※この作品はR-18です。

一次創作キャットファイトとかレズバトルもの   作:就活をするゴミ箱の魂

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pixivにも投稿しているやつです


北の王女と西の王女

 

「………」

「………」

 

 

豪奢な装飾が施された大きな個室。

アニメや漫画などで描かれるような中世チックなその部屋に鎮座する、1人寮のものとは思えぬ大きさのベットの上で2人の美少女…いや、"絶世の"や"傾国"なんて言われかねない美少女が並んで寝そべり、静かに見つめ合っていた。

 

 

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シルヴィア・シルヴァリエ

 

 

一面の銀世界が来る人を魅了する北の王国の第3王女。

 

 

ダイヤモンドダストを幻視させるような美しい銀髪をロングで流した北の王国の一番の美少女。

 

 

王位継承権なんてものは、物心つくと同時に放棄した。

 

 

どうせ獲れぬ王位の継承権を、何となくで持っていて争いに巻き込まれてはたまったものではないと思ったからだ。

 

 

「はぁ……」

 

 

そんな彼女は、なぜか自分の周りには人が集まらない教室で王女らしからぬため息をつく。

 

 

王位継承権を放棄したからと言って兄弟姉妹からちょっかいをかけられないとは限らない。

 

 

そう思った彼女は、大陸中央にある永世中立をうたう魔術国家へと留学することに決め、そこでのんびり学生ライフを送ろうした…のだが。

 

 

「(人が……来ない……!留学して一年経っても知り合いすらいないってどうなの!?)」

 

 

継承権を放棄しても王女という身分は無くならない。

 

 

友人はおろか知り合いと言える人間すら自信を持って居ると言えないのが現状であった。

 

 

「(ぐぬぬ……そろそろこのクラスにこだわるのではなく、他のクラスに顔を出してみるべきなのかしら…)」

 

 

もし知り合えたら同じクラスの方が利点が大きいし、顔を合わせやすいからなるべく同じクラスで友人を作ろうと思っていたが、さすがに一年経っても変わらないのであれば戦略を変えるべきだろう。

 

 

「(よし、そうと決まればすぐに動きましょう!……そういえば、私と同じ歳の他国の王女がいるのだったかしら?)」

 

 

自国の争いから逃げてきた彼女は、学園の同じような立場の生徒やらに挨拶することすらなく、ポケ—っと暮らしていたのだ。

 

 

そら友人なんざできる訳ww

と思わなくもないが。

 

 

何はともあれ、彼女はようやく動き出したのだ。

 

 

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マルデル・フローヴァ

 

 

一面の小麦畑が有名で、何百何千と詠われてきた西の帝国の第2王女。

 

 

詩人からは自分の詠った小麦畑の美しさだと言われる黄金色の金髪を持つ。

 

 

生まれるや否や兄が帝位を継承する事を現帝国王が決定し、その後彼女は他国との繋がりを作るため婚姻を…結べるように教養を身につけるためこの学園へと留学している。

 

 

「ん〜…」

 

 

そんな彼女は……ぼっちであった。

 

 

女神のよう!なんて同級生から言われるものの、その言葉の裏にある嫉妬の棘に嫌気がさして1人になったのが理由だ。

 

 

そんな彼女は、身分ゆえに机にだらけるなんてことはなかったが、特に何かを考えるでもなくボーッとしていた。

 

 

ざわっ

 

 

何がきっかけかは認識できていなかったが、途端に教室がざわめきだす。

 

 

「……?」

 

 

何が起きたのかを見ようと教室の入り口に視線を向ければ

 

 

「……」

 

 

溢れ出るオーラ。

 

 

それはもう見た者全てを魅了するような神聖さすら感じる美少女。

 

 

「………」

「………」

 

 

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「………」

「………」

 

 

その印象は教室を訪ねてきた銀髪の美少女も同じく抱いていた。

 

 

教室に差し込む陽の光を受けて美しく輝く黄金色の頭髪。

 

 

キラキラと美しくも目に痛い訳ではないその光はまるで西の帝国の小麦畑のようで。

 

 

2人は1分ほど時を忘れたかのように見つめあった。

 

 

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「はっ……えぇっと………ごきげんよう」

 

 

「あっ、ごきげんよう」

 

 

なんとか絞り出した挨拶を交わし、ひとまず自己紹介をする。

 

 

「あの……すごく綺麗な髪ですね」

 

 

「えっ!?そんな、貴女だってその……とても美しいですわ」

 

 

推しと話すキモオタか。

 

 

2人は相手の容姿に魅入ってしまい、つい砕けた態度と口調で会話を交わしてしまう。

 

 

………と、このまま緩やかな2人の交流を描いてもよいのだが、それはまた機会があれば。

 

 

