催眠モノと言うには微妙な能力でがんばってみる 作:アウグスティンティン
「コーデリア、外国人だったんだ」
「逆になんだと思ってたのよ。どう見たって日本人じゃないでしょう?」
いや、そりゃそうなんだが。
コーデリア・グラウカなんて名前の純日本人なんて普通いない、と言われりゃそうなんだけれども。普通の学園モノなら海外からの留学生ポジみたいな顔と名前だけども。
納得いかねぇ。なんで外国人墓地なんだ……。
鉄道に揺られて数十分、俺とコーデリアは再びヤマテを訪れていた。マリアの墓参りのためだ。
仲が良かろうと踏み込みづらい部分は当然あるもので、身内の死なんて最たるものだろう。知らないが。
俺も踏み込まなかったし、コーデリアも進んで話そうとはしなかった。だけどストーンリバーの事件を経て、知らず知らず俺は触れてしまった。
それでこうしてコーデリアと共に、花を抱えて墓参りに来たのだ。
道中、嫌に静かなコーデリアと鉄道で揺られていた時はもうどんな気分でいればいいのかわからなくて困っていたというのに、今はもう謎の困惑でいっぱいだった。
「もしかしてエリーもネロもシャロも日本人じゃないのか?」
「ネロは日本人なんじゃない」
「名字で判断してる?」
釈然としないままコーデリアについて墓地を進む。
そして一つの墓石の前で止まった。マリア・グラウカ、と英語で刻まれた墓だ。
映画で見るあの、上に十字架がくっついた聖書圏の墓。
「ここに眠ってるのか」
「えぇ。マリー、今日は私の大切な人を連れてきたわ」
「家族に挨拶にくるのは初めてだな。緊張する」
「からかわないの」
「先に始めたのコーデリアだろ」
墓の前でしゃがみ、祈る。
俺は前世の自分が埋まっているはずの墓前でなにが起こっているのか、そんなもの一度も感知したことはない。
だから、これはきっと自己満足なんだろう。それでも、届けばいいなと思って、語りかける。
「はじめましてマリア。俺は浅見光、あー、なんだ。お前のお姉ちゃんの恋人だ」
コーデリアがもう話しているのかもしれないが、経緯を一つ一つ話すことにする。
探偵学院に入学し、同じ教室で過ごしてきた日々を。
エリーやネロ、シャロ。次第に増えていった仲間たちのことを。
ミルキィホームズとして、小林オペラの元で戦ってきた経験を。
「悲しませない、なんてそんなことは言えない。でもこれは、誓うよ。一緒に幸せになる。俺たちはすべてを乗り越える」
目を伏せ、最後に心を込めて手を合わせる。
十数秒、そのまま静かに安らかに眠れることを願う。
初めての経験だ。この感情をなんと表せばいいんだろう。
少なくともろくに記憶にない祖父母の墓参りの時はこんな気持ちにはならなかった。
穏やかでありながら、力に満ちている、力をもらっている、そんな感じ。祈るってのは、こういうものなのか。
ゆっくりと目を開けた。
「…………」
なんか、いる。
いや、なんにも見えないんだけど、なんか見えてる。
空っぽの空間に、俺のトイズが感情だけ見通している。
そっか。俺のトイズの効果範囲ってシャロと同じだと思ってたけれど、違ったのか。
視界に入れてさえすれば見えてなくてもいいんだ。これは大発見。違う違う、そうじゃない。
「光……それって、プロポーズ?」
首筋まで真っ赤に染めたコーデリアが潤んだ目でこちらを見つめてくる。
「え? あー」
「もう、なんでそこまで言って及び腰なのよ。はぁ〜、光はカッコつけてそういうこと平気で言うんだから」
「相手は選んでるって」
ムスッとするコーデリアはさておき、持ってきたマリーゴールドの花束を墓前に備える。
マリアの名の由来、聖母の花。
あれやこれやのマナーを無視して、故人の好きな花をこうして用意した。
したのだが、そんなこと以上に変な現象が……まあいいか。
コーデリアが祈るのを待って、俺たちは墓を立ち去った。
■◆■
いつまでついてくるんだろう、こいつ。
買い物の途中も、飯食ってる時も、ずっとふわふわ俺の周囲を浮かんでいた。
「コーデリア、学院帰る前にちょっと休んでかない」
「えぇ〜。いいけど、どこにいくの?」
「あっちに公園があるから」
