あーもう!何でこうなるんだよ!!
咥えていた棒付きキャンディーを噛み砕き、頭を小さな手でガシガシと掻かながら茶髪の少年が内心で悪態をつく。
『S級5位ヒーロー 童帝』
ただでさえ、怪人協会などと言う組織に重役の息子が誘拐された所為で上層部から苦言を言われ、辟易している頭に他のS級ヒーローたちが好き勝手に動いてしまっているという悩みの種がどんどん放り込まれているのだ。
加えて、金属バットやメタルナイト、実質のヒーロー協会の最強戦力であるタツマキの行方が不明だというのも相まってヒーロー協会は大きな混乱に包まれていた。童帝にとっては捻くれた性格はともかくとして、あの自身と同等以上の天才であるメタルナイトとの連絡がつかないというのはタツマキ以上に驚くことだった。
「あのおじさんが今の状況を理解できていないなんてことはないはず…またヘソ曲がりか…」
決して表舞台に出ることなく、ヒーロー活動も愛用の無人機を使う彼が直接やられたなんてことはほぼ無いだろうし。
「…情報を漏らしたと思われる協会の役員は行方不明…怪人協会なら自分たちの名を知らしめるために名乗る筈…それに怪人たちの行動も支離滅裂で目的が分からない」
考えられるのはやはり以前に遭遇したあの男か。童帝の知識内においてタツマキに勝てる可能性を持つ人物は一人だけだ。
おそらく今回のS級ヒーローの面々が自分勝手な行動をしたのもあの時の敗北がどこか心のしこりになっていたのだろうと童帝は結論づける。
「いや、今は人質の救出が最優先だ」
こんがらがった思考を振り解くように頭を振ってモニターを操作する。
S級ヒーローが行方不明だなんて報道をされた所為で市民からの印象は悪くなり、ヒーロー協会支部の独断のS級ヒーローへの救難連絡によって自負心を持つS級ヒーローたちが本部からすっ飛んで行ってしまった。唯一残ってくれそうなゾンビマンとも連絡がつかない。
「くそ…どうしてみんな僕の話を聞いてくれないんだよ。やっぱり僕がまだ子供だから?」
新しく取り出したキャンディーを舐め、モニターを操作しながら童帝は独り言つ。生まれ持った天才的な頭脳と強い正義感。それをS級5位にまで上り詰め、ヒーローとして正しく使っているはずなのに、募るのはストレスと疲労のみ。やはり子供だからと侮られているのか。
『童帝!早くワガンマ君を見つけ出せ!ヒーローとしての責務を果たせ!!』
『メタルナイトにも連絡しろ!いいな。怪人どもにこれ以上好きにさせるんじゃないぞ!!』
「全く、具体的な解決策も出さないくせに命令だけは一人前でさ」
操作する指は止めずに愚痴を溢す童帝。
「こんなの…僕がなりたかったヒーローじゃ…」
思わず吐いた言葉は
「!!!?」
驚愕に包まれた童帝があたりを見渡すとそこは一面が草原と化した自然の中という先ほどまでいた無機質なモニター室とは正反対の場所だった。
「なっ…何が…」
眼下にあったモニターやスイッチは姿を消し、代わりに色とりどりの花が、機会音は風や川の流れる音に変わり、匂いまでもが澄んだものに変わっている。
「綺麗な場所だろう?」
鈍った脳を動かそうとしていた童帝に言葉がかけられる。バッ、と振り向くとそこには髪を靡かせる褐色の美形の男、シンラが親しげに佇んでいた。
伸ばした指先に蝶がとまり、優しげな笑みを浮かべるシンラは一枚の絵画のような神秘さと美しさを纏っており、童帝も一瞬混乱していた頭が空っぽになった。
「…これはお前の仕業?幻覚だなんて随分と変な技を使うね」
そのおかげか冷静さを取り戻した童帝がシンラに問いかける。
「幻覚?違うよ。ここは強い正義の心が具現化した世界、精神世界の中だから現実とは言い難いけどね」
「せ、精神世界!?」
そんな馬鹿なと言いたげな童帝だが、地面を踏みしめる感覚や草の匂いが幻覚という可能性を否定する。
「同じ正義の心を持つものしかこの空間には入れない。童帝。自身の生まれ持った強さは弱きものや大切なものを守るためにあるんだ。だが、お前は?お前が今守っているものは本当に大切なものか?弱きものか?…俺はお前を否定しない。だが、その間違いだけは正してやる」
「何を…」
「いいや、気づいている筈だ」
新たにかけられた低い声に童帝が顔を向ける。
「己の正義が不安定になっていくのを聡明なお前が気づいていない筈がない」
スタイリッシュな鳥の着ぐるみを見に纏ったそいつはまるで犯人を追い詰める探偵か何かのよう淡々と言葉を紡いでいる。
『災害レベル:竜 “輪廻転生フェニックス男”』
機械を通さずともわかるプレッシャーに童帝は冷や汗をかく。間違いなく今まで戦ってきた怪人の中で頂点に立つであろう男とその外側にいる男を前に童帝は武器一つ持っていないこの状況の打開策をなんとか模索する。
「タツマキやメタルナイトを含む多くのヒーローが既に俺たちの仲間になっているんだ。俺は君にも仲間になって本当の正義を手伝って欲しい」
いつのまにか目の前に移動していたシンラの言葉にまたもや衝撃を受ける。あのタツマキさんが?メタルナイトまで!?
