催眠モノと言うには微妙な能力でがんばってみる 作:アウグスティンティン
1を初プレイ時のヒロインがネロだったんですよね〜
さておき、前回のネロ回で省略した話題をここで
どっさりと皿にケーキを積み上げてネロが戻ってくる。
すごく幸せそうに席につくと、にへらと頬を緩ませた。
「はぁ〜幸せぇ」
「ちゃんと食えるのか、それ」
「大丈夫、大丈夫。甘いものは別腹だから。わぁ〜、どれから食べようこれ」
目を輝かせるネロ。楽しそうでなによりだ。
先日の事件でできた借りを返すべく、俺はネロをケーキバイキングにつれてきていた。
注文したコーヒーに口をつけながら、口いっぱいに甘味を詰め込むネロを眺める。
元が野生児なネロはあまりお行儀がいいとはいえない。
だがあばたもえくぼというくらいだ。
もっもっ、とリスみたいに頬を膨らませる様子は、借りを返すどころか、増えるんじゃないかってくらいに可愛らしい。
「むぐむぐ……そうだ光、いろんなの食べたいしはんぶんこしない?」
「その提案するの遅くない?」
「いや〜とまらなくって。じゃはい、あ〜ん」
半分かじったタルトをこちらに差し出してきた。口を開けて顔を寄せると、タルトを突っ込まれる。
「んぐ、これ美味しいな」
「ふぉふぉふぉ、光は素直じゃのぉ」
「なにキャラだよ」
俺が取ってきたのとネロのとを比較して、ネロが取ってきていないものを探す。見繕ったそいつをだいたい半分スプーンに取り分ける。
適当に選んだんだが、これなんていう菓子なんだろうか。まあいいか。
「はい」
「あー……むぐ」
「これどう? 美味しい?」
「ん〜、すっごく幸せ」
「そりゃあよかった。他に食べたいのあるか」
「じゃあ……それっ! あ〜」
そのまま制限時間いっぱいまでベタベタ食べさせ合いっこしながらバイキングを楽しんだ俺たち。
カフェを出て、大きく伸びをする。
「あ〜、よく食べた」
「美味しかったね、また来ようよ」
「事件解決後のご褒美とかかな。頻繁に来るには重いわ」
「僕は毎日でもいいんだけど」
「アンリが用意してくれてるでしょ。あれで我慢しなさい」
事務所にある菓子類をほぼほぼ胃袋に納め続けるネロを嗜める。
「それで次はどこに行くんだ?」
今日は一日ネロに付き合うことになっているが、なにをやるのかはネロが決めていた。
「ん……ちょっとね。着いてきて」
言われるがままネロに手を引かれていく。聞いてみても目的地は内緒と返された。
しばらく歩いて、足も疲れてきた頃。たどり着いたのは再開発の裏側、寂れた廃墟だ。
マンションかなにか、そこそこ大きめの建造物だ。壁には蔦が這っていて、正面から中に入ると床には草が生えていた。
「ここは?」
ひょいと手を離したネロは、懐かしそうにゆったりと見て回る。
「なんだと思う」
「うーん。そうだなぁ、昔ここで秘密基地でも作ってたとか」
「あはは、半分くらいは正解かもね」
ネロが振り向く。いつもと同じ、気負いのない姿。
「ここ、学院に来るまで拠点にしてたんだ」
「野生児やってた時のこと?」
「そーそー。まあ、ここだけじゃないけどね」
人を嫌って、人間社会から離れるみたいなことをやっていたらしいネロだが、マジでこんな生活環境にいたのか。
「てことは女のコの家に遊びに来たってことか」
「そうなる……のかな? なんかちょっと微妙じゃない」
「こういうのいつぶり……いつ、……あれ、もしかして初になるのか?」
「えぇ〜絶対嘘でしょそれ」
「活動範囲が学院に寄ってるからなぁ」
アンリたちの実家とか行ったことないんだよな。一回行ってみたくはあるんだけど。
どっかで見たことある美術品がいっぱい飾ってありそうだし。
「へぇ。じゃ僕が一番乗りってわけだ」
「ははは、そうなるね。我ながらビックリだわ」
「なーんか、いろいろ基本的なことすっ飛ばしてそうだよね、光」
「家庭環境に踏み込みづらい面々なんだよ」
「あぁ……、……うん、まあ、とりあえず置いておこうか。じゃあ案内するよ」
