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鏡に映ったメイド姿を改めて確認する。
服装に乱れはないか。髪型に乱れはないか。肌は綺麗に映っているか。
その場でくるりと回り、それでも全体が乱れないかを確認する。
これからの期待に溢れる鼓動を隠しつつも身嗜みをしっかりと整え、準備を進めるのだ。
恐らく……いや必ず必要になるであろう様々な替えの準備もしっかりと行っている。
それらの想像するだけでも頬の熱くなり、顔が緩んでしまうのが分かってしまう。
しかし、気を引き締めなければならない。何故なら私は彼の手であり足であり、心も体も私の全て捧げるべき存在なのだ。
彼の言うことは全て叶えないといけない。彼の命令に従うことが私の喜びであり悦びでもあるのだから。
ただ……もちろんご褒美をもらうことは決して忘れない。甘美でもあり魅力的に舌を満足させてくれるあの味……。
それらは私をどこまでも幸福にしてくれて高みに導いてくれた。
今までの悩みがなんだったのかと言わんばかりに私の心を常に満たしてくれる。
彼に尽くす。ご褒美を貰う。そして私の心が満たされる。
そのループみたいに行われる一連の流れはもはや私にとって生きる上で必要なことでもある。
彼に命令されそれに尽くすだけでも心がドキドキと高鳴り全てを差し出してしまいたい。
しかし彼は優しい……。分け隔てなく誰にも気遣う心は優しさを感じられ、行動的には私も魅力的にも感じてしまうのだが……私にだけは……と想いの心もあるのが悩みどころだ。
彼の行いたいことを叶えていくことが、私の行いたいことであるのは間違いないのだけれど、ついつい妄想してしまうのだ。
……頭の中の妄想が少しずつ加速する。もしも彼が私にだけ命令を施して私がその全てを叶える。そして私だけが得られるご褒美の時間。
……
…………
……あっ……ダメですよぅ……ご主人さまっ……そんなところまでっ…………
……でも……ご主人さまが……お望みならっ……
……はい……私は…………淫乱な……メイドです……ですので…………ご主人さまの……お情けを……
………………
はっ!? いけないいけない……色々と妄想が加速しすぎてしまった。
時間を確認する。うん……大丈夫! と安心する。
時計の針は長針短針共にもう少しで天辺を指すぐらいである。
これからご主人さまのもとへ向かいご奉仕するお楽しみタイムなのだ。これでも時間が足りないかもと焦るくらいである。
本当は0時からスタートしたい気持ちが満載であったが、さすがにそれだとご主人さまが寝れないかもしれない。
それはご主人さまの本意ではないので自重する。
さすができるメイドだ! とうんうんと頷きつつ心の中で自分を賞賛してしまうが、そんな時間も僅かにすませる。
そして準備を進めなきゃ! と引き続き私は行動をするのであった。
奏くん……ご主人さまのお家の目の前に到着する。
辺りはまだまだ真っ暗だ。これから段々と日が昇り明るくなっていくのだろう。
改めて今回の内容を思い出す。
今日一日、彼の望むことを何もかもご奉仕するのだ。
彼からきちんと「今日一日俺に尽くせ」と言う命令も受けている。
…………若干、そこまでたどり着いた話の流れと言われたご命令は違うかもしれない……そこは私の頭の中で補佐をするのだけれど、事実は変わらないので気にしない。
彼との無言のご命令すらドキドキしながら遂行するのはとてもすごくよろこびを感じてしまうのだ。
大丈夫ですよ。ご主人さま。あなたのすずかは全てわかっています。
ちゃんとあなたのご命令に全て従いご奉仕いたします!!