ともかく、2人はそのまま仲を深めて長期休暇中には互いの国に招待し合って双方から"王女の親友"として認識されるまでになったという事。

 

 

その後、2人は庶民はお泊まり会なるものをするらしいと小耳に挟み、王位継承権のない私たちなら王族だろうとお泊まり会をしても問題なかろう!とお泊まり会をする運びとなったのである。

 

 

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お泊まり会当日。

 

 

シルヴィアの部屋にて色々お話をしたり、チェスで何度か勝負をしたり、散々遊んで日が暮れた後。

 

 

「明日はお休みですが……そろそろ寝ましょうか」

 

 

「そうですわね、お肌にも良くありませんし」

 

 

まだまだ遊び足りない、と寂しそうな表情ではあるが仕方がないと寝る準備をする。

 

 

物を片付け、髪をもう一度手入れして、服も着替えて。

 

 

と、一つずつ処理していくうちに、私はこれからあの美少女と添い寝するのかと思い至る。

 

 

「「……!!」」

 

 

不思議と頬が赤くなり、突然羞恥の念が湧き上がる。

 

 

しかし、お泊まり会に招いた/招かれた手前私は床で…なんて言えるわけがない。

 

 

相手は何とも思っていないだろうとお互いに思い、ベットへ向かう。

 

 

閨でも共にするのか?と言いたくなる表情でベットに腰掛け見つめ合う2人。

 

 

「えぇっと……」

 

 

「………」

 

 

恋人や友人どころか血縁者とも同じベットで寝たことのない2人。

 

 

何をどうするかも分からず見つめ合い、お互いの碧眼に思考ごと吸い込まれていくような感覚を覚える。

 

 

そのまま2人の顔の距離もどんどん吸い込まれるように近くなっていっているのだが、ここで招いた側であるシルヴィアが「招いた側が気を回さなくてどうする」と思い先にベッドに入る。

 

 

「んっ…えっと、いいですよ?マルデル」

 

 

本人にその気はないのだろうが、顔を半分掛け布団に隠して惑わせるような流し目でマルデルをベッドに誘うシルヴィア。

 

 

「!……し、失礼しますわ…」

 

 

その視線と他人のベットに恐る恐ると言った様子で潜り込むマルデル。

 

 

右手で軽く隙間を作ってくれているシルヴィアの腕の下に体を滑り込ませ、そのままシルヴィアの右腕を抱きかかえるように握り寄せる。

 

 

「マ、マルデル…?」

 

 

「…はっ!?す、すみません!つい…」

 

 

自分を優しく包んでくれるかの様な気持ちに絆され、つい愛おしげにシルヴィアの右腕を抱いてしまったマルデル。

 

 

顔を真っ赤にしつつ腕を離そうとする。

 

 

「あ、いいんですよ?その……私もマルデルの……」

 

 

「はぇ!?」

 

 

おもむろにのそりと体を捩らせ、自分の腕を包んでいるマルデルの左腕に胸を押し付ける。

 

 

それに対してあわあわと顔を真っ赤にして慌てていたマルデルだが、落ち着いて仰向けからシルヴィアの方に向くように体勢を変え、体の間で腕を絡ませながらお互いの胸で包み込む。

 

 

「ん……あったかいです」

 

 

「そう…ですね」

 

 

手を恋人繋ぎで握り合い、ムニムニと相手の手を優しく揉み合う。

 

 

その上から自分の体温を伝え、相手の体温を感じようとするかの様に胸を押し付ける。

 

 

Dカップほどの胸に包まれた腕は包み込まれてさらに暖かく、蕩けるような安心感を2人にもたらす。

 

 

「ん……」

 

 

「んぅ……」

 

 

心地良さそうに声にならない小さなため息を吐きながら、その息がかかる距離で静かに微笑み魅入り合う2人。

 

 

無自覚なのだろうが、布団の中ではもぞもぞと焦ったそうに自分の脚をスリスリと動かし、相手の脚との振り合いを求める。

 

 

2人はそれぞれ王位にはもう就く予定はない。

 

 

片や花嫁修行、片や自分の保身。

 

 

自分の将来のために留学している故に、より良い夫を得られる様にさまざまな事を学んでいる。

 

 

それはもちろん性に関してもそうで。

 

 

今自分たちのしている行為性行為の"前戯"に当たる事を相手に魅入られながらではあるが理解していた。

 

 

酒に酔ったかの様に思考がまとまらない。

 

 

でも一貫して相手の体温を求めてしまう。

 

 

初めてここまでの気持ちになった2人は耐性なんてある訳もなく、ただずぶずぶとのめり込んでいく。

 

 

「はぁ…はぁ……シルヴィア、さん……」

 

 

「は、はい……マルデルさん……」

 

 

相手の股に足を滑り込ませ、脚で脚を挟んで絡みつく。

 

 

