※この作品はR-18です。

性剣伝説   作:マッシュマン

4 / 7
逆レイプ描写あり。
苦手な人は注意してください。


ツェンカー

 ナバール盗賊団に奪われた風の王国・ローラントを奪還するため、リース・クロード・アンジェラの3人はコロボックルの賢者ドン・ペリの知恵を借りた。

 賢者ドン・ペリの考えた策ではローラント城近くの風の回廊の奥に鎮座するマナストーン付近に存在する風の精霊・ジンの協力を得る必要があった。

 以前来た時に回廊に入るのを邪魔にしていた風神像が壊されていたことに嫌な予感を感じながらも、3人が奥に進むと確かに風のマナストーンがあり、風の精霊・ジンがいた。しかし、同時に風神像を壊したと思われる謎の黒い騎士がジンに何かの術を施した様であり、それによってジンの力を使い、美しき翼の魔物・ツェンカーを召喚されてしまった。

 

 

 

 

「キィィィ……!」

 

「あーもう! ホンッとめんどくさいったらありゃしないわ!」

 

「アンジェラ、落ち着いて! リース様、今のうちに回復を!」

 

「わかりました、ぱっくんチョコを頂きます!」

 

「分かってるわよ! 喰らいなさい、《ダイヤミサイル》!」

 

 風の回廊の最奥にある開けた空間に置いて、聖剣の勇者リース達とツェンカーが鎬を削っていた。

 ツェンカーは道中にも遭遇したハーピーに似た魔物であるが、ハーピー以上の大きさに加えてスピードや飛行能力もハーピーよりはるかに上だった。

 リースが果敢にローラント仕込みの槍術で攻めた時は槍の届かない位置まで回避し、アンジェラの放つ弱点属性のダイヤミサイルは避けきれないとなると翼を畳んでダメージを最小限に抑えていた。クロードもブラックマーケットで購入したアイテムを使いメイン火力となる2人をサポートしているが、3対1にもかかわらずツェンカーは互角以上に立ちまわっていた。

 

「く……やはり、先ほどのマナストーンの所で『クラスチェンジ』とやらを試すべきだったか……!?」

 

「しかし、そんな事をしていたらジンさんがもっと大変な目にあっていたかもしれません! ……このっ、やあっ!」

 

「確かに、そうね……この程度で済んでよかった……のかしら? ああもう! また防がれた! 魔法のクルミも後少しよ!?」

 

 ツェンカーの爪による攻撃をリースが槍術を持って打ち払う。そのまま刺突を放とうとするもひらりとツェンカーは上空へ身をかわした。そこを予測したアンジェラが追撃のダイヤミサイルを放つものの、ツェンカーは来ることが分かっていたのか翼を畳んで本体に直撃しないように防御した。

 先ほどかれこれの繰り返しである。ヒット&アウェイで攻撃を繰り返すツェンカーに3人は攻めきれずにいた。しかし、3人には勝算があった。翼で防いでいるとはいえ、ダイヤミサイルを何発も喰らった翼はボロボロになってきている、更にツェンカーのエアブラストは詠唱に入った瞬間リースとクロードが邪魔をしているのもあり、クロード達は疲労こそあるものの、ダメージはそれほど深刻なものでもなかった。

 このままヒット&アウェイをツェンカーが繰り返すのであれば、先に力尽きるのはツェンカーだと3人は確信していた。

 

「キィィィィィ!!」

 

 そしてそれはツェンカーも分かっていた。魔物であるが美しい女性の身体を持つツェンカーの翼はボロボロになってきており、身体の方にも傷が出来るようになってきた。

 苛立つツェンカーは何を思ったのか、翼を畳んだまま上空から降りて来た。

 

「! 今がチャンスです! 行きますよ、皆さん!!」

 

「わかったわ、リース!」

 

「リース様! アンジェラ! うかつに近寄っては……!」

 

 上空から降りて来たツェンカーに対し好機と見なしたリースとアンジェラは己の武器による必殺技をぶち当てるべく、ツェンカーに駆け寄った。ツェンカーの行動の変化に危険を感じ取ったクロードが声を荒げるも、頭に血が上った直情型の乙女たちはその言葉を聞き入れず、それぞれの必殺技────《旋風槍》と《ダブルアタック》を繰り出そうとしていた。

 しかし……

 

「キャァァァァ……!」

 

 ツェンカーは裂帛の叫びと共に、翼を開いた。瞬間、生み出されるのは風の暴力。ツェンカーの残った魔力を糧にして放たれたその名は《スーパーソニック》! 

