨みつけている。
「な…だから、何だというのだ!私は最前線で悪と戦い市民を守っているんだぞ!市民が私に金を払うのは当然の義務だ!その金を使って何が悪い!!」
「ほう…では今、戦ってみるといい」
男がゼイミートに手のひらを向けるとヴヴン、という音と共に一つの光球が浮かび上がった。
「ヒ、ヒイイィ!?」
その言いようも知れぬ恐怖にゼイミートは腰を抜かし、その場にへたり込む。
「悪…いや、クズめ。我が君から授かりし、神通力の裁きをもってこの世から消え失せるがいい」
男の手のひらから放たれた光球はゼイミートの体を削り取り、細胞の一片すら残さずにこの世から消し去った。
「ひ、ひゃあ、あ…」
「うう…」
ゼイミートに連れられていた2人の女性が小さく悲鳴を上げるが、男は一瞥もせずに通り過ぎていく。
『災害レベル:竜 “ホームレス帝”』
S級ヒーローをも圧倒するであろう男がその場を後にするのを、路地裏の影から一人の青年が覗き見ていた。
その飢えた狼の如し瞳は、ホームレス帝の背中を見えなくなるまで睨み続けていた。
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ドッ、という鈍い音と共に左胸に違和感を感じ、シンラは目を覚ました。
目を落とせば自身の左胸には包丁が突き刺さっており、それを刺したであろうタツマキがフーフーと息を荒く吐いていた。
眠りにつく前には幸せそうに涎を垂らしていたタツマキだったが、正気に戻ったのか、あるいは戻ろうとしたのか超能力のないまま何とかしてシンラを殺そうと試みたのだろう。
「…」
「あっ」
シンラは刺さっていた包丁をゴミでも取るかのように軽く抜くと部屋の隅へと放り投げ、片手でタツマキの頬を挟むように掴んだ。白く柔らかな頬がむにゅ、と形を変え、唇が差し出される。
胸の傷など最初からなかったかのように綺麗に消えているシンラはその突き出された小さな唇に吸い付き唾液を啜った。
「んんちゅ、ぢゅる、んあぁ」
抵抗は無い。シンラは空いている左手をタツマキの臀部に伸ばしそのまま人差し指を女性器…ではなく、それより後ろにあるもう一つの穴へと侵入させた。
「アッ!?」
自身の尻穴、アナルの中をグニグニと刺激される感覚にタツマキは身体を震わせる。クチュ、グチュと卑猥な音を立てながら解されたアナルから指を抜き、シンラはそそり立つ雄の象徴をヒクヒクとしたタツマキのアナルに挿入した。
「おうぅぅ!!!」
力強く締め付けてくる肉を無理やり押し広げるように肉棒を突き入れる。
「やぁぁ!ぁぁ!ィィィィィ!!」
ズプズプと飲み込まれていく肉棒がタツマキの内臓を貫いていく。分泌された腸液がシンラのモノに纏わり付き、舌を出したタツマキは苦しげに息を吐く。
根元まで挿入された肉棒がコツ、コツと奥を叩く。
「ふぐっ!?ぎぃ!お、お尻、壊れちゃううぅ」
「ぐ…こっちでやるのは初めてだけど、結構良いね」
シンラはタツマキの膝裏に腕を入れ、膝裏を肘で、頭を両手の平で固定し、肉棒をギリギリまで引き抜く。プリプリとした腸内を引っかきながら後数センチで抜けるといったところで再び奥まで肉棒を突っ込んだ。
「あ"っ………」
ボコンとお腹が膨らみ、ぷしゃあ、とタツマキが潮を吹き、ガクガクと震える。しかし、シンラは奥まで入った肉棒をまたもやギリギリまで引き抜いた。
そしてまた強く突き入れる。ズパン!、と肉のぶつかる音が鳴り、またギリギリまで引き抜かれる。グポッ、ズパン、グポッ、ズパンとタツマキの小さな身体の中を凶悪な肉棒が何度も貫いていく。
「ごおっ♡お"っ♡あ"っ♡えあ"♡あ"あ"♡あ"っ♡あ"っ♡」
内臓を擽られるような感覚と共に射精する。漏れ出す粘性の液体がタツマキの胃に注がれ、膨らんでいた腹がさらに大きくなっていく。
敏感になった肉棒を射精しながらも動かし、残っている精液を全て吐き出す。
「が…はぁ…ああ…あ…♡」
涎をダラダラと垂らすタツマキの向きをアナルに挿入したまま向かい合うように変え、きつく抱きしめ、その涎だらけの唇を啜る。
