二十歳にもなっていない頃にオレオレ詐欺でひと財産築き、それをギャンブルに放り込むわ大酒飲むわ。
存外詐欺師の才に恵まれていたらしく、捕まったのは27の時に一度きり。それも示談で済んでしまったから詐欺師を辞めることはなく、少し慎重になっただけで頭の緩いご老人から年金預金を吸い取って飲む打つ買う生活は変わらず。
その生活の破綻は必然的に訪れて、闇カジノで大負けして借金抱えて紆余曲折の末に借金チャラの代わりに何故か檻の中で監視生活、女つき。
「あんまり
「いい加減にしろこの変態っ!」
「変態で結構。その変態に許しを乞う時をいつでも待っているよ」
激しい抵抗をしてくれたおかげでもう遠慮なく痛めつけられる。
彼女を引きずってシャワーの下まで連れてきて、仰向けに放り出してその腹に座る。
「水責めを体験したことはあるか?」
「降りろっ! 重いっ!」
なにをされるか察したのか振り落とそうと暴れる佐土ちゃんだが、その程度ではビクともしない。
首穴が空いただけの布をめくりあげて、首が抜けないように一捻り加えてから折り返し、口と鼻にあてて背中側から回した布の角と角を結んで、枕カバーのような形で頭を梱包。そこに、シャワーから水を振りかけた。
「ん゛―! ん゛―!」
数秒としないうちに佐土ちゃんが暴れ始める。
鼻と口を覆う濡れた布。無理矢理吸おうとも水が吸えるだけ。腹に乗られているので吸うことそのものもキツいだろう。
頭を左右に振って空気を求めようとするが、流水と濡れ布が膜になって酸素をシャットアウト。
胸が上気し、腹が上下し、身をよじり、マウントを取っている男を振り落とそうと決死の構え。
けれど、決死の抵抗も、どっかり腰を落ち着けてしまえば可愛いものだ。
「陸で溺れる気分はどうかな?」
「はっー! ふっー!」
シャワーを止めて口元の布を持ち上げ、息を吸えるだけの空間を作ってやると、猛然と呼吸を再開する佐土ちゃん。
まだまだ元気そうだ。
「じゃあもう1回」
「ぎゃ゛めぶっ――――」
返事の最後は流水にかき消された。また口と鼻が塞がれる。
抵抗の意志と、それに必要な体力をどんどん削らせてもらおう。
「はっ、はっ――」
「はい次」
「む゛―!」
正確な時間はわからないが、1分ほどの間隔で口元に酸素を供給してやる。
まるで河童が足を引いて水中に沈められているよう。必死に足掻いて一瞬だけ水面に出て息を吸う。
足をばたつかせ、豊かな乳房を振り乱し、もがき、あがき、僅かな酸素をぶん回し、耐えているのか、逆転の機を伺っているのか。
それを5回も繰り返した頃には、体内の酸素が使われ切ったのか力が入らなくなっており、直接水がかかっていない場所まで大量の汗が吹き出して濡れている。
途中で、流水をかけ続けなくても十分呼吸を阻害できるとわかったので、ただ気まぐれに顔を覆う布に水をかけ直すだけになっていた。
折り返して袋にした服状の布は薄めの生地なので、流水がなく、また落ち着いていれば辛うじてゆっくりと息を吸えるが、一度酸欠に陥った体ではそれも十分な量にはならない。手酌ほどの僅かな水を時折口元にかけてやるだけでも十分な責めになる。
「そろそろか?」
15分はそれを繰り返していただろうか。口元を広げて空気を供給する。
もう返事はなく、息を吸うことにのみ集中している佐土ちゃん。
息も絶え絶えとはまさにこのことで、束の間の水面で生きようとしている。冷水を浴びせられ続けたことも彼女の体力を奪い続けていただろう。
彼女の中に抵抗の火種は残っているだろうか。水に沈んで消火されたであろうか。
袋状に覆った布を顎あたりまでずり下ろし、濡れ布に殺されかかった顔を拝むことにする。
「やぁ、ご機嫌いかがかな?」
「ふっー、はぁっー」
真っ赤に染まった顔と耳。しかし血色の失せた青紫の唇。
表情を取り繕うこともせず、大きく空気道が開いたことで呼吸に集中しているその顔。
「もう゛、やべで」
絞り出された泣き言。でも目がまだ死んでいない。
まだ躾が足りないようだ。
この期に及んでも、そのプライドは崩れていない。
「従う気になったかい?」
「はい゛」
「円満に服従してくれるかい?」
「わがっだから、もうやべて」
「そうか。じゃあその目はなんだ。それは明らかに、従う立場の媚びた目じゃない」
「ぞんなこどないっ!」
