※この作品はR-18です。

神様から力を貰ったので好き勝手に生きる   作:塩レモン

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第三話

B級1位ヒーロー、地獄のフブキがシンラと出会ったのは一年前のことだ。

B級1位となった彼女はB級以下のヒーローを部下として募り、フブキ組という派閥を作った。彼女自身A級ヒーローと比べても遜色のない実力を有してはいるが、A級1位のアマイマスクには敵わないと確信しているがために、B級1位の座に居続けた。

 

そしてそうまでして、B級1位の座を守り続けるのには理由がある。

彼女の実姉であり、S級2位ヒーロー、戦慄のタツマキ。最強の超能力者である彼女とフブキは姉妹ということもあって比べられることが多かった。

頭脳、体力、そして超能力。トップに立てる才能と能力を持っているという自負は姉という強者にいとも簡単に打ち砕かれた。

姉と自分の力の差のコンプレックスに悩まされながらも、フブキはタツマキの後を追いヒーロー業界へと入った。

追いつけることなどないと心の奥底で理解していながらも、姉の背中を追い続けたのは、自身のプライドもあるだろうが、憧れの姉を見失うことが何よりも怖かったからだ。

 

そうしてフブキはB級のトップに上り詰めたが、心の中の靄は晴れなかった。

B級1位としての優越感も、部下の向けてくる尊敬の眼差しも、フブキの心を満たすことはなかった。

 

そんなある日にフブキは部下たちを解散させた後に偶々目についたバーへと入った。普段はそのような店に入ることがないフブキだが、その日は疲れていたのか特に考えることもなくなんとなく入店した。深夜だというのに意外と客が多く、話し声も聞こえる。

空いていた端のカウンターへと座り、適当にお酒を頼む。

 

グラスを傾けて1時間が経ち、店にいた客が少なくなった頃、フブキの元にガラの悪い集団が現れた。ニヤニヤと笑いながらフブキに迫る集団は一見ただのチンピラ。

彼女がその気になれば指先ひとつで容易く吹き飛ばせる相手だ。

 

『ひひっ、これはB級1位ヒーローのフブキ様じゃねぇか。こんなとこで飲んでて暇なのか?』

 

『ヒーローってのは俺たち市民の寄付金によって活動してんだろ?1人寂しく飲んでないで、俺たちにお酌でもしてくれよ〜』

 

下卑た視線でフブキを舐め回す男たちにフブキは軽く超能力でも見せてやれば逃げ出すだろうと思ったが、タチの悪いことに、男のうちの1人がスマホで撮影をしていたのだ。

ヒーローという職業の手前、絡んできているとはいえ一般人に、それも店の中で危害を加えるわけにはいかなかった。

もちろん、触れるなどの接触をしてきた瞬間に問答無用で吹き飛ばすつもりでいたが。

 

横目で睨みつけるフブキに抵抗できないとでも思ったのか、手を伸ばしてくる男。酒を飲んでいることもあり、苛つきを覚えているフブキがその男に死なない程度の超能力をぶつけようとした瞬間。

 

 

『ダサい真似はやめとけよ。男としての程度が知れるぜ』

 

 

フブキに手を向けた男の腕を掴み、フブキを庇うように1人の男が現れた。高い身長に健康的な浅黒い肌、端正な顔立ちをした短髪の青年は男たちを睨みつける。

 

『な、何だテメェ。文句あんのか』

 

『文句?大有りだね。いや、文句というより哀れみかな。正々堂々と女を誘えない腰抜けのブサイクなんて哀れで仕方がない。それにそんな奴らに絡まれる彼女はもっと気の毒だ』

 

青年、シンラの巨躯に一瞬うろたえた男だったが、シンラの侮蔑の視線と言葉を受け、怒りで身体を震わせる。

 

『テメェ!ぶっ殺され、ッ!?ぎゃあ!?』

 

シンラに殴り掛かろうと右腕を振りかぶるが、突如掴まれていた左腕に強烈な痛みが走り、男はその場に蹲る。

 

『なっ!?』

 

そんな男の様子に周りの仲間たちは驚く。男たちから見れば、シンラは優しく腕を掴んでいるようにしか見えず、とても力を入れているようには見えなからだ。

 

『スマホの映像も削除しておいたよ。次は花や動物でも撮ればいいんじゃない?その性格も少しはマシになると思うよ。多分』

 

『えっ、あっ!俺のスマホ!いつのまに!?』

 

シンラの手にはいつのまにか録画をしていた男のスマホが握られており、それを軽く男に投げ返す。

優しい口調とは裏腹に鋭く睨みつけてくるシンラの不気味さに男たちは恐怖し、顔を青ざめながら逃げ出した。腕を解放された男も腕を押さえながら後を追いかける。

 

『…大丈夫ですか?』

 

『え、ええ』

 

突然の事に置いていかれ、呆けていたフブキはシンラの急に丁寧になった言葉遣いに詰まりながらも答える。

シンラはフブキに微笑みかけると一礼して店を出ようとする。フブキはとっさにその手を掴み呼び止めてしまう。

 

『…』

 

『あっ、えっと…た、助かったわ。ありがとう』

 

