※この作品はR-18です。

オートマタ(全自動妊娠出産愛玩人形)   作:カズゆき

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R-18はエロだけじゃないってね!(言い訳


ココロ ツナガル

「……う……ん……」

 

 体が……うまく動かない……巨大兵器にミサイルが着弾したら、広範囲攻撃を展開されて……

 

「少し……マシになってきた……」

 

 起き上がれるほどに再起動出来た。体のシステムチェック、戦闘システム……異常なし、行動可能……バンカーへ連絡を取ろう

 

「2Bよりバンカーへ、応答せよ」

「オペレーターより2Bへ……2Bさん無事でした!?」

「ああ……現状はどうなっている?」

 

 海岸で停止している大型兵器を見つつ、情報を整理する。やっぱり最後の攻撃はEMP攻撃であれのせいで私は8時間も機能停止していた。近くに他のアンドロイドが見えない……見え……ない? 

 

「バンカー!! 9Sは!? マスターは!?」

「……はい、かすかなブラックボックス反応はありますが、場所の特定は……」

「わかったすぐに捜索任務に移る。司令部に許可申請を」

「すでに司令官からは、探索救助の指示は出ています」

 

 すぐに行動を。周りを目で探したがアンドロイドそのものが見つからない

 

「ポッド。付近のブラックボックス反応の感知」

「付近にブラックボックス信号は感知できず。微弱な信号の場合特殊なスキャナーが必要」

『2B? 目が覚めたか?』

「司令官!?」

『……9Sの捜索も指示するが、まずアジトに帰ってきて欲しい』

「しかし、9Sには……」

『それにつながる事だ……マスター殿が目を覚まさない』

「……!?」

 

 全速力で走りだす。途中の機械生命体に目もくれず。戻るだけなら数時間もかからないと思う。正直、時間なんて感じなかった。アジトの入口に着くと司令官が出迎えた

 

「……今、6Hが看病している」

「す、すぐに……」

 

 息が切れている。アンドロイドにそういったのは無いはずなのに、息が詰まる

 司令官に手を引かれいつもの部屋に入ると、あの頭部装備を付けたままのマスターがベッドに寝ている。6Hが常に手首を触り何かをしているようだ

 

「ま……マスター?」

「母さん。おかえりなさい」

 

 あと数日で産まれるであろう大きなお腹をした6Hが返事をする

 

「……父さんは、生きています。私がずっと脈を測っているので間違いないです」

「では……なぜ?」

「多分、例の接続のせいだ」

 

 後ろからポポルと連れたデボルが答える。

 

「あ、あの接続は視覚の共有だけで、こんなことは……」

「脳への信号を同期させていたところに、EMPによる強制停止がかかってしまって、おそらく9Sさんに残ってしまったと思います」

「じゃ、じゃあマスターはもう?」

 

 9Sへ切り離されたことにより、マスターはもう二度と起きないのではないか? と怖いことを想像してしまう

 

「いいや。切れたのなら、もっかい接続すればいい。だから2B」

 

 デボルが、すっと何かを取り出して私の前に出してくる

 

「ポッドから連絡を受けた。このスキャナーで9Sを探してくれ……頼む」

 

 デボラの今にも泣きそうな顔、それに反して私の手へチップを渡したその手は震えながらも力強く握られた

 

 ────────

 

「まずは海岸を探そう……」

 

 大型兵器の攻撃で私も気を失った。一番可能性があるとすればあそこだ。急いで行こうとすると、外から3H1と4H1が帰ってきた。二人とも6H1と同じ大きなお腹をしているのにも関わらず、狩りにいっていたようだ。

 

「かあさま。おかえり」

「うん、ママ」

「二人とも、無茶しちゃダメじゃない」

 

 私でさえ、産まれる2日前にはあんまり動けなかったというのに。

 

「だって。とうさま起きたらご飯作らなきゃ」

「うん。いっぱい食べればすぐ元気」

「二人とも……」

 

 二人の顔は、お腹のせいだろうが少し苦しそうだった。でも、「父親が起きる」ことを信じているように見える。多分、デボラたちはそこまで詳しく言ってないからかもしれないけど……

 そう言えば、人間の文献に女は弱いが母は強しってあった。よくわからなかったけど、今は少しわかる。娘たちの前で、私が弱弱しくしていてはこの子たちに心配させてしまう。私がマスターを目覚めさせる

 

「そうね。まだ少し任務があるから行ってくる」

「いってらっしゃい」

 

 マスター。私はまだあなたのそばにいたいです……

 

 ──────────

 

 夢を見ている……のか? 

 何かよくわからない物体が色々動いている……ああ、さっき見たパスカルっていう機械生命体に似てるから、多分それだ。なんか一匹? 一人? が一番高い所にいて、みんなお辞儀していたり。そうかと思うと一人の大きなドレスのようなものを着たものが舞台の上で回っている。

 そう言えば、2Bからそういった連中がいたと聞いたのを夢に見ているのだろうか? 