「え! 公園でするの!? そんなまだダメよ! ほらまだ夕方で明るいし、せめて夜になってからじゃないと人に見られちゃうわ!」
「じゃあ普通にホテル行こう」
妄想に浸るコーデリアの腰を抱いて、事前に調べておいたホテルに向かう。
まったくこいつ、昔は妄想の俺は優しい王子様みたいなのだったらしいのに、なんでそうなってるんだ。
通せんぼするみたいに、俺の前に出てくる空飛ぶ感情をすり抜けて建物に入った。
店員に指定された部屋に入って扉が閉まったところで、コーデリアを抱きしめてキスをする。
「あっ……ちゅ、ん、んちゅ……ぁふ……待って光……ん、ちゅっ……待ってって。先にシャワー、浴びたいの」
「いい匂いだよ、それにもうあんまり待てない」
「や、恥ずかしいから嗅がないで」
白い首筋に口づけを落としながら、少しずつ下がってゆく。唇にうっすらと汗の浮かんだ肌が感じられた。
もがくコーデリアを優しく押さえつけながら、甘い花のような空気を吸い込む。
「コーデリアは俺の服嗅ぐくせに」
「あれは、安心するのよ」
「じゃあ俺も幸せになりますぅ〜」
コーデリアの胸に飛び込むと、ぐいっと剥がされて脱衣所に引きずられた。
ぶつぶつ言いながらコーデリアは髪留めと花飾りを外して、水色のTシャツを脱ぐ。ふわりと金髪が柔らかく広がり、シャンプーの匂いなのだろう、嗅ぎ慣れた落ち着く匂いが舞った。
目を引く金髪から視線を下ろすと、彼女らしい真っ白なインナーがある。薄手の生地には下着の線が浮かんでいた。
脱いだTシャツをきれいに畳んでからインナーに手をかける。裾が持ち上がっていくにつれて引き締まったお腹が覗く。
女子スポーツが一定の人気を誇るのがよくわかる。鍛えられた女体はたまらなくエロティックだ。思わず生唾を飲み込む。
それからインナーを畳んだコーデリアはこちらに背中を向けた。
「ね、外して」
「……ああ……」
ホックを外して肩紐を手に取り、コーデリアの腕から抜きとる。
「ありがとう」
「どういたしまして」
無防備に背中を晒すコーデリアにふと悪戯心が働いた。
ニンマリと笑い、彼女のシミ一つない背中にツツーっと指を這わす。
「ひゃっ」
「あはは、綺麗だったもんで」
「もう。いたずらもいいけど、光も早く脱ぎなさいよ」
「えぇー、最後までストリップ見せてよ」
コーデリアはちょいと躊躇ってから、こちらに向き直り、前にかかっていた髪を背後に梳くと、後ろ手に組んで胸を突き出すように張った。
最初の頃に比べて主張を強めた膨らみがさらけ出される。じぃーっと見惚れていると、ピンク色した突起が可愛らしく勃起した。
「おっぱい大きくなった?」
「誰かさんがいっぱい揉むからよ」
「なに、誰が俺のコーデリアに触ってるんだ」
「あなたよ」
ジトっとこちらを見つめながら、コーデリアはするするとショーツを下ろす。整えられた陰毛に隠れた割れ目に視線が吸い寄せられる。
片足ずつショーツから足を抜くたびにコーデリアのオマンコが歪む。見られて興奮しているのか、粘液が分泌されて陰毛がテカっていた。
「ほんと綺麗になったよね、コーデリア。いや、最初っからとても綺麗だったけど、よりね、より」
「喜んでもらおうってがんばってるもの。ふふ、嬉しいでしょ」
「そりゃあもう! 無限に惚れ直しちゃうね」
全身を見せつけるようにゆっくりと一回転するコーデリア。
引き締まった肢体が艶めかしい。決して肉付きがいいとはいえないものの、それはコーデリアが重ねてきた努力の成果である。
女のコらしい形を保ちながらも、よく見れば肌の下には確かな筋肉があるのがわかる。合気道によって形作られた健康的なエロス。
たまらなく情欲を誘うと同時に、裸婦像のような素直に感心してしまう美しさだった。
俺も衣服を脱ぎ捨てて、待ちきれずコーデリアの尻を撫で回しながら風呂場に連れ立つ。
「光、座って座って。洗ってあげる」
「ん〜、なんだ? 積極的だな」
「今日は甘やかしてあげたい気分なの。だから光もいっぱい甘えていいわよ」
「ママ〜、おちんちん腫れちゃって痛いよ〜。ナデナデして〜」
しばかれた。
「次は強めにいくわよ」