熱くねっとりとした吐息を掛かって気分が昂ってくる。

 

 

そして…

 

 

「んっむ………」

 

 

「はむ…………」

 

 

薄く開いた口で相手の唇を挟み込む様にキスをする。

 

 

唇を忙しなく動かし、何度も何度も歯を使わずに唇を揉みこむ。

 

 

唇に跡がつきそうなほど食み合った後、また口を押し付け合って唇の裏の瑞々しい肉をすり合わせながら口の位置をずらす。

 

 

さっき食んだ上唇/下唇から、さっき食んできた下唇!/上唇へと目標を変え、はしたなく食み続ける。

 

 

時折鼻の頭が擦れるのがこそばゆく感じ鼻の穴がヒクヒクと動く。

 

 

その間ずっと目は開けたまま。

 

 

水音…まではいかないが、チュ、チュと湿った音が2人の世界に響く。

 

 

絡み合わせた腕や脚、唇の感触と官能的なキスの音、相手の美しい蕩けた碧眼、互いに吐きかけ合う生ぬるい息、唇の間に少しずつ染み出してくる相手の唾液の味。

 

 

五感全てで相手を感じ、五感全てで相手を求める。

 

 

まだ、まだまだもっと触れ合いたい。もっと味わいたい、見つめ合いたいし嗅ぎ合いたい。

 

 

手始めに嗅覚から。その時々擦れるだけだった鼻を食み合う唇の動きに合わせて擦り合う。

 

 

上昇した体温や緊張から汗が浮き出ていた皮膚が擦れ合い、互いの刺激的な香りが脳に届く。

 

 

「ん……あぅ……んん…あむ……」

 

 

「ん、ん……んむ………はむ……」

 

 

決していい匂いではないそれはこのまぐわりあいの中では感度を上げる媚薬の様に働く。

 

 

嗅覚が満たされた次は触覚。

 

 

床まで届きそうだったレースのフリルを脚でどかして、素肌が露わになった太ももを擦り合わせる。

 

 

王族として危険が伴いそうな運動は控えてきた為どちらかと言うとむっちりとした脚が互いに揉み合わされ、薄く汗が浮き出る。

 

 

肌の感覚が伝わる程度にサラサラとした潤滑油が2人の求め合いをさらに激しくする。

 

 

まるで脚同士でオイルマッサージをしているようだが、そこからくる快感はオイルマッサージなんて物ではなく、2人の性感がチクチクと刺激される。

 

 

触覚もより激しくなった。次は何だろう……

 

 

働かなくなってくる…いや、働かせたくなくなるほどに蕩けた頭を相手と自分のためだと必死に動かし、次なる行為を思い描く。

 

 

次は……味覚か。

 

 

唇を開いてはいないものの、2人の口腔内には唾液が溢れている。

 

 

それは溜まりに溜まった2人の性欲を暗示しているようで、今にも溢れんばかり。

 

 

キスをしながら食み合う事で何とか耐えてきたが、それももう限界を迎えそうだ。

 

 

唇の食み合いが何度目かの往復を終え、唇が真っ正面から組み合った時。

 

 

さすがにもう耐えられるはずなんてなかった。

 

 

「んむぅ!……んじゅ……んんんん!」

 

 

「あむっ!……んぐぐ……むむむむ!」

 

 

相手の口を喰らうかの様に大きく口を開け、溜まった唾液を相手に飲ませる様に押し込む。

 

 

と、何度も言う様だが2人は王族である。

 

 

王になることはなくとも、人々の上に立つ一族の娘。

 

 

ここで少しこの場にあまりふさわしいとは言えない感情が湧いた。

 

 

"目の前の女を自分のモノにしたい"

"自分しか見えなくしてやりたい"

"屈服させたい"

 

 

"征服欲"。

 

 

明らかに異物の様な感情。

 

 

こんな感情はすぐにでも捨てるべきである…が、そこを冷静に考えられるほどの思考力は2人にはすでになかった。

 

 

「ん……れろ……じゅる」

 

 

「ん!?……んんんッ……あむっ!」

 

 

「あぁッ!……あむっ……」

 

 

お互いの唾液を飲ませ合い、顔を擦り付けて自分の香りを染み込ませて自分色に染め上げて……純粋な2人の関係に邪100%な感情が入り乱れる。

 

 

「はむ………ぷはっ!」

 

 

「あむ………ぶはっ!」

 

 

唾液を飲み干し、相手の口腔内の食べカスやら皮膚カスやらを舐め取り、舌のコケが唾液に解け出すほどに擦り合った。

 

 

「はぁ…はぁ………」

 

 

「はぅ…はぅ………」

 

 

ただ魅入られ合っていた2人はその中に僅かな敵意と害意を滲ませ、思わず股に液が漏れ出しそうなほどの圧を掛け合う。

 

 