 

「え!? きゃあっ!」

 

「ああああっ!?」

 

「うわぁっ! こっちまで来るなんて!」

 

 ツェンカーを中心に放たれた《スーパーソニック》は近寄っていたリースとアンジェラを打ちのめし、離れた所にいたクロードまで吹き飛ばす威力があった。

 ここに来てツェンカーの勝利へと戦場のバランスが一気に傾いた。クロードは吹き飛ばされ、リースとアンジェラは重症。先ほどまで劣勢だったツェンカーは力尽きつつある獲物たちを狩る側へと回ったのだった。

 

 

 

 

「う、ううう……リース様とアンジェラは……?」

 

《ス―パーソニック》を喰らったクロードは何とか起き上がり、自分の主と仲間を探した。

 よほど遠くへ吹き飛ばされてしまったのか、遠目に2人が倒れているのを見つけた。

 辛うじて生きてはいるようだが、同時に気絶している様だ。次にツェンカーの攻撃を喰らえば命は無いだろう。

 

「っ、まずい! ……がはっ!?」

 

 立ち上がり2人に駆け寄ろうとしたクロードにツェンカーが強襲した。

 クロードの胸を足蹴にし、倒れ込んだクロードを強く踏みつける。

 胸にツェンカーの爪が食い込み、血が滲み始める。

 

「ぐっ、ぐぅぅぅぅ……!」

 

 ツェンカーの足を払いのけようと両手に力を込めるが、《スーパーソニック》のダメージと先ほどの強襲もあり、力が入らない。それどころか段々と力が抜けていく。

 

(ち、くしょう……もう、だめか……申し訳ありません……)

 

 ツェンカーの足を払いのけることが出来ず、両手は力なく地面に垂れ落ちる。

 自身の終わりが近いことを感じたクロードは目をつぶり、心の中でリースにアンジェラにアマゾネスの皆にフェアリーに詫びる。

 ……しかし、思っていたよりも終わりの時が中々来なかった。近くにツェンカーの気配を感じるので不思議に思ったクロードがゆっくりと眼を開けると、そこにはこちらを熱のこもった表情で見ているツェンカーがいた。

 

「キィィィ……♪」

 

 ツェンカーが足の爪を一閃させると、クロードの衣服が切り裂かれて生死の狭間にいたせいで硬くなっている肉棒が露出した。

 

「は……?」

 

 よくみるとツェンカーの股座からは透明な液体が筋になって流れており、もじもじと足をすり合わせている。

 クロードに跨ったツェンカーは今度は手の爪で自身の衣装の股の部分を我慢できないという風に切り裂いた。

 魔物とは思えない綺麗な秘部がクロードの眼に晒された。ここまでくればクロードでもツェンカーの狙いを推し量ることは容易だった。

 

「ちょ、ちょっと待っ……」

 

「キィィィ……♪」

 

 待ちきれない! とツェンカーが言ったのかどうかはクロードにはわからなかったが、ツェンカーはクロードの肉棒に狙いを定めると勢いよく腰を落とし、クロードの肉棒を自分の下の口で飲み込んだ。

 

「うあっ! ぐぅぅ……!」

 

「キッ、キィィィ……♡」

 

 ツェンカーの濡れそぼった膣内は人の物とは明らかに違っていた。

 下の口に違わず、まるで舌が膣内に存在するかのように膣肉が肉棒を舐め上げる。

 

「あぐっ、ぐぅ、くっ……」

 

「キャッ、キャッ、キイィ、キャッキャッ♡」

 

 嬉しそうに頬を赤らめて嬌声を上げるツェンカーと対照的に、クロードは苦しそうに呻く。

 グチョグチョグチョ! と年度の高い液体が掻き混ぜられる音が空に響く。

 

「うぁっ、あぁっ!」

 

「キャッ、キャッ! キィィィ……♪ ぃ(・)、イ(・)イ(・)……♡イ(・)イ(・)ゾ(・)ッ(・)……♡」

 

「あっ、ふぅ、ぐっ……!? 今、喋っ、た……」

 

 あろうことか先ほどまで魔物その物の鳴き声をしていたツェンカーが突如人間の様な声を出した。

 確かにツェンカーは美人な魔物である。人間の言葉を喋れても違和感はないが……しかし、突然鳴き声から変わったらそれは驚く。

 現在の逆凌辱の様子と合わさり、まるでクロードから知識を吸い取っっているかのようにも思える。

 

