「すずか……何故一緒についてくるの?」
「?」
こてんと首を傾げこちらを見てくる。その仕草も可愛いのはしょうがないとしても……今欲しい答えはその仕草では無い。
「いや……今、僕トイレに行ってくるって言ったよね?」
「はい。ですから、ご主人さまのお手伝いを……」
何かおかしいことを言いました? と言わんばかりの表情だ。
いやいやいや。何のお手伝いなの?
怪我しているわけでもないのに……さすがに色々とお断りしたい気持ちが満載になる。
「いや……さすがに一人で大丈夫だよ」
「でも……今日一日は私がご奉仕するって……」
その言葉を出されると何とも断りづらい……。だけど、さすがに排泄時まで一緒に居ると言うのはそう言う高度な嗜好は無い。
まぁ……プレイとしては流れによっては一考の余地はあるかも知れないけど…………本当にあるのか……?
どちらにせよ、さすがに当たり前として行われる行為では無いので今はご遠慮したい所である。
「今回は一人で行く」
なので少し強めに言って何とかしのごうと考えた。
「……畏まりました。ご主人さま」
すずかは静々とお辞儀をして、こちらを見てくる。
その視線を受けながら何とか一人でトイレに駆け込むのであった。
トイレの中で一旦考えを纏めようと座る。
すずかが何故メイド姿で今日一日過ごすのかについて、やり取りを思い出すのであった。
「すずか。本当に色々と手伝ってくれてありがとう」
「ううん。全然大丈夫だよ! あっ……です。ご主人さま」
先ほどまで皆でいたこともあり、制服の姿だったすずかはいつもの調子で受け答えしてくれたのだったのだけど、二人っきりを意識したのかプレイモードに入ってしまった。
まぁ……これがすずかのお好みのシチュみたいなので、多少のイタズラはあってもしっかりとこちらには支障は出ないようにしてくるのは何度もやり取りをした上で理解していた。
なので、すずかには今後も手伝ってもらうことは多いので、目くじらを立てる必要もないだろうと考えている。
催眠で調整することも可能だが……正直、極力変更や追加消去等、現存の形を変えたくない。
フェイトの時は別次元の思考が働いてしまった所もあったが、この考えは今後の可能性を一通り考慮して出している結論の一つである。
勿論、緊急事とか手詰まりの状況を打破するときにはそう言ったことは一旦棚に上げる必要があるが、恐らくは催眠を使用し過ぎると色々と足かせになってくると考えている。
この辺りも含めそのうち考察を纏めたいと考えていた。しかし、無印編における終盤戦に向けて動くことが多かったため、中々その時間を取ることが出来なかったのも事実である。
だが、そろそろ考える時間が一旦取れそうなので、自分の考えも改めて整理しておくべきだろうと思っていた。
それはともかく今はすずかとの会話である。
「それでね。何かお礼をしたいと思うんだけど……」
「えっ!? ホント! あっ……でも……」
最初は驚きと喜びの表情からもじもじと悩んでいる表情に変化する。
何か遠慮するようなことはないはずだけど、恐らくはすずかの性格的に慎み深いのは分かっているので、その辺りで悩んでいるのだろうと考えた。
「僕で出来ることなら何でも言って大丈夫だよ」
それならばと後押しを続ける言葉をすずかに伝える。
ちなみに何故、ご褒美と言うか褒賞を与えたいと言うかと言うと、今後の無茶振りも含めすずかの心象を稼いでおきたいのだ。
催眠効果が続く限り、命令には忠実に従ってくれるだろう。しかし、人の心は何度も行われると刺激に慣れるし、移ろいやすい。
いつ何時こちらが当たり前と思っていたことが向こうにとって不満として思われることはあり得るのだ。
それが一つのミスを生むと後に負債として莫大に支払う可能性もあり得る。
だからその可能性は極力少なくしておくに越したことは無い。関係は良好のままで進めていくに越したことは無いのだ。
わかりやすい形での報酬。これは一つの楔になるので、それを今回行っておきたいのである。
まぁ……要するに心のフォローをしたかったのだ。心に色々と溜め込みすぎないよう発散させていくために今回の話を進めているのであった。
「……えっと……あっけど…………でも……」
すずかはまだ悩んでいる。何故か時々頬に手をあてて身体をくねらせているようにも見えるけど、希望を伝えるのが恥ずかしいのだろうか。
ならば多少強引でも言うしか無いかと思うのであった。
「すずか。希望を言いなさい」
命令口調ですずかに言葉をかける。すずかはその言葉に身体を一瞬震わせた後、顔を真っ赤にしながらも素直に要望を伝えてきた。
「……あのね。最初は一日で良いからずっとご主人さまにご奉仕したいの」
……ご奉仕? 要するにすずかが、かなり好んでいるであろうこのシチュエーションプレイを丸一日行いたいと言うことなのだろうか……?
