「それにしても……マナの女神様、いったい何の用事だろう?」
各地を巡り、八精霊に出会い、マナの聖域への扉を開くことが出来たクロード達。
しかし、空中に浮かんだマナの聖域への扉は、紅蓮の魔導士らに先を越されてしまった。飛行手段を求めた一行は天の頂にいたフラミーの力を借りて、遅れながらマナの聖域へと突入した。
聖域は三勢力の争いで傷つけられており、あちこちにいくつもの死体が転がるさまだった。
リースが最奥にあったマナの剣を抜くことに成功したものの、その隙をついてフェアリーを争いを制した美獣達に攫われてしまった。
マナの女神からフラミーを呼ぶ神器を借りた一行は、フェアリーを取り戻すべく美獣達と対峙したが、マナの剣は奪われ、神獣達が復活してしまった。
一刻も早く神獣達を打倒すべく行動をしなくてはならなかったのだが……クロードは一人マナの聖域を訪れていた。
「“フェアリーの件が一段落したら一人でマナの聖域へ来てほしい”か……」
クロードはフェアリーが攫われたことが発覚した際に、こっそりとマナの女神にそう言われていた。
リース達を説得したクロードは首をかしげながらマナの聖域の最奥……以前、マナの剣があった場所まで来ていたのであった。
『……来ましたね、クロード』
マナの樹の根元ではマナの女神が足を揃えて、その樹の根に腰掛けていた。
聖域と女神の雰囲気で、まるで幻想的な絵画を見ているかのような雰囲気をクロードは覚えていた。
「女神様、私に何の御用でしょうか?」
『クロード、現状は認識していますね?』
物憂げに尋ねるマナの女神にクロードは神妙な気持ちで頷く。
神獣が復活し、マナの剣は奪われ、まさしく世界の危機ともいえる状況だ。
『……マナの樹は日々衰えています。このままでは遠からず、マナの樹は枯れ果て、世界からマナが失われることでしょう。そうなれば、今世界で暗躍しているもの達への対抗手段は無くなってしまうでしょう』
そう物憂げにマナの女神は世界の危機を語る。その様子は嘆いているようにも悔しげにも見えたが、同時にあまり心配をしていなさそうにもクロードは見えてしまった。
(うーん……?)
『しかし、貴方達の様な人がまだいるのであれば希望はあります。心の中にある希望、それはやがて邪悪を絶つ大いなる剣となるでしょう』
なるほど、とクロードは得心した。
マナの女神は信じているのだ、人間の強さを、希望を。それがリースや自分に向けられていると知って、クロードは少々気恥ずかし気に頬を掻いた。
『だからこそ、私も出来うる限りの事を為そうと思います』
そこでマナの女神は物憂げな表情を覚悟を決めた表情へと一変させた。
ここからが本題だろう、とクロードは踵をただし、先ほどよりも真剣な表情でマナの女神を見つめる。
緊張で張り詰めた空気を纏うクロードに対し、マナの女神は真剣な様子で言葉を紡ぐ。
『クロード、私を抱いてください』
「………………………………………………………………………………………………………………………………は?」
ぽかん、と口を開いてしまった。
頭の中で女神の言葉を反芻させるクロードだったが、いくら考えても“そういうこと”しか考えられず、目が見に対して“何言ってんだ、こいつ? ”的な視線をつい投げかけてしまった。
しかし、対するマナの女神はどこまでも真剣な表情であった。……少々、恥ずかしそうに頬を染めてはいたが。
『あなた自身は気が付いていないようですが、あなたの精には女性を強くする力があります。リースやアンジェラもあなたと交わる度に強くなっていますし、ツェンカーも言葉を覚えたりしたでしょう?』
(……まあ、それだけではないのですが。言う必要はなさそうですね)
「え、ああ……えっと、それで……」
『これからの戦いは何が起こるかわかりません。私の方でも暗躍する悪に対して備えをしておきたいのです。しかし、マナの剣は敵の手に落ちてしまいました。……なので、あなたの精を頂きたいのです』
ふわり、とマナの女神がクロードの隣に降り立った。そして、そのまま体を密着させる。
今まで嗅いだことのない柔らかでありながらも神々しい花の香り、密着した身体から感じる確かな女性としての熱、芸術の様な美しすぎる白い身体に女として頬に刺す朱色。
今までにない神秘的な美がクロードの心身を揺さぶった。
マナの女神はたおやかに笑うと、クロードの手を取った。
『さ、こちらへ……』
マナの女神に連れられて来たのは花の寝所とでもいうべき巨大な花の花びらだった。
普通のベッドとは違う弾み方に、脳髄をくすぐる様な妖しくも澄んだ香り。普段とは違うシチュエーションに仰向けに寝転がるクロードは柄にもなく緊張していた。
『ふふ……変わった花でしょう? 元々は魔界に咲く花なのです。特に害はありませんのでご安心を……』
そう話をするマナの女神の頬はこの花の寝所に来てから先ほどよりも朱に染まって上気しており、とてもではないがこの花の影響が無いようには思えなかった。
マナの女神は纏っている新緑の様な衣装を既に脱いで、その素晴らしい裸身をクロードの目に晒していた。
慎み深くも美しい胸、雪よりも純白な肌は昂って朱色が差し込んでいる。股座からは花の蜜の様な愛液がとろとろと零れ始めていた。
『さて、それでは……』
マナの女神はクロードに跨ると、そのたおやかな手でクロードの肉棒を優しく包んだ。