「じゃあ命令させてもらおう。俺の気が済むまで、大人しく耐えていろ。息切れ限界はなんとなくわかってきたから安心しろ」
「やだ!やだ!やだ!やめで!ねえ゛!」
「まだ叫ぶ元気あるじゃないか、ええ?」
彼女の意識は予想よりもはっきりしていた。
まだ考えて受け答えができるだけの余力があった。追い込みが足りていないようだ。
短時間で生兵法ではこんなものか。
そろそろ水をかけるだけの責めにも飽きてきた。体も触ってみようか。
豊かな乳房でぽつんと上向く突起。それを、デコピンの要領で強く弾く。
「ふっ、ぐ」
弾く、弾く、弾く、弾く。
威力に強弱をつけて、ちぎり飛ばす勢いで力いっぱいバチッとすれば、今度は指先だけでピンピンと転がすように弾き、あるいは4本指を伸ばしてそろばんをじゃかじゃかさせるように左右させて翻弄させる。
いいようにいじられた乳頭が、徐々に硬度を増していく。
けれど、乳首の勃起がイコール性感状態とはならない。これだけ痛めつけた後だから、そうなっていると思う方がおかしい。これは入り口をノックしただけに過ぎない。
姿勢を変える。佐土ちゃんの油断した足のガードの間に片足を踏み入れ、変形十字固めのように横座り。股間を閉じれないようにしてから、右手をデリケートゾーンへ差し入れる。
「や゛め゛で」
「黙っとけ」
「ごふっ、えふぇ」
乙女の聖域に手が伸ばされたことを察して、どこにその力が残っていたのかという暴れぶりを見せるが、俺の右足は足首縛られた膝の間、左足は腹の上。俺が前傾するだけで簡単に押さえつけられる。さらに顔面流水で反撃封殺。
恥毛をかき分けてラビアの位置を特定。中指を閉じた膣口にあてがい、人差し指と親指は陰核を捉える。
最初から強くは動かさない。細かく探りを入れて、外の刺激で探りつつ、性感を喚び起こす。
声を出す余裕がないのかそれとも我慢しているのか、上の口からはどのような状態なのか窺い知ることはできないし、封されて表情も見えない。努めて呼吸を乱さないようにしているように思う。
けれど、胸や股間をいじる指の動きを変えるたび、膝の間を通した俺の足を締めつけ、緩め、伸ばし、あるいはひねりと、上下の口よりも正直な足が効き目を逐一報告してくれる。
「だんだんわかってきたぞ、こうだろ?」
左の乳首を三本指で緩くつまみ、指を固定したまま手首のスナップで側面をこそぐ。
それと同時にクリトリスの皮を剥かないように親指の腹で押しこねる。
「んっ……」
布越しに小さな声が漏れる。
太ももの震えが細かくなって、腹がピクリと反る。
クリトリスをこねながら、膣口周りのヒダを二本指で撫でさする。
陰唇が膨らみ始め、脳の自動防御が膣内やバルトリン腺から潤滑液を分泌させる。それが指に絡み、外部刺激の受容をより容易にする。
膣口に触れると雫が滲んでいて、しかし内側への侵入は拒みたいのか力が入っていて指先を固く弾き返す。
ならばとクリトリスへの攻撃を激化させる。
左手人差し指で包皮を引き上げてクリトリスを露出させ、唾液をたっぷりまぶした右手人差し指で馴染ませたのち、押し込まない程度に指先で早めに擦る。
「ふっ、んっ」
「我慢きかなくなってんぞ?」
茶化しを入れても指の動きは緩めない。剥けたクリトリスを絶え間なくチリチリ愛撫し続け、腰を砕いていく。
半勃ちだったクリトリスも硬くいじりやすい形に変貌し、しごけるほどではないが指先の往復に固形感を伴い始めた。
それよりもさらにものを言っているのが腰。
チリチリクリクリと集中攻撃を受けて足を閉じようとするがそれも叶わず、足をくねらせ指を陰核刺激から逃そうとする。その一方で抑えられてなお腰を突き出すような動きの頻度が増している。
上の口の呼吸が激しくなり始め、盛んに濡れ布が口のあたりで上下する。
我慢の限界が近いのだろうか。
だからといって手を緩める気はないし、逆に強く激しくすることもない。
ただ淡々と同じぐらいの快感を送り込み続ける。効いているのはもうバレバレなので、決壊しても、達し切らなくても、どちらでも佐土ちゃんの体力と精神力は削れる。
膣口周りの強張り、指を侵入させまいとする抵抗。それも集中力が切れつつあるのか緩みかけている。けれど、まだ入り口を触りこそすれ指を入れることはしない。抵抗感の強い箇所から別の刺激を与えて発情状態から正気に戻られたら面倒だ。