確かに品物とかだと、すずかの家であれば一般的に買えるものはすずかでも余裕で買えるだろう。
だからこそ、それらが関係ないような形にするために自分に伴う内容としてすずかが考えたのだろうとは思うのだけど……。
正直、身体が持つのだろうか……。
要するに彼女はこう言っているのだろう「あなたを一日中貪りたい」と。
恐らくは……催眠設定の影響によって、自分の精液を欲しているのでは無いかと推測される。
確かに継続対応ですずかとは色々と行っているが、丸一日というのはさすがに行っていない。
そして、設定上も歯止めの設定は自分からであり、すずか側から止めるものは無いので、欲求として上がってきたのだろう。
美味しいものをたくさん飲みたいという欲求。
それを満たしたいと思ったのだろうと考える。どちらかと言えば、嫌にならないように設定していた面が今回プラスに繋がったのだろう。
ならば一先ずそれを活かしてみようと考えた。
すずかはダメですか? と言わんばかりに瞳を軽く潤ませながらこちらを見てくる。
いちいち仕草が可愛いなと心の中で思いつつ、すずかに言葉を伝えるのであった。
「分かった。なら、一日僕にご奉仕をお願い出来るかな?」
その言葉を聞いた瞬間、すずかの顔がパァっと嬉しそうに変化して
「はいっ!!」
と元気に返事をしてくれるのであった。
で、現在、トイレにて立てこもり中である。
一日ということで、朝からご奉仕を行いたいから鍵を貸して欲しいという所もあったので、朝の出来事はある意味予測は出来た。
勿論、なのはの突撃訪問に関しては、今日はダメということはしっかりと伝えてある。
予測出来たとは言え、こちらに勘付かれることなくしてきたのはさすが夜の一族というべきなのだろうか。
まぁ……こちらも楽しんでしまったので、ご奉仕メイドの力は半端ない。
そして、その出来事の後でも朝食の準備など普通のメイドとしての動作も完璧だ。
本当にメイドのご奉仕を受けている気持ちになる。
確かに言葉通りに遂行してくれているので、問題は無いのだけど……先ほどの通り少し気合が入り過ぎにも思えてしまう。
とは言え、ここに居続ける訳にもいかない。少し時間を置く事で向こうも落ち着くだろうと思い、手を洗ってトイレから出る。
すると開けた扉のすぐ側にすずかが待ち受けていた。
すずかは笑顔で濡れたタオルで更にこちらの手を丁寧に拭きつつ「ご主人さま朝食の準備が整いました」と伝えてくれる。
そして居間へと誘導してくれるのだ。それらを受けつつ、ご主人さまとはこういうものを当たり前だと思ってしまうものなんだろうか……とよく分からない気持ちを持ってしまう。
しかし、その考えは相手には伝わらず引き続きすずかは行動を継続する。
居間のテーブルの上にはすずかが準備したであろう朝食が置かれている。
まぁ、さすがに朝食自体はトーストなど、洋風ではあるが一般的な朝食である。
さすがに重い食べ物は無いので、一安心した。
朝からステーキとか出されてしまったら、どこまで体力を絞り取られてしまうかが分からない……。
とりあえず、席に座るとすずかは正面に移動せずそのままこちらの傍らに控えている。
そしてじっとこちらを見てくる。
いや……そこに居てずっと見られるともの凄く食べづらいのですが……。
せめてもう少し……と言うか正面に移動してくれませんか? と視線をすずかに向ける。
するとすずかは心得ました! と言わんばかりに笑顔を向けてくれた。
そして彼女の手が動き、準備されている朝食へと向かうのだった。
あれ? 理解してくれたんじゃ無いの? それとも何か朝食に不備があったの? と困惑しているとすずかは改めてこちらに身体を向き直して……
「ご主人さま。あーん」
と少し恥ずかしそうに顔を赤らめ手に持った朝食の一部をこちらに差し出してきた。
……
…………
………………もぐもぐ。