 それにしても「映像がはっきり見える」

 何か声が聞こえる……一人は多分9S。もう一人は聞いたことない男の声。なにやら言い争っている

 男が9Sの心を煽るように話す。9Sが声を荒げて否定する

 

『お前は2Bを〇〇したいと思ってる』

「何を言っている?」

『お前は憎悪によって2Bを……』

「2Bを、あいしているのは、マスターであり、2Bがあいしているのはマスターだ」

『……は?』

「お前の言っていることは理解できない」

『お前は2Bに対して何も……』

「何も? 信頼のおけるパートナーであり、マスターの妻であり、僕の……」

 

 9Sの顔は、例の目隠しで見えない。唇をかみしめてるようにも見えて、そして「こっちを向いた」気がした

 

「友達であって欲しい人だ」

 

 ──────────

 

 なんだ……? この街? は……

 9Sの捜索で海岸を探したが、見つけたのは傭兵のみんな。嬉しくはあったが、どんどん焦りが募る。残念ながら海岸には9Sは発見できず、最後に見つけたヨルハ部隊の一人に別の所へ飛ばされたことを聞く。すぐに場所へ向かうと、マスターと出会ったあの場所に近い所に来た

 あの時、開かなかったもう一つの扉が開いた……

 

 その中にあったのは「白い街」

 奥に進んでいくと、いくつものアンドロイドの行動停止した死体がある。街道と思える広い部分を進んでいくと何か高い建物の前に、広場があった

 そして、そこには……ヤツが、アダムがいた

 

「ようこそ、わが街へ……」

 

 アダムが自分の考えを述べる。人間に対しての興味。エイリアンの船で会った時、こいつは人間を殺してみたいと言っていた。戦いながら持論を述べていく……今、こいつの相手をしている時間は惜しい。でもこいつは見逃してくれないだろう

 

「奪い、殺し合う、それが人間だ!」

「違う! 人は、マスターは誰よりも優しく! 誰よりも強くあろうとする弱い人! だからこそだからこそ!!」

「……まさか人間がいるのか……? さっきのあいつの話は……?」

「私達アンドロイドは、『人間を愛している!』」

「愛とはなんだ! 人は殺し合うことで、愛を実感できるのか!?」

「違う! 私にもわからない! でも! 支え合い、与え合いそして何より、暖かいものだ!」

「なんだそれは!? 私が知りたいのは人間の死だ!?」

 

 しつこい……どんなに攻撃しても、効いているのかわからない。でも、止まれない! こいつを倒してマスターを探す! 

 

「お前にかまっている時間はない! 、ま……9Sを探す!」

 

 こいつにこれ以上マスターの事を言うわけにはいかない

 

「君の発言と『彼』の発言からもしやと思っているが、それは後に取っておこう」

「彼……?」

「そう……『彼』だよ」

 

 アダムの後ろの壁が崩れその中から……磔にされた9Sが出てきた

 

「ま……ま、9S!」

 

 まだ、耐えられる、まだ……

 

「戦う為には、それにふさわしい理由がいるだろう?」

「ああぁぁぁぁ!!」

 

 冷静にありたい。そうでなければ助けられない。それは思考として知っている。でも、目の前にマスターが、何より、誰よりも愛しく、ただただ触れてほしいと思う人がそんな姿になって我慢なんてできない。

 

「こい! つぅびぃぃぃ!」

 

 ──────────

 

 何か……音が聞こえる……。俺はどのくらい寝ていたのだろか? どうにもぼんやりとして、なにかはっきりしない。

 

「マスター。2Bが救出に来てくれました。もう少し、もう少し頑張ってください」

「2Bが……?」

「はい。僕の視界から見えると思います」

 

 ぼやっとしていた視界が少しづつ輪郭をとり戻し、白い空間が見えてくる。そこの視界の先に何かぶつかっているような爆発しているのも見える

 

「2Bが敵対しているアダムと戦闘と行ってます」

「また……俺は助けられて……」

 

 半分は俺の好奇心、半分は俺のプライド。そのせいでこんな状態になって、2Bに危険を及ぼしてる。俺……何やってんだよ……

 

「マスター、僕は貴方と共有してもらって嬉しかったです」

「え?」

「貴方と話が出来て、貴方と一緒に『戦って』とても誇らしかったです」

「でも、俺は何も……」

 

 戦闘中吐いたり、全然ついて行けなかったり、情けなさだけ感じた共有だった。でも彼は違った

 

「人間がアンドロイドを作ったのは、誰よりも強くありたいと。でも戦えないという思いから生まれたと僕は感じました。実際、マスターはどうあっても戦おうとしてくれました。それが僕には嬉しかった」

 

 ずっと、9Sに嫉妬していた。戦闘面で彼女を支えることが出来る彼に。きっと彼女にとって傍にいることが出来るのにふさわしい相手だと。人間、という事だけで俺は彼女に『愛されてる』は彼女の傍にいていいのかと? でも

 

「マスター。僕たちは人間に作られました……それは……やっぱり……何よりも誇りです。貴方の強くありたいと思う心。僕たちに守らせてください。そして……」

 

 なんだか、9Sの声に涙が混じっているような、言いずらいような濁った声になっていく……ああ、これは知ってる。悲しいときのでも、それでも、前に進もうとする強い気持ちだ

 

「僕の親友の2Bをお願いします」

 

 ──────────

 

「ああぁぁぁ!」

 

 私の武器がアダムを貫く。とどめを刺すためにさらに押し込み、斬りつける

 

「これが……死……暗く……冷たい……」

 

 アダムの体から血のような体液が大量に漏れて、地面を濡らす。アンドロイドや人間なら活動不能になっているはずだ。それより

 

「マスター!!」

 

 ちゃんと奴が死んだのか、磔にされていた9Sの体が開放されて地面に転がっている。

 ……怖い。もし返事なかったら? そういう不安も抱えつつ優しく9Sの体を抱える

 

「……9S。マスターの状況はわかるか?」

「2B……多少衰弱しているようですが、問題はありません」

「9S? ……」

「ただ、時間的余裕はさほどないかと……僕もサポートするので、再接続をお願いします」

「あ、ああ……」

 

 9Sの変化に違和感はあったが、今はマスターの救出が先だ。9Sの体を抱えてすぐにアジトに戻る

 でもなぜか私には確信があった、マスターは助かる。と




次当たり、なんかエロシーン・・・
酒飲んで妄想にふけるか!(現実逃避
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