音を立てないようにゆっくりと家の鍵を開け、ご主人さまの家に入りこむ。
この日のために鍵を一時的に借り受けていた。
この鍵は魔性の物質だ。これさえあれば24時間彼のそばにずっと居られる。
ずっと彼の望みを叶え続けられるのだ。その想像しただけでも心がどんどんと潤って溢れてしまう。
いつかそれを実現するためにも、ご褒美で頂けるように頑張るつもりである。
むんっ! と改めて静かに気合を入れ直す。
時間的にご主人さまはまだまだ夢の中であるはずである。それを阻害するのはメイドとしてあるまじき行為だ。
決してご主人さまに気づかれずに何かを成したい訳ではない……のだ。多分。
……ご主人さまが寝ていてもご命令されたら服従すべきなので、それは例外である。
うん! とその言葉が出てくることで頭の中でピースがハマった感覚になる。
それでは早速、彼の部屋へと向かうように足を進めていくのだった。
夜の一族の能力を最大限に発揮し、足音は一切立てない。
ご主人さまの安眠を妨害することなど出来る訳がないのだ。
決してご主人さまを起こすことなくご奉仕をしていく。これがメイドの鏡である。
ご主人さまの部屋の前に到着する。
この扉を開ければご主人さまが寝ているのだろう。その魅力的な空間に入る誘惑を無理やり抑えつつ私は準備を始めた。
部屋の前でお香を静かに焚く。
これは……夜の一族に伝わる一つのお香である。本来の目的は暗示を掛けやすいように心をリラックスさせて心の隙間を作るのだ。
何かしらで発生する心の隙間は暗示を掛けやすくする。それを目的として作られたこれは相手に気づかれることなくその効果を発揮してくれるものだ。
勿論、力ある一族であれば、大した意味もないものであるけど……。
何故これを使うのかと言うと、ご主人さまに暗示を使う……訳ではない。
お香の効果としてのリラックス効果を使いたいのである。
ご主人さまにはしっかりと安眠して疲れを取ってもらわないといけないのだから。
ご奉仕する以上、快適な空間を提供するのもメイドのお仕事である。
多少のご奉仕……行動では目が覚めないようにしておかないとご主人さまも安心して深く寝れないはずだから、私はそれに応えるため心を弾ませながら実施していくのだ。
そう考えつつ、扉の隙間からそのお香を少しずつご主人さまの元へ届けていく。
…………
それなりな時間を使い、お香を焚きご主人さまの部屋へ送り続けていたが、そろそろ大丈夫かなと思い、聴力を最大に発揮して部屋の様子を伺う。
部屋の中からすーすーと寝息のような呼吸が安定して聞こえてきた。
うん。ご主人さまは深く眠っている。そう考えて少しずつ部屋のドアを開けていく。
音は立てないように細心の注意は怠らない。
そして部屋の中に入り、ご主人さまの元へと向かう。
枕元の近くに移動して様子を伺う。
ご主人さまの寝顔を確認する。
安心して深く寝ているその寝顔はご主人さまの『寝る』という行動をしっかりと補佐した結果を感じさせ、より心がキュンキュンとよろこんでしまう。
しばらくその寝ている様子をじっくりと観察していく。
年齢は同じのはずなのに、常に落ち着いて大人びた雰囲気は今は無く、年相応にも感じる無防備なその顔は……今、私だけが見れる特権として嬉しく感じられてしまう。
ずっと見ていたい衝動のままご主人さまの寝顔を見続けていく。
……
…………
……………………
じーっと見続けていたが、あることに気が付く。
ご主人さまが少し汗をかいているように見えるのだ。
寝ているときは汗をかきやすい。健康でも生理的に発汗してしまうのは何かの本で読んだことがある。
しかし、汗は不快感を生み出しやすい。
これでは安心した睡眠を行うことが出来ないと思って対処を開始するのであった。
ご主人さまの布団を少しずつ剥ぐ。発揮出来る力を隠密として全力に使い細心の注意を払って布団を剥がしていく。
そうして上半身部分を露わにした。ご主人さまの体温が空気を通して暖かさを感じさせ、薄らとした湿気のような感覚はその汗を感じさせてくる。
それらを感じたときゴクリと喉がなりそうになる。
ひとまずは寝汗を取り除く必要があると考え、パジャマの上着のボタンを開いていく。
そうするとご主人さまの上半身の肌が露わになっていった。
より体温の温度が感じられてしまい心臓の鼓動が高鳴ってしまうのがわかる。
