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私は今、正面に座っている少年を見ている。
年齢は息子のクロノよりも若いだろう。
まだまだ親に甘えたい年頃ではないのかと感じてしまう。
精悍と呼ぶにはまだまだ早く、まだあどけなさがあるその可愛い笑顔は色々な気持ちを複雑へとさせていた。
最初は報告が上がってきた内容を加味して、彼に関しては戦闘などには耐えられないだろうと判断していた。
恐らくは現地にて巻き込まれたまま一緒にいたか何かしらの役割を担っていたのだろうくらいの感覚である。
もしあの話の後、なのはさん方が参加の意思を持ってくるのであれば彼は戦闘から除外する予定でもあった。
恐らくはそのまま通常通りの生活に戻ってもらう可能性が非常に高かった。
ただ、私に話があるという点を除いて。子供だからと気付かれないように話を進めていた考えが甘かったのか彼はこちらの意図に気づいたような仕草を見せる。
とは言え、やはり子供であることは変わりないであろう。意図に完全に気づくのであれば最大の材料でもある彼女を入れて三人同時で交渉に臨むべきなのだ。
その方が私達の方に通せる内容が多くなるはず。それが一人で行おうとする姿勢がまだまだと感じられてしまった。
恐らく一人で色々と考え実行してしまうタイプなのだろう。そしてそれを他の二人の手助けになると信じている。
折衝役もしくは作戦を考えるような役割を担っていたのかも知れない。
そして私へ二人きりで相談したいという話があった。
仲間のためを思いそれを実践、行動しようとする様は本心では立派だと思っている。しかし、それではやはりまだまだだと思ってしまった。
年齢的にも厳しい話だとは私も思っている。ただ、その役割を担うのであればどこまで有利に条件を引き出せるか考えるべきなのだ。
現状はあくまでも私達の立場の方が強いイメージが彼の中で存在している。
だからこその相談なのであろう。どう有利に
私達、時空管理局は次元世界を平和に導けるように、力、権限は勿論ある。
ただ、現在この地球がある世界は管理外世界であり、本来であればこちらの事情はまだまだ考慮されづらいのも事実であった。
現地の協力者というのはある意味、非常に助かる存在でもあるのだ。
けど、実際そこまで想像出来るかと言えば酷な話だろうと私も思う。こちらの事情など知らないのは当たり前であるし、年齢的に考えてみても交渉材料を出せる分だけ有能なのかも知れない。
そう思い彼からの提案内容を聞こうと思っていた。
今でこそ感じる。そう思わされていたこと。そしてその
少年を改めて見る。
名前は……鏡音奏く……様……旦那様……?
さまざまな感情が湧き上がる。決して不快ではない。むしろずっと感じていたい感情が私の心の中で吹き荒れる。
息子のようにそしてそれ以上にも甘く包んであげたい母としての気持ち。
より彼を高みに導いて上げたいという親としての気持ち。
彼に私の全てを捧げ尽くしたいという気持ち。
そして死という離別から心にしまい何重にも鍵をかけ鎖に縛られた奥底にあった心。
それが鍵を差し込まれた訳ではない。むしろ箱の中にあった心が爆発したかのように膨れ箱を何もかも破壊したのだ。
私の胸を切なくさせるそして幸せになる乙女心。もう二度と感じることはないだろうと思っていた。忘れていた女の心が彼へ全て向かいたいと叫んでいる。
それぞれが彼に何もかも捧げることが喜びであると心が告げていた。
そして私の理性もそれに従うことが正しいと教えてくれる。迷うことなど存在しなかった。
「リンディさん?」
彼から声が掛けられた。それだけで私の心は幸せに包まれ歓喜に支配される。彼をどこまでも甘やかして上げたい欲求が膨れる。
そして何よりも彼を想うこの心が溢れてしまうのだ。
その心を表現するかのように顔に血液が集まるのが分かる。けど、冷静な部分で大人の余裕を見せておくことも必要だと思いつつ彼の言葉に応えるのであった。
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出てきた目は「3」であった。
新しい目が出た為、紙が別途現れた。それを確認する。
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出てきた目は「3」だねー。
継続内容は「1週間に1回 催眠実行者の体を舐めさせる」だよ!!