相手は今自分を征服しようと"攻撃"してきた。

 

 

なら……

 

 

「ねぇ、マゼンタ」

 

 

「なに?シルヴィア」

 

 

敬称なんてつける気はどこかに飛んでいった。もう私たちはそんな関係じゃない。

 

 

「壊れないでね?」

 

 

「………そっちこそ」

 

 

大した性交渉なんてしたことがなかった2人だが、そんな経験なんて関係ない。この場は負けられない。負けちゃいけない勝負なんだ。

 

 

「んじゅるるるッ」

 

 

「あむぅぅぅぅッ」

 

 

胸の中で蠢いていた腕を解放し、相手の背中と後頭部に回す。

 

 

自分の舌で相手の喉を貫けるように自分の方に相手の頭を押し付ける。

 

 

今までの接触で十分に興奮して勃起した乳首も、ぷるんと曝け出した乳房ごと激しくぶつけ合う。

 

 

フリルのスカートを捲り、秘貝へと後布一枚となった股に肉付きのいい太ももを押し付ける。

 

 

強く押せば押すだけじわっと愛液が滲み出し、自分の太ももへと染み込んでいく。

 

 

不思議と不快ではないその湿った感覚を求めて、押すだけではなく円を描くように擦り付ける動作も加える。

 

 

「はむっ、はん………あ……んんッ!」

 

 

「あむ……あむ………んん……ぁあッ!」

 

 

互いの喘ぎ声は口の中に響き、その振動が相手を悦ばせていると言う征服的な快感に変わる。

 

 

が、同時に自分も相手に征服されつつあると言うことに不満を募らせ、さらに相手に激しく絡みつく。

 

 

背中に回していた腕を相手の腹に滑らせ、ヘソとその周りを撫でる。

 

 

互いに襲いたいとの願望はあるものの、感情のままに相手に襲いかかるのは精神的に相手の魅力に屈服してしまっているも同義。

 

 

目で圧をかけつつ、「襲いたいならどうぞ?」とどこか挑発的な視線を向ける。

 

 

なんだかんだ互角の状態となり、2人はジリジリと鍔迫り合うように性欲を削り合う。

 

 

ミチミチと体が軋みそうなほどに密着しながら、その中で可能な分ゆさゆさと体を動かし、的確に弱点を擦っていく。

 

 

口では相手の舌をお互いに捕まえ合い、しゃぶり合っている。もちろん、そのからは唇が喰らい付き合っているようにしか見えないが。

 

 

「んちゅ…んむ…じゅるる……」

 

 

「んにゅ、じゅるる……あむ…」

 

 

蛇の交尾ですらここまで艶かしく絡み合わないだろう。

 

 

トロトロと溢れ出す愛液がさらに2人の太ももを濡らし、腰から膝までが愛液と汗で覆われる。

 

 

そんなドロドロに蕩けた秘所にむけて、ヘソをくりくりいじくり回していた手を下ろす。

 

 

暖かい汁に塗れた秘貝を、慰めるように手で覆う。

 

 

「んん……」

 

 

「はぅ……」

 

 

相手の暖かい体温が、自分の急所を覆って伝わる。

 

 

激しいイカせ合いから急に安心感が込み上げるような快楽に、2人は目を開く力すら保てず瞼が蕩け落ちる。

 

 

くち、くちゅ…

 

 

相手の秘貝の感触と具合を確かめるようにゆっくりと撫で、そして撫でられている秘貝から伝わる相手の手のひらを感じる。

 

 

凹凸の少ないすべすべした手のひら、細く華奢ですぐに折れてしまいそうな指。

 

 

遠慮なく言えば"弱々しい"相手が必死に自分を慰めてきているのがとても嬉しくて、嬉しくて……そして可愛くて。

 

 

もっともっと、相手の可愛いところを見たい。

 

 

でも相手は意地を張ってやり返してきた。じゃあどうすれば可愛いところを、可愛い顔をしてくれる?

 

 

……イカせるしかない。

 

 

絶頂すらしていないのに、あたかもピロートークの最中のような気分だった2人だが、そこからまた昂って得た結論に改めて覚悟を決める。

 

 

くちゅ…

 

 

優しい愛撫を止め、力なく伏せていた目をしっかり開く。

 

 

相手の瞳を覗き込み、相手の覚悟も察する。

 

 

(あぁ、やっぱり……マルデル、私たちは似た物同士なのね)

 

 

(シルヴィアも私と同じ気分でいてくれているのが本当に嬉しい……)

 

 

((……だからこそ))

 

 

負けられない。

 

 

ぐちゅゥゥゥッ

 

 

「「っはぁぁぁッ!!」」

 

 

勢いよく秘貝に突き刺さる指。

 

 

細長くも奥まで届きうる長さを持つその指は、互いの弱点をくまなく探す。

 

