Where is your true happiness? 作:瑠和
幸せの追求者市川雛菜。彼女とプロデューサーとのある日の出来事
283プロダクションのプロデューサーとなってかなり経つ。彼女たちを最高のアイドルにできると考えればこの仕事は充分にやりがいがあった。とはいえ少し困っていることがある。彼女たちからは信頼も得ているし、俺も彼女たちを信頼している。
だが少し彼女たちも油断しすぎというか、もう少し危機感を持ってもらいたいというか。信頼されているのはうれしいが、俺も一応男なので全く警戒されないと(少しくらい…)と間がさしかけることもある。
でも今までは何とか理性が勝っていたのだが、ある日ものすごく疲れていた日があった。ストレスも疲労もマックスで事務所に戻ってきた日、ソファーで市川雛菜が眠っていた。彼女は自由気ままで何もなくても俺に会いに来たりしている。今日も俺の帰りを待っていて眠っていしまったのだろう。
「……まったく。雛n」
いつもだったらすぐに起こすのだが、そこで俺は気づいてしまった。熟睡しているであろう雛菜、片手にはスマホ。
(少しくらいいいんじゃないか)
俺の中で悪魔がささやいた。
そうだ。俺はいつも彼女たちの為に頑張っている。雛菜の面倒を見るのだって容易ではない。少しくらい見返りがあってもいいじゃないか。
そう思った俺は息をひそめ、忍び足で雛菜に近付く。スマホのカメラを起動させ、そっと雛菜のスカートに手をかけた。
白い下着がその姿を現した。現役の女子高校生の下着。早々見れるものではない。息をのみ、シャッターを切った瞬間
「プロデュ~サー~?何してるの~?」
雛菜が起きた。慌ててスカートから手を離し、雛菜から離れた。
「雛菜…」
「……何してたの~?」
いつもと変わらぬ笑顔で話しかけてきた。雛菜は嫌なことがあれば基本的に表情に出る。そうれがないということはばれてないということか。
「い、いや、雛菜の足に虫が…クモが付いてたから…取っ払ってたんだ」
「………そうなんだ~。あは~♪ありがとプロデューサー」
「あ…ああ、気にしないでいいよ」
「…あ~♪はづきさんこんばんわ~」
雛菜が俺の後ろを見て微笑んだ。はづきさんがいる気配はなかった。だがもし、いたとしたらさっきの行動を見られてた恐れがある。
「え!?はづきさん?」
急いで後ろを振り返るが、そこには誰もいない。
「え…?」
そして俺が後ろ手に隠していたスマホが奪われる。
「ごめ~ん。嘘~」
ゾッとする。ゆっくり振り返ると、雛菜の手には俺のスマホがあり、俺がさっき取った雛菜の下着の写真が表示されている。
「あ…」
「………」
全身から血の気が引く。終わった。もうだめだ。もうムショ暮らし決定だ。
「す、すまない。雛菜。魔が…差して。ごめん、ごめんな……」
もう無理だと理解しながらなんとか許されようとその場に跪いて頭を下げる。
「………ねぇプロデューサー、雛菜とこういうこと、したい~?」
「え?」
頭を上げた。雛菜はスカートを持ち上げ、煽情的な表情で俺を見ていた。
「雛菜……?」
強い雨の降る日だった。この日から、俺と雛菜の淫靡で欲望にまみれた日常が始まった。
◆◆◆◆◆◆◆
雛菜はあの日俺に言った。仕事を頑張ったらそれに応じて友人や、担当アイドルなんかにはとても頼めないようなことをしてくれると。
正直もう終わったと思っていた。いつの間にか雛菜との間にはこんなことが許されるくらいの信頼関係を築けていたのだろうか。謎だがともかく許されただけでなく、雛菜と色々なことが出来るなんてツイている。
きっと神様が頑張っている俺に褒美をくれたんだと思った。
そして翌日の夕方、雛菜は一人事務所にいる俺のところに来た。
