宇宙人の襲来によって完全に崩壊したA市。
政府に任せれば復興には数十年かかるといわれたが、莫大な契約金によって依頼されたメタルナイトはたったの7日で復興工事を終わらせた。
いくら機械の力を使ったとはいえ、単独でそんなことをやり遂げたメタルナイトの力に感心すると共にヒーロー協会は脅威を覚えた。
もし敵になったら、と一瞬考えた者もいたが、メタルナイトが作り変え、より強固になった協会本部や道路をつなぎ迅速な情報共有を可能とした街を見てそんな考えは即座に吹き飛んだ。
流石は我等が誇るヒーロー協会だと、これなら安心だ、と。
その防衛システムや迎撃兵器はメタルナイトの指先ひとつで簡単にコントロールされる物であることは全く考えていないところにヒーロー協会上層部の楽観主義さが窺えるものだ。
まぁ、それはさておき。
新しくなったヒーロー協会本部の会議室にて、また前回と同じようにS級ヒーローたちが集められていた。前回と同じメンバーを集めたのかB級であるサイタマもジェノスの隣に座っていた。
そして今回はメタルナイトもいつも通りロボットでだが出席しており、A級1位のアマイマスクも同席している。アマイマスクの隣の席の金属バットはとても嫌そうな顔をしている。
「さて、今回、諸君たちに招集をかけたのは他でもない。十日前、A市に現れたあの男のことだ」
あの男。前回同様説明役として前に立つシッチのその言葉に全員が同じ人物を頭に浮かべた。
「前回の緊急招集から期間が空かずで申し訳ないが、それでもそれほどまでに厄介な事態だということは皆も理解していると思う。私はあのシンラと名乗った男が確実に予言に関わっていると考えている」
S級ヒーローに軽く対応し、遊んでいるようにも見えたシンラにシッチは最大限に警戒していた。その警戒には上層部に意見しようにも現場を見ていない幹部たちはまともに取り合おうとせず、なんとか緊急招集の許可を得ることができた現状に対しての不安も含まれていた。
実害が起きていないこともあり、事態を軽く見ている上層部に苛立ちを覚えるが、直接対峙したトップヒーローたちと会合できただけでもよしとしよう。
「今回の話の核は奴への対策と「そんなのどうでもいいわ」…む?」
シッチの話をタツマキが遮った。テーブルに肘をかけ、目を吊り上げている彼女は見るからに苛立っており、シッチは思わず怯んでしまう。
「あの男がまた現れたら私に連絡しなさい。私が倒して、それで終わりよ」
「…フン。随分と自信があるようだな。前回は超能力が通じていなかったようだが?」
「アンタだって軽く避けられてたじゃない。自慢のスピードはどうしたの?改名した方が良いんじゃない?」
「……」
タツマキとフラッシュが睨み合う。ちょうど2人の間にいた童帝がめんどくさそうな顔をしながら「まぁまぁ」と2人を抑え、その隙にアマイマスクがシッチに問いかけた。
「僕はくだらない喧嘩を見るために忙しい中来たわけじゃないんだ。さっさと本題に入ってくれるかな?」
アマイマスクのその言葉にタツマキとフラッシュが反応するが、シッチが話し出したため睨むだけで終わった。
シンラの行動理由が本人の言う通り『新たな正義の確立』なのかどうかは判明していないが、ヒーロー協会の敵であることに違いはない。
しかし、S級をも超えるシンラの強さを考え、要らぬ混乱を招かないために情報は当時現場にいた者たちのみに限定するものとする。
この場に集まった一人一人に特製の通信機を渡し、遭遇した場合は単独では戦わず必ずその通信機を使うこと。ボタン一つのその通信機はボタンを押せばヒーロー協会本部と他の通信機に連絡がいくとのことだ。
シッチの話をまとめればこんなところだ。
全員が通信機を受け取ったことを確認したシッチは最後にもう一度注意を呼びかけ、その場は解散となった。
「先生」
帰り道、ジェノスが自身の師であるサイタマに話しかけた。
「先生はどう思いますか?」
最近、柄にもなくボーッとすることの多いサイタマを心配したジェノスは今回の事態について何か思うところがあるのかサイタマに問いかけた。
「んー、俺ちょっとあいつと話ししたんだけど、少し共感しちまってさ」
「共感…ですか?」
「ああ」
隣を歩く師匠はいつも通りの表情に見える。
「…なんかぶっ飛ばして終わりじゃ駄目って言うか、上手く言えねーんだけど」
頭を掻きながら、サイタマは独り言のように答えた。
「そんな難しいこと考えてたらあいつと戦うことにいつの間にか期待してた。あいつ、強いぞ」
ジェノスはサイタマのその言葉に身体を震わせた。圧倒的な強さを誇るサイタマがハッキリと『強い』と明言したのを初めて聞いたからだ。
その後、ジェノスは口を開くことはなく、どことなく嬉しそうにしているサイタマの後ろを歩いた。