そう言ってネロは歩き出す。
ここで寝ていたとか、あそこで動物たちと触れ合っていたとか、そこは危ないから近寄らないようにとか。
昔話を添えながら解説をしてくれる。
「にしてもネロはすごいな」
「? なにが」
「普通人嫌いだからってここまではできないでしょ。俺には無理だな」
「……無理だったの?」
「いやいや、やろうと思ったことなんてないけど」
「ふぅん」
ネロが壁にもたれ掛かり、物思いに耽るように黙った。
「ねぇ」
「どうした?」
数秒静かにしていたかと思うと、ネロが問いかけてくる。
はて、なんだろうか。俺のなにかが気になっているような感じであるが、これといって心当たりはない。
ネロに問い詰められるような話題には事欠かないが、わざわざこんなところまで来てから聞くようなことでもなし。
「なんで光は人を嫌いじゃないの?」
一瞬、なにを聞かれたのかわからなかった。
衝撃で頭が真っ白になり、それからじわじわと言葉が染み込んでくる。
「どういう意味だ」
と、問いかけてみることにした。実際、唐突にすぎる部分はある。早とちりで変なことを言うわけにはいかない。
「光も僕とおんなじで人の心が読めるんでしょ。でも僕と違って、わりと誰とでも仲良くやれてる。だから気になってたんだ。そんな感じの意味だけど」
つまるところ、俺の正体を知っているということだった。
「いつから気づいてたんだ、ていうかどこまで……いや、俺のトイズをどういうものだと思ってる」
「気づいたのは出会ってからすぐの頃かな。みんな何も怖がらずに僕に触れるんだもん。光が心を読めてるのはすぐわかった。それで自己暗示みたいに言ってるのに人の心がよめるんだったらさ、たぶんその感情操作は人にも使えるんじゃないかなーって、思った」
「そうか……」
だいたいバレているということか。
こういう事態を考えることはあった。だが事前に想像していたような恐ろしさはなかった。
本気で好きになっていたからだろうか、こんな隠し事が暴かれて、むしろ清々しい気分ですらある。
「さて……どこから話そうか」
「人が嫌いじゃない理由」
「こっちは埋めてた爆弾掘り起こされたとこなんだぞ! もっと興味を持て! 洗脳云々の部分に」
「その辺はもう一人でやったんだ。僕はほんとに光のことが好きなのか、操られてないかってね。でも冷静になって考えてみてもなにも変わらなかった。僕は光が好き」
「それ込みで操られてるとか考えねぇの」
「光のトイズがそこまで強力なら、モテる努力とか必要ないし、そもそもこんな風に疑えないでしょ」
「ごもっともで」
全部ぶっちゃけてしまいたいところだが、それは俺の都合であってネロの求めているものじゃないみたいだ。
許してくれそうな相手に懺悔まがいのことをするのはやめにしよう。
個人的にはあまり話したくはない部類のことではあるのだが、仕方ない。
「じゃあ話そうか……実を言うと俺も、昔はネロみたいに人が嫌いだったんだ」
「へぇ〜、なんか意外……そうでもないか」
「まあね、ネロは触れた相手だけど、俺は視界内の全部が勝手に読めるから、むしろネロより酷かったかも。昔話をあんまりしないのもそれが理由で、どうでもいいと思ってたから正直ほとんど覚えちゃいないんだ」
人によっては、そんなに変わっていないと思われるかもしれない。
今と同じように、人に好かれるような言動を意図して取っていた。ただ、今とは違ってずっと作り笑いだっただけで。
学校行事だってちゃんと参加して、クラスメイトと一緒になにかをやっていたはずだ。でも何一つ記憶にない。昔の俺は、それらの全てに価値を見出していなかった。
「で、その、なんていうか……すげぇささやかな台詞一つでアイデンティティクライシスして人嫌いが治ったんだけど」
「なにそれ、誰に言われたの? コーデリア? それとも会長さん?」
「学院に入る前の話だよ。そうでなきゃ探偵学院になんて来てない」
「僕にとってのエリーみたいな人が光にもいたんだ。それでなんて言われたの?」