自分一人で解決できた事態とはいえ助けられたのは事実。フブキはシンラに感謝の言葉を述べ、何かお礼をとシンラに告げる。

プライドの高い彼女は相手が誰であったとしても借りの作りっぱなしはしないのだ。

フブキはシンラに酒を一杯奢り、一緒に飲み直した。

少しの沈黙に後に何か会話をしようと焦ったフブキはつい、愚痴を零してしまう。姉との実力差、報われない努力、満たされない心。

お礼として奢った相手に話すにはあまりふさわしくない会話だが、アルコールの入った頭は普段貯めに貯めていた不満を崩壊したダムのように溢れ出させた。

 

そうしてあらかた口にし終えた後に、しまったと今更ながら思った瞬間、頭をくしゃ、と優しく撫でられた。

 

『フブキは頑張ってるよ』

 

『え…』

 

微笑みと共に向けられる甘美な声がフブキの胸にストンと落ちる。

 

『私…頑張ってる?』

 

『うん。君は努力家でとても素晴らしい人だよ』

 

『でも…』

 

『フブキみたいな頑張り屋さん、俺は見たことないよ』

 

頬が熱くなり、心臓が強く脈打つ。

しかし目の前の男から目を離せず、そのその言葉に耳を傾ける。

 

『フブキはすごいな。よく頑張ったな』

 

『あ…』

 

染み渡るように心に暖かさが広まっていく。空っぽだった胸がその声によって満たされていくのをフブキは感じた。

そうだ、自分は頑張った。努力したのだ。フブキはただ、それを認めて欲しかっただけなのだ。褒めて欲しかっただけなのだ。

 

涙を流し、俯くフブキにシンラは胸を貸し、彼女が泣き止むまでずっと頭を撫で続けた。

 

一時間後、ようやく泣き止んだフブキはシンラに送ってもらい、自宅へと帰った。

ベッドの上でフブキはまだアルコールの抜けきっていない頭でシンラのことを思い出す。頭を撫でられたこと、触れ合った手のこと、そしてかけられた言葉が心から離れず、フブキは顔を紅潮させ、だらしなく笑った。

その様はどう見ても恋する乙女の顔だった。

 

 

 

 

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それから、フブキは時間を見つけてはシンラと会うようになった。

共に買い物に出かけ、食事をし、遊びに行った。

シンラに会うたびにフブキは怪人を倒したことや、超能力の特訓のことなどを自慢する子供のように話した。そしてシンラも聞くたびに彼女を大袈裟なほどに褒めた。

 

彼だけにしか見せない素顔があり、彼に褒められるたびに心を奪われていった。

そして、やがて彼へと向ける恋心に気づき、シンラに褒められることに快楽を覚え、フブキはシンラに褒められることのみを考えるようになった。

 

会合が20回を超えた頃、フブキはどうすればシンラの一番になれるのかを考えていた。

そんな時だ。フブキは突然シンラにキスをされた。それは唇が触れ合うだけのものだったが、フブキの心は熱く燃え上がった。

そして、シンラは彼女を強く抱きしめた。フブキは彼を受け入れ、本当に幸せそうに笑った。

彼女がシンラの弧を描くように歪んだ口元に気付くことはなかった。

 

その日、フブキはシンラに純潔を捧げた。

何度もキスをして、何度も身体を重ねた。耳元で囁かれる甘い声がフブキの蕩けた脳味噌に絡みつき、彼女を完全に堕とした。

 

フブキはシンラに全てを捧げた。自分も、力も、誇りも、部下さえも。

それも全て彼に褒められたいが為に、彼の一番になりたいが為に、今日も彼女はシンラの為に努力をする。

 

フブキはシンラの認めた努力家なのだから。

 

 

 

 

 

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じゅぽ、じゅる、と淫靡な水音が部屋に響く。

フブキはシンラの怒張した肉棒を美味そうにしゃぶっていた。自身の顔よりも大きいそれを隅々まで舐めまわし、大口を開けて頬張る。

 

「んちゅ、はぁ、れろ」

 

一度根元まで飲み込み、唾液で濡れた肉棒をその大きな胸で挟み込む。フブキの巨乳でも包みきれずに、はみ出している亀頭にフブキは吸いつきながら胸を上下に扱く。

 

「くっ、出すぞ。フブキ」

 

シンラはフブキの頭を押さえ、勢いよく射精した。フブキは口をパンパンに膨らましながらも、一滴も溢さないようにその精を飲み干した。

 

「はぁ、はぁ、気持ちよかった?」

 

「ああ、最高だったよ。流石だな」

 

笑いながらフブキの頬を撫でるシンラ。フブキはそれだけで身体をゾクゾクと震わせ、股から愛液を溢れさせた。

 

そして、椅子に座っているシンラに抱きつき、シンラの肉棒と己の蜜壺を合わせた。ゆっくりと腰を下ろし、ズプズプと中に入ってくる愛すべき感触に心を満たされる。

 

「ひゃ、ああ。好きぃ、大好きぃ。…ずっと、あなたの物でいたいの。あなたさえ居てくれたら私はもう何も要らない。だから…」

 

シンラの首に腕を回し、自ら淫らに腰を振るフブキは幸せそうに笑った。

 

 

「もっと、頑張るわ♡」

 

 

 

 

 

 




頑張り屋さんのフブキ可愛い
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