はっ!? あまりの光景でポカーンとしてしまった口へ丁寧に入れられてしまった。
さすがに食べ物を無下にすることは出来ないので、食べさせて貰うなんてどこの王様なんだよと思いつつも、もぐもぐと口を動かしてすずかに食べさせてもらった朝食を咀嚼する。
そして飲み込んだ後、さすがに次はご遠慮したいと思い、すずかに違う違うと首を振り、そうではないと言う意図を伝えようとする。
するとその動きを見たすずかはハッとした表情を見せ、先ほどの行為が恥ずかしかったのだろう。
更に顔を赤く染めてコクリと頷くのであった。
ふぅ……伝わった……これで大丈夫だろう。と一安心して、すずかの様子を伺う。
すると、すずかは何故かその場から動かず、顔を赤らめたまま朝食をずっと見ていた。
その様子を見て、おや? と疑問に思う。しかし、すずかはムンッと言わんばかりに小さな動きで気合を入れて改めて朝食へ手を伸ばすのであった。
……おやおやおや?
意図が伝わったのでは無かったのか? えっ……? 先ほどの続きなの……?
止める間も無くすずかはそのまま動き続ける。朝食の一部分を切り分けてそれを自らの口へと運んでいった。
????? あれ? ……すずかも食べたかったのか?
疑問符が頭の中にいっぱいとなりつつも、どうして良いかよく分からず、そのまますずかの様子を見続けてしまった。
すずかは自ら運んだ朝食を口に含み、モグモグと口を動かして咀嚼している。
そしてある程度口を動かした後に瞳に強い意志を込めたかのようにキリッとした眼差しをこちらに向けて顔を近づけてくるのであった。
えっ……? ちょっと待って待って。
慌ててすずかの動きを止めようとするも時すでに遅し。すずかはこちらの顔をがっしりと両手で固定して顔を近づけてくる。
待って! の「まっ……」と口を開けた時には、すずかの唇がこちらの口と密着してしまうのであった。
そして……
「んっ……」
すずかの艶かしい吐息が聞こえると共に、こちらの口内へ侵入を行ってくるのであった。
!?!?!?!?!?
もはやどうしてこうなった状態である。
こちらの口内へすずかの舌と一緒に食べ物が口移しされてくる。
混乱する思考のまますずかの行動を受け入れてしまうのであった。
すずかの口の中で咀嚼されていた食べ物。もはや食べ物と言うかただ単に栄養の塊である。
そしてすずかの舌がこちらの口内にある以上、歯を動かす訳にもいかずそのまま飲み込むしか手がなかった。
すずかの中で十分なくらい咀嚼されていたそれはある意味なんの苦労もなく飲み込むことが出来た。
しかし、すずかの舌は引っ込むことがなく、そのままこちらの舌と合わさるように絡め始めてくる。
んっ……。
すずかから艶のある吐息が再度漏れた。すずかの顔を見ると口を合わせた状態で瞳は閉じ頬を赤く染めている。
そして、にゅるにゅるといった感じで舌を絡めてくるのであった。
……もうこれ。口移しというよりも口吸いだよね。
絡めている舌の熱さを感じつつも脳内でツッコミを入れる。が、すずかはそんなことはお構いなしでそのまま舌を絡め続けてくる。
舌が絡め合うことで唾液による水音が聞こえる。そして、もっとそれを発生させるかのようにすずかはこちらに唾液をどんどんと送り込んでくるのであった。
ちゅ……ちゅっちゅぱ……んっ……
ジュースを飲むかのように送り込まれた唾液を飲み込む。先ほどの食べ物をきちんと胃に届けるための潤滑油としてそれを送り込まれているようにも感じられてしまう。
だが、すずかの舌の動きは止まらない。口が合わさって絡め合う舌は更に動きを替えてくる。舌と舌が完全に密着されるように、そしてこちらの舌に対して愛撫を行うかのようにグルグルと舌全体を密着しながら絡めてくるその動きは、キスをしている実感をこちらにしっかりと伝えてくる。
キスをしている実感は興奮を促し、混乱から情欲へと変化し始めた。
まぁ……色々とあるけど……とりあえずもう良いかな。