期待感でどんどんと高鳴るその鼓動は寝ていても伝わってしまうのではないかと感じてしまうほどであった。
昂る気持ちを抑えつつ、汗を拭こうと考える。
汗を拭くにあたり必要なものは……タオルなどが考えられるが、それだと布地の摩擦が大きく目が覚めてしまうだろうと考えてしまう。
深く眠ってもらっている現状、それでも大丈夫だと思っているがやはり極力避けるべきだと頭が告げてきた。
そうなると…………やっぱり私自身で拭う必要があると結論を出す。
顔をご主人さまの肌に近づけさせる。ご主人さまの温もりそして匂い。それらはその後を想像してしまい心が幸せに震えてしまうのが分かった。
気持ちが再度昂り抑えが効かなくなり、そのスピードはどんどんと速くなる。
まずは……舌でご主人さまの汗を拭っていく。
……ぺろっ
……あぁっ……凄く美味しい。
汗というのは塩分が含まれ本来しょっぱいものという認識があったけど、ご主人さまの味は全く違う。
……夜の一族として美味しく感じてしまうのは何か? と聞かれた時に答えられる言葉としては血液だろう。
人間として考えるとそれは美味しいとは言えないだろう。しかし、夜の一族としては健康的に生きていくにあたり必要なものであり、摂取することで美味しさと共にまるで酔ったような感覚を引き起こす。
私はこの行為は正直好きではない。人間とかけ離れてしまうこの行為は自分を異常だと感じさせてしまうのだから。
しかし、気のある異性の血は別格であると聞いたことがあった。
汗は血液を基に作られていると本で読んだことがある。その影響なのかご主人さまの汗はどこまでも甘美であり、美味しさを舌に頭に伝えてくる。
その美味しさは決して飽きる事はない。舐めれば舐めるほどその美味しさを感じさせてくれるだ。
そしていつもその行為を行った後に続くご主人さまへのご奉仕を想像してしまう事で、心がいっぱいの幸せで満たされてくる。
幸せの器には大きさが無い。行為を行い続ければ続けるほどどこまでも満たされていく。
私はついついその行為に夢中になっていく。
舌から感じるご主人さまの体温。そして張りがあり滑らかな肌の感触。味覚と頭に直接叩き込まれるような甘美な味。
それらと合わせ、ご奉仕に対するよろこび。そして心が満たされていく感覚。全てが私の理性をどんどんと蕩かしてくる。
それでもご主人さまを目覚めさせないようにゆっくりとそして味わうように舌で拭っていく。
最初は胸元。そしてお腹。更に首筋へと舌でなぞっていく。
その舌の刺激はご主人さまに取ってくすぐったいのか気持ちいいのか分からないけど、ピクッと時折動く仕草は心をドキドキとさせてしまう。
しかし、眠りは深い。その刺激だけでは目覚める事はなかった。
首筋に唇が近づいていった時にある衝動が身体の中で膨れてしまうのがわかる。
歯がうずきその柔らかな部分へ突き刺してしまいたい衝動が膨れてくる。
さぞそれは甘美なのであろう。ご主人さまの血液を舐める事は……おそらく血に酔うというよりも、更に彼に陶酔して依存しまうのが想像に難しくない。
しかし、私はメイドである。ご主人さまに依存ではなくご奉仕。私の心と身体を全て使って尽くすべき存在なのだ。
ご褒美としてもらう事はあったとしても、私が一方的に欲を満たす事は許されるべきではないと考える。
では……今行っているこの行為は違うのか? と聞かれたら私は自信を持って答える事が出来る。
違います。これは彼の眠るという無言の命令に従い、安眠を行うためのご奉仕であると。
だからこそ私は戸惑いなく、行為を進めていくのだった。
首筋から耳に舌が移動していく。耳穴は流石に強い音が発生すると思うので、そこは避けるようにして、耳裏部分に舌を移動させていった。
この部分は味が濃いのが分かっている。汗もかきやすいその部分を汚れを落とすようにして舌を動かしていく。
くちゅ……くちゅり……と舌が動く音が小さく響く。その音で更に私は心がドキドキと鼓動が速くなっていった。
けど、そこから感じるこの味は私を魅了していく。止める事はなく、舌を動かし続けていった。
寝ながらもご主人さまの寝息が少し荒くなっていく。苦しいというよりもご奉仕によって発生する心地良さの興奮を表しているように感じてしまう。
それは私の幸せな感情を誘うのだった。