「はっ…そんな嘘で」
『嘘ではない』
「なっ!?」
三度の驚愕。音もなく現れたのは童帝もよく知るロボット、メタルナイトだ。
「まさか!本当に!?」
『そうだ。俺と彼らは同盟関係にある』
「ッ!どうして!?」
『ヒーロー協会を潰すためだよ。あんなものをヒーローだなんて呼びたくはないがね』
「…その通りだ。ほら」
「…?…っ…は?…」
シンラが指をピッ、と振ると童帝の脳内に覚えのない映像が映る。
『ぎゃあああ!!やめてくれ!!俺は別になりたくて怪人になったわけじゃねえんだよ!!』
台に固定されたカエルのような見た目の怪人が叫ぶ。カエル男の周りには防護服を纏った男たちが何やら話し合っており、徐に手に持ったメスで解剖を始めていく。
『あああああ!!やべろぉぉ!助けてくれぇぇ!!!』
あまりの光景にやめろ!と思わず叫ぶが声は響かない。
チェーンソーがカエル男の足を抉ったタイミングで画面が切り替わる。
『I市から要請。災害レベル鬼です』
『チッ、A市のスポンサーの護衛を優先しろ。ヒーローたちにはまだ連絡するな。少し遅らせて命の危機に陥った方が救助された民衆の感謝の度合いも上がる』
シッチさん?何を言っているんだ!?
『む?あぁ、この書類は童帝にでも回しておけ。所詮は子供だ。なんの疑いもなく処理してくれるだろうからな』
セ、セキンガルさん?
『いやぁぁぁ!誰か!助けて!!』
またもや画面が切り替わり、一糸纏わぬ裸の状態で泣き叫ぶ女性が映し出される。その牢屋のような部屋には女性の他に数人の男が女性を囲むように立っており、そのうちの一人が女性の腕を拘束し、覆い被さった。
『いやぁ!!』
知識としては知っている行為が行われる。女性を陵辱し気色の悪い笑みを浮かべる男に吐き気を催すが、目を離すことができない。
「身内から怪人を出した。ただそれだけのことでこの女性は陵辱され、家族はバラバラにされ売られた。こんな非道を知らずのうちにお前は手伝っていたんだ」
いつの間にか映像が消えていたことに気付き、ふらふらとする身体をなんとか支える。
「まだまだあるぞ。金儲けの手を広めるために邪魔な企業にわざと怪人を放ったり、公安機関を乗っ取る為に警察の信頼度を下げたり、中には勝手に上位ヒーローの名を使いまるで自分の力のようにひけらかす者もいる。一番酷かったのは両親を亡くした少女を保護するだなんて言ってあんな「フェニックス」…」
舞台役者のように長々と喋っていたフェニックス男の台詞をシンラが遮る。
「…んん、済まない。私としたことが、失礼した」
目を閉じて一歩下がったフェニックス男の様子に先程の台詞の信憑性が変に増してしまった。
「安心…はできないだろうが、先程のクズたちは既に断罪しておいた。もうこの世に細胞の一つも残ってやしない」
シンラの言葉を聞いてか聞かずか呆然と立ち尽くす童帝。
頭にはさまざまな考えがぐるぐると巡る。先程の映像から見覚えのある書類や重役の顔を確認してしまった童帝の砂漠のように乾いた口からはいつものような正解の言葉はいつまで経っても出てこなかった。
すっ、と両頬に手を添えられたことに気づき、童帝はハッと顔を上げた。そして、眼前にあるシンラの双眸に写る自分の姿を見た。
「童帝。お前は何も悪くない。お前はよくやっていた。だが、何も悪くなくても、どれほど我慢して正義を貫いても、周りがそれに答えてくれるとは限らないんだ。…頼む。お前の力が必要なんだ。俺に、力を貸してくれないか?」
目を伏せ、唇を噛むシンラからは全く虚偽の気配が無い。それは当然でこれは紛れもないシンラの本心で、かつての自分の死に際を思い出しているのだ。
そんな本気の感情を、天才である童帝が感じ取ってしまうのもまた必然である。
