ユニークスキルのせいでモテない俺は、酔っ払った勢いで奴隷を買いました。 作:☆あきつしま☆
お風呂から上がって、俺の部屋に戻った後もシエナと愛し合った。
おっと、部屋に戻ってからはSMプレイはせずに、お互いの愛を確かめるような行為しかしていないから安心して欲しい。
結局、この日は朝日が昇るまでシエナとエッチをした。
お昼頃。
シエナにお目覚めのキスをされた俺は夢の中から現実へと引き戻される。
「……おはよう、シエナ……」
「はい、おはようございます。もうそろそろ起きて、ご飯を作っていただかないとメリッサ様がお腹を空かせて大変なことになると思いまして……失礼ながらキスをさせてもらいました」
少しだけ顔を赤らめながらシエナが説明をしてくる。
お可愛いですな。
『キス以外の方法で起こすことができたんじゃないのか?』なんて野暮なことは言わない。俺も、シエナを抱いて二回目の男になるからな。彼女の気持ちも少しずつだが分かってきているのだ。
『うっし! じゃあ、飯を作るか!』と言って俺はベッドから起き上がり、服を着てシエナと一緒にキッチンへと向かう。
台所がある部屋の中に入ると……メリッサがごくごくと水を飲んでいる場面に出くわした。
彼女の服を見てみると……若干乱れている。寝相が悪いのだろうか?
俺はメリッサの服の乱れを直してあげながら目覚めの挨拶を彼女とも交わす。
「おはよう、メリッサ。昨日はちゃんと眠れたか?」
しかし彼女は何も言わず、顔をりんごのように赤くしながら明後日の方角を見るだけだ。
…………?
「おい、どうしたんだ? 体調でも悪いのか? ちょっとおでこを触らせーー」
「――い、いえ! 体調が悪いわけではないです! ちょっと暑いだけですから! 私のことはお気になさらず! ちょ、ちょっとシエナさん、少しお話しても宜しくて?」
「ええ、いいですよ」
俺だけに敬語モードになったメリッサは、シエナを連れて居間の方へと行ってしまった。
うーん、何かあったのは間違いないんだが……男の俺には言いづらいことなのかも知れないな。詮索するのは止めにしよう。
俺は気持ちを切り替えるように朝ごはん兼昼食を準備し始めた。
三十分後。
ご飯を作り終えた俺は、居間でずっと話しているであろうシエナとメリッサを呼びに行く。
居間の前まで来た俺は、すぐさま扉を開けようとしたのだが、メリッサの黄色い声とシエナの話し声が聞こえてきたので……気配を消して耳をそばたてることにした。
……女性二人で何を話しているんだ……?
「ちなみに、エリックの……ぺ、ペニスってどれくらいの大きさなんですの?」
何を聞いているんだ、お前は。
「私の顔くらいの長さで、私の腕の半分くらいの太さがあります。特大のおちんぽ様です」
「す……すごい……ですわ……男の人のペニスを見たことも触ったこともありませんが……凄いですわ……」
シエナもなに真面目に答えているんだよ。そこは『そんなことを聞くなんて頭がオカシイのですか?』みたいな感じで返すべきところだろうが。
「……エリックって……優しく抱いて……くれる感じですの?」
「ええ、それはもう。私の初めてを捧げた時も、優しく私のオマンコをほぐすように腰を振って頂きましたし……常に私の体を労ってくれていました」
「……ゴクリ……」
いや、『ゴクリ』って口で言ってどうするんだよ。てか、シエナ。よく俺を見ているな。そこまで把握されているとか恥ずかしいんだが。
ツッコミと照れで忙しくしていると……
「わ、わたしくも……エリックに愛していただけるのかしら……シエナさんみたいに……わたくしにも……愛を注いでいただけるの……かしら……」
メリッサが声をだんだんと小さくしていきながら、そんなことをシエナに吐露する。
……お前……
しばらくの沈黙の後。シエナの声が聞こえてきた。
「メリッサ様は、本当にエリック様の事が好きなのですか? 過去のしがらみがあるから、好きな振りをしているとか、エリック様のランクに目がくらんで好きと言っているだけとか。そういうことではなく、本当に心の底から好きだと、そう思っているのですか?」
……中々に難しいことを言うもんだな。俺でさえそんな事を言われたら『うーん』と悩んでしまいそうだぞ……
しかし、ここはメリッサ。即座に言葉を返す。
「ええ。心の底からエリックのことを愛してますわ。初めて胸がときめいたのは、その……こんな自分を大金叩いて救ってくれたときとか、S級ランクだと分かったときとかですけど……。ですが! たった一日しかまだ行動をともにしていませんが、それでもエリックにどんどん惹かれている自分がいるんですの! 一緒にいると胸が高まって、壁から漏れ聞こえてくるシエナさんとエリックの……エッチをしている声や音を聞くと、胸がチクチクするんですの! これが恋じゃなかったら、ただの病気ですわ!」
顔が見えないからなんとも言えないが、必死な顔をしてシエナに訴えかけているのだろう。
こんなにまで想ってくれているのに、俺は大したアクションを取れずにいるが……やっぱり手が出ないよな……
メリッサのことはいいとは思うが……告白するとか、エッチするとかっていうのは流石に昨日の今日では早すぎる。こういうのは、もっとじっくり考えてからじゃないと……
俺が色々と考えていると、シエナの声が耳に入ってくる。
「……なるほど。そういうことであれば、メリッサ様もエリック様に絶対に愛していただけるはずです。自分の気持ちを精一杯ぶつけていけば、必ず答えてくれるお方ですから。それに、エリック様もメリッサ様に気があると思います。少し意気地なしと言いますか……こちらで出来る限りのお膳立てをした後に、背中を押してあげないと行動を起こしてくれないのですが……それでも、メリッサ様のことを意識はしているはずですから、店主様のおっしゃったとおり、押して押して押しまくればいけるはずです! 私も協力しますから! がんばりましょう!」
「――シエナさん、感謝しますわ!」
二人が固い絆で結ばれたようでなによりだ。
これからメリッサがとんでもない勢いでアタックしてくるんだろうが……その場の雰囲気に流されないように、きちんと自分の気持ちが分かるようになるまでは手を出さないようにしないと……お互いのために、良くないからな。
改めて気を引き締めた後、話が一段落した彼女たちにご飯が出来たと声を掛けた。