ひょっとすると……いけない夢を見ているのかも……相手が私だったら……ああっ……
一瞬、意識が白く飛びかける。ご主人さまの夢の中でもご奉仕している想像だけで心や身体が高まってしまった。
しかし、現実においてご奉仕を中断する訳には絶対にしてはならない。
だからこそその夢が継続出来るように私はご奉仕を続けていく。
舌が再度、胸に向かい乳首の部分に舌が向かう。
その部分を丹念に舐め上げていくとだんだんと硬くなっていくのが分かった。
ご主人さまにご奉仕している結果が見えるのはとても嬉しく思ってしまう。ついつい念入りに舌と唇をくっつけていくのだった。
そして、お腹の方に向かい今度はお臍の部分に舌を近づける。ここも味が濃いのが分かっていた。
綺麗に身体を洗っていたとしてもどうしても汚れが溜まりやすい。だからこそ私が綺麗にしてあげないとと言うご奉仕の意思が生まれてしまう。
ゆっくりと唾液を溜め、少しずつ汚れを落としていくように舌でなぞりあげていく。
舌に感じる刺激。汗の味。彼の身体の味。混じりあったそれらを私は口で堪能していくのだ。
身体がどんどんと熱くなってくる。喉や身体が覚えてしまっているのだ。この結果による昂りを得たいと言う衝動が身体を包みこむ。
舌の動きが止まらない。舌先が汚れをこそげ落とすように動く。ご主人さまの身体の中の熱い体温が伝わってくるのが分かった。
はぁ……はぁっ……と自分の息が少しずつ荒くなっていく。しかしまだ目覚めるには早い時間。
だからこそ気付かれないように強い刺激は避けつつ丁寧に舌を這わしていく。
ご主人さまに密着したい衝動も溢れてくる。体温と体温の交換はすごく安心するのだ。
彼の体温に包まれるその時間は身も心も一緒に溶け合うように感じてしまうので、私的には凄く好きな行為の一つである。
だけど、今はまだそれを我慢する。我慢した分だけその反動が凄いのも分かっているのだけれど、それはまだご奉仕の段階までたどり着いていない。
彼が望み、そして私がよろこんで応えるその時まではまだ我慢すべきであった。
ご主人さまには負担にならないように重なり合っても、こちらの体重はかけないように注意する。
幸い力はあるので、この辺りは苦もなく実践出来ていた。
しかし、ご主人さまの身体はそうではなかったらしい。
舌で引き続きお腹の辺りの汗を拭っていくと、お腹の辺りに熱く硬い感触が分かる。
……その熱さは私の身体を更に熱くさせてしまうのだ。舌を動かすと時折ピクピクと動くその感触は心を幸せでトロトロと蕩かしていく。
逸る気持ちをおさえて、時間を確認する。
日が昇りつつあるその時間はそろそろ目覚めたとしてもおかしくは無い時間帯であった。
それならば……多少、遠慮を外しても大丈夫だろう。眠りをサポートするのも目覚めをサポートするのもメイドの務めである。
だからこそ、私はご主人さまを優しく目覚めさせるイメージを持って取り組むのであった。
ご主人さまの布団の中に潜り込む。全て布団をはだけてしまうと寒いかなと判断してのことであった。
彼の体温に包まれる幸せだけを堪能する訳では無い。何度でも言うが彼を気遣ってのことである。
そうして布団の中でも夜目が効く力をしっかりと活用して下半身部分に手を向けていく。
ご主人さまに負担をかけないようにするのは当たり前で、急に起こさないように注意しつつズボンを下ろして体から外していく。
そうして顕になったのは彼の下着部分だ。
下着の上からでも分かるその硬くなった形。そしてそこから発生する熱や匂いは布団の中で篭り私の脳内へと侵食してくる。
はぁ……はぁ……と更に呼吸が荒く激しくなっていく。心がトロトロと言うかドロドロにまで溶けてくる。
そして喉がなってしまうのだ。『あの味』を舌で、喉で、心で味わいたい欲求が出てきてしまう。
心がドキドキと滾り続ける。それらを解消するため、ご主人さまの下着部分もおろしていく。
これもしっかりと繊細な行動を行い、注意しつつ進めて行った。
そして……下着からご主人さまの大切な部分。私に取っては光り輝くようにも感じるそれを瞳に入れる。
大きく硬くなった大切な部分は、下着から開放された瞬間、ブルンッと言わんばかりに飛び出して天を向いている。
その元気な部分はそれを表すかのように発生する熱がこちらの肌に直接感じさせる。
