※この作品はR-18です。

Where is your true happiness?   作:瑠和

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ご意見をいただきましたので後日談です。なかなか筆が乗らず、一週間以上たってしまい申し訳ありません。それでも雛菜との最高のハッピーを描けたと思います。エッチシーンよりも心情を重視した感じなので、お望みのものじゃないかもしれませんが、お楽しみください。


Make you happy

あれから、あの日から数か月経った。雛菜ともうあんなことはしなかった。雛菜は何も言わずにいつも通り接してくれているし、関係も求めてこなくなった。本当に雛菜は俺にプロデューサーとしての本懐を思い出させてくれるために身体を張ってくれたのだとわかった。

 

「雛菜……」

 

彼女は、嫌いなものというか自分の考えと相容れないものは相容れないとして切り離すタイプだ。だからこそ幸せでいられる人間だ。きっと俺と性行為のまねごとをするなんてつらかっただろう。そう思うと雛菜に感謝の念が絶えない。

 

だけど、そんな俺の日常はまだどこか物足りない。雛菜といけない行為をしたいわけじゃない。ただ、俺は心にぽっかり空いた穴を埋めたいだけだ。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「穴………」

 

「どうしたのプロデューサー?」

 

あれからたまに雛菜とはこうやってお茶をする日がある。雛菜がお菓子を持ってきて、それを一緒に食べるだけの会。今日のお菓子はドーナツだった。プロデューサーはそのドーナツの穴を覗きながらつぶやいた。

 

「いいや………」

 

「プロデューサー、また幸せじゃない顔してる~。ドーナツ嫌い~?」

 

「そんなんじゃない。なんか最近、満たされないなって思っただけだ」

 

「どういうこと~?」

 

「プロデューサーとしての仕事は好きだ。雛菜が思い出させてくれたようにやりがいもある。だけど………何か足りないんだ。俺の仕事………いや人生に…」

 

「ふーん、雛菜はよくわかんないな~」

 

「はは、毎日幸せだもんな」

 

(幸せ……か)

 

「このドーナツみたいに、心にぽっかり穴が開いてるみたいで、何かが足りないんだ」

 

「…」

 

雛菜は少し考えて鞄に手を伸ばす。帰ってから食べようと思っていたマカロンを取り出し、プロデューサーが持っているドーナツの真ん中に差し込んだ。

 

「あは~♪これで埋まった~♪よかったね~プロデューサー♪」

 

「いやそういう問題じゃ…」

 

苦笑いを浮かべながら穴をふさいだマカロンを見る。偶然だろうがその色は黄色だった。黄色は雛菜のイメージカラーだ。そして以前、雛菜とこんな会話をしたことを思い出す。

 

(しあわせって、何色だと思いますか~?)

 

あの時は黄色と答えた。それはきっと、雛菜が目の前にいたから何となく思い浮かんだんじゃなくて、きっと雛菜がプロデューサーにとっての幸せだったからなんだと思った。

 

プロデューサーは急に席を立って雛菜の後ろに回り込む。

 

「?」

 

そして、雛菜を後ろからそっと抱きしめた。雛菜は特に振りほどく素振りも見せずにドーナツを頬張る。

 

「雛菜はこんなことされて嫌じゃないのか」

 

「ん~?それでプロデューサーが幸せならいいんじゃない~?」

 

どこか冷たい物言いだが、全部を否定はしてこない。しかし、次のプロデューサーの言動によって雛菜の態度は大きく変わってくるだろう。

 

「…………雛菜は、どうして俺のことを見捨てなかったんだ?俺が道を踏み外した日」

 

「へ~?」

 

「ここには透がいるからか?」

 

「それもあるけど~やっぱり雛菜はプロデューサーが好きだからかな~。雛菜がいて~透先輩やみんながいて~それで一緒に笑顔でいてくれるプロデューサーがいるから雛菜はアイドルが…ここが好き~」

 

「…………雛菜。俺はきっと、お前が好きだ」

 

「…………ねぇプロデューサー。ナースさんを好きなる人の話聞いたことある~?」

 

雛菜は少し考えて以前学校の教師から聞いた話を出した。

 

「………何でも献身的にしてくれる看護師の人を好きだって勘違いするって話か」

 

吊り橋効果の延長線のような話だ。プロデューサーもそれはすこし聞いたことがあった。

 

「あは~、知ってるならよかった~。雛菜、あんまり真面目な話好きじゃないから~」

 

雛菜は献身的にプロデューサーを支えた。だから雛菜を愛していると勘違いしている可能性を指摘した。一時的な感情の昂ぶりで愛してほしくなかった。

 

「もしかしたら、そういうのもあるのかもしれないな」

 