「ふっッツーー!」
佐土ちゃんの中で遂に快感が爆ぜた。
手の中で腰を震わせながら、足がピンと伸びて、体が反る。
無意識なのか、自ら俺の手に股間ぐりぐりと擦り付けてもいる。
「イッたな?」
「んーんー!」
「正直に答えないならお仕置きだ」
「ぶぁっぁ!?」
絶頂に達したばかりのクリトリスを、開ききった小陰唇を強く擦り上げる。
途端、指から逃そうとガクガク上下に震える腰。しかし力が入っていない。
「あ゛っ! や゛っ! あ゛っ!」
苦痛か快感か、声を押し殺す余裕も剥き取られ、乏しい酸素を求めて胸が激しく上下している。
水布で口を塞ぐのは、首絞めとやっていることは大差ないのだ。追い込めば追い込むほど、体がバグる。
両手で股間を責め出してからは新たに水をかけておらず、それなりに息を吸いやすくはなっているだろう。その代わり性的興奮で増えた要求酸素量と、落ち着いて息を吸えなくなることが責め苦となる。
手は緩めない。強くした刺激でも痛がっていないからだ。いじめられやすくなるよう一層腫れたクリトリスは指の間で存在感を強く主張して、貪欲に辛い快感を指から摂取し続ける。
「ふーっ! ふぅーっ!」
また腰が跳ねて反る体。じわぁと股間から漏れ出る熱い液体。明らかに2度目の絶頂。
しかし、指が疲れてきているが、まだ止めない。落ちるまで、堕ちるまで、心からの泣きが入っても止めない。ここで上下の関係を深く刻み込む。
++++
絶頂してなお緩まない責め。
息が吸い切れないせいでずっとチカチカと頭痛がする。
拘束されている体が伸びようとしてできずに、体中で暴れ行き場を失った性感でなにかが切れていくような。
体が攻略されていく。そういう状態に入ってしまうと、体の防壁はことごとく脆く、貪欲になる。
「ッッッ!」
陰核がまた爆ぜ、鋭い快楽波が皮膚の内側を舐め走る。
絶頂に押し上げられたのは何度目だろう、どれぐらい時間が経っているのだろう。一度起こされてしまった女の弱点に触れられ続けて、それを守るべき花弁を
気を保っていても、股間をまさぐる指を異物として感じなくなってきていて、受け入れ始めてしまっている。
キツい、キツい。終わりが見えないのがなによりもキツい。
「あっ、っはあ……」
時折思い出すように、腹筋や乳房の下を指がなぞり、あるいは下腹を撫でる。
なにせ見えない。いつそれが行われるのかを予見できない。
媚び昂った体はそれだけでも敏感に反応して、一瞬の緊張から緩み、その過程でむず痒く薄い快感を生じさせてしまう。
そして、繰り返される手のひらのスキンシップを安心感として受け入れてしまう。
じわりと絶頂の余韻が引いていくのを繰り返し甘受させられてパターン化され、意識を逸らされ、緊張警戒を解かれ、どこかで再び来るであろう陰核責めへの心構えをしたところで。
「ようやく油断したな」
「あっ……」
ビリッと背を走る触覚の波。
たびたび力を込めて指の侵入を固く拒み続けていた膣。
周りをふやかされ、甘えさせられ、媚びさせられ、ぐずぐずにさせられて。
自ら以外誰の侵入も許さなかった乙女の聖域に男の指が滑り込む。
「きっついな」
「あ、ああ、あ、あ」
散々行われた外への刺激で、気持ちは拒否していても焦らされていた内側。
人差し指か中指か、ようやくやってきた芯のある物体を、簡単に新たな性感として認識する。
ぐいと顔を覆う布を横に回されて、結び目のない面が口の近くに来たことで息が吸えるようになる。口と鼻は自由になったが結び目がちょうど目の上あたりにきて視界はなし。
「んっ、あぅ」
自分でもわかるぐらいに
息が吸える。けれど声を我慢できるほど体力を回復できていない。反射で声が漏れるのを止められない。
「締めつけ緩めろ」
「無理ぃ」
視覚を奪われて嫌でも触覚で意識してしまう。締めつけは反射でしかない。自分の意思でどうにかならない。
指の腹が勃ちきっている陰核を裏から押し上げて、限度以上に露出させられ、それを別の指で掴まれる。
「いっっっぎっ」
それを強くつまみ潰されて、痛烈な衝撃が背を反らさせる。
「答えろ、佐土ちゃん、処女か?」
「いっっぎっ」
指をひねられ、感度の上がった剥き出しの神経をねじられる。それは鋭く明確な痛として精神力を削った。
