ユニークスキルのせいでモテない俺は、酔っ払った勢いで奴隷を買いました。 作:☆あきつしま☆
色々あったパーティから早二日。
俺たちはこの二日間の間、スズナの冒険者登録や装備を整えるのに注力した。まあ、注力したといっても普通にギルドに行ったり服屋、武器屋、防具屋に寄っただけなのだが。
で、諸々を終えて家に帰ってきた、というのが今の状況だ。
ミラさんとソフィアはというと、ドラゴン退治のための準備とかを進めているようで、忙しそうだった。ちなみに、二人共近日中に俺の家に引っ越してくるらしい。ますます俺の家がにぎやかになりそうだ。よきかなよきかな。
あんなことやこんなことを考えながら居間でゆっくりくつろいでいると、スズナが俺のところへとやってきた。シエナとメリッサは、二人共疲れたと言って夕飯とお風呂を終えた後すぐに寝てしまった。
まあ、ずっと立ちっぱなしだったからな。冒険者と言えども疲労は溜まるし。
スズナも疲れているはずなのだが……何か俺に用があるのだろうか?
俺はスズナを見る。何故か今日買った服、防具、武器をフル装備していた。
新しくニーニャのお店で買った服は、上は白を基調とした服で、びっちり体に合うように採寸したのかありとあらゆるところの形が服の上から確認できる。また、オペラ・グローブという肘上から二の腕まで至るめちゃくちゃ長い純白の手袋もしている。これがまたエッチである。
下も同じ様に白を基調とした超ミニスカートで、極薄でピチピチの黒いニーハイソックスを履いている。……誘っているのかな? そうなのかな?
ジョブがタンク役である盾士なので、露出はかなり少ない。今スズナが着ている服には受けたダメージを四割減少させる特殊な糸が使われているので、露出をする意味がないのだ。いや、エロい見た目という意味では露出する意味はあるが……盾士にとっては意味がない。
ただ、この服装の効果のおかげで、防具は胸や肘、膝くらいに着けるのみで収まっているので、そう悪いものでもない。
武器は腰にぶら下げている剣だ。これは護身用が主な用途だが、モンスターと戦っているときの盾としての役割も担っている。
まあ、マジモンの盾でも良かったのだが……スズナが『なんかちゃうねん。ゲームに出てきたタンク役って剣でモンスターの攻撃を受けてんねん。だから剣がええねん』と言っていたので、彼女の言うとおりにした。
まあ、実際そういう方法でタンク役をしている人は珍しくないし、問題はない。
眼福眼福、とスズナを見ていると、彼女が照れ笑いを見せながらお礼を言ってきた。
「エリック、ホンマにありがとうな」
俺が色々と物を彼女に買ったことに対するお礼なのだろう。散々お店でお礼を言っていたのに律儀な女性だ。
「別に気にするな。これは俺がしたくてしていることだ。お礼を言われることでもない」
「でも、ありがとうな、エリック」
「……ああ」
このやり取りも何度目だろうか、と考えるほどしていたが、スズナの気の済むまで付き合ってあげようとは思っていた。
ただ、ようやくスッキリしたのか晴れ晴れした顔にスズナがなる。
よしよし。もういっぱいお礼を言ったし、俺もこう何度も言われると恥ずかしくなってくるから、これで――
「じゃあエリック! 言葉でのお礼はここらへんにしておいて、次は体でのお礼をするわ!」
「……ほう、体とな?」
息子がピクリと反応する。
俺はシエナ、メリッサと結婚しており、ソフィアとミラさんともほぼ結婚状態である。しかし、俺の性欲は底なしだった。
そもそもあんまり、というかほとんど彼女たちとエッチなことをしていないので、現在絶賛溜まっているのだ。もう滾って仕方ないくらいに溜まっているのだ。
そんなときの『体でのお礼』発言。息子が反応しないわけがなかった。