「マゾじゃないから勘弁。ちょい待ち、今トイズを解除する」
「トイズ? なにかしてたの?」
「落ち着こうとか、余裕を見せようとか、そうするために使ってたんだ」
「なんでわざわざそんなことを」
「コーデリアが俺のために綺麗になってくれたのと同じだよ。好きな人には良いとこ見せたいんだ」
「もう、ほんとにカッコつけなんだから」
「つめた!」
コーデリアがシャワーを俺の頭から浴びせる。出始めの冷たいやつだ。
「じゃあ今日は光が隠してた一面が見られるのね。すごく楽しみ」
「あぁ期待してな」
そう答えて、我がことながら驚愕する。
素を見せるのに抵抗がなくなりつつあった。
いつかしれっと俺のトイズのことすら話してしまいそうで怖いな。まったく、どれだけ心酔してしまっているのやら。
そんな考えを遮るように、柔らかい感触が背中いっぱいに広がった。
「……んっ……」
コーデリアは俺を後ろから抱きしめると身体を擦りつけ始めた。
驚いたが、あえて後ろは見ずに背中に感覚を集中することにする。ぬるぬる滑るボディソープによって摩擦もなく、コーデリアの前面が俺の背中に押しつけられていた。
無駄な肉のないお腹、それとは正反対のふわふわなおっぱい、どんどん硬くなっていく乳首。余すことなく密着する女のコは、トイズによる制御を外した俺の男を昂ぶらせていく。
「んっ、んっ……ぁ、これ気持ちいい……」
切なげな吐息が耳元に吹きかけられる。
極楽か、俺はまた死んだのか。脳を侵す吐息と、ぬちゃぬちゃとしなだれ掛かる女体に身も心も蕩かされる。
考えるための頭には血がいかず、代わりに下半身へと落ちていく。
瞬間、背中にあった幸せが離れていった。
「あ」
「そんな残念そうな声出さないの。次は前洗ってあげる」
コーデリアは俺の肩を撫でながら正面に回り込むと、足の上に座った。
挿入はされていない。座る際にコーデリアが押さえつけたからだ。
ぎゅうっと俺に抱きつくとコーデリアは動き始める。
胸を優しく押し付けて上下に揺れる。継続する甘い快楽にコーデリアの表情も蕩けていた。
恐らくは同じことがさっきまで背中で行われていたのだろう。
「背中もよかったけれど、こうして向き合うほうが好き。光の気持ちよさそうな顔がよく見える……ふふっ、私だって喘がされてるばかりじゃないのよ」
しかし行為は同じでも俺が受ける結果は違う。なにせ今、コーデリアは俺の一物の上に乗っているのだ。
彼女が身を捩るたびに、ぷにっとした淫唇が愚息の上部を掠めていき、桃尻が両側から挟み込んでくる。
「こ、コーデリア。それやばい、出ちゃうって」
「我慢できそう?」
俺は首を横に振る。
「まだ射精されると困るし」
そう言ってコーデリアは俺の股間から退く。
ほっとしたのも束の間、コーデリアが俺の物を撫でた。ビクンと腰が跳ねる。
「くすくす……ほら腕、伸ばして」
翻弄される俺の腕を楽しそうに引いて、そこにまたがる。自慰をするようにコーデリアが腰を振り、自らの性器をこすりつける。
次第に泡立っていたソープが、とろりとした透明な愛液に洗い流されていく。
もはや洗うも何もない。快感を貪るための行為と化している。
直接刺激が加えられていた先の行為と違い、射精を促されることはない。今にも決壊しそうだった精は引っ込んでいる。
引っ込んで、睾丸でさっさと外に出させろと荒れていた。血液が流れ込んで痛いくらいパンパンに膨れ上がっている。
熱い。股間が煮えたぎっている。
もう我慢なんてできない、俺の上で淫靡に踊る雌を早く犯したい。
だけれどコーデリアは俺にそのままでいるよう言い、洗体を続行する。
反対の腕も同じように、もはやボディソープなんてほとんど全部流れ落ちたというのに、追加することなくそのまま、愛液を全体に塗るようにして余さず女性器を触れさせる。
指を一本ずつ膣へと招き入れ、ぎゅうぎゅうと締め付けながら抽挿する。その間、洗っているんだからと、俺が指を動かすことは禁じられた。
跪き、縋り付くように俺の下腿を抱き寄せる。男根には触れないギリギリの際どい部分から、足の指の一本一本までを慈しむように丁寧に手のひらで愛撫する。