プロデューサーはあえて否定をしなかった。いままで彼女ができたことは何度かあったプロデューサーだが、本気で人を愛しているという感情なんて初めてだった彼にとって、これは未知の感情だった。

 

「寝ても覚めても、雛菜のことが頭から離れないんだ。それだけじゃない。雛菜が仕事現場とかで他の男と話しているときとか、ノクチルのみんなと話してるときだって………気分が悪い。だから頼む、雛菜…………たった一度だけでいい。お前を愛させてほしい」

 

「へ~………」

 

雛菜もさすがに少し考える。このプロデューサーは軽率な男でないことは十分理解していたし、だからこそ考えに考えた末の答えだということは何となく察しがついていた。

 

「いいよ~」

 

雛菜はドーナツを食べきってからプロデューサーの腕をつかんだ。

 

「雛菜もね、実はちょっと知りたかった~。プロデューサーの気持ち~」

 

二人はそのままの姿勢でソフトキスをする。そのまま雛菜の体に触ろうとしたが、雛菜が指をプロデューサーの唇に置いて制止させた。

 

「そういえばプロデューサー、ちゃんとコンドーム持ってる~?」

 

「…………持ってない」

 

その言葉で雛菜の動きは一瞬止まる。

 

「じゃ、雛菜が赤ちゃんできちゃうかもしれないけど~それでもいいの~?」

 

「…性行為をする上での避妊具がどれだけ大切かは………わかってる。相手との信頼関係にも関わる重要なものだ………だけど、嫌だったんだ、それが。考えなしに雛菜に迫った訳じゃない。前の時から、ずっと思ってた。お前と愛し合うときは、隔たりなんてなく、すべてを愛したいって…」

 

「……………」

 

雛菜は黙ったまますこし驚いた顔でプロデューサーを見つめる。

 

「…すまない。自己中心的過ぎた…。すぐ買ってくるよ」

 

「…いいよ~。しよ~プロデューサー」

 

「え?」

 

意外すぎる答えに、プロデューサーは驚く。

 

「今日雛菜危ない日じゃないし~。それにそれがプロデューサーのしあわせ~なら、雛菜はそうしたいな~」

 

「…雛菜…無理しなくても」

 

「へ~?無理なんてしてないよ~?前から言ってるでしょ~?雛菜はね、雛菜がしあわせ~っておもうことだけでいいの」

 

「…」

 

「それに~これも前から言ってるけど~…雛菜プロデューサーのこと好きだよ」

 

日本人にとって厄介なのは好きという言葉に複数の意味があるからだ。

 

「雛菜…」

 

「うん、うん、いまわかった。雛菜はプロデューサーが好き。だから、前あんなことできたし~。今だって、プロデューサーのお願い聞いたとき、別にいいかなって。それってきっと、好きだからじゃない?」

 

「………」

 

「それに~赤ちゃんできちゃったら、二人で逃げればいいんだよ~。雛菜は別にいいよ~プロデューサーと二人なら~」

 

「……………………雛菜。ごめん、ありがとう」

 

「やは~♪」

 

雛菜はソファーに座ったまま、とりあえずはプロデューサーに任せると言った。プロデューサーは雛菜の前に回り込み、そっとリボンに手をかける。リボンをほどき、シャツのボタンを一つ一つ外していく。

 

「ブラ………外すぞ」

 

「う、うん~」

 

雛菜もさすがに緊張しているのか少し表情が硬い。ブラを外すと雛菜の豊満な胸があらわになる。

 

「綺麗な胸だ…………」

 

雛菜の胸を見るのはこれが初めてじゃない。以前も一度見抜きをさせてくれたからだ。それでも大きく、尚且つ綺麗な形の胸は何度見ても、見ているだけで煽情的な気持ちが昂っていく。

 

「触るぞ…」

 

「んっ………」

 

指先が振れる同時に雛菜の身体がびくりと跳ねる。触れるのをわかっていても身体が反応してしまうのだ。そんな雛菜が嫌がってないか逐一瞳を動かしながらプロデューサーは雛菜のやわらかい胸を堪能する。指に軽く力を入れるだけで沈んでいく。ふわふわの感触にたまらずプロデューサーは乳首に吸い付く。

 

「あっ………やは~…プロデューサー赤ちゃんみたい~♪おっぱいなんてでないよ~?」

 

「ん………」

 

母乳などでないことはわかっている。それでもしゃぶりつくのをやめられない。大事なのは雛菜の身体を堪能できているという事実だからだ。プロデューサーは口の中で雛菜の乳首を舌で転がしつつ片手でもう片方の乳房を揉みしだく。

 

「んっ………あ、あは~……プロデューサー……すご……ぉい…」

 