そんな、自分の目線よりも下から差し出されたシンラを右手を童帝は見つめ、ゆっくり、ゆっくりと、手に取った。
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かつての自分と似た思いを抱えていた新たな理解者を得たシンラはかなりの上機嫌だった。
メイド服を着た弩Sの膝を枕にして耳元に当てた通信機から連絡を聞く。
『アトミック侍、捕獲失敗、指欠損、内臓亀裂などの重体』『戦鬼神GX、大破、修復可能、戦闘データ、AI記憶メモリー、無事』『超合金クロビカリ、捕獲失敗、軽傷、僅かな自信消失』『阿修羅メタルカブト、軽傷、進化の余地有り』『閃光のフラッシュ、捕獲失敗、行方不明、重傷の可能性大』『疾風のウィンド、業火のフレイム、氷結のフリーズ、雷鳴のサンダー、二名重傷、二名軽傷、進化の余地有り』
「…意外と手強いんだな。ま、早く終わり過ぎてもつまらないから全然良いけど」
『ゾンビマン、捕獲成功、無傷、進化の家地下牢に厳重拘束中』『エビル天然水、無傷』『タンクトップマスター及び部下タンクトッパー、捕獲成功、重体数名、軽傷数名、無傷投降数名』『ハグキ、無傷』『ぷりぷりプリズナー、捕獲成功、重傷、あまり近づきたくない』『モスキート娘、無傷、血の摂取による進化の余地有り』
「へえ」
ゴロンと転がり仰向けになり弩Sの太ももの匂いを嗅ぐ。それだけで弩Sはビクビクと震え股を濡らし出した。
太ももから頭を退け、ベッドに寝転がり両手を広げる。
「こっちおいで」
がばっ、と飛び込んできた弩Sを受け止め、背中の紐を外しメイド服を脱がせていく。慣れたもので数秒で全裸になった弩Sを抱きしめたシンラはその耳をはむ、と甘噛みした。
「はうぅ♡」
耳の中に舌を入れほじくり回し空いている手で弩Sの巨乳を揉む。ほぼ毎日揉んでいるからか大きさを増してきた弩Sの胸の突起を掴みコリコリと愛撫する。
何度もシンラに調教された弩Sの肉体は最早どこを愛撫してもイかせられるほど開発されており乳首などは勿論最近では軽く吸うだけで果てるほどだ。
「ああん♡!」
淫らな声を発する弩Sの大きな尻を持ち上げ、ぐしょぐしょに濡れているマンコに挿入する。マグマのように熱い蜜が絡まり、プリプリとした膣壁を掻き分けていく感覚はえも言えぬ快感だ。
ゆっくりと子宮の入り口まで到達し、余裕を残しながらもちょうど目の前にきた乳首を啜る。天を仰ぎ震える弩Sの白い身体が赤く染まっていく。
弩Sのアナルを穿り、膣がキュウと締め付けてきたタイミングで乳首を噛み、腰を突き入れ、肉棒で子宮の入り口を無理矢理こじ開けた。
「ん"ギィイイイア"ア"ア"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"♡♡♡!!!!??」
激しく音を立てて乳首を吸い、両手で尻を押さえて何度も腰を突き入れる。
じゅるるる!!じゅぼっ!ぢゅるるぅ!!グポッ!スパン!スパン!スパン!
弩Sの嬌声を塗り替えるほどの淫靡な音が響く中、シンラは吸引力を上げ、射精した。ホースの音のような発射音が聞こえ、シンラは射精しながらも腰を動かし愛液と精液を子宮の奥から入り口までに塗りたくった。
「んあ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"んんんっっ♡♡♡!!!!」
乳首から口を離し、荒々しく吐く弩Sの甘い息を吸い込み、その口を口で蓋をする。
挿入したまま弩Sの口内を啜り、舌を入れ全体を舐め回す。
ベッドに押し倒し弩Sの顔を両手で挟む。唇、舌、歯、喉奥まで舐め回すそのキスと呼ぶのも生ぬるい口淫はその後、抜かないまま10発中出しされるまで絶え間なく続いた。