全身を残さずコーデリアが触れるまで待たされ、俺の剛直は熱り立っていた。
「お前覚悟しろよ、一人で好き放題イキやがって。焦らされた分めちゃくちゃにしてやるからな」
ベタつく分泌液と泡を流して、体を拭くのもそこそこにコーデリアをベッドに連れ込む。
ゴムを付けようと箱を手にするとコーデリアに呼び止められた。
「あ、待って光」
「なんだよ。これ以上待てないぞ」
ゴソゴソと手荷物をあさり始めるコーデリア。
なにをしようとしているのかは知らないが、どうも焦らそうとしているわけではないらしいし、十数秒くらいは待ってあげよう。
背を向けるコーデリアのお尻をこっからどうしてやろうかと眺めていると、なにか薬のシートを見せつけてきた。
「私ね、最近こういうの飲み始めたんだけど」
「……ピル?」
「うん。だからね、ゴムは無しで中に欲しいなって……だめ?」
シートで顔を隠すように持ち上げ、顔を赤らめながらコーデリアがおねだりする。
迷いはなかった。
勢いよくコーデリアを押し倒す。薬が転がっていった。
「んっ! んむ……れろれろ、ちゅ、ちゅぱ……」
唇を貪り、舌を伸ばして絡めあう。
優しく微笑みながらコーデリアは俺の頭を撫で、口内をまさぐる俺の舌を迎え入れる。
必然上にいる俺の口からは、唾液が垂れてゆき、コーデリアの口腔へと滴る。
「もう前戯はいらないだろう、入れるぞ」
「うん……きて」
キスを続けたまま記憶を頼りにチンコで穴の位置を探る。もどかしい。割れ目の上を何度も通り過ぎていく。
突き立てようと腰を動かすたび濡れそぼった陰毛がぬちゃりと亀頭を撫でる。
細やかな刺激に、それでもなんとか堪えて、とうとう入り口を捉えた。
待ちわびたコーデリアの膣に先端が包まれ、そこから力を込めてグッとめり込ませる。
「あっ……ふぁ……光のが、はいって……くる。熱くて、硬いのが……直接私の中をっ、ごりごりって……拡げてるっ」
生でシているという興奮もあるのだろう、締りのいいコーデリアの膣は普段以上に激しく搾り取ろうと締めつける。
ふわふわで甘々なお姉ちゃんオマンコは、俺を全力でもてなそうと蠕動していた。
勇んだはいいものの、気を抜けばすぐにでも吐精してしまいかねない。奥へと引きずり込むようにうねる襞に抗い、ゆっくりと慎重に潜っていく。
「お……奥まで、入って……きたぁ」
中のツブツブがぞわりと棒をなで上げ、最奥にたどり着くとぢゅうっと子宮口が亀頭に吸い付いた。
長くは保ちそうにない。こみ上げる射精感を抑えるため荒く息を吐く。こんな入れただけで出してしまうなんてみっともない。
そんな考えを見透かすようにコーデリアは両足で俺を捕えて言った。
「光ぅ、我慢なんて……しなくていいから。はやく私の中……精子でいっぱいにして」
その言葉で吹っ切れた。またしてもトイズに頼ろうとしていたが、もう必要ない。
コーデリア自身言っていた。甘やかす、と。
ならとことん甘えてしまおう。
コーデリアの御御足がガシッと俺の腰をホールドしているので、小刻みに腰を振る。
「あっあっあっ、────光! これっ、すご……っ、あんっっ!」
グチュグチュと結合部が水音を立てる。
限界間近なのは俺だけではなかった。開発されて馴染んだコーデリアの身体は、間隔の狭いピストン運動に敏感な反応を返す。
肉棒を咥える雌穴も、頭を抱える腕も、腰に回した足も、堪えるように力いっぱい抱きついてくる。
「いっ、いぃっ……あっんっあぁぁ……だめ、ぁあっ……奥そんな、めちゃくちゃにしちゃ……っ、だめぇ……」
「コーデリアも我慢するんじゃねぇよ! せっかく連続でイケる身体なんだ、遠慮するな」
「あっあっあっ、んぁあっ、ふっ……ふぅぅぅん」
コツコツと子宮口を小突くたびに、軽くアクメしたコーデリアの膣肉はビクビクと震え、さらなる快楽が与えられる。
「うっ、ふぁああっ……わたし、また……ぅぅあっ、くぅぅ……喘が、されてるぅ」
「イけ、イけ! 膣内に射精されてイってしまえ!」
「イクっ! イっちゃ……んぁっっ、はぁああああっ! ああぁぁ────っっ!」
──ドビュッ! ビュルルッッ、ビュクッビュクッッ!