下着の中で溜められていたご主人さまの濃い匂い。
私に取っては目の前でクローシュ……西洋料理などで出てくる銀色の蓋を開けられた時にご馳走が飛び込んできたイメージでもあった。
ご主人さまの汗と男性的なその匂いは、一般的に決して良い匂いとは言えないかもしれない。
しかし、私はそれをずっと嗅いで堪能したい。お口の中に唾液が溜まり続ける。そして心が更に溢れ、身体がどんどんと熱くなってくる。
自分の下着の中が大変になってくるのが分かる。この調子だと替えが足りなくなるかも……と一瞬頭によぎるが、まだまだ在庫は豊富である。
まだ大丈夫と考えて、次へと進むのであった。
それでは、ご主人さま。目覚めのご奉仕をさせて頂きますね。
と頭の中で語りかけた。
少しずつ顔をご主人さまの大切な部分へと近づけていく。近づくにあたって匂いが更に濃く感じられてきた。
口が半開きとなり、唾液が溢れるくらい湧き上がってくる。
そしてその唾液に塗れた舌をぴったりとくっ付けるのだ。
ちゅっ……
舌で天辺の濡れた部分を拭い唇で吸い込むようにくっつける。
汗と先行して溢れていた体液。それは先ほど身体を味わっていた時よりも濃く舌を堪能させていく。
まだ完全に剥けきっていないクビレの部分にも舌を差し込んでいった。
捲れていくに辺り匂いが更に強くなり、舌にピリピリとした刺激を伝えてくる。
味はとても濃い。濃い汗の味。それは私をどんどん虜にしていく。
ちゅ……ちゅぱ……ちゅちゅう……
どんどんとその味を身体に取り込んでいく。
溢れる体液もご馳走だ。感情が溢れ、舌に感じるその刺激は、段々と私の思考が霞み、その味へ没頭していく。
ご主人さまへの気持ちが更に溢れてくる。
大切な部分がもっと気持ち良くしろと命令してくるようにピクリピクリと動くその仕草は、何もかも差し出してしまう感情が膨れてしまう。
そしてそのご主人さまはこう命令されているようにも感じられた。
ピクッと大きく動いたそれは「俺のことが好きか?」と言っているように思えたのだ。
はぁ……すごいよぉ……すきぃ……ちゅ……
私はまるで服従するかのようにご主人さまに答えてしまう。その言葉に満足したかのようにピクッピクッと動くその仕草には満足感と共に可愛らしさを感じてしまった。
もっと感じて欲しいと思い更に口を舌を動かしていく。
こっちも……ふふっ……柔らかい……ちゅ……ちゅ……
ご主人さまの大切なところでももっとも無防備な部分にも唇を向ける。
柔らかさと共に私がもっとも味わいたいその中身の想像が膨れてしまう。
早く速く喉で、口で味わいたいと心が求めてしまった。
こんどは……お口全体で……あっためてあげないと…………むぐっ……にゅ……
心の欲求に従い、身体が動きを行う。ご主人さまを口全体に頬張り口いっぱいに取り込んだ。
すると口の中に広がるその味や匂いは私をどこまでも幸せに導いてくれる。
ずっとお口に含めていたい……と思ってしまう。
舌がクビレの部分を擦り、味を強く感じさせる。もっと欲しいと言わんばかりに舌を動かして行った。
しかし、これは目覚めのご奉仕である。目覚めさせていくにはご主人さまへ優しく刺激を伝えていかないといけないのだ。
んっ……んっ……ぷはっ……ここが……いちばん気持ちいいんだよね? ……れろっ……ちゅうちゅう……
ご主人さまの反応が一番良い部分。クビレにある筋の部分を念入りに舌でなぞる。
クニクニとした感触、そして時折上の部分から漏れてくる液体は私をどんどんと酔わしていく。
筋を念入りに刺激していくと天辺の部分がご主人さまの液体で包まれてしまった。
それを綺麗にしないといけないと言う気持ち。そしてあの幸せの感覚を求めるため口を再度大きく開いて取り込んでいく。
……やっぱり……お口にいれるのがすきかも……むぐむぐっ……
口の中で幸せが広がる。喉が収縮して、ちゅっ……ちゅぅ……と身体に取り込んでいく。
するとご主人さまがピクッと動き命令を伝えてきた。
……んっ!? ……んっ……んっ……ちゅぅぅぅ……
出てくる液体をしっかりと飲み込め。味わえ。と言う感じでピクッピクッと動いて液体が溢れてくる。
私は命令に応えるため、頬を窄めるようにしつつ吸い込む力を強めて、ご主人さまの液体を味わっていく。
ちゅぅぅぅぅ……んっ……ぷあっ……いっぱいでてくるよぅ……んっ……ぺろっ……おいしぃ……ちゅっ……