「あは~プロデューサーお仕事頑張った~?」
「ああ。まぁ、いつも通りだよ」
そういって俺は今日の仕事の予定が書かれていた手帳を渡した。
「ん~?これなに~?」
「いや、今日やった仕事の…」
「そんなのいらないよ~。それより~プロデューサーは雛菜の足好き~?」
そういって雛菜は俺専用の机に腰を掛け靴を脱いでその足を俺に向けた。俺はあまり変態という部類に入るような性癖は持っていないがそんな表情で蒸れた足を目の前にむけられれば興奮してしまう。
「今日は~雛菜の足好きに使っていいよ~♪」
雛菜は割と童顔な方だが身体つきはいい。足も長い。スカートの隙間から覗いている下着も相まって興奮が高まる。
「いいのか?」
「いいよ~」
俺は雛菜の足を掴み、それを自身の鼻に持っていく。匂いを嗅ぐと鼻の中に甘い香りが漂ってきた。これが現役JKの足の匂い。なんだか脳内補正がかかっている気がするが本当に良い香りだ。
「すぅ…ん……はむっ」
たまらなくなって雛菜の足にしゃぶりつき始める。一瞬雛菜の表情を確認するが、特に変化はない。いつも通りニコニコしている。
どうして雛菜はこんなことをしてくれるのだろう。最初はそんな雑念があったが雛菜の足を堪能しているうちにそんな雑念は消えていった。
「あ、ひ、雛菜……その、俺の…その、ペニスを……」
「ん~?今日は雛菜触ってあげな~い。でも、雛菜の足使って擦ったり~自分で擦って足にかけたりしてもいいよ~」
「そ、そうか…」
俺はズボンのチャックを下ろしてペニスを取り出す。既に半勃起しているペニスを擦って硬くしていく。雛菜の足を先から腿までを匂いを嗅ぎ、舐め、しゃぶりながら必死にペニスを擦る。
こんな俺の姿を見て雛菜は何を思っているのだろう。だがこれは雛菜から誘ってきたことだ。気にすることはない。俺はそう自分に言い聞かせてオナニーを続けた。現役JKで自分の担当アイドル。みんな、ファンの前で笑顔を振りまく雛菜が今俺の前で、性処理の手伝いをしてくれる。その背徳感が俺の興奮を高める。
身体がどんどん火照り、ペニスを擦る手が速くなっていき、わりと早く俺は絶頂した。ペニスから飛んだ精液が雛菜の足に、制服に、髪に、顔に着いた。
俺は絶頂した直後の高揚感と余韻で息を切らしながら天井を見ていた。しかしすぐに冷静になってティッシュを掴む。
「わ、悪い雛菜!制服とか大丈……」
その時だった。その一瞬の雛菜は、笑っていなかった。困っている表情でもない。悲しそうな表情をしていた。
「雛菜…」
「………っ!」
俺がその表情に気づいたことに気づくと、俺が持っていたティッシュを掴んで出口に走った。
「じゃあ雛菜もう帰るね~!ばいばいプロデューサー!」
「雛菜!」
雛菜はティッシュで精液を拭きながら出て行った。
「………やっぱり嫌だったのか?」
そんなことを思いながら帰り支度をした。なぜ雛菜は俺を受け入れたのか。元々掴みどころがないような娘だったが、今回も全く分からない。
もしかしたらやっぱり嫌になって通報されるかもしれない。
そう考えながら帰路に就いた。その日は不安で中々眠れなかった。
しかし、翌日からも雛菜は俺に性処理の手伝いをしてくれた。
足で、手で、身体のあらゆる部位を使って。なぜ雛菜はこんな俺を受け入れてくれるのか?わからない。わからないが一週間が経った時から俺は考えるのを止めた。
俺が頑張れば雛菜は俺の為に身体を使ってくれる。きっと雛菜はそれで幸せなんだ。それでいいんだ。
そう言い聞かせて俺は快楽に身を任せた。本番をしてくれる気配はないがそれでいいだろう。下手に本番を行って子供でも出来たらそれはそれで問題だ。
一女子高生が俺の為に尽くしてくれている。それだけで満足だ。