すずかの舌を堪能しつつ、気持ち良さで思考を放棄し始める。クチュクチュと音を立て絡め合う舌。そしてすずかの清潔感を感じさせる女の子の匂い。
肉体的接触による体温の実感は、自然と下半身に血を送り込む。
段々と下半身の一部が元気になってくるのがわかった。大きくなり始めたそれはズボンの中で窮屈な感触を与えてくる。
まるでそれを見透かしたようにすずかは口を合わせたまま身体を更にこちらへと預けてきた。
更にお互いの身体が密着された状況は、主従関係というよりも恋人同士が行う睦み合いである。
すずかの柔らかい身体の感触は確実にこちらの興奮を促してくるのであった。
そして、下半身に刺激が走る。柔らかな手の感触。口付けしている状況であるので直接は見ることが出来ないが、恐らくこの感触はすずかの手だと推測される。
手でさわさわとその硬くなった部分を服の上から撫で上げられる。手の摩擦の刺激は服の上からでも優しく甘いような気持ち良さを発生させる。
どんどんと更に硬くなってくるのが分かる。もっとその気持ち良さを堪能したいと思ってしまう。
それを見抜いたかのようにすずかの手の動きは更に変化を行う。
裏の筋の辺りをしっかりと定めて指先でカリカリと強い刺激を送ってきた。
そしてさわさわと手のひらで根本に向けて優しく擦ってくる。
深い口付けをしながら股間を刺激される。その行為はなんとも言えない気持ち良さとして身体を包み込まれてしまう。
ずっと堪能していたい気持ち。更にもっと気持ち良さを求めてしまう気持ち。いろんな感情が身体を興奮させていく。
すると口付けの状態からすずかの顔が少し離れた。絡み合っていた舌が離れる時にお互いの唾液が伝うのも視覚的に興奮させてくる。
少し離れたすずかの顔を見る。キスの影響なのか頬は紅潮したままで瞳は先ほどよりも潤んでいるように見える。
はぁ……はぁ……とお互いの吐息が肌に感じる距離ですずかは下半身に置いている手を止めず動かしたままこう告げてくるのであった。
「旦那さまぁ……。私にお情け……旦那さまの朝食を頂いてもよろしいでしょうかぁ……」
朝食のセリフの時に、その意図を告げるかのようにすずかの指先が男性器の部分をカリカリと強く刺激してくる。
すずかのセリフ。そしてその動き。それらはこいつデキるっ! と思ってしまうのに十分な行動であった。
すずかの中でシチュが変化したのかご主人さまから旦那さまに変化しているのもポイントが高い。
脳内で無駄な採点を繰り広げつつも、もはや迷いなどなかった。
「……ふむ……では許可しよう。すずかの望むままにやってみなさい」
すずかのテンションに合わせるように、若干楽しくなりながら、とりあえず偉そうに言ってみた。
すずかはその言葉を聞いて「あぁっ……」と身体を震わせ涙ぐみながら「ありがとうございます……」と言葉を続けてきた。
少し過剰に反応してくるすずかを見てこれで合っているよね? と心配になったが、すずかは身体を動かし、こちらの足の方へ潜り込むように移動してくる。
恐らく大丈夫だったのだろう。と考えているとすずかが「失礼します……」と告げてこちらのズボンを下ろし始めた。
すずかがやりやすいようにこちらも軽く腰を浮かす。あっという間にズボンは下され下半身は下着一枚の状態になった。
下着も下ろすのかな? と思ったのだが、すずかの動きはそこでストップしてしまう。
すずかの好きにして良いと言った以上、催促をする訳にもいかず、とりあえず様子をみるしかないと考えていると……
ちゅっ……
足先にくすぐったいような感触が走った。えっ? 何をしているんですか? と思いテーブルの下を軽くみてみる。
するとそこにはある意味見たことがある光景が目に入ってきた。
すずかが土下座のような姿で、足元にキスを降らせているシーンである。