美味しい。物凄く美味しい。もうこれ無しでは生きれないと思えてしまう。
そして心が悦ぶ。こんなに幸せで良いのかと思えるくらいに心は昂る。私はどんどんと行為にのめり込んでいった。
んっ……れろれろっ……もごもごっ……あはっ……もっとぉ……きれいにしないとぉ……んっ……
唾液が口から溢れて汚れてしまった根本部分。そして袋部分を再度舌で拭っていく。
舌や口で感じるその熱さで心が理性がどんどんと欲求へと傾いていく。
しかし、私のその欲求に傾く心を許さないと言わんばかりにビクッビクッっと強く動いてきた。
私はその動きも含めて心を調教されてしまう。ご主人さまにご主人さまの大切な部分に……私の意思ではなくご主人さまの意思で快楽を得ないといけない。としっかりと躾されてしまうのだ。
畏まりました。ご主人さまぁ……。
と昂った心を維持したまま、更に大切な部分へとご奉仕を継続していく。
飽きさせないように刺激を変え、目覚めのその時に向けて味を堪能しつつも次々へとご奉仕を行なっていった。
……そうして、ご主人さまが目を覚まし始めたことに気がついた。ご奉仕の舌に合わせてもっとと言わんばかりに示してくれる回数が多くなってきたからだ。
勿論その命令に応えつつも、ご主人さまの反応を伺う。しっかりと頬張りながらもご主人さまの方に目を向けて指示を仰ぐ。
ご主人さまはジッと頬張っている私を見てきた。その見られている視線。それは行なっているこの行為の羞恥心を煽り、行為を自覚させてくる。
私は急に恥ずかしい感情が湧き上がってしまうが行為は止められない。止めろと言う命令はないから、続けろと言うことである。
体温が更に上昇する。恥ずかしさと言う感情が更に私の心を震わせてしまうのだが、従うことで幸せの相乗効果が身体と心をご主人さまに直接躾けられてしまうのだ。
お前は俺のものだと言わんばかりに伝えてくるその視線。はい。その通りです。と応えるその心は私をどこまでも高く突き上げる。
そして落ちない。心が落ちることはない。高みにずっと高みに昇らせ続けて、私に理解させられてしまう。
ご主人さまの視線が変化する。何かこちらに伝えようとしている。その意図を考えるよりも速く理解してしまった。
ご主人さまの大切な部分がビクビクと動いているのだ。
これはもっとちゃんとご奉仕せよと言うことであろう。だからこそ私はそれに全力で応える必要があった。
少しずつ隠れて練習していたその成果を見せる時がきた。
大切な部分を歯で傷つけないようにしっかりと注意して、全体を口内に含んでいく。
今までなら途中で止まってしまったであろう。しかし、その状況は私に取っては許せるものではなかった。
ご主人さまを満足させることが、私の存在である。だからこそ命令をきちんと遂行できることを伝えないといけなかったのだ。
いつもよりも深く深く更に口内へと取り込んでいく。
喉が動き、ご主人さまのその太い部分を飲み込むようにして更に体内へ入れていくのだった。
……そうして私の唇が根本の部分に触れる。
口の中。身体の中。頭の中。すべてにご主人さまの味が刷り込まれる。
そして命令を遂行した感情が私の頭を蕩かしてくるのだ。
舌が喉が歓喜に打ち震えて更にその味を取り込んでいく。
息が鼻でしか出来ないため、ご主人さまの様々な匂いが私の頭の中を焼いていった。
心が真っ白になり始める。身体が『あの味』を強く欲しがる。
ご主人さまも目覚めたので、私はそれに向けて動くことに戸惑いはなかった。
顔を動かし、深い場所から浅い場所。そして舌や喉を動かしてご主人さまにご奉仕していく。
最終的なやり方は学んでいるので、それに向けてご主人さまに満足頂けるようにどんどんと動きを激しくしていった。
そうしてしばらくすると、最大のご褒美が与えられる時間がやってきた。
ご主人さまの言葉と共に口の中に新しい液体が広がる。
その味。そしてその液体を一滴も逃さないように口の中でしっかりと溜めつつも出てくる部分も最後まで出せられるように強く吸い込んだ。
こうするとご主人さまの満足度が上がっているように感じられるのと逃すことなくすべて吸い込めるのでこの動きは必須だと思っている。
そうして吸い込んでいるとご主人さまが満足したかのように段々と硬くなっていた部分が柔らかくなってくるのが口内でわかる。
