全牝鯖NTRた雑魚チンマスターくんの寝取られビデオレター鑑賞室 作:さすらいのヒモ
良くあることではあるが。
物事の前提というものを破壊する、どうしようもない暴力というものは存在する。
争っていた二つの勢力が、突如現れた、より強大な力を持つ第三の勢力によって両者ともに組み込まれることなど、歴史を振り替えれば散見されるように。
ただの奇妙な『癖』が百年の恋を冷ますことも、よくあるように。
今、起こっていることもまさしくそうであった。
「やっほー、御主人様に全メスサーヴァントを寝取られた雑魚チン君。元気にしていましたか?」
『人類最後のマスター』と称され、正しく世界を救った少年、藤丸立香。
彼は現在、与えられた自室の電気もつけず、その自身のスペックとスキルに比べてあまりにも高性能なパソコンの前で、ひとつの映像を食い入るように見つめていた。
映像の中には一人の女性がいた。
日焼けをしたきれいな小麦色の肌と、片側をサイドだけまとめられたピンクブロンドの髪が美しい対象を描く、とびっきりの美女である。
「って、元気なわけないかぁ。
だって君が憧れていた私……宮本伊織、改め、新免武蔵守藤原玄信こと宮本武蔵ちゃんが唯一無二の雄であらせられる御主人様に抱かれちゃうのを見ちゃうところですものね。
ふふっ、君がチラチラといやらしく、浅ましく、弱さの象徴と言ってもいい惨めな視線を向けていた私のおっぱいも、もう御主人様だけのモノ。
今までもこれからも、貴方が触れることはありません♥️」
たぷんたぷん、と。
星条旗を模したビキニ水着に包んだおっぱいの下部へと自ら手を添えて、まるで水風船で遊ぶかのように上下左右に揺らしながら淫陶に笑う武蔵。
そこには二天一流の開祖であり、日本史上に残る大剣豪であり、快活にして爽やかなる、元の宮本武蔵の姿は一切なかった。
変えられてしまった。
その事実を噛み締めながら、血走った目をさらに見開き、画面へと食い入るように視線を向ける。
「もちろん、触れられないのはおっぱいだけじゃない。
このぷりっとしたお尻もそう」
そう言って武蔵はくるりと背を向け、そのままそのデカケツに手を添えて揉みしだく。
まるでパンをこねられているように、その肉が淫靡に蠢く。
はぁはぁ、と。
立香の口から激しい息が漏れた。
「触れられないのは、私の体だけではありません。
君が行った最初の召喚に応えてくれた、一番信頼していた聖槍を持っているアーサー王はご主人様の性奴隷秘書バニーに。
君が初めて特異点を修復した時に最大の助けになった、姉のように慕っていたジャンヌさんは御主人様の性欲処理お姉ちゃんに。
君は思い出せないけどそれでも心の中に残っていた、不思議な恋人のようなラムダリリスちゃんは御主人様専用のペンギンペットに。
そして、君に明確な好意を抱いていた刑部姫や清姫、友人のように親しかった沖田くん、そして謎めいた女怪盗(笑)……その他諸々。
君と出会って絆を育んだメスサーヴァント、ぜーんぶ寝取られちゃったからね。
すべて、すべて。
御主人様専用のメスサーヴァントですから、君が触ることは金輪際ありえませんッ!
……いやぁ、私、あまり人の心がないと言われちゃいがちですが、少し、言葉が強すぎたかな。
どうか許してください」
今度はくるりと前を向き、長い脚を強調するようにM字に開脚する形で座り込んだ。
当然、女性として秘するべき性器が強調され、水着越しではあるが、くぱり、とさらに強調するように二本の指で開いた。
思わず前のめりになる立香。
まばたきのひとつもなく、この瞬間瞬間を目に焼き付けようと必死に生きている。
なんとも哀れな雑魚オスの姿であった。
「でも私たちは感謝しているんですよ?」
くぱ、くぱ、と。
まるで陸で必死に呼吸をする魚のように開いては閉じ、開いては閉じと繰り返す武蔵。
その卑猥な動きにだけ目をやっているため立香は気づいていないが、恐らく、その立香の哀れで惨めな姿を理解しているのだろう。
言葉とは裏腹に、武蔵の瞳には隠しきれない侮蔑と嘲笑が現れていた。
「貴方がどうしようもない雑魚オスで、唯一にして無二の最強オスである御主人様に一晩で負けちゃったおかげで、私たちは人理を守護する英霊ではなく、御主人様に賎しく侍るメスサーヴァントとして現界できているんだから」
そう。
藤丸立香は敗北したのだ。
敗北し、自身が契約していた多くのサーヴァントとの『権利』を奪われた。
人理修復後、男性サーヴァントの全てと多くの女性サーヴァントが『座』と呼ばれる場所へと帰り、立香と深い信頼関係にあった女性サーヴァントのみが契約をそのままに現代へと残っていた。
その全てが、奪われたのだ。
「あっ、と……♥️」
その時だった。
武蔵の性器から、ドロリとした精液が漏れ出る。
星条旗ビキニで封をされていたが、武蔵の指の動きで漏れ出てしまったのだ。
その精液を指で救い取り、武蔵は嬉しそうに舐めとる。
「ふふっ、すっごい濃厚……♥️
君のうっすいザーメンとは全然違うんじゃないかなぁ♥
やっ、見たこともないし興味もないけどね♥️」
ケタケタと笑いながら立香を罵倒する武蔵。
ああ、しかし。
その全てが、今の立香には興奮を煽る材料でしかなかった。
「じゃあエロ動画の扱いだけは大剣豪並みの、実際のセックスは未経験の雑魚オスくん?
いつも通り、チャプターから見たいところを見ていってね」
まあ、もっとも。
そう続けた武蔵の顔は、やはり、邪悪で、なによりも。
「全部見ちゃうからどんな順番からでも一緒だろうけど♥️」
――――淫猥極まりない笑顔だった。