 

額の少し上をすり合わせ、目線を相手の谷間に向けて無心で指を動かし続ける。

 

 

「ぅ………ぁ…ッ………ん…♡…」

 

 

「ふぅぅ……ぅッ……ンン…♡…」

 

 

尿を我慢しているような、うめき声に近い喘ぎを漏らす。

 

 

堪えるように歯を食いしばり、指から伝わる触覚をもとに相手のナカを想像して、溢れる愛液をかき分ける。

 

 

「んん………ぅ……ンッ!?……ああぁぁぁッ!♡」

 

 

「ひぅ……ふぅうッ………ふふっ♡」

 

 

叫び喘ぐシルヴィアとニタリと笑みを浮かべるマルデル。

 

 

なぜ…そんな理由は単純、ただマルデルがシルヴィアのGスポットを見つけただけ。

 

 

だがそんな一つのことが原因でも互角の2人の戦局は動き得る。

 

 

シルヴィアの指がマルデルの秘貝の圧に食われているかのように固定され、一方的にマルデルに自分の秘所を陵辱される。

 

 

「ふふ〜♡…ぐ〜ちょぐちょ、ぬちゅぬちゅ〜♡」

 

 

「ひぅッ……ぁぁ…アアッ!!……ンンンンッッ♡」

 

 

そんなシルヴィアの耳に先程のキスでテカテカとさせた口を近づけ、リップ音を多めに意識して少し笑いながらバカにするように囁く。

 

 

自分の指の動きと同期させ、今お前は目の前の女に犯されていると言うことを膣と脳にすり込む。

 

 

「ほら、ほら♡……ぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ……ふふっ♡もう声に出さなくても聞こえるでしょ〜?♡そ〜れ♡」

 

 

「くぅ……んんん………聞こえ……な…い……ぃいいいッッ!聞こえないっ…わょ…ぉぉ…んんんんッ」

 

 

「意地張っちゃって……えいっ♡いけ、いけ…いけいけいけ、いっちゃえっ♡」

 

 

「ぐぅぅぅう………あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"っ"♡♡♡」

 

 

ブシャァァァッ……

 

 

先を絞ったホースから出たかの様に愛液が吹き出し、その愛液が未だ激しく動くマルデルの指によって四方に飛び散る。

 

 

飛び散った愛液はマルデルの股間に突き刺さったシルヴィアの手にも当たり、もちろんマルデルの股間にも染み込んでいく。

 

 

「ん……んぅ♡」

 

 

ピチピチと股に愛液が当たる感触を愉しむマルデル。

 

 

脱力したシルヴィアの指を自分の股間からゆっくりと味わう様に引き出す。

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ……うっ…」

 

 

絶頂の疲労に息を荒げ、余韻に浸るシルヴィア。

 

 

が、そんなシルヴィアが落ち着いていられる時間はそこまで長くなかった。

 

 

「そぅれ♡」

 

 

「ひゃっ!?」

 

 

マルデルがシルヴィアの上に乗る。

 

 

右手はシルヴィアの股間の中のまま、左手でシルヴィアの両手を頭の上に押さえつける。

 

 

たゆん、と揺れるシルヴィアの胸に勝者は誰かを教え込む様に自分の胸をすり合わせる。

 

 

「ひぁ……ッ!」

 

 

股間に突っ込んだ指ごと体をズリズリと動かし、シルヴィアに"お仕置き"をする。

 

 

「ンンッ♡ンンッ♡ンンンン……イッ……くぅぅぅッ!!♡」

 

 

勢いは先ほどと変わらない…いやそれ以上の勢いで愛液を吹き出す。

 

 

「あはっ♡」

 

 

負け潮を吹いたシルヴィアを征服者の笑みで見下ろすマルデル。

 

 

……そう、勝ったのだ……普通なら。

 

 

「ん…こ……のっ」

 

 

王女としての意地、自分の方が相手を愛していると言う気持ち。

 

 

たかだか一回凌辱されたくらいでへこたれるシルヴィアではなかった。

 

 

「あむっ♡」

 

 

「んんぐっ!?」

 

 

油断しきっていたマルデルの口に食らいつくシルヴィア。

 

 

自分の膣に全力で力を込め、差し込まれているマルデルの指に噛み付く。

 

 

「んぐっ!……んんッ」

 

 

手マンで対抗しようとするマルデルだが、不意打ちのキスでクラクラしている状態ではシルヴィアの膣圧に勝ることはできなかった。

 

 

「んっ、じゅる♡……れろれろれろ……んじゅるるるる♡」

 

 

だらしなく垂れてくるマルデルの唾液を残らず飲み干し、タランと垂れた舌を舐め、フェラをするように口で吸い付きしゃぶりつく。

 

 

「んじゅ、んじゅ、んじゅ……じゅぅぅぅぅ……ん…ぱぁッ♡」

 