その動きは可愛らしく感じられ、お疲れ様でした。ご主人さま。と伝えるように舌で優しく撫で上げてから離す。
そして、口のなかにご主人さまの精液を溜めたまま向き直る。
これは……ご主人さまが最初に私へと躾けられた行為だ。心と身体がご主人さまに従うために行動を行う。
口の中に溜まっているご主人さまの精液を確認してもらう。
直接出された直後の味。そして口内で唾液と混じり合った味。更にこうして空気を含ませて変化した味をそれぞれ私に堪能させていく。
その様子をしっかりとご主人さまに確認してもらうのだ。恥ずかしさと共にそこから発生する身体の興奮。そして心の昂りはもはやこれ無しではもはや満足出来ないくらいにご主人さまに躾けられている。
ご主人さまは私の口内の様子をしっかりと確認する。その視線だけでも恥ずかしさで頬の温度が上がりすぎて隠れてしまいたくなる。
だけど、ご主人さまの命令である。反抗することなど微塵もあり得ない。だから私は心を身体をご主人さまに差し出すのだ。
そうして改めて得られるその幸福感を私は逃さない。余すことなく感じてしまう。
更にこれから続く、ご主人さまの言葉を堪能しながら待つのだ。
「飲め」
ご主人さまのその言葉に身体が震える。心が歓喜に打ち震える。私の下着の中はもはや溢れてしまっているのが分かってしまう。
しかし、ここからが一瞬でもあり永遠にも感じる時間なのだ。私のすべてを差し出す行為。それを行なっていく。
しっかりとご主人さまに見えるように、喉を曝け出す。
喉の動きをちゃんと見せないと飲んだことを見せられないので、飲み込む瞬間を確認してもらうのだ。
口内に広がっている味を堪能する。とても甘美であり行儀が悪いかもしれないけど、ずっと口内に含めていたい。
最初はプリプリとした粘度の高い感じから唾液と混じり段々と粘度が下がってくる。
粘度が下がることで更に飲みやすくなってきたことを口内で確認して飲み込んでいく。
コクリと喉を鳴らして少しずつ飲んでいく。精液が喉を通り、胃に通るその感覚。それは幸せである。
命令を遂行している幸せ。そして精液を飲む幸せ。それらは高まっているこの心を更に急激に天元突破していくのだ。
そのスピードは意識することすら出来ない。感情が爆発的に溢れ出し、それをひきづるようにして身体も幸せの反応を示す。
どこまでも溺れるような震えた快楽が身体と心を走り抜ける。飲み込む度に時間が引き延ばされたようにも感じられ、その状況を感じさせ続けてくる。
んっ……と口から声が漏れて身体が自然に反応を示す。
本で色々と読んでいたので知識としては知っていたけど、あの最初の時に感じた快感は絶頂と言う感じだったのだろう。
その後、自分で試して見た時に似たようなことは感じたのだけれど……ご主人さまとのこの行為は別格である。
完全にご主人さまに躾けられている事実を改めて実感するこの時間はとても至福である。
永遠にも感じられる時間を使ってご主人さまに飲み込んだことを確認してもらうのであった。
精液を飲み込んでいると身体にある衝動が加速してしまう。
ご主人さまとの逢瀬を想像してしまうのだ。それは夜の一族としての感情すら昂らせてしまい、ついつい瞳に表してしまった。
興奮を示すように瞳が変化するのがわかる。心が興奮し続け、その後を期待する心が溢れる。
ご主人さまから命令を受ければ喜んで次々とステップアップしていくだろう。
想像が加速するのだ。ご主人さまの意思として命令を出した後、この身体を味わってくれればそれは……とんでもないことになるだろうとも。
お姉ちゃんから発情期に関して、色々と教えられている。好きな人が居なければ、まだ大丈夫だろうとお姉ちゃんは言っていたけど……。
恐らくもう難しいのは身体が理解している。
だからこそ、今日と言う一日は私にとって覚悟完了の一日でもあるのだ。
勿論、ご主人さまの命令をしっかりと受領出来るように準備も完了している。
だからこそ、それをひっそりと伝えるためにも溢れ出る感情の瞳を見せたまま私は笑顔で挨拶をするのだ。
「ご主人さま。おはようございます」
今日一日、私の身体を沢山堪能してくださいね。と。
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