※この作品はR-18です。

催眠パワーでいけるのか!?   作:ヒミノまろ

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ひとまずA's編に突入出来るように準備します。


43話(無印編終了)迄-メモからの考察

 

 

 

トントントン

 

 

 

状況をメモに書き出しつつ、思考を回していく。

 

 

 

トントントン

 

 

 

メモを見つめ、他に何か必要なものが無いかを考える。

 

 

 

トントントッ……

 

 

 

一先ずはこれで検討を進めようと考え、無意識にペンを机に叩いていた手を止めて考察を開始するのであった。

 

 

 

中間評価に関しては、更に別途考察や対応検討をする必要があるので、頭の中が混乱してしまわないように、まずは無印編の終了した段階での考えを整理する為、無印編で行った内容等を書き出している。

 

 

以前にも考えたことであるが、これから行うことは自身の心を保つために考えを整理していく。そして相手の考えを出来る限り推測する。

そして、相手の目的を探り出しだして発見出来れば僥倖であった。

 

しかし、これも最初に結論を述べるが現段階でも「最終的な目的は不明」であり「行動するしかない」である。

ただ、行動を行うに辺り、自分が動く方針も考える必要があるため、検討や考察は纏めたいと思っていた。

 

なので、これはあくまで自身が頭の中を整理するために検討を重ねる行為である。

 

 

 

それでは、検討を始めよう。

 

 

 

□催眠対象者、催眠について

 

現段階で5名。今後は更に増える可能性が高いだろう。

実際、A’s編、StS編と進むに連れて、間違いなく必要な人員が出てくる。

そして増えすぎると間違いなく、継続対応及びペナルティのリスクが上がり過ぎて破綻してしまうのも分かってしまう。

これは当初の方針通り、そのストーリーを攻略するに辺り必要な人員を最低限まで絞りつつ対応を行っていくべきだと思っている。

……まぁ……男であるし……魅力的な人が多いので……多少…………ちょっと……多分に……残念と感じる所も出るかも知れないが、これに溺れると取り返しが付かないので自制するしかない。

 

そして、アルフの催眠設定で分かった事項であるが、『催眠内容』が固定されるという事実は重要だと思っている。

 

何故、これが重要かというと『催眠固定』という事象を相手が使って来ている為である。

今回は、あくまで継続内容を自由に設定して良いよと言う表現であり、それに対しては面倒であるが、そこまでのものではない。

懸念しているのは、それをペナルティ等に利用された場合だ。

 

今、提示されているペナルティ自体も受けたらほぼ終了するので、回避は必須なのだが、今後、更に追加された場合である。

例えば、報酬で貰ったコピーする薬みたいなもので、強い力と引き換えに何かペナルティが発生する場合、それを行う可能性が出てくることが否定出来ない。

催眠固定と言う事象を使ったと言う事実。それはその事象自体を彼女の考えに折り込まれていると言う意味でもある。

だとすると、今回だけではなく、いつ使われても可笑しくはないと考えられた。更に性格が悪質であればあるほど、発展させられる可能性もあると推測される。

 

自分で考えてみても「何番目の催眠を固定する」「消した催眠内容がランダムで復活して固定する」とか思いつくので、不必要な催眠設定が固定または忘れていた催眠が復活されると非常に厄介なのは目に見えている。

なので、極力必要なもの意外は追加しないように注意すべきだし、今、行っている催眠内容から変化させるのも危険にも思えてしまうので、極力弄らない方が自分の混乱を防ぐにも必要だと思っていた。

 

そして……欲に流されて行った催眠部分もあるので……それも自身の業として認識すべきであった。

まぁ……それが無くてもどちらにせよ我慢出来ないのは分かってしまうので……クズである。

 

さておき、これからは注意すべき事項としてこれは頭の中に持っておくべきである。

勿論、それに囚われ過ぎても意味が無い、省き過ぎてリスクが増す可能性もあるし、緊急事などで手が遅れてしまうと本末転倒だ。

あくまで基本的方針として持っておくべきと意識付けするぐらいで丁度良いかも知れないと思っている。

 

元々、多少頭の中の整理はしやすく出来るように設定の流用は使っていたので、それを更に意識しておくべきと結論付けた。

 

 

 

 

□難易度に関して

 

これはメモには無い内容であるが、考えておくべき内容である。

無印編が終わって自分が生きていた。世界が崩壊しなかったと言う事。

要するにクリア出来たと言う事実は、重要であると思っていた。

 

何故なら以前考えていた相手の目的でもある「英雄感に浸らせる」と言う所に大きな間違いはなさそうと言う事が考えられる。

大目的は不明だが、これを行わせると言う目的に大きな齟齬が無いのはクリア出来たと言う事実で分かってしまう。

 