-一週間後-
「待ってください!どういうことですか!」
「どうもこうも、言った通りですよ。イベントに採用はしますが空いてるのは一週間後のイベントだけです」
そんな中事件は起きた。ノクチルの新しい仕事。イベントに参加する話だったが、それが一週間の猶予しかないと先方から言われたのだ。
「一週間で新曲とダンスを覚えろと?」
「ええ、こちらとしてもこんな提案心苦しいのですが、この時期に売り出したいとなるとここしか」
「そんな…いくら何でも無茶です」
「今回も、ウチの社長と天井社長が昔からのなじみだってことで特別に設けた時間なんです。無理ならそれでも構いません。アイドルの方々と話し合って決めてください」
-事務所-
「ということなんだ……お前たちの意見を聞きたい」
「い、一週間ですか?」
「それはさすがに…」
「……難しい…?」
「……」
プロデューサーは全員の反応を見て、「やはり無理か…」と言って立ち上がり、デスクに手をついて俯く。何か考えているのだろう。
「~♪」
雛菜は話を聞いているのかいないのかよくわからない反応でスマホを弄っていた。
「……ん?」
少しして何かに気づき、透がスマホを取り出す。
「どうしたの浅倉………ん?」
次は円香がスマホを出す。
「…?二人とも…」
そして小糸もスマホを確認する。それから少しして透が席を立って悩んでいるプロデューサーの肩を叩いた。
「?」
「プロデューサー。私たちやってみたい。失敗するかもしれない危険な賭けかもしれないけど、それでも挑戦したい」
「……浅倉…いいのか?」
「うん。みんなもいいよね」
「まぁ、いいんじゃない」
「う、うん!私も大丈夫…です!」
「雛菜もさんせ~♪」
各メンバーのスマホの雛菜との個別チャットには雛菜からのメッセージがあった。
(ここでしっかり成果出したらプロデューサーがいっぱい褒めてくれると思いません?)
(ここで成果出せればプロデューサーからの信頼が上がると思いません?)
(小糸ちゃんならきっとできると雛菜思うな。今こそ小糸ちゃんの頑張り見せる時だと思わない?)
それからすぐにノクチルのグループチャットに話し始めたのは浅倉だった。
(私、やってみたい)
(本気?)
(うん)
(私も、やってみたいかも)
(……好きにしたら)
(雛菜もいいよ~)
ノクチルの意見はそこで固まったのだ。プロデューサーはまさか了承するとは思っていなかったので少し驚く。
「みんな…………期間は一週間だぞ?」
「何とかするよ。それにほら、アイドルがミスったときの尻拭いは任せろって、いつも言ってたじゃん。信じてるよ、プロデューサー」
それを言われプロデューサーは少し困った。しかし、みんなに気づかれないように雛菜に視線を向け、少し考える。
「ああ。俺に任せろ。君たちのためなら俺はいくらでも「頑張る」よ」
その日から全力のレッスンが始まった。いつもは残ることはほぼない雛菜も居残りレッスンを行い、イベントギリギリまでダンスと歌を極めた。
この一週間はさすがに雛菜とプロデューサーは性行為をしなかった。だがプロデューサーはそれでもよかった。この仕事を取って来る努力、レッスンの依頼等かなり頑張った。雛菜もそれに見合った褒美をくれるだろうと思っていた。
それにたった一週間で成功できるとも思っていなかった。尻拭いの分の仕事も考えると本番までさせてくれるかもしれないとも思っていた。
-当日-
しかし、現実は違った。四人はたった一週間の練習で最高のパフォーマンスを見せた。たった一曲の登場で会場をどのグループよりも盛り上がらせた。
その輝きを見て、プロデューサーは感動した。自然と、涙を零した。彼女たちの輝きの美しさに。そして自分の仕事の誇りに。