「…………、…………たぶんネロもどっかで聞いたことあると思うし、別に言わなくてよくない?」
「いや言ってよ、なんでここまできて隠すのさ」
「……じゃあ言うけど……『まあ人間、良いとこより悪いとこのほうが目につくものだから』って、言われたんだよね」
こんな、どっかの安っぽい自己啓発本にさえ書いてるような言葉に負けるくらい、俺はつまらない人間だった。
「……うわぁ」
ネロが苦虫を噛み潰したような表情でうめき声をあげる。
「ようするに『お前の性格が悪いから人が嫌いなんでしょ』って言われたわけなんだけど」
「意訳するのヤメてよ!」
「そんなわけで人嫌いを克服したんだ」
思い返すだけで心が苦しくなるような黒歴史だ。
ほんと俺はなにをやっていたのだろうか。
特別な力を手に入れたというだけで、特別な人間になったわけでもないのに。
「もうちょっとこう、優しい考え方みたいなのを期待してたんだけど。思ったより荒療治だった」
「そんなもんでしょ」
なんだか妙な期待をしていたネロには悪いと思うが、俺は本当にこんな程度の出来事で変わったのだ。もうアホかと。
「で、憧れとかなんとか込めて学院にやってきて、みんなに一目惚れしたんだ」
「気が多すぎない」
「エリーに一瞬で絆されたやつには言われたくないなぁ」
「うぐ……そこ突かれると弱いなぁ」
「チョロいよねぇ、俺たち」
心が読める分、表面的な言動や外見以上に内面的な部分に大きく影響を受ける。
人は見た目が八割なんて言うけれども、俺たちに限っては内面が八割、あるいはそれ以上だ。長々と付き合ってようやく本当に優しい人だとわかる、とかそうはならない。見れば、あるいは触れればそこまでわかるのだから。
人嫌いをやってた頃の俺だってコーデリアたちと逢えば、恐らくは改心とまではいかずとも、人間悪いのばっかじゃないんだな、くらいには考えられるようになっていただろう。
「どう? 参考になった?」
「心が痛かった」
「そりゃよかった。で、聞きたいことはこれだけか?」
「うん。ありがとう……ちょっと行動を改めようって思ったよ」
黒歴史を引っ張り出してきたかいはあったか。
「これで借りは返せたかな」
「なーに言ってるんだか。それはもう昼のデートで返してもらったでしょ。ほら、どうやって返してほしい?」
言いつつネロはシャツの裾をたくし上げ、ショートパンツをずり下げる。胸のあたりから下腹までが大きくさらけ出された。
ごくんと唾を呑む。
きれいなお腹に手を伸ばそうとして、躊躇ってしまう。いいのだろうか、このまま流されて。甘えて。
ネロは気にしないと言っているが、ネロだけの話じゃないんだ。
悪いことをやってきたという自覚はある。咎められなかったからといって全部なかったことになるわけじゃない。
「もー、僕がこんなに誘ってるんだから早くきてよ」
まあいいか。気にせずいこう。
剥き出しになった乳首に吸い付く。口に含んだ突起物を念入りに舐っていくと、次第に硬くなってきた。
「ふぁぁ……ん、んぅっ、これ気持ちぃぃ」
反対の胸には手をやって、薄く膨らんだ乳房の柔らかさを楽しむ。ふにふにと掌中で歪ませて焦らしながら、唐突にキュッと桜色の乳先を摘むとビクン、とネロが震えた。
「ふひゃぁっ! いきなり摘んじゃだめぇ」
指でコリコリっと、敏感なネロの乳首を責め立てる。
与える刺激を段々と強めていく。心地のいい喘ぎが耳に入ってきた。
「ひぅ、おっぱいに……跡が、ついちゃう」
「いっぱいつけてやる」
ちぅ〜、と乳房に強く吸い付く。くっきりとキスマークが残るように、同じ場所に何度も口づける。
唇の形に赤く跡が残ったのを確認して、その上にそっとキスを落とす。
「よしよし。綺麗にできたな」
「僕の身体に光のモノって証、つけられちゃった」
甘い声で媚びるようにネロが囁いた。背筋がゾクゾクとする。
「じゃあ今度は僕がつけるね。どこがいいかなぁ、やっぱり首? よく見えるようこの辺につける?」