 

「あぅ、あぅ、あぅ……ンンンン………あ"ぁ"ッ"♡♡♡」

 

 

電流が流れたようにビクビクッと痙攣するマルデル。

 

 

股間からは口での責めだけでイったとは思えない激しさの潮が吹き、シルヴィアの股間に降り注ぐ。

 

 

「ん……はぁ♡」

 

 

生暖かいどろりとした液が股間を覆うことに達成感と快感を感じ、表情を蕩けさせるシルヴィア。

 

 

「今度は私の番…!」

 

 

「ん!?」

 

 

自分の上でヒクヒク痙攣しているマルデルをベットにうつ伏せになるように押さえつける。

 

 

うつ伏せのマルデルの上にのしかかり、左手をマルデルの乳に、右手をマルデルの股間に持っていくシルヴィア。

 

 

「仕返し…です、あむ!」

 

 

「んん……んあぁぁッ……ん"ん"ん"ん"っ"♡」

 

 

背後からマルデルの耳にしゃぶりつき、耳のシワや裏、穴に舌を這わせ、差し込んだ右手はマルデルのGスポットを刺激するため膣の前側(腹側)の壁をクリクリと擦る様に指を曲げながら抜き差しし、左手は乳を揉む…というより乱暴に擦り上げていた。

 

 

そんな激しい責めにマルデルは一瞬で限界に達する。

 

 

「や"め"っ"……あ“あ“あ“あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ"♡♡」

 

 

ビクビクビクッ♡

 

 

電マのように小刻みに腰を痙攣させるマルデル。

 

 

ベッドに自分の愛液を大量にぶちまけ、同じくらいの唾液をだらしなく垂らしている。

 

 

「っはぁ……はぁ…はぁ………ふふっ♡」

 

 

マルデルの愛液がびっしょりとまとわりついた手を自分の秘貝に潜り込ませ、戦利品を確認する様にすり込む。

 

 

「あっ♡…んん……はぁ………気持ちいい……」

 

 

ずちゅずちゅととても塗り込んでいるだけとは思えない凄まじい水音を鳴らしながら、マルデルの痙攣を感じながらマルデルの上に乗ってマルデルの愛液を自分の秘所に塗り込んで勝者の笑みでオナニーをするシルヴィア。

 

 

普段の彼女からは到底想像もできない淫乱な姿だが、原始的な犯し合いに勝ったという気持ちはどうしようもなく本能を刺激するのだろう。

 

 

「んん……ん"ん"ッ"♡♡♡」

 

 

ビクッ♡

 

 

一度ビクッと痙攣させ、のしかかっているマルデルの尻…もっと言えばその穴に愛液を噴射する。

 

 

もっとも、布団の中なのでシルヴィアにはマルデルの尻の穴に愛液を吹き出した自覚はないが……マルデルはもちろんそんなことはなかった。

 

 

「ひぅ………くっ………こん…のぉッ」

 

 

「え!……いやぁっ!」

 

 

ヌルヌルとした自分たちを覆っている体液を使い、シルヴィアとの上下はそのままにその場で反転するマルデル。

 

 

そのままシルヴィアに抱きつき、上下を反転させ自分が上に乗ろうとする。

 

 

が、

 

 

「んぐ……せっかく…勝ってた…のにぃッ!」

 

 

「う!?」

 

 

咄嗟に脚を広げて、寝技で組みついた時の様に返されるのを防ごうとするシルヴィア。

 

 

そのままぐりぐりと押し合いへし合い、体勢はお互いに胸を左腕/右腕でヘッドロックのように抱え込んで乳を揉み合い、右手はひっくり返されない様に外側に広げて、四つん這いのまま体の側面をぶつけ合っていた。

 

 

パチュンッパチュンッパチュンッ♡

 

 

「ん"く"ッ"♡ん"く"ッ"♡ん"く"ッ"♡」

 

 

「あ"く"っ"♡あ"く"っ"♡あ"く"っ"♡」

 

 

臭いのたまるワキ同士、四つん這いになる事でよりゆさゆさと大きく揺れる乳房の横乳同士、激しい運動をしていないところから来るムチムチの脇腹同士、ちょうどよく肉のついた瑞々しい尻同士をぶつけ合う。

 

 

まるで腹でも殴られたようなどちらかというと苦しそうな喘ぎ声を上げ、ぶつけ合う度に開いた股にから愛液が飛び散る。

 

 

もはや相手の顔を見る余裕なんて無く、ただ遅いくる快感に耐え相手が屈服することを祈りながら無心でぶつける。

 

 

「ん"く"ッ"♡ん"く"ッ"♡……っあ“ぅ"ぅ"……イっ…く"う"う"う"♡♡♡♡♡」

 

 