…………そこからスタートとかマジっすか!? すずかさん。と突っ込みを入れたくなるが……まぁ……好きにさせてみようと思うしかなかった。
視線をテーブルの上に戻し、とりあえず感触だけ受けられる状態になる。
足先に感じる柔らかい感触。すずかの唇の感触がくすぐったくもあったが、見えない分想像することでより身体の感度が増しているようにも感じられてしまう。
そして……ヌルッと生暖かい感触が足元に這う。うおぅ……と背筋がゾクゾクとしてしまい思わず声が漏れそうになるが、ひとまず我慢する。
すると段々と遠慮が無くなったように動きが大きくなり始めてきた。
ちゅっ……
足の甲からスタートして、脛、膝、そして内腿と段々とすずかの唇の感触が上がってくるのが分かった。
時には舌を使いくすぐるように、そして優しく手でマッサージをするかのように抱え込むと同時にキスをしてくる。
内腿の辺りは特に敏感に反応してしまう。くすぐったさと気持ちよさ。それぞれが感情を高めてくる。
もっと直にという欲望が溢れ、つい足を大きく開いてしまう。
中央部分には先ほどよりも更に元気になったそれが鎮座している。
下着の上からとは言え、恐らくすずかにはそれがしっかりと見えているだろう。
ある意味の見せつけた行為に何故か征服感が満たされてしまうが、それよりも直に刺激してほしい欲求の方が強い。
すずかに向けて更に腰を近づけてしまうのもしょうがないと思ってしまった。
しかし……すずかはまだ直接そこに触らない。顔を内腿の所からゆっくりと根本近くまで移動させつつ舌でぐるぐると舐め上げてくる。
根本に近づくにつれて、普段誰にも触れられてない部分は敏感に反応する。
よりくすぐったさを感じさせてくるが、気持ち良さもしっかりと与えてくれるその行為。
そして、まるで焦らすかのようにゆっくりとしたその動きに更に我慢が効かなくなりそうであった。
もう下着を自分で下ろしてしまい、そのまま襲いかかってしまいたい欲求にも駆られてしまうが、なんとか踏みとどまり我慢する。
もはやこれはご主人さまというロールを守らないといけないという意地である。
どうしようもなく、くだらない所であることは理解しているが、シチュプレイをしているならそれはしっかりと守る。それがデキる男だとテンションを上げるのであった。
ふと目の前にある朝食が目に入る。
まだ全然食べられてないそれはまるで寂しそうにこちらを見ているような気分にさせられてしまった。
……せっかくすずかに準備してもらったものである。今の状況はあるがちゃんと食べてあげたい気持ちはあった。
そして……あるシチュエーションが頭の中で閃いてしまう。
これは…………かなりクズな行為だと思う。現段階でもクズな行いをしていることは間違いないが、更に下衆な行為を重ねてしまうシチュが閃いてしまう。
けど……これを行うと考えると……ちょっと終わった後に後悔しそうな気配があるが、何故か気持ちのテンションは高い。
やっちゃえ。やっちゃえ。と心が後押ししてくれたようにも感じてそのまま流れるように開始してしまうのであった。
「すずか」
名前を呼ぶと内腿部分に顔を埋めていたすずかの動きが止まり「……はい」と小さく返事が聞こえてきた。
「僕はこのまま朝食を頂く。すずかはそのまま奉仕を続けなさい」
すずかから息を呑むような声が聞こえた気がした。
そう……これはある種のプレイ。
……食事をしつつ己の下半身を相手に舐らせる。
男なら一度は考えたことがありそうなシチュエーションである。
食欲と性欲。よく言われる三大欲求としての二つを満たすその行為。
そしてすずかをあくまで性欲処理というかのようにモノとして扱うその行動。
まさしくクズである。
が……少しやってみたかったのも正直な気持ちとしてあった。可愛いそして性格的にもお淑やかな少女がこちらに尽くしてくれるのだ。
少しばかりハメを外して楽しんだとしてもしょうがないだろうと言いたい。
