純愛エンドです。
こちらはあと一話で完結する予定です。
「私は──―」
離れたくない!
「行かないで!」
「エル?」
私はワガママだ。それも最悪な部類の。
貴族として気高くある前に一人の女だった。
「カイル、行かないで。一緒にいて。もう何もかもどうでもいい。私はカイルと一緒に生きたい!」
振り向いたカイルにギュッと抱きつき、しがみつくように離れないように逃さないように密着した。
「エル、ワガママは──―」
「一緒に逃げよう、カイル。何もかも全て捨てて遠くの地へ逃げてしまいましょう」
「そんなこと許されると思ってるのかっ?」
「そんなのどうだっていい! カイルのいない世界で生きたって意味がない! それにカイル以外の男になんて抱かれたくない!」
ワガママだってのは解ってる。
全部捨てて2人で生きていくには、背負わされた責任はあまりにも大きい。許されることではないと解っている。
でも、それでも──―
「貴方と一緒に生きたい」
この気持ちに嘘はつきたくない。
静寂が訪れた。拒まれることもなく、ただただ静かだった。
この時間がキツい。考え中なのだろうけど、待つ側としてはこの後に断られるともう折れるしかなくなる。
ていうか、私は抱きついてるんだよな。うん、なんかイイ匂いしてきた。こんな時に発情しちゃいけないのに、濡れてきてしまっていた。
そこへ更に抱きしめられ、セックス以外で抱きしめられるのって何回も無いなとか考えてしまって更に興奮度が高まってしまった。
ここは敢えて性欲に任せて行動すべきでは?
「セイッ」
兵は拙速を尊ぶ、と言うように私は即座にカイルを押し倒した。
「エル?」
「散々、私を女にしやがって。カイルが誰を女にしたか解らせてやるんだから!」
カイルのズボンを脱がせてパンツを下ろした瞬間だ。
ビタンッ!
「わっ……」
頬が何かに叩きつけられた。
カイルが打ったのか? いや、違う。既に臨戦態勢のブツが飛び出した勢いのまま跳ねて私の顔に当たったのだ。
オス特有の濃いニオイ。前世のままだったら、絶対に嗅ぎたくないニオイが今ではクセになったのか、今では体を疼かせて発情させにくる危険なニオイだ。
そんなことよりも、だ。
「もう勃起させてるんだ。やっぱり期待してたんじゃないの?」
「そんなつもりは……」
「口では何とでも言えるんだから」
私はショーツを脱ぎ去り、濡れそぼって準備万端の秘部を逸物の先端へ宛てがい、一気に腰を落とした。
ズブズブッ!
「うっ……くぅっ……大きい……」
絶頂を迎えそうになるも寸前で耐え抜き、私は精一杯の虚勢を張るために余裕の笑みを浮かべ、カイルを見下ろす。
「あの女より私の方がイイに決まってるんだから! 何度でもイカせてあげるんだから!」
どうしよう、キモチいいところにしか当たらない。
カイルのチンポの形しか知らないのもあるけど、すっかり覚えてしまったアソコはどこに当たっても快楽が感じるように調教されてしまっていた。
それでも、腰を動かさなきゃイカせられないから自分がキモチよくなって先にイカされるか、カイルをイカせられるかのチキンレースが始めなければいけない。
「あぁぅ……ほら、カイル……ゥ♡ いつでもイッていいからね♡」
「エル……どういう、つもりだ?」
「だってぇ……カイルのことが好きなんだもん♡」
緩急をつけながら、ただ単調に腰を振ってはいけないから前後にグラインドさせたりと、自分が娼婦かAV女優になった気分でいやらしくも激しく求める。
「ほらほら、早くイッて! 私なしじゃ生きられないようにするんだから……そうすれば──―」
そうすれば、カイルが私と一緒にいてくれるハズだ。
…………本当に?
ふと浮かんだ疑問。カイルが考えを改めなかったら、私はどうすればいいんだろう。諦めてアレックス様の女になればいいのか。そんなのは嫌に決まっている。でも、カイルが考えを改めなかったら?