「具体的にはどういうものなのか聞かせてもらっても?」
「お、食いついてきよったなぁ! でも、期待していることとは多分ちゃうで?」
「……どういうことだ?」
「いや、多分エリックは今、ウチが抜いてあげようとしているって思っとるやろ?」
「………………まさか、そんなわけないじゃないか」
スズナがジト目を向けてくる。
まさかな。婚約者がいるのに、まだ婚約者じゃない女性にそんなことを期待するなんてありえない。ああ、そうさ。
俺は少し大きくなった息子を手でいい感じで隠した。
「……まあええわ。そういうのじゃなくてやな。エリックにマッサージをしてあげようと思うねん」
「マッサージ?」
「……別に媚薬マッサージとかそういうのじゃないで?」
「……ん? 言っていることがよく分からんが……」
ビヤク、ってなんだ? なんか響き的にエロそうだけど……聞いたことがない。
純粋な気持ちで質問したのだが……スズナの顔がどんどんと赤くなっていくのを見た。
あ……ポッチ透けてる……
「い、今のは聞かんかったことにして! ええな!? 分かった!?」
「……お、おう……俺は何も聞いていないぞ」
俺は『ビヤクマッサージ』という単語を頭の中にある『異世界単語帳』の中に放り込んで記憶した。
……いや、まあ何かの役に立つかも知れないじゃん?
で、スズナがパタパタと自分の顔を仰いで強制冷却した後。再度さっきのマッサージの話に戻った。
「いつも頑張ってくれているエリックに肩もみとか、そういうことをしてあげようと思ったんや」
「なるほど、そういうことだったのか」
「そうや」
「ふむふむ。それはありがたい。ぜひとも今からしてもらいたいところではあるが……なぜにフル装備?」
俺は彼女の服を指す。
さっきはスルーして眼福としか言っていなかったが……ご飯食べて風呂から上がって寝間着を着ていたはずなのだ。例のごとくニーニャがおまけでくれたスケスケのエロエロの寝間着を。
なのに、わざわざ着替えて装備一式を整えての登場だ。不思議でならなかった。
俺の質問を受けたスズナは、ソファに座っていた俺の目の前でくるりと一回転した。
めちゃくちゃ短いスカートがふわっと浮き上がり、黒いおパンティーがお見えになる。
「自分でもよう分からんのやけど、エリックにこの姿を見てもらいたいなー、って思って」
「……なるほど」
俺は黒いおパンティーが脳裏にこびりついたままスズナを見る。彼女は若干照れていた。
……なるほどぉ。
「で、どう? 似合っとる?」
「ああ、これ以上無いほどに似合っているよ」
「かわいい?」
「可愛いと言うよりかは綺麗って感じだけどな」
「おお。まあ、ウチ的には可愛いと言われると思ったけど……『綺麗』って言われるのもええな!」
「そうかそうか」
俺は黒いおパンティーが脳裏にこびりついたまま頷く。スズナは嬉しそうな顔をしていた。
……なるほどぉ。
…………やばい。黒いおパンティーがエッチすぎて頭から離れてくれないんだけど、どうすればいいかな?
いや、俺、実は皆が寝静まってから久しぶりに息子を使ってやろうとしていたのだ。いつもお世話になっている自分の右手を使って。
最近全然使えなくて溜まっていたし、昨日はミラさんからおそらくは潮をぶっかけられたのだ。理性を保っている方がおかしな話だった。
右手を使わずに、シエナとかメリッサにお願いしろ、というかもしれない。いや、事実そうなのだ。そうなのだが……この爆発寸前のマラの相手をさせるのは少々厳しいと思ったのだ。最悪彼女たちの大事なところが裂ける。
まあ、考えても仕方ない。今は俺のお得意の我慢でこの場をしのごう。
俺はドラゴンブレスでの痛みをわざとフラッシュバックさせて息子を黙らした後、スズナに早速マッサージをしてもらうことにした。