「あ"く"っ"♡あ"く"っ"♡……っ……だ……め…ぇ…え…え"え"え"え"♡♡♡♡♡」

 

 

今日の勝負で一番大きな叫び声をあげ、股間からはぶつけ合いの衝撃からか気泡多く混ざった愛液の塊がごぽっと漏れ出す。

 

 

べちゃっ

 

 

絶頂した2人はそのまま余韻に浸る様に脱力し、雑巾を叩きつけた様な湿った音をたてながらうつ伏せになる。

 

 

「……ん"……はぁ……はぁ……はぁ……う"…ぅ"ぅ"……」

 

 

「……あ"……ふぅ……ふぅ……ふぅ……ぐ……ぁ"ぁ"……」

 

 

シーツに顔を押し付け、こもった声で余韻に浸る。

 

 

激しい運動からの荒い呼吸で体を上下に大きくうねらせる。

 

 

喘ぐたびに股間がくちくちと何かを欲するかの様に蠢き……それは2人の夜がまた終わっていないことを意味する。

 

 

「……マル…デル………」

 

 

「……なに?……」

 

 

「まだ……私はまだやれますよ」

 

 

「!………私だって…やれるけど?」

 

 

完全な虚勢。

 

 

あと一回絶頂してしまえば気絶してしまうかもしれない。

 

 

それは相手の顔を見てもわかった。

 

 

もう何なのかわからない体液に濡れた髪を顔に張り付け、真っ赤になりながら余裕ぶった笑みで煽ってくる。

 

 

それはもう情を煽るなんて表現じゃ済まないくらいのいやらしい表情で。

 

 

「……次で決めます」

 

 

「……望むところです」

 

 

そんな興奮をどうにか抑え、覚悟を決めて最後の勝負に望む。

 

 

元々友人として心を通わせ、そして何度も体を重ねた2人は相手の気持ち、考えならある程度は察することができる様になっていた。

 

 

もぞもぞと体の向きを逆にして、相手の股間に自分の頭を持っていく。

 

 

二つ巴…69である。

 

 

「…ねぇマルデル、私のこと…好き?」

 

 

「……!」

 

 

シルヴィアの熱い想いとぬるい吐息がマルデルの股間を撫で回す。

 

 

そんな感触にヒクヒクと反応する秘貝を微笑ましい目で見るシルヴィア。

 

 

今すぐにでも食いつきたいのをどうにか耐え、マルデルの返答を待つ。

 

 

「……私、は……どうなんだろう……」

 

 

女同士、それも王族。

 

 

性欲処理のための愛人的関係ならまだしも、王族が女性同士で、となると捨てられてもおかしくない自分たちの境遇も合わせるとなんとも返答し難い。

 

 

が、今更そんな環境に縛られる程度の愛情を持っているわけではない。

 

 

しかし、それに"好き"と答えるのは嫌だった。

 

 

「……ねぇシルヴィア、一つ提案があるの」

 

 

「何?」

 

 

「この舐めっこが最後の勝負になると思うんだけど…負けた方が勝った方に気持ちを伝えるって…どう?」

 

 

「!……ふふ、いいわね!乗ったわ」

 

 

そう言うこと。

 

 

結局はこの一回張った意地を張り通したいだけで…好き同士なのだ。

 

 

相手が愛おしくてたまらない、自分のものにしたくてたまらない。

 

 

だからこそ、自分からは告白したくない。

 

 

そんな意地。

 

 

「じゃあ、マルデル」

 

 

「うん、シルヴィア」

 

 

2人はシーツに触れている脚を相手の頭の方に曲げる。

 

 

その脚に頭を乗せ、より深く舐めっこができる体勢になる。

 

 

カチッカチッと時計の秒針が刻む音だけが部屋に響く。

 

 

今はちょうど59分。

 

 

相手の股を覗き込み、その匂いを肺と脳に吸い込ませながらその時を待つ。

 

 

「勝っても負けても」

 

 

「恨みっこなし…でしょ?」

 

 

そろった言葉に小さく笑みをこぼす。

 

 

………ガチっ

 

 

「「!あむっ……じゅるるるるるッ♡♡ずるるるるッ♡……ん"あ"あ"あ"あ"あ"っ"♡♡♡」」

 

 

時計が時針を動かすと同時に口を大きく開き、相手の秘貝を覆い、まとわりついていたり溢れてきたりする愛液を啜る。

 

 

そんなことをしてしまえばキスだけでイくほどだった2人が耐えられるはずもなく、すぐさま絶頂する。

 

 

「「ん"ん"っ"!?ごくっごくっ……んじゅるるるッ♡♡」」

 

 

塊で出てきた愛液を飲み込み、まだイっている最中だが、激しく責め立てる。

 

 

それは快感とも痛みともとれる激しい感覚で、電流を流されているかのようにビクビクと……いや、打ち上げられた魚と言ってもいいほどに跳ね回る。

 