もし、相手にその意思があれば、あの段階でも容易にクリア不可にすることは可能である為、相手にとってみればクリアして欲しいと言う要望が見えてくる。

ここで調子に乗らせて後で心を折ると言う展開も考えられなくは無いが、それだったら相手を嵌めるために、最初の難易度はもっと軽くすべきだし、もっと欲望に溺れさせる設定を追加しておくべきである。

 

 

あくまで筋道は立てられているということ。それは相手にとってその道を進むことが望ましいということでもある。

勿論、その道が勘違いしている可能性もある。ただ、それだと相手の思惑から外れてクリアは出来ないはずだ。

ひとまず、クリア出来たということは現段階ではまだ外れていないと推測出来る。そして相手の思惑通り……手の中であるということも分かってしまう。

 

なので道を外れ過ぎなければクリア出来るということはほぼ間違いないであろう。

となると考えることは、次へのストーリーだけでは無く、その次のストーリーも視野に入れて行う必要がある。

 

 

無印編だけに集中していたのは、そもそもクリア出来るのか未知数であったため、あの段階ではそれ以降考えてもリソースの無駄遣いになる可能性が高かったため、置いておいたが、今回の件でそれ以降も考えて行動することが必要になる。

この辺りは、別途A's編の動く方針を考えたいと思っている。

 

更に今回の件で思ったこととしては、プレシアとの戦闘で受けた最後の攻撃である。

あれだけは、プレシアの意思では無く、そしてジュエルシードの意思でも無く他の意思を感じられた。

 

事が終わり脱出するという焦りはありつつも、事が済んだという安堵感の隙を縫う攻撃。

そしてその攻撃対象は自分である。

 

 

偶然に偶然を重ねれば偶然の出来事として片付けられるかもしれないが、そんな偶然はもはや狙ってやったとしか思えない。

となると、あの攻撃はある意味、彼女の挨拶なのだろう。

 

 

「安心した?残念!!常に気を抜いちゃダメだよ〜」

 

 

と彼女的には軽い感じの挨拶。そして……

 

 

「世界がヤバイときに失敗すると言う事象は私が起こしている」

 

 

という事実を伝える為だ。

 

 

そう。これは推測であるが、恐らく間違いないと思っている。

正直、自分以外にあの攻撃を行っても非常に意味が無い。自分に当てる事で意味を成すのだ。

そして……見事に自分にその攻撃が来た。ならばそれはもはや狙っていたとしか思えないのである。

 

 

その意図は、考えたくはないが、世界が崩壊すると言うことを事前に止められないと言うことだ。

例えばジュエルシードを問題が発生する前に全て回収したとする。

そして問題なくアースラに回収してもらい、プレシアは病魔に犯され結局自滅してしまうと言うシナリオを行った場合、何かしらで世界がヤバイ自体を無理やり作り出す。

ジュエルシードが勝手に暴走するのか、プレシアに何かしら超常現象の力が発揮して無理やりジュエルシードを手に置くのか分からないが、絶対に世界が崩壊する事象を作り出すはずである。

 

 

そしてそれは完全に後手に回ることも意味する。

 

 

元々どこで失敗するのか不明だった為、ストーリーに沿うと言うことは考えて行動していたのだけれど、改めて今回の件でその進め方に寄っていく必要がある。

今のところではあるが、ちゃんとストーリー通りに進めた場合、ちゃんとクライマックスでそれを行ってくれたのだから、次も恐らくはその通りにするであろうと推測出来た。

多分……その裏を誘うのであれば、その次が効果的であると考えられる。しかし、別にその裏も考える必要はないかも知れない。

何故なら、彼女はクリアして貰う事が目的の一つだと仮定するとそこで裏をかく事に意味は無いからだ。

 

ただ単に心を折って苦痛を楽しみたいのであれば、別なのだけれど、それだったら他でいくらでもやりようがある。

重要なのは『世界が崩壊する事象をなんとかして救う』と言うことが目的であり、それ以外は他で代用が効く。

 

問題と思われるのは、別にそこで失敗しても相手は困らないってことだけである。

崩壊する事象をクリアして欲しい。けどそれは自力で行え。その環境の下準備は整える。と言った所だろうか。

 

 

自力でクリアさせると言うことは恐らく達成感もそうなのだけれど、そこに至るまでの行動が重要にも思えてくる。

まぁ、何度も思っている所ではあるが、要するに彼女から見て「それなりに使える人材」と言う試験だ。

 

 