そんな心の言い訳はともかく、すずかはその言葉に「畏まりました。ご主人さま。ご奉仕を続けさせていただきます……」と伝えてきた後、引き続き足の部分に顔を埋め始めた。
そしてペロペロと音が聞こえるくらいに舌の動きが激しくなってくる。
おぉぉ……とくすぐったさに声が漏れそうになるのを堪えつつも、冷静なふりをして食事に手をつける。
恐らく激しくなってきたのは、すずかがこっちに集中して欲しいという嘆願にも感じてしまうが、シチュエーション上の駆け引きである。
それには気づかないふりをして、あくまでご主人さまが上であると言う意識を伝えるのだ。
果たしてそんな意図がすずかに伝わったのかは分からないが、段々とすずかの息が荒くなってきているのが分かる。
はぁ……はぁっ……っと熱く漏れる吐息がこちらの肌をくすぐる。
それらを感じつつも朝食に手を伸ばし食べ始める。少し時間が経過したため、冷めてはいるがそれでもしっかりと準備されたそれらは美味しく食べることが出来た。
パンをちぎり口に放り込む。モグモグと口を動かして咀嚼をしつつ味を堪能する。
意識をこちらに向けることで少し心が落ち着いたかなと思った……その時に股間に生暖かい刺激が身体を走り始めた。
んぐっ……と慌てて口に含んでいるものを飲み込みすずかの様子を伺うと。
硬くなっているその部分へ、下着の上から顔を埋めているすずかが居た。
密着された顔からふぅーふぅーと言う感じで荒く熱い息が股間に伝わる。
熱と息の刺激はいきなりだった所もあり、ビグビクと男性器を動かしてしまう。
その動きをすずかは顔で受け止める。その柔らかい頬や唇。下着の上からでも擦れる快感をしっかりと伝えてくれた。
はむっ……
下着の上からちょうど亀頭の部分へ合わせるように唇の感触があたる。
はむはむとまるで啄むように唇で愛撫を行い、そして時折キスをする音が聞こえてくる。
意識が次第にすずかの行動に集中し始める。次に行われる行動に期待して更に股間をビクビクと動かしてしまうのであった。
その動きを見てまるで満足したかのように、すずかの動きが優しく変化する。
手を袋の方に持っていき優しく揉み込むように包み込んでくる。
更に舌先を亀頭部分に擦るように丁寧に舐め始めた。
んっ……旦那さまぁ……美味しいですぅ……
すずかの小さくも呟くその声はしっかりとこちら届く。まるでお酒の匂いに酔ったような酩酊感を感じさせるその声。
そして、淫にも聞こえるその声は刺激と合わせ興奮を誘うのであった。
……あっ……匂いも……濃くなってきましたよぉ……
気持ち良さでどんどん硬くなっていくのが分かる。舌先の刺激に合わせて更に股間を動かしてしまう。
すずかはそれに合わせるようにして、更にペタっと舌を密着させてくるのであった。
んっ……ご主人さまぁ……もっと……もっとぉ……
下着はすずかの唾液で濡れ、密着された舌はぐるぐると亀頭部分を念入りに舐めあげてくる。
擦れる刺激そして心地良さすら感じるその快感はずっと堪能したいと思ってしまう。
そして……まるでお互いの我慢が効かない状態を理解したかのように、すずかは下着に手をかけるのであった。
下着という枷から解放されたそれはどこまでも天に向けて主張する。
すずかの唾液と快感によって引き起こされた先走りの液体によってテラテラとコーティングされている。
そして先ほどのすずかのセリフの通りかのように強いオスの匂いを発しているようにも感じられた。
すずかは自己主張しているそれを優しく手のひらで包み込む。そして先端部分を自らの頬に擦り付けるのであった。
頬の柔らかい感触……そして擦り付けられるきめ細やかな肌の摩擦。
先走りに濡れているそれをまるで愛おしそうにそして嬉しそうに擦り付けているすずかの姿。
全てが快感を興奮をそして欲望を誘ってしまう。
包まれている掌の中で暴れてしまう。もっともっと気持ちよくして欲しいと動かしてしまうのであった。