「はぁ、はぁ、はぁ、プロデューサー。どうだった?」
ステージが終わり、楽屋に戻ってきた透が、楽屋前にいたプロデューサーに尋ねた。
「………」
プロデューサーはそっぽを向いたまま何も言わない。
「プロデューサー?」
「ちょっと、なんで黙って…」
円香が無理やり振り返らせるとプロデューサーは瞳から涙を流していた。
「プ、プロデューサーさん!?」
「プロデューサー…」
「す、スマン。みんなが戻ってくる前に止めようとしたんだが………みんなのパフォーマンスがアすばらしくって…」
「………こんなことくらいでいちいち泣かないでください。相変らず暑苦しいですね。ミスターファイヤーマン」
円香には飽きられてしまった。しかし円香はまんざらではなさそうな表情をしていた。
「はは、ごめんな…」
「やは~!プロデューサー雛菜たちのステージ見て泣いてくれたの~!?うれし~!」
雛菜が急に飛びついてきた。プロデューサーはバランスを崩しながらもなんとか支える。
「雛菜!?」
「ね~プロデューサー。雛菜、プロデューサーとちょっとお話したいから一緒に来て~」
プロデューサーは雛菜に引っ張られていく。
「じゃあ私たち着替えてるから」
「雛菜も遅れないでよ」
「は~い♪」
「ちょ、力強!待て雛菜!どこに行くんだ!」
プロデューサーは雛菜に引っ張られ、人気のない階の男女共用トイレに連れてこられた。
「雛菜…こんなところに二人でいるの気づかれたら…」
「プロデューサー、今日のステージどうだった?」
「え?」
「普段雛菜がエッチなことしてあげた後と~ステージをみんなで成功させた後どっちが幸せ~?」
「え…」
それを言われ、プロデューサーの頭の中で様々な考えが廻った。
そして、たどり着く。ずっと忘れていたこの感覚。必死に頑張って仕事をもらって、アイドルと、グループと一緒にステージを成功させたときの達成感。
どんなに辛くたって、成功した時の感動の方が強かった。アイドルから性処理してもらう権利なんてなくてもずっと頑張れたのに…。ずっと幸せだったのに。
いつしかそんなことも忘れ、心は荒んでいた。成功させて当然。そんな考えになり感動の気持ちが薄れていた。それであの日、少しでも報われようとあんな愚行に走ってしまった。
それに気づいたプロデューサーは膝から崩れ落ちた。
「あ……ああっ!俺は……俺は…」
「雛菜ね、あの日本当は最初から起きてたの。でもプロデューサーが幸せじゃない顔で雛菜にあんなことしてきたの見て、雛菜本当はプロデューサーが苦しいんじゃないかなって思ったの…。だから、思い出してほしかった~。いつものお仕事してて、幸せ~な顔してるプロデューサー。あんなことしてもきっとプロデューサーは幸せ~に、ならない気がした~」
雛菜はいつもと変わらない口調で話した。それをみてプロデューサーは思わず雛菜に抱き着いた。
「!」
「ご、ごめん雛菜!今まで、本当にごめん!ごめんなさい!俺が間違ってた!あんなことして!あんなことさせてごめん!!ごめんなさい!!!」
プロデューサーは泣きながら謝った。
「ご、ごめん、地面に頭擦りつけて謝るべきなのに…手、手が、離せなくて…。つ、突き飛ばしてくれて構わない…ごめん、ごめん、ごめん…」
そのことをなんとなく雛菜は分かっていたので何も言わなかった。それどころかプロデューサーを抱きしめ、慰め始めた。
「ん~、だいじょ~ぶ~。身体が勝手に動いたんだよね~。雛菜が涙止めるの手伝ってあげるね~。止まれ~止まれ~」
雛菜はプロデューサーが泣き止むまで慰め続けた。それは雛菜にとっての幸せであることはあえて口に出さなかった。
END
ご要望があれば後日談を書こうと思います。そこにはエッチシーン入れます。