「お前にやってもらいたい仕事がある」
新しい団長、じゃなくて、影番の悪司さんに呼ばれてそう告げられた私、柳木 七海。
ここは、オオサカ・ミドリガオカにある地域管理組合『奉仕青年団』の事務所だ。私は友達の古鷹 むいに誘われて、ここのお手伝いをすることになった。団長の青葉 曜子さんは優しい大人の女性で、和気藹々と見回りをしたり訓練をしていたけど、悪司さんが来てから、急に怖そうな人が増えたり、いろんなところに出動することが増えてきた。とはいえ学生の私にできることはそんなに多くはなく、事務所の雑務やミドリガオカの見回りくらいだ。そんな私に出来る仕事があるのだろうか。
「うちの組のためにしっかり働いてくれよ」
「は、はい!」
どんな仕事か全くわからないまま思わず返事をしてしまう。この人にはそうさせる不思議な魅力があった。
「うし、じゃいくぞ」
悪司さんはスッと立ち上がると、ポケットに手を入れたまますたすたと歩いていく。私のはその後ろをついていった。
しばらく悪司さんの後をついていくと、だんだんと人気のないところに向かっていく。
「あの…悪司さん…どこへ…?」
「ついてくりゃ分かる」
そして、たどり着いたのは、街はずれの雑木林の中にポツンとあった寂れた洋館だった。苔むした外壁にある窓には、鉄格子あるいは、鉄の板がはめられており、なんだか物々しかった。
「おーい、タマネギ」
悪司さんは重そうな鉄扉をバンと開けると、中に向かって呼びかけた。
「これはこれは若。お待ちしておりました」
奥から現れたのは、そり上げた頭に眼鏡をかけ、手には何故かタマネギを握りしめた奇妙な男だった。
「コイツを頼む」
「ほほぅ…」
タマネギというらしいその男は、私のことを頭からつま先までじっくりと観察する。その行為になんとなく嫌悪感を感じたが、失礼かと思って遠慮がちに視線を逸らした。
「じゃ、あとはコイツの言う通りにしてくれや」
「あ、は、はい…」
悪司さんはそういうと、この建物から去っていく。
「おや、今日はもうお帰りで?」
「あぁ、今日はこのあと野暮用があるからな」
バンと鉄扉が閉まる。
「では、こちらへ」
タマネギは手招きすると、私は警戒しながらもついていった。
「まずは、見ていただいた方が早いでしょう」
タマネギさんはそう言いながらも仕事の内容はちっとも教えてくれない。地下に下りるとまた扉があって、そこをくぐると、その空間に満ちた甘ったるい空気に一瞬顔をしかめる。
「すぐになれますよ」というが、なんだか私の本能は慣れていけないような気がしてならなかった。
地下の空間にもいくつも部屋があった。そのどれもが鉄の扉で頑丈そうだった。どこからか女の人の声のようなものが聞こえる。
―一体なんの部屋なんだろう?
その疑問はすぐに解決することになる。
「さぁ、こちらです」
タマネギが一つの部屋に通す。薄暗く先ほどまでの甘ったるい匂いがより濃くなり、頭がくらくらしそうになる。
「ここは…」
部屋の中をよく見ようとして、目を見開く。
「野枝実さん…!?」
その部屋の端にいたのは、『青年奉仕団』の同僚である裕木 野枝実さんだった。ここ最近事務所で見かけないと思ったらこんなとこにいたなんて…。いやそれ以上に彼女の恰好に驚きだ。野枝実は、全裸で嬉しそうな表情で男のモノの形を口に咥えて遊んでいた。
「あむ…あぐっ…んっ…!」
「あっ……あっ……」
言葉がうまく出なかった。ただここがどういう場所なのかだけは、理解できた。足が震える。ここにいてはいけない。その本能的な指示に従って言うことの聞かない足をどうにか一歩後ろへ。
「おっと」
「っ…!」
いつの間にか背後には、体格のいい男がいて、彼は慣れた手つきで私の肩を掴んで逃がさない。
「やっ…!」
「おっとあんまり暴れんなよ。怪我したくなかったらな」
私は抵抗を試みるが、男の力にはかなわない。いや、それ以上に身体が言うことをきかない。
「さて、野枝実さん、後輩にあなたの仕事ぶりをみせてあげなさい」
「はぁーい!」
タマネギがそう指示すると、それまで遊んでいたモノから口を放すと元気よく返事をする。後ろからもう一人の男が進み出ると、彼女は嬉しそうに男の前に膝をつく。
「いっちょたのむぜ~」
「うわぁ~、大きいですねぇ!」
「っ…!」
男が下着をずらすと、グロテスクなそれが顔を出す。私はそれに思わず身が竦むが、野枝実さんはそれを愛おしそうに見つめる。
「さぁ、野枝実さん、ご奉仕を」
「はい、失礼しますね」
野枝実はそっと男のモノに手を添えると、お菓子でも食べるようにハグッと口にくわえる。
「んっ、むぐっ、あむっ、あっ、むぁ」
小さな野枝実の口に男の太いモノが出たり入ったりする。
「おぉ…前よりうまくなったなぁ~!」
「ふふぇふぇ、ありふぁとぉうおじゃいまひゅ」
野枝実は口を放さずにお礼を言う。その姿が男をさらに興奮させる。
「むぐぅ…!?」
野枝実のほほに男のアレの先端の形が浮き上がる。一回り大きくなったそれのせいで口内を埋め尽くし苦しそうにしながらもそれを決して放したりはしない。そう野枝実は仕込まれていたのだ。
「むぐぅ…んぐっ!」
懸命に口を動かしてそれに刺激を与える。
「これが、娼婦というものですよ」
タマネギがそういって私の肩に手をおく。
「っ!!!!」
そのちょっとした動作で私の身体に衝撃が走る。否応なしに今自分が置かれている状況を頭が理解する。
「おや、お友達のをみて、感じてしまったのですか?」
「っ!?」
タマネギに指摘され、自分がとんでもない痴態を曝していたことに気づく。小刻みに震えながら内腿をすり合わせていた。
「わ、私は…」
「では、今日の調教を始めましょう」
私を捕まえている男が、強引にスカートをつかみずり落とした。
「あっ…!」
「ほぅ、かわいらしいのを履いてるじゃねぇか」
子どもっぽい白のパンツが露わになり、恥ずかしくなって目を覆いたくなる。男が、私の腕を拘束したまま、片方の手で、パンツごしに私のアソコに触れてくる。
「い、いやっ…!!」
「おやおや」
「なんだこいつは、ぬらしてんじゃんかよ」
男の言葉に、顔が真っ赤になる。白いパンツの一部分が人からみてもわかるほどに湿っていた。
——な、なんで…!?
自分の身体の反応に戸惑いを隠せない七海。彼女は知る由もなかったが、当然この部屋には調教のために必要な細工がしてある。部屋の明度、そして、催淫効果のある香を焚いている。経験のない生娘である彼女など、この部屋に入った時点でもはや手遅れだったのだ。
「あ、そんなの…あっ…くっう!?」
敏感になっているところを触れられて七海の口から甘い声が漏れる。