「オマエ、イイッ! サスガ、ワタシガミコンダッ、トオリダッ……キャッ、キィィ……♡」

 

「うわっ、ぐう、ふあっ、あああっ……!」

 

 熱い愛液と舐めと締め付けを同時に行うかのような膣肉に翻弄されたクロード。一方的に女性に貪られるという警官が無かったクロードは込み上げる射精感に必死に抗っていた。

 そんな快楽と苦痛の半ばで顔をしかめるクロードを愉悦のこもったような愛しいような表情で見下ろすツェンカーは、トドメと言わんばかりに膣肉に力を込めた。

 

「イクゾッ……♡オマエノコダネヲダセッ……♡」

 

「!! あぐぅっぅ……! な、なんだこれぇぇ……!」

 

 亀頭から尿道へツェンカーと膣内から何かが流れ込んできた。

 それは……風。

 風の魔物・ツェンカーは自身の膣内で風を発生させて操り、肉棒を虐め刺激した。我慢の限界を必死で耐えていたクロードを嘲笑うかのようなあり得ざる風の刺激は肉棒を暴発させるのに十分すぎる効果があった。

 

「ぐあっ、あぐっ、ああああっ!?」

 

 ドピュ!ドピュドピュ!ドドドピュッッッ! 

 

「!! キタッ、キタッ、キタぁぁぁ!! イクぞっ……イックゥゥゥゥゥゥゥ♡♡」

 

 クロードの肉棒から放たれた普通の人間ではあり得ない莫大な量の精液は、すべてを飲み込む濁流の如くツェンカーの子宮に注ぎ込まれる。

 歓喜の声を上げるツェンカーは顔を蕩けさせて絶頂する。艶やかな唇からは歓喜の涙の如く涎が垂れ落ちていた。

 

「ハッ、ハッ、ハッ、ハァァぁぁ……よかったゾ……♡キィィィ……♪」

 

「うああぁぁ……」

 

 ツェンカーは満足そうに声を上げる。しかし、クロードにとってはそれどころではない。

 魔物に一方的に凌辱された挙句、何もできずにいたのだから。そして魔物が満足してしまった以上。もうどうしようもないのだろうと、諦観の表情をして最後の瞬間を待った。

 

 ……ところが、ふと気が付けばツェンカーは消えていた。自分の肉体にかかる重みが無くなった事でクロードはそれに気が付いた。

 

「あ、あれ……?」

 

 きょろきょろと上下左右を見渡すもののツェンカーはどこにもいない。いや、それどころか飛び立つ気配すらなかったのだ。まさに消えてしまったかのように忽然といなくなった。

 首をかしげるクロードだったが、倒れているリースとアンジェラを思い出すと慌てて衣服を直し、2人の傍へ駆け寄った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしてもクロードやるじゃない! あの魔物を一人で倒すなんて!」

 

「本当です! クロードも強くなりましたね……」

 

「いや、ははは……」

 

 2人を天使の聖杯で癒した後、風のマナストーンの所へ戻る道中にツェンカーの事を聴かれ途方に暮れたクロードは適当に話をごまかした。

 クロードが一人だ倒したと思い込んで興奮気味のアンジェラとしみじみと頷くリースにクロードは乾いた笑いしか返せなかった。

 

「クロードは強くなると思っていましたよ。私も頑張らないといけないですね……」

 

「私もあそこでダブルアタックは無かったかな……クラスチェンジして強くならないとね!」

 

 先行し女性二人で先にクラスチェンジするため会話をしながら歩いていくアンジェラとリースの後方をクロードはいたたまれない気持ちで歩いていた。

 そのクロードの所へリースの元から顕現したフェアリーがやってきた。

 

「……一部始終見てたわよ」

 

「……うっ」

 

 じと目でクロードを見るフェアリー。クロードは呻くしかできない。

 腕を組んで胸を張るフェアリーは呆れた様子で溜息をついた。

 

「……まあ、助かったのは事実だけど。もうちょっと、何か方法無い?」

 

「……次は実力で倒せるように努力します」

 

「……頑張ってね? 性剣の勇者とか嫌よ……はあ、ちょっとリースが写っちゃったかしら」

 