 

それでも2人は両手で相手の尻を鷲掴み、何が何でも逃げられない様に抑え込む。

 

 

「ん"ん"っ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"♡♡♡♡ッ、マ"ル"テ"ル"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"♡♡♡♡♡♡」

 

 

「い"き"っ"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"♡♡♡♡ッ、シ"ル"ウ"ィ"ア"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"♡♡♡♡♡♡」

 

 

最後、これが本当の最後。

 

 

相手の名前を愛液が未だに少し残る喉で叫んだあと、舌を限界まで伸ばして相手の股間に顔ごと勢いよく叩きつける。

 

 

ぐちゅ……

 

 

入り口で少し突っかかるもののそのまま……

 

 

ドリュンッ♡♡

 

 

「「ん"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッッッ♡♡♡♡♡♡♡」」

 

 

ビッシャァァァァッ♡♡

 

 

勢いが衰え塊としてでしか出てこなかった愛液が、この日最後にして最大の快感に勢いよく吹き出す。

 

 

透明な尿と言っても伝わるくらい長く、大量に吹き出し、ゼロ距離にあった相手の口に入り込む。

 

 

「「がっ♡」」

 

 

むせる様に愛液を吐き出して………

 

 

「「…………」」

 

 

2人はそのまま気絶に近い眠りについた。

 

 

結局相討ちとなったのだ。

 

 

途中優勢劣勢と戦況は二転三転したが、それでも2人は最後に真っ向勝負を望み、そのまま真っ向からぶつかり合い、そして見事に果てた。

 

 

そんな2人の顔は、相手の愛液と自分の涙と鼻水と唾液に塗れながらも、どこか幸せそうな…満足そうな表情が浮かんでいた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

朝。

 

 

2人は全く意識していなかったが、本日は幸運にも休日。

 

 

もし休日じゃなかったらどうしたんだろうか。

 

 

さすがに本能に抗えないとは言え王族しては迂闊すぎる……が、過ぎたことな上問題はないのでここは良しとしよう。

 

 

「「んん……」」

 

 

深夜から普段の始業時間1時間後までゆっくりと眠り、激闘の疲れを癒していた2人が、ようやく目を覚ます。

 

 

やたらとあちこちが痛い体を不思議がりながら、ゆっくりと瞼を開ける……と。

 

 

「「……あ、あれ?」」

 

 

女の貝が。

 

 

そりゃあの体勢で寝たのだから当然。

 

 

だが、そんな当事者2人はその光景に脳の処理が追いつかずしばらく思考を停止してしまう。

 

 

が、ツンとくる刺激的な匂い、ジンジンする股間、相手の尻にまわされた両腕、自分の股に感じる誰かの吐息。

 

 

さまざまな要素から2人はハッとする。

 

 

「「あっ!……え……えぇっ、と」」

 

 

ガバッと勢いよく起き上がり、そのまま起き上がってきた相手と目を合わせる。

 

 

((わ、私こんな美人と……昨日……))

 

 

ってそこではない。

 

 

相手の顔にまた瞬時に魅了され、思考の重視がシルヴィア/マルデル可愛いに移ってしまう。

 

 

「「……ぷっ!あははっ」」

 

 

そんな2人はどうしようもなくおかしな気分になり、一つ吹き出してしまう。

 

 

朝の日の光がいく筋か部屋に飛び込み、儚さと美しさと2人が纏う互いの体液からでる艶かしさが混ざり合う。

 

 

「ね、マルデル」

 

 

「なぁに?シルヴィア」

 

 

「昨日は……どう…だった?」

 

 

「え…っと……良かっ…た、よ?」

 

 

「……そ、そう」

 

 

「……ね、シルヴィア」

 

 

「な、なに?マルデル」

 

 

「そ、その……私は?昨日の私はどうだった?」

 

 

「……いや、その……気持ち、良かった……」

 

 

「「………ぷっ…はははは!」」

 

 

ぎこちないやり取りに思わず噴き出す2人。

 

 

そのまま静かに手を恋人繋ぎで絡み合わせ、見つめ合う。  

 

 

「ね、明日ずる休みしちゃわない?」

 

 

「え……あははっ、うん、いいよ?」

 

 

昨日の最後に交わした契約。

 

 

"負けた方が気持ちを伝える"

 

 

まだ決着はついていない。

 

 

いや、心ではもう夫婦も同然の気持ちではいる。

 

 

でも、好き同士だからこそ、お互いに負けたからお互いに告白、なんて妥協はしたくない。

 

 

「負けないよ?マルデル♡」

 

 

「こっちこそ!シルヴィア♡」

 

 

ちゅッ♡

 

 

まだまだ、2人の激しい恋は始まったばかり。

 

 

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