雛菜は時折身体を跳ねさせながら悦楽に浸っていた。他人に敏感な部分を触らせるという経験が初めてだったため、タイミングが読めず襲い掛かってくる快楽をうまく受け止め切れなかったがそれでも気持ちが良かった。

 

「ぷはっ……雛菜…っ!」

 

プロデューサーは乳首からいったん顔を離し、雛菜にキスをしながら雛菜の太ももに手をなぞらせ、そのままスカートの中に手を入れようと忍び込ませる。しかし、雛菜はその手を抑えた。

 

「ん…雛菜?」

 

「もープロデューサーがっつきすぎ~」

 

そう言って雛菜はプロデューサーを離してソファから降りる。

 

「雛菜が気持ちよくなるのも大切だけど~プロデューサーもしあわせ~にならないとだめだよ~♪」

 

雛菜はプロデューサーのズボンに手をかけ、ズボンのチャックを開ける。するとものすごい勢いでプロデューサーのペニスが飛び出してきた。

 

「さっきからここすっごく苦しそうだったもん」

 

「あ、ありがとう……」

 

半分気遣いで半分自分のための提案だった。プロデューサーは経験こそ少ないもののなかなかのテクニシャンだった。秘部を触らせた時に襲われるであろう快楽に深層心理でわずかながら恐怖を感じていた。だから今度は自分で動くことにしたのだ。

 

「やは~♪プロデューサーのカチカチ~♪」

 

それを愛おしい目で軽く撫でた雛菜は、自身の胸で挟み込む。

 

「これはやってあげたことなかったよね~♪」

 

「そうだな……」

 

いわゆるパイズリだ。雛菜は両手で胸を押さえ、プロデューサーのペニスを圧迫する。

 

「あは~♪谷間からちょっとだけ出てるの可愛い~」

 

雛菜は谷間から顔を出しているペニスの亀頭にしゃぶりつく。ふわふわの胸に挟まれ、さらに敏感な部分をしゃぶられ、プロデューサーはのけぞる。

 

「……っ!雛菜…それ、ヤバい…」

 

はじめてのことで舌の動きはぎこちなかったが、それでも上々だ。

 

「プロデューサーしあわせ~?」

 

「あ、ああ…」

 

両サイドからのグリグリとした手の動きと上下の動きの繰り返しでプロデューサーのぺニスは射精へと促される。

 

「ごめん雛菜、もうっ!」

 

まだパイズリが始まってそこまで時間が経った訳ではないが、プロデューサーは射精してしまう。ぺニスから放たれた精液が雛菜の顔に撒き散らされた。

 

「あは~プロデューサーちょっと早くない~?」

 

「最近、一人でする時間もなかったからな」

 

「そっか~。でも次はもっと耐えてね?」

 

雛菜は胸をぺニスから離し、自分の唾液と精液で汚れたプロデューサーのぺニスを舐めてきれいにし始めた。それと同時に己の秘部に手を伸ばし、弄り始めた。

 

「んっ……一回出しちゃったから元気にしないとね~。次は雛菜が気持ちよくしてもらう番だよプロデューサー♪」

 

こんな知識どこで仕入れてきたのか知らないが雛菜も年頃だし、プロデューサーの性欲を発散させるための方法を学んだうえで知りえたのだろうとプロデューサーは思った。

 

「ああ、そうだな。その通りだ」

 

プロデューサーはそういうと、雛菜を抱え、ソファに座りなおさせた。

 

「プロデューサー?」

 

「雛菜は初めてだろ?じゃあ、準備は入念にしないとな」

 

プロデューサーは雛菜の足を開かせ、スカートの中へ頭を差し込んで雛菜の秘部のにおいを嗅ぐ。

 

「や、やは~…は、恥ずかしい~」

 

「いい匂いだよ雛菜。恥ずかしがることなんてない」

 

なんの恥ずかし気もなく照れくさいセリフを吐いた後、雛菜の秘部を舐め始める。

 

「あっ…くすぐったい~……あぅっ!」

 

「おいしいよ、雛菜。雛菜……」

 

プロデューサーは完全に感情の昂ぶりのままに言葉を発し、行動している。それでも雛菜を愛するゆえの行動だ。雛菜は受け入れる。舌が雛菜の秘部の中で動き回り、時折指を使って雛菜に快楽を与え続ける。雛菜はスカートを強く握りしめながら襲い来る快楽に身を任せる。

 

「やっ……プロ…デュ……サー……激し……っ!」

 

雛菜が身体を捻らせた瞬間、プロデューサーはクリトリスを強くつまむ。刹那、雛菜は歯を食いしばって大きくのけぞった。絶頂したのだ。

 

「~~~~~~っ!」

 

「………雛菜、可愛いよ」

 