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一方その頃。ほとんど壊れていないにも関わらずメタルナイトによって修繕された自宅にて、シンラはフブキの手作りクッキーを食べていた。
「…美味い」
「そ、そう?あ、と、当然よ!私だってやればできるんだから」
口に広がる控えめな甘さとチョコレートの風味を感じながら、素直に浮かんだ感想を言えば、目の前にいるフブキが顔を赤くしながらも嬉しそうに笑った。
フブキは料理が上手いとは言えなかったが、最近は上達している。他にもリリーは普通に料理上手で、リンリンは中華のみ作れる。一度リンリンが洋食を作った時は田んぼに落とされたタイヤをバーナーで炙ったようなダークマターができた。
ちなみに一番料理が上手いのはアーマードゴリラである。
クッキーを食べ終えた後、唐突にフブキが口を開いた。
「ねぇ、お姉ちゃんに会ったのよね」
「ああ」
フブキの姉、戦慄のタツマキに会ったと言うことはヒーロー協会との戦争が迫っているということだ。
「お前の姉を殺したりなんかしないから安心しろよ。まぁ、怪我とかは仕方ないが」
「ううん、それはちゃんと分かってるから大丈夫。早くお姉ちゃんもこっちに来たらいいのに。もちろん私の方が愛され度は上だけどね!」
むふー、と腰に手を当てて自慢気に息を吐くフブキの頬を撫でるとフブキは顔を紅潮させ、恥ずかし気に微笑んだ。
そのまま人差し指と親指でフブキの顎をクイッ、と上げるとフブキのぷるりとした柔らかな唇がシンラへと近づいていく。
「んっ」
そして、唇を重ねる。舌こそ入っているものの激しいものではなく、静かに確かめ合うようなキスだ。
「…クッキーの味がするな」
「なっ!?」
その言葉に一瞬口を離したフブキだったが、シンラに引き寄せられもう一度舌を絡ませる。
フブキの黒髪を優しくかき分けながら抱きしめるとフブキもスイッチが入ったのか甘い息を吐き、シンラの口を吸う。
いつまでそうしていただろうか。お互いを貪り合うその快感をもう少し、あと少しと求め続ける2人はいつのまにか服を脱いでおり、ソファで抱き合いながら唇を合わせる。
「ちゅ…ん、れろ、はぁ」
シンラはフブキの胸を揉みしだきながら舌を絡め、唾液を吸い続ける。
淡い赤に染まった身体を密着させながら、恍惚の表情を浮かべるフブキの足を持ち上げ愛液を溢れさせる膣を顔の前に持ってくる。
白い太ももを掴み、溢れ出す蜜を舐めあげる。
「ひぁぁん♡!…あんっ、ん、ぷ」
快感に嬌声を漏らすフブキだが、負けじと目の前のシンラの肉棒にむしゃぶりついた。
ジュポジュポといやらしい音を立て喉奥まで飲み込み亀頭を舐める。
所謂シックスナインの体制になった2人はお互いの性器を愛撫し合う。
「んん♡ちゅぷ、ん♡」
「ぐっ」
フブキの激しいストロークに射精感を感じたシンラはフブキの頭を押さえ勢いよく射精した。
「んんんん♡!!んーっ♡!」
直接胃に流し込むほどの勢いで放たれる精液を飲み込んだフブキは綺麗にするように丹念に肉棒を吸い上げながらちゅぽんと音を立てて口を離した。
舌舐めずりをして精液を一滴残らず味わう彼女はひどく魅惑的でまるでサキュバスのような色香を纏っていた。
シンラはバックからフブキに挿入した。
腰を掴み、強くピストンを打ち込み激しく徹底的にフブキを犯していく。
全裸のまま汗だくになって繋がるその様はセックスではなくまさしく交尾と形容できるものだった。
クチュクチュと絡みつき
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」
パン、パンと肉をぶつけ
「んあぁ♡!あいぃ♡!やあぁん♡!」
ズン、ズンと子宮を潰し
「んおおっ♡!?んひぃぃ♡!?んあぁぁん♡!?」
ズチュン、ズチュンと身体を抉った。
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"♡♡♡!!」
「出すぞ!」
「出してぇ!私の奥に精液出してぇ!!」
ラストスパートをかけ、深く肉棒を抜き差しする。
「あーっ♡!イク♡!イッちゃうぅぅ♡!!」
フブキの子宮の奥深くへと射精する。ビュルルル!と放たれた灼熱の粘液が子宮を侵し、フブキの身体を快楽が駆け巡った。
「ッッッイッッックウゥゥゥゥゥ♡♡♡♡♡!!!!???
シンラの肉棒が脈打ち、最後の一滴まで注ぎ込む。
目にハートを浮かべたフブキは身体を弓なりに反らして絶叫した。
ゾクゾクと身体を震わせ、だらしなくアヘ顔を晒すフブキから肉棒を抜き、ソファへと寝かせたシンラはシャワーを浴びるために風呂場へと向かった。