そこまで考えたところで、起き上がったカイルに抱きしめられていた。
「あれ、どうして? なんで?」
「ゴメン。俺、自分の都合ばかりエルに押しつけてきてた」
「なにを今更。私はカイルの女なんだから、カイルの言うこと聞いて当たり前じゃない」
「初めて君のワガママを聞いたよ。いつも俺ばっかり言ってたっけ」
そうだっけ。まあ、私は精神的に成熟してるからワガママを言うような事はなかったし、ワガママを許容するくらいの度量があった。こっちは男だけど前世の記憶が残っているのだから、それくらいは仕方ない。
「初めてのワガママで悪い? カイルは聞いてくれるの?」
「ゴメン」
「この──―」
わからず屋、と続けようとした時だ。
「んむぅ……!?」
唇を奪われた。
優しく宥めるような触れ合いに、自然と熱にうかされて没頭し始めている私がいた。
やがて唇を離したカイルは、私を見据える。
「一緒に逃げよう、エル! 遠くの地で2人で暮らそう」
待ち望んで心のどこかで諦めていた言葉だった。
感極まって涙が溢れながら、私は喜んで頷いた。
「カイルと一緒ならどこへでも着いていくわ」
今度は私からカイルへキスした。
舌を自分から絡ませていき、いつもカイルにされるがままだった私の思わぬ口撃に彼は戸惑いながらも応じ、恋人のように優しく蕩けるような交わりに私はお腹の奥が疼いて下へと下がっていくような感じがした。
無意識にキュッと膣に力が入り、射精もまだの飢えた野獣が唸る。
「まだカイルと繋がったままだったね」
「そろそろ我慢できそうにないんだ。そろそろ動いてもいいか?」
「ダーメ♡ 今回は私に任せてね♡」
ゆっくりと腰を動かし始める。
ぬちゃぬちゃと私のナカから溢れ出した蜜がいやらしく音を奏で、膣壁を抉られる快感に腰が震える。
正直に言ってキツい。腰を動かす度、チンポの先端が子宮口をノックするのだ。脳天を突き抜ける快感に何度も絶頂を迎えそうになり、必死に耐えようとして早くも音を上げそうになる。
ギュウギュウに締めつけようと力を入れれば、チンポの形がくっきりと解り、快感を刻まれた膣内は快楽を貪り食う。
理性では耐えようと懸命に踏ん張るも、本能がもう絶頂したくて腰をガクガクと震わせて主張してくる。
「待って……カイルをイカせるんだから、まだキモチよくなっちゃダメ……♡」
ビクビクと全身を震わせ、最後の牙城を崩しにかかる。
「あぁっ! カイル、早くイッて! このままじゃ……先にイッちゃうからぁ……!」
「エル……くそっ」
押し倒された。
「カイル? 私がイカせようとしてるのにこれは──―」
「エルが頑張ってくれたんだ。ここからは俺に任せろ」
そう言うや、カイルが荒々しく突き上げる。
「あっ、ダメェ……イングゥッ!!」
さっきまで頑張って耐えたのも無駄に終わり、呆気なく達した私は背中を仰け反らせる。
そんなことお構いなしとばかりにカイルはピストンの手を緩めることなく、私を激しく求めていた。
「エル、好きだ。誰よりも好きだ! ずっと一緒にいてくれ!」
「うん! いっしょにいるから! カイル、好きぃ!」
何度もお互いの名前を呼び合い、愛を囁く。
恥も外聞も捨てた男と女の愛の語らいだ。ひたすら快楽を貪るのではなく、愛を確かめ合いながら行為に及ぶ。心も満たされ、体も満たされる。
永遠に続くかと思われたソレにも、終わりが訪れるものだ。
「そろそろ出そうだ」
「中に出して! 私を孕ませてぇ♡」
ガッチリと足で挟んでカイルが引き抜けないようにしながら、カイルのチンポが大きく震えるのが解った。
「くっ……出るぅっ」
「あぁっ! またイクぅぅぅぅぅぅぅぅぅあァァァァァァァァァ!!」
カイルが射精するのと同時、私は絶頂を迎えた。
最後は自然と引き寄せられるように私はカイルと唇を重ね、難しいことは考えるのはやめて絶頂の余韻に浸ることにした。
純愛のみに投票される方が多くて作者は嬉しいです。
でも、私は捻くれているのでこの話を投稿する前に既に寝取られルートを二話分まで執筆完了していたりします。こちらは純愛ルートで語れないドロドロとした部分があります。投稿はその内。
それとは別に鬼の輪姦凌辱ルートなんてものを考えついている私は、きっと汚れているのかもしれません。
純愛と寝取られ、どっちを先に見たいか
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純愛が先
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寝取られが先
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どっちでもいい
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純愛だけにする
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寝取られだけにする