そこから外れてしまえば切り捨てることに彼女の罪の意識は無いだろう。ある意味の成果主義とも言えなくはない。

切り捨てられたものの末路は想像したくもない。今はどちらにせよ縋り付くしか道はないのだ。

 

 

だからこそ、今のところはA’s編においてもストーリー通りには進めようと考えている。

ただ、あくまでストーリーをなぞると言う事が必要であり、過程は問わなくても良さそうなのが救いだと思う。

 

 

無印編においても自分が居る以上、本筋とは逸れることは間違い無かったが、それでもクライマックスへの道は沿ったつもりである。

そしてその結果が、今自分がここに居る。

 

 

クライマックスの事象を引き起こせればちゃんとそれに乗ってくれるはずなので、それをきちんと行わせていく事が必要だと思っていた。

なので、合間合間で調整はしておこうと考えている。

 

 

この辺りもA’s編の行動指針に組み込むべきだと思うので、後に回そうと判断した。

 

 

 

□継続対応に関して

 

現在、5名に対して催眠を行っているが、地球、ミッドチルダの人員に分かれることにより継続対応の難易度が変わってくる。

地球にて事件が起きている間はまだ問題は無かったが、これからしばらくA’sまで間隔が開くことにより、難易度が跳ね上がってくることも確実である。

と言うか、それだけで対応に追われてしまうかも知れないくらいに問題である。

 

しかし、これに関しては心配はあまりしていなかった。

これは彼女が行いたい指針を考えた場合に、その問題は彼女自身が許さないだろうと思ったからである。

 

「適度に快楽に溺れさせ欲望を満たし、適度に功名心を刺激させて自尊心を持たせつつ、先に進めさせる」

 

そもそもメイン人員を催眠して行った場合、地球、ミッドチルダ、それぞれに分かれる時間帯が絶対に存在する。

そして目的を達成させるに辺り、先の流れを読まずに組むことは稚拙だと思われる。

更にコケる事が分かるのに、メイン人員を定義すると言うことは、そもそもの設定にミスがあったと言うこととも考えられるだろう。

自分ですら辿り着くのだ。彼女にそれが分からないはずがない。

そして、彼女は今までの傾向から見るにあの口調とは裏腹にそう言ったことに抜かりはない。

 

ここで勝手にコケると言うことは彼女の舞台にミスがあったと思われてもしょうがない。

物理的に無理じゃん。と言うところが事前にあるのであれば、彼女はそれを回避するようにしてくるだろうと言うある意味の信頼でもある。

 

とは言え、最初に提示すると言うことは無いだろう。そもそもクリア出来るかは分からないからだ。

行けるかどうか分からない所で労力を掛けるよりも、ちゃんと行けた時に行えれば手間が少ないと考えられる。

 

なので、この辺りは勝手に解決されるだろうとも思っていた。ただ、勿論それに依存して失敗したら目も当てられない。

リンディさんには一度、戻ったあとは、フェイト・アルフ含め1週間以内に再度戻ってもらうことについて相談はしっかりと行っている。

 

ただこれも長く続けば破綻するのは分かるので、それまでに何も無ければ別の手を打つ必要があると考えていた。

 

まぁ……予測通り、色々と問題はあったが中間評価の時にクリアされたのだけれど……一先ず早く解決できた点はホッとした。

 

 

 

□報酬に関して

 

これは中間評価時に色々と判明したので後で纏めようと思う。

 

 

 

 

 

一先ず、一旦、息を入れて回していた思考をゆっくりとさせる。

そしてゆっくりとなってきた思考は、その後、脳が糖分を求めてくるのであった。

 

側においておいた温い温度に変化したコーヒーを手に取る。ブラックではない。糖分たっぷりの甘々なコーヒーだ。

本当は淹れたてを飲みたいが、そんな贅沢は言ってもしょうがないと考え、そのまま口に含む。

口の中にコーヒーの酸味と薄い苦味が舌を刺激するが、その後に砂糖特有の強い甘さが舌を包み込んだ。

 

その甘さを感じて、どうせならこのくらい甘くして楽に転生人生を楽しませてくれないかなと現実逃避したい気持ちが湧き上がる。

色々と良い思いをして何言っているんだ。と言う考えも頭に浮かぶが、人生楽に過ごせるならそれに越したことはない!とダメ人間の思考で討論を重ねる。

 

そして出る結論は……人生とは儘ならぬものである。と言う訳の分からない所に着地するのであった。

 

 

無駄な考えを持った後、コーヒーのカフェインの効果が発揮されたのか分からないが、少し気力を取り戻して、さて続きをしようと考えた。

 

 

 

 

……あの問題が多かった中間評価の内容を思い出すのである。

 

 

 

 

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