その暴れん坊の動きを可愛いと言わんばかりに優しい笑顔ですずかは見つめてくる。
そしてこちらに視線を向けてニコッと笑顔を見せて告げてくるのであった。
「それでは……いただきます。ご主人さま」
あーんと、すずかは口を大きく開けて男性器に近づいていく。そして亀頭部分がすずかの口に入っていくのが見えた。
それを見て、彼女の口に入った時の快感を想像してしまうのだが、亀頭が入っていてもその快楽は訪れてこない。
感じる感触はなま暖かい風だ。彼女の息は湿り気を帯びて暖かい風の感触を伝えてくる。
どういうことだ? と改めてすずかの様子を見る。確かに亀頭部分は彼女の口の中に入り込んでいる。
そして現段階も更に奥へ進んでくる様子が見て取れる。
まさか……口内に全く触れないまま取り込んでいるというのか……。
すずかの口を見る。時折見える舌が触れずともその快感を想像させる。
そして大きく口を開いているすずかの姿はとてもいやらしく感じられてしまう。
触れずに口内に侵入する。それは新しい快感を与えてくれた。想像という頭で理解させてくる快感は、思考をどんどんと溶かしてくるのであった。
そして半分くらいであろうか、流石にこれ以上だとすずかの喉に触れるだろうと思われるので、そこで侵入していく動きは止まった。
暖かい吐息の感触はこれからの快感を更に高めてくれる。
すずかがこちらをチラッっと見てきた。そして目を細めまるで笑っているようにも見える。
それを見た瞬間……
……ずぞぞぞぞぞぞっ!
おおっ!? っと声が漏れてしまった。いきなり発生した、まるで何もかも吸い込むその動作はこちらへ強力な快楽を生み出す。
ずずっ……んっ……こくり……
そして吸い込んだ液体を飲み込むような形で喉が動く。
口内で密着されている状態で行われるそれは弱くも更に吸い込まれる快感を伝えてくる。
ずずっ……ずずずっ……
更に吸い込む動きが行われてきた。そこから伝わる快感はまるで、精気を彼女に吸い取られてしまう錯覚すら感じてしまう。
んっ……んっ……ずずっ……んーっ……
じゅっぷじゅっぷと音が聞こえそうなくらいで激しく顔が動き始める。
今まで行われてきた優しさを感じた動きではなく、絞り込まれていくような強い動きである。
もはやそれは高められ続けていた興奮と合わせて、こちらがコントロール出来ることなく一気に快感の波を駆け上がっていく。
更にちゅーっ! と強く吸い込まれる動きが更に加えられてしまい、抗うことなく一気に絶頂へと達してしまうのであった。
んっ!? ……んっ……んっ……ずずっ……
精液を出す快感で頭が真っ白になるが、更にすずかは吸い込む動作をやめない。
強い快感。弱い快感それぞれが混じりあい、虚脱感と共にぐったりと椅子に身体を預けてしまう。
ちゅーっ
その状態でもすずかはしっかりと吸い付いてくる。残りを全て吸い込むその動作は精液と言うか、魂すら彼女に吸い込まれていくみたいに感じてしまった。
しかし、その口の動きは快感を余すことなく伝えてくる。
イッた後の敏感なその部分を念入りに吸い込む。くすぐったさが増しつつあるその快感に身体を震わせてしまうのであった。
んっ……ちゅっ……
そして柔らかくなってきたそれを口付けと共に解放してくれる。
すずかは口に溜め込んでいる精液を味わうのであった。
クチュクチュという感じで口を動かしている。そして……いつもの通りに彼女はこちらに全てをみせ、そして身体へと取り込んでいく。
そして彼女は朝食の最初の位置に戻る。ぐったりとしている自分に向けて残りの朝食を食べさせてくれるのであった。
もはや、彼女の動きに逆らう気力は湧いてこない。今は体力を回復させるために、すずかのあーんと言う言葉と共に朝食を口に取り込んでいく。
モグモグと口を動かしながらこう思った。
……色々と汗だくになったし……シャワーでも浴びてさっぱりしたいなと。