いつものように腰を限界まで押し付けて射精する。
いつもと違うのは、放たれた精液を受け止める袋が無機物ではなく、亀頭に吸い付く子宮であるということだ。
「〜〜〜ぁぁああっ! ぁぁっ、ぁ……は、はっ、はっ、……ぁ、熱……熱いのが、私の深く……びゅーびゅーって、叩いて、るぅ……っ!」
溜まりに溜まった白濁液を注ぎ込む。
コーデリアの媚壺は淫らに肉棒へと絡みつき、中に残った一滴までもを搾り取ろうと締め上げる。
背筋がゾクゾクするような快感に身を任せ、密着した体を捩り、膣襞に擦り付けるようにしてコーデリアの女が望むように、余さずそこへ吐き出していく。
「はぁぁああっ! んぁっ、んぁあぁぁンっ! あっ……はぁああ……あっあっ、あっ、ぁぁあ!」
ぬぷぷ、と物をコーデリアから引き抜く。
どろどろの白濁は始め、注ぎ込まれた子宮の中に留まっていたが、射精の余韻に浸っているうちに粘性が落ちて流れ出てきた。
トロっと秘裂から精が垂れてくると、コーデリアは名残惜しそうにそれを指で掬う。
「あ、だめ……光の精子が、でちゃう」
白液を押し戻すためか、指で掬ったそばから自らの淫唇へと塗りたくる。
わざとなのか、そうでないのか。マスターベーションのような形になったあまりにも卑しい行為に、またムクムクっと俺の剛直に血が流れ込む。
「ゃん」
コーデリアをひっくり返し、仰向けに寝っ転がらせると、愛液と精液が混じり合う媚肉へと一物をあてがった。
■◆■
結局休憩時間が終わるまで、体勢を変えながらただ何度も交わった。
いろいろ小道具があるらしかったのにもったいない。
付き合いも三年目というのに、いまだ飽きもせず普通に互いを貪り合っている。
「『えらいえらい。お姉ちゃんのオマンコにいっぱい出せたね』みたいなことをしたかったのに」
「無理無理。それやるには弱すぎるよ」
「むぅ~」
それにしてもずっと覗き見てやがったなぁ、こいつ。
あれから一時も離れなかった幽霊に視線をやる。恥ずかしがりながらずうっと近くをふわふわ飛んでいやがった。
害はなさそうなんだがなぁ。
まあいいか。見られながらというのも、存外悪くない。
右腕に抱きつくコーデリアの頭を撫でる。
嬉しそうに自分のお腹をさすっては、股をすり合わせる彼女の耳に顔を寄せ、提案した。
「コーデリア、帰る前にさ、公園寄ってかない?」
すでに日は落ちていた。
寮での一幕
「ただまー」
「何時に戻ってんだ」
「いやぁ、ミルキィホームズやってる利点よね。門限が実質なしなの」
「事件関係ないだろ」
「それよりさ、憑かれたんだけどどうしよう?」
「寝れば?」
「寝たらなくなるかな」
「取れるんじゃね」
「じゃ、おやすぅ〜」
■◆■
「ダメじゃん」