「んぷっ♡じゃる、れろ、んん♡」
意識のないタツマキの口を味わい尽くすのには長い長い時間がかかった。
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精液やら体液やらで汚れたタツマキの身体をフブキとリリーが風呂場に連れて行ったのを確認し、ラフな格好に着替えたシンラは瞬間移動でB市の高層ビルの頂点に降り立った。
シンラの肩にはポチがしがみ付いており、グルルと唸っている。
見下ろす先には一人の青年と二体の怪人。巨大なムカデ型の怪人が黒い学ランを着た不良風の青年、S級ヒーロー金属バットを鋭い鉤爪や甲殻に包まれた長い体を使い攻撃している。
金属バットは攻撃を受けていると言うのに反撃することなく微睡んでいる。おそらくはムカデの後ろに隠れているラフレシアのような植物型の怪人の能力だろう。
吹き飛ばされ、乗り捨てられた車に突っ込んだ金属バットだったが、自らの得物であるバットを自分の額へとぶつけた。
朧げだった意識が覚醒し、その眼光が力強く二体の怪人を貫く。
「んなぁ!?復活しやがったぞぉ、しかもさっきよりもパワーが上がって…」
「そんな簡単に私の催眠が解けるはずは…何をした!」
「何をしたかだと…?気合入れただけだ。気合があれば大抵のことはなんとかなるんだよ」
金属バットの謎理論に覗き見ていたシンラも苦笑を浮かべる。
金属バットは狼狽えていたムカデとラフレシアをフルスイングで吹き飛ばし、叩き潰した。
「うん…良いね。素直に仲間になってくれそうにはないけど、一応勧誘しておこうかな」
シンラはトンッ、と屋上から飛び降り、金属バットの前に着地する。
「っ!?テメェは!」
「やぁ金属バット。くだらない仕事を押し付けられたようだね」
「…さっきの奴らはお前の差し金か?新しい正義だかなんだか知らねぇが、人質取ろうなんざぁ腐った根性してやがる」
「勘違いだよ。危害を加える気は無いし、ことが済めばすぐに解放する予定だから…まぁ、手段が少し手荒になってしまったのは事実だけどね。あとで注意しておくよ」
「…何が目的だ?」
「前に言ったろ?現ヒーロー協会を潰し、新たな正義を確立させる。本当は人質なんて手段は取りたくないんだけど、ヒーロー協会の汚さを民衆に理解してもらう必要があるからね」
「理解だぁ?」
ニコニコと朗らかな笑みを浮かべるシンラを金属バットは訝しげに見る。
「確かに、俺はその気になれば今すぐにでもヒーロー協会を壊滅させることができるけど、そんなことをしても意味が無い。ただの暴力主義者を民衆が支持してくれると思うかい?新しい正義が生まれるには現在の正義を壊す過程が必要なんだよ」
シンラの肩に乗っているポチはシンラの言葉を理解しているのかしていないのかは不明だが、コクコクと首を縦に振っている。
「怪人が発生した時、現ヒーロー協会が重役やスポンサーのいる地域を優先してヒーローを送っていることを知ってるかい?その親は協会に多額の寄付金を出資していてね。誘拐されたとなったら協会は焦燥に包まれ、すぐさま救出態勢に入るだろう。たとえ…危険に晒されている民間人がいたとしても」
まぁ、怪人協会という餌に釣られて配下となった怪人たちには『罪もない民間人には手を出すな』と『倒したヒーローは殺すな』の命令をサイコスに出させているが。協会が勘違いしてくれればそれだけでいい。
万が一その二つの命令を破れば即刻排除する予定でもいた。
と、そこでモヒカン頭の男とパイナップルの衣装を見に纏った男が現れた。シンラの記憶にはない。下位ヒーローだろう。
「金属バットさん!助太刀に…」
「話はいいからその親子連れてさっさと逃げろ」
下位ヒーロー二人はただの民間人に見えるシンラに明らかに敵意を向けている金属バットに困惑するが、言われた通り親子を背負ってその場から離れようとする。
「ああ、ダメだって」
シンラがパチン、と指を鳴らす。ただそれだけ下位ヒーロー二人は気を失い、その場に倒れた。金属バットは驚きながらも一歩踏み出したシンラの脳天目掛けてバットを振るった。