絶頂してしまった雛菜の頬に手を添え、髪を撫でる。蕩けた顔に汗で乱れた髪の毛は何とも妖艶な雛菜の姿にプロデューサーも興奮する。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……あ、あは~プロデューサー………上手だね~」

 

「雛菜が分かりやすいんだ。雛菜が良いところ、全部わかる」

 

「そう~?でも、それってきっと相性がいいってことだよね~。あは~雛菜うれしい~♪」

 

「………雛菜、もう我慢できないんだ。雛菜と、一つになりたい」

 

プロデューサーは雛菜の脇から手を入れ、後頭部を撫でながら抱きしめた。雛菜は少し驚きながらも横目でプロデューサーを見て微笑んだ。

 

「いいよ~。一つになろう。プロデューサー」

 

雛菜は足を広げ、プロデューサーを受け入れる姿勢になった。

 

「怖くないか?」

 

「怖いけど~、プロデューサーが一緒だから大丈夫~」

 

「………行くぞ」

 

雛菜の秘部にそっとプロデューサーのペニスを挿入する。破瓜の瞬間、雛菜は歯を食いしばった。心配したプロデューサーが一瞬止まり、雛菜を見るが雛菜は目で大丈夫だと訴える。プロデューサーはさっきの言葉を信じ、一気に根元まで挿入した。

 

「~~~~っ!!!………………やは~……雛菜とプロデューサー………一つになっちゃった~」

 

涙目ながらに一つになれたことの喜びを口にする雛菜。その秘部は血に濡れている。

 

「雛菜……大丈夫か?………」

 

「……雛菜ね~痛いけど、今この瞬間を大切にしたい~。プロデューサーと初めて繋がれたっていううれしさ………今ここで辞めちゃうより、そっちの方がきっと幸せだから~」

 

「雛菜…」

 

「これも………前にも言ったよ、プロデューサー……。ちょっとくらいなら大変なことあってもいいよ~って」

 

雛菜が頑張ってるのは自分を愛しているからだということはとうにわかっていた。だからこそ、プロデューサーは応える義務がある。そう思いながら雛菜を思いやる気持ち、いや、勝手な罪悪感からくる己の躊躇いを必死にこらえ、雛菜の想いに応えるために腰を動かした。

 

もう、止まれない。とまらない。

 

二人の身体が衝突する音と二人の喘ぎ声だけが響き渡る。

 

「雛菜、雛菜!」

 

「あっ!あはっ!んっ!プロ…デュ…っ!」

 

「好きだ!雛菜!ずっとそばにいてくれ!!」

 

「いいよ!雛菜が!雛菜がしあわせにしてあげる!」

 

雛菜は破瓜の痛みと快楽の波に襲われながら普段のゆっくりとした話し方もできず、だが悦びながらプロデューサーとの交わりを愉しむ。

 

「だから、プロデューサーもしあわせ~に……なろ~?」

 

雛菜の女神のような優しい微笑みにプロデューサーの心は高鳴った。この娘を愛している。その気持ちだけでどこまでもいける気がした。雛菜に打ち付ける腰の速度が速くなる。射精が近くなっているのだ。

 

「雛菜………出すよ。受け止めてくれ」

 

「……うん♪」

 

限界を迎え、プロデューサーは射精する。ペニスからあふれ出た精液が雛菜の膣内に放たれる。へその下あたりで感じる自分のものではない温かさに、雛菜は幸せを感じていた。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

プロデューサーは今日も疲れて帰ってきた。ソファには雛菜が眠っていた。

 

「……まったく。雛n」

 

いつもだったらすぐに起こすのだが、そこでプロデューサーは気づいてしまった。熟睡しているであろう雛菜、片手にはスマホ。

 

(少しくらいいいんじゃないか)

 

プロデューサーの中で悪魔がささやいた。

 

プロデューサーはいつも彼女の為に頑張っている。雛菜の面倒を見るのだって容易ではない。少しくらい見返りがあってもいいじゃないか。そう思ったプロデューサーは息をひそめ、忍び足で雛菜に近付く。スマホのカメラを起動させ、そっと雛菜のスカートに手をかけた。

 

「も~、また~?」

 

そこで雛菜が起きる。いや、反応からして起きていたのだろう。しかし、プロデューサーはそれを見て微笑んだ。

 

「おはよう。雛菜」

 

「あは~おかえり~!」

 

雛菜はプロデューサーに抱き着き、帰りを喜ぶ。先程の行為など気に止めている様子はない。

 

二人の関係は深くなったが、いつもと変わらぬ日常だった。

 

 

 

…END




最後のシーンがどれくらい後の話で、場所はどこなのか。それは皆さんの想像にお任せします。
私は好きにした。君たちも好きにしろ。
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