 そういうとパタパタと羽を羽ばたかせてフェアリーはリースの所へ戻った。

 結果的には危機から脱したとはいえ全滅寸前だったこともあり(ついでにその回避方法がアレなこともあり)、フェアリーもモヤモヤしている様だ。先にクラスチェンジしておくべきだったか……と今更ながらクロードは反省した。

 

 

 

 

 風のマナストーンで一行はクラスチェンジを行った。

 リースとアンジェラが闇のクラスへと進み、クロードは光のクラスへ進んだ。

 先ほどツェンカーに倒されてしまった2人は更なる力を得るべく闇のクラスを望んだ。クラスチェンジの際に変わった衣装が随分と艶めかしい。

 対してクロードはサポート役をこなすために光のクラスを選んだ。……女性陣が見方をサポートする気がなさそうだと感じたのはクロードだけの秘密である。

 

 ローラント城奪還のためアジトへと戻る最中で3人はさっそく新しい力を試していた。

 

「《ダイヤミサイル!!》……自分の体力削られるけど、威力は凄い上がるわね……」

 

「《プロテクトダウン》はっ! ……すごい、あの硬かったアーマーナイトがこうも簡単に……」

 

 クラス1の時に比べてアンジェラの魔法の威力は大幅に上昇している。体力が削られるデメリットもあるものの、これならば先ほどのツェンカーの翼を先に貫くことも容易だろう。

 かたやリースは呪術師としての才能に目覚めて敵の能力を下げる魔法を習得し、硬い鎧を持つアーマーナイトの鎧をあっさりと貫くほどに弱体化させる恐るべき呪術を発揮させた。

 そしてクロードは……

 

「《ヒールライト》……よし皆にかけられるようになった」

 

「ありがたいけど……何か地味ねぇ。こう派手なの覚えてないの?」

 

「派手なのって……ん? 何か召喚魔法も出来るみたい」

 

「クロード、試してみましょうよ」

 

 わかりました、とクロードが頷くと召喚魔法の詠唱に入った。

 召喚魔法も召喚対象のランクにもよるが詠唱は少し長い。例えばマルドゥークやフレイヤなどの伝説クラスの召喚ともなると扱いも相当難しいだろう。

 しかし、幸いなことにクロードの召喚はそこまで長くも難しくも無かった。ただ問題があるとすれば……

 

「《召喚・ツェンカー!》……あれ?」

 

「は?」「え?」

 

 召喚対象が先ほど苦汁をなめさせられていたツェンカーだったことだろうか。

 キィィィと鳴き声を上げて美しき風の魔物・ツェンカーが空を裂いて飛び、クロードの横に舞い降りた。先ほどに比べると少しダウンサイジングしている様だ。

 ツェンカーはそのまま翼で風を起こし、目の前にいたゾンビたちを風の刃で切り刻み、吹き飛ばした。

 

「……ちょっと、なんであれを呼んでるのよ」

 

「クロード?」

 

「ぼ、僕に言われても……初めて使った魔法だし……」

 

「キィィィ……♪ 夫と一緒にいるのハ、普通ではないカ?」

 

「は?」「あ?」

 

 ツェンカーの言葉に凍り付く2人。その表情は爆発寸前だった。

 2人の様子に冷汗をかくクロードは話題を反らすべく、取りあえずツェンカーに話かけた。

 

「そ、そういえば、何で普通にしゃべられるようになったの」

 

「ン? コレハお前のおかげダ……お前の精から色々貰っタ。人間の言葉もそれで喋れるようになっタ。必要であれバいつでも呼ベ、夫をマンゾクさせるのも妻のヤクメ、好きな時ニ相手になってやる……♡」

 

「クロード?」「詳しく話を聞かせてもらいましょうか?」

 

「あ、あははは……」

 

 ただの藪蛇だった。

 両手を顔に当てて顔を赤らめるツェンカーは嬉しそうに空を舞った。

 美しくどこか怖い笑顔をしたアンジェラとリースは武器を身構えながらじりじりとクロードに詰め寄った。クロードの乾いた笑い声が虚しく風の回廊にこだました。

 

 ツェンカーに言葉を覚えさせるクロードの精とは何なのか?何故ツェンカーはクロードを襲ったのか?そのことをリースの中で考えていたフェアリーは、3人の様子に呆れた様子で溜息をついた。

 




リメイク前はジンがTS悪堕ちしたのがツェンカーだと思ってたわ……
リメイクで美人になり過ぎて驚いたわ……
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