これも中々良いプレイができそう!! (ポッ
それじゃ、頑張ってねー。
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ひとまず、そこまでの内容でなかっただけ一安心である。
体なら指先とかでも行けるだろうし十分対応は可能だと考えた。
そして時間もそこまで無い為、素早くリンディさんへの設定内容を行う。
・鏡音奏は家族以上の強い絆で結ばれている存在であり、決して自ら裏切ることも無く親愛を持って接すべき存在である。
・鏡音奏に対して彼の存在が不利にならないように常に気にかけその他の存在に怪しまれずにフォローすることが使命であり幸福である。
・鏡音奏からの命令は己の能力、権限全てを使い達成させることが至上の喜びである。
・鏡音奏からの命令は全て鏡音奏の存在は見せない上に感じさせないように細心の注意を行う。
・鏡音奏からの命令を含め鏡音奏の存在が露見する可能性や遂行する上で不都合がある場合は必ず鏡音奏に相談を行う。
・鏡音奏からの質問には全て素直に答える。
・鏡音奏の体を舐める行為はすごく幸せである。
・鏡音奏の体に汚いところは無く、全てが最高のお菓子のように美味しく感じる。
・鏡音奏から舐める場所を指定されるとそこを丁寧に舐めることが必要である。
・体を舐める行為は人前でする行為では無いと認識する。
・鏡音奏が「終わり。終わり」と告げられたら舐める衝動は一時的に抑えられる。
・鏡音奏から「リンディ・ハラオウン」と呼ばれると「はい」と返事を行う。
前半は他と比較してもかなり強めに設定している。色々と動いて貰う為、誤解が発生しないよう何があっても裏切りは無いようにしたいのでかなり強固にしたつもりだ。
リンディさんは権限も含め手腕の幅が広いはず。それを余すことなく使ってもらうためにこちらも強くしている。
組織に組み込まれている以上、使える権限も豊富だがしがらみも多い。
本人のポテンシャルを100%使える仕事など稀である。納期とクオリティは比例すべきものであるが、現実は中々そうもいかない。
どうしても上位に紐づいている対応が優先されてしまうのが現状であろう。
そこを少しでも大きく能力を活用して貰うために強く設定を行っている。
あとはリンディさんの能力はどう考えても自分よりも高いと思うので、無理にこちらから命令を重ねないように自ら動いて貰うようにした。
実際、命令自体も細かくはしないつもりだ。本人の能力が高いならそれに任せるべきだと個人的に思っている。
そして後半はなのはで設定していた部分を利用している。
緑茶に砂糖を入れるくらいの甘党であった為、基本的にこの設定を利用すれば問題ないだろうと考えた。
日数に関しては、フェイト達と同様にこちらの存在が居てもおかしくない状態まで行ってから設定する予定である。
催眠から元へ戻す。リンディさんの瞳に光が戻り、こちらを改めて見つめてきた。
そして何かに耐えるように自ら体を抱え込むように腕を抱きしめる。
「リンディさん?」
設定が上手く行かなかった? と心配になり声をかける。リンディさんは声が届いた瞬間、顔が少し紅潮したようにも見えた。
ただ、返答自体には淀みがなく普通に会話出来た為、念のため命令を素直に聞いてくれるか話をしてみる。
「リンディさん。もしもなのは達が協力を申し出たら協力してもらって大丈夫ですか?」
「勿論よ」
と笑顔で即答してくれた。もし、設定が反映されてないならメリットなどを提示して欲しいとか交渉内容へ向けた流れになるはず。
一応、さらに念のため全然話の流れとは関係無いお願いをしてみることにしてみた。
「あと、リンディさんと個人的に他の人に内緒で連絡出来る方法をお願いしたいのですが、大丈夫ですか?」
「勿論。大丈夫よ」
とこれも笑顔で即答である。設定は大丈夫だと思い一安心したが、リンディさんはその話に続けるように言葉を重ねてきた。
「出来れば。もっと強く命令しても良いのよ〜」
と朗らかに伝えてくるその姿は何故か魅惑的に思えてしまった。
リンディさんにはあの後、命令を何個か伝えて解散となった。
艦長命令で他の場所で待機していたブスっとしている表情のクロノに元の場所へお見送りされる。
なのは達は先行で戻っていたらしい。なので、クロノには勿論謝っておいた。
自分に力は無いが魔法関連で、もしもの時のためになのは達を守ってあげたいからなのはの家族の事情とかを相談したかったと伝えている。
クロノの性格的にも無下には出来ない内容のはずなので気持ちは多少戻せたと思いたい。
実際、見た目的には何も無いのでどちらにせよ大丈夫だろうと考えている。
境遇的に母親の比重は大きな存在であることも理解している。
しかしクロノは将来的にエイミィとくっつく予定なはず。
なので、アースラに入ったら罪悪感では無いがそちらを出来る限りお世話してあげようとも思った。
そして元の場所に戻り、なのは達と合流する。
なのはは自分が現れた瞬間、笑顔になったがすぐムーっとした表情を見せてくる。
ユーノはその様子をあははと言った感じで見てくるのであった。
恐らくは先ほどのことを説明しろと言う意味だろう。
そこでまずはなのはに質問を行った。
「なのははあの話を聞いてどう思った?」
「……私に出来ることがあるなら手伝ってあげたいけど」
「これで魔法に触れられなくなるのはイヤなの……」
「そっか……僕の思っていた通りだね。リンディさんは必要ないと言っていたけどこちらから協力出来ることはあると思ったんだ」
「協力出来ることがあれば、そのまま魔法に触れられると思ったから」
「だからそれを確かめるためにもリンディさんと二人で相談したかったんだよ」
後、士郎さんとの約束もあるからね。と伝えた。
突然士郎さんの名前が出たことになのはは驚きの表情を浮かべる。
士郎さんと話をした内容を若干照れ臭そうに軽く話す。
ジュエルシード探索のとき、夜外出する可能性もあったからどうしても誤魔化し切れないかも知れなかったので手助けしておきたかった。
そのためになのはが士郎さん達に相談しやすいようにしておきたかった所。そしてなのはが進みたい道を守って上げたかった旨を伝える。
それを聞いた後、なのはは無言でこちらの胸にタックルを仕掛けてきた。
衝撃がこちらの身体に走るが、倒れるほどではない。そしてなのははそのまま背中にギュッと手を回して抱きつくようにしてくる。
「ありがとうなの……」
そう小さく呟いて感謝をのべてくる。その言葉にこちらから応えるようになのはの頭を撫でてあげるのであった。
話を逸らしつつ誤魔化せたことにホッとする。そして思うのだ。
ストーリー的にはそのままでも問題無かったはずだが失敗の可能性はあり得るので、その可能性を無くすことが無事出来た。
これでアースラ陣営参加の障害も無くなり次に進められると思うのであった。