そして、その肉棒を己の秘部へと導いた。世界中の、誰もが知る女神が、己の肉棒を掴んでいるという事実にクロードは背徳感の様な興奮を得ていた。
くちゅり、と小さな、しかし確かな音を立てて、肉棒と秘部がキスをする。それだけでクロードは心臓が爆発してしまいそうだった。
『いきます……!』
ゆっくりと確実に、マナの女神は己の身体で肉棒を咥えていく。
一瞬が永遠にさえ感じられそうな程、その光景はクロードを魅了していた。
『んっ、あっ、ふあっ!』
脳内に直接響くような声も、女神の名にふさわしいものであった。
顔を苦痛か快楽かで歪め、喘ぐ女神はまるでそういう芸術品の様でもあった。
ゆっくり、ゆっくりと肉棒を飲み込んでいたが、やがて肉棒は何かに当たり、動きを止めた。
そのことに気が付いたクロードは当然だと思いながらも、目を見開いた。
「……っ!」
『……ふふ、気になさらずとも大丈夫ですよ』
マナの女神はクロードを安心させるように、覚悟を決めた様に微笑むと、ぐっ! と腰を下ろした。
『ん…………く、う……ん……あああああああああああああっ……!!!』
みちみち、と音を立てて、純潔が引き裂かれて、押し込まれていく。
ぐっ、と一気に進んだ肉棒は子宮口を直撃し、重く甘くい痺れと快感がマナの女神を襲う。
『っ! ……あかぁっ、か、はぁぁぁっ! んんんんんんん…………ああっ……!』
マナの女神はその媚肉を掘り進む肉棒に、息を詰まらせ、身体を弓の様にしならせる。
腰を一回振るごとに、マナの女神の汚れ無き身体は性感帯へと開発されていく。
『ふぅぅん! あはぁっ! ひゃっ、あんっ! んんんくぅぅぅ……!』
「くぅ……!」
マナの女神は初めての快感に、甘美に悦び、その身体を震わせる。
クロードはマナの女神の純潔を奪った暗い優越感と背徳感に昂らされる。
快感に慣れていないはずのマナの女神と慣れているはずの半魔のクロードは奇しくも同じ存在であるかのように快感を味わっていた。
『ああっ! ああああっ! んんんあああっ!』
一生懸命に腰を振るマナの女神の身体の震えは段々と細かくなっていく。クロードの肉棒も脈打ち始める。お互いに
「っ! ああっ……! 女神様……!」
『はっ、はあっ、はああぁぁ……! ああっ、クロードっ、一緒にぃぃっっ!』
クロードもマナの女神も同時にその時を迎えんがために腰を振るい始める。まるでお互いに慣れ親しんだ身体を貪るがごとく。
魔界の花の香りに2人ともやられてしまったのだろうか、2人以外誰もいないマナの聖域に淫らな声と音のみが虚しくも妖しく響き渡り、世界の事も仲間の事も全てを忘れ、目の前の
『あ…………あ……あ……ああああああっっっっ!! はあああああああぁあぁっっ………………!』
「う、くぅあ……!」
ドクン! とクロードの肉棒が大きく脈打つと、次の瞬間には爆ぜる勢いで、白濁の液がマナの女神の子宮を埋め尽くした。
マナの女神の汚れ無き聖域は、クロードによって白く染め上げれてしまう。
『おおおおっ! んんんあああっ! くううううぅぅぅぅぅぅ! あっ、あああああんんんんんっっっ!!!』
絶頂しているはずなのに、次々と流し込まれる白濁液の勢いに、熱に、いまだ脈打ち肉棒にマナの女神は何度も何度も身体を震わせて絶頂してしまう。
『はぁ、はっ……はぁっ…………! んっ…………はぁ、はぁぁ…………んん……んぁ……んふぅあ……』
絶頂に震え、強張っていた身体から力が抜け、マナの女神はクロードに倒れ込んだ。
汗に濡れ、秘部から入りきらなかった精液をこぼし、朱に染まった身体と、目をつむり荒い息を吐くマナの女神からは、神秘さを感じられないぐらいに淫靡であった。
この女をもっと貪れ
クロードの中の誰かがクロードの中でささやいている。
女神を堕落させろ、喰らい尽くせ、と何度もクロードに誘惑をかけていた。
女神を抱き腰を振りそうになるクロードはしかし、残った理性をかき集め、マナの女神へと伸びそうになる手を必死で抑え、頭を振りかぶった。
結局クロードはマナの女神が落ち着いて目を覚ますまで、マナの女神と秘部で繋がったまま、マナの女神と言う肉の布団の下から逃れることは出来なかった。
「あの、女神様。これで大丈夫なのですか……?」
『……ええ、問題ありません。協力に感謝します、クロード』
少し時が流れ、マナの樹の前で神秘さを取り戻したマナの女神は、クロードを見送ろうとしていた。
その姿に先ほどまでも乱れは無く、最初に目にした通りに悠然と、最初よりも存在感を増したかのように佇んでいた。その様子にクロードは先ほどまでのことは夢だったのではないかと、少し疑うほどに。
『重ね重ねありがとうございます。私も力を増やすことができました。これなら少しは闇の勢力に対抗できるでしょう』
「女神様……いえ、僕たちがあの者達を、その後ろに潜むものを倒して見せます! 女神様が力を振るう事が無いように……!」
『……ふふ、ありがとうございます。その時はまた、付き合ってくださいね……?』
クロードの言葉に、マナの女神は冗談っ気に顔を少し赤らめて微笑んだ。その微笑みだけならば、女神ではなく気になる子をからかう少女の様でもあった。マナの女神からの冗談に先ほどの媚態を思い出したクロードはそこらの少年の様に顔を赤らめた。
マナの女神の言葉が本気であったのかどうかはわからない、なぜなら