「答えろ」
「……そうよっ」
「いいな。こんな若い子の初物食えるとは」
潰しひねられていたクリトリスが解放されて、ジクジクと痛みが残るそれを今度は優しくいたわるように指が撫でてくる。
何度も撫でられたことのはずなのに、今それがどうしようもなくとろやかで、うすら怖い快感に変貌していた。
「……それやめてっ、やだっ」
「ふぅん? 下の口はそう言ってないみたいだが?」
膣内を探る指に嫌なところを見つけられた。
陰核の表から浸透してくるうすら怖い快感と、どう触るのが私にとって嫌かを試す指。
それが交わり、なにかが深いところで溜まり始める。
「やっ、いやっ、それやだ、やだ」
強い刺激ではない。激しくなっていくわけでもない。ただただ一定の指の動きが着々と絶頂へのゲージを貯めていく。
自慰した時には絶対にできない長い長い追い込み。
背筋が震え始める。手汗が噴き始める。ふとももが予感を伝播させられている。
これ知らない。
これおかしい。
これ重い。
これ変なイきかたする。
キッカケが来ないまま溜められてる。
強烈じゃない、寸止めでもない、ただ効くだけの快楽供給。
だから体が踏ん切りをつけられなくて、感度だけ上げさせられてる。
絶頂のボタンをゆっくりもったいつけて押し込まれている。
「ひっ」
ふとももの予感が足先まで達したとき、貯まった快感が決壊した。
「ふっ、ううううううううううっ」
お腹の中で性感がねじくれてうごめいて腰が跳ねる。それが出口を求めているのに、拘束がそれを自由に逃散させてくれない。
「あぐっ、あっ、や」
「これだけわかりやすく達してくれると征服感あるじゃねーの」
拘束された体の中を喜悦が荒れ狂い、細切れに末端へ逃げていく。誤魔化すもなにもなく、悶えて惨めに深イキを晒していた。
炸裂した劣情が膣内の指をさらに強く意識させ、通り過ぎた絶頂の波の後に未だ残る指へ、女の本能が勘違いを起こす。
「ひっ」
「あ? 感触変わったな? なんだこれ」
ゴツゴツと硬い指を短い男根と錯覚した女の聖域が、それを迎えにいってしまっていた。
自ら臓器が動く未知の感覚。散々表側でイかされてから内側の性感も起こされ、熱をもちしかし焦燥を発信する、膣奥の子宮までもが浅い場所で媚び始めたのだ。
「いやぁ! いやぁ!」
こんな男に本気になっている体が恨めしくて悲しくて。
迎えに行ってしまった子宮口周りを指が触れるとぴりぴりと、痛いようなムズムズするような快感のような警告のような、不思議で怖い感覚が背筋を冷えさせる。知りたくなかった恐怖反応。
「おいおい浅いな」
「ひっ、ひっ、ひっ」
イった直後の膣内をいいように探られて、高くなったままの感度がいちいち鋭敏に快楽に変換する。それはクリトリスへの撫でが再開されたことでより悪化し、じわりどろりとさらに濡れていくのがわかる。
2本目の指が侵入してくるが、
「んっ、いっ、いっ」
かき混ぜられ、かぎ爪状に指を曲げて抽送され、膀胱裏をこねられ、浅くなった奥を揺さぶられ。眠り続けて固まっていた可動域をどんどん耕されて拡げられて、シャワーで濡れた分の気化熱で体は冷えているのに下腹だけが熱ぼったい。
「これだけやれば痛くなくなるだろ」
「ひっ」
ずるりと指が抜き去られ、ぽっかりと開いた指の空間に空気が触れ、喪失感が訪れたことに驚きが芽生えて。
膝裏を抱えられて、足裏を天井に向けさせられて。
「もうさっきから我慢も限界近いんだよこっちは」
「嫌ぁ!! 嫌あぁ!!」
膣口の分泌液を塗りたくるべく秘部に触れる、指とは違う存在感のある、肉。
乙女の貞操は風前の灯火。
「やめろはなせやめろやめてお願いやだやだこんなのいやあああああ!!!」
乏しい体力を振り絞って暴れるが、体に力が入らない。
鉄檻の床と背中の間の手と腕が痛くなっただけ。
酸素が欲しくなって息を吸っても、事態はなにも変わらない。
膣口を撫ぜて、私の分泌液を絡める指とは違った硬く熱く太いもの。嫌でもそれを意識してしまう。女にされてしまうことを考えてしまう。
なけなしの力で入り口をすぼめて入れさせまいとするが、腰を押し潰すように体重がかけられて、男のモノが19年間使われていなかった生殖器へ割り入ってくる。
指よりもはるかに太いそれ。
少しの痛みと強い圧迫感。
声も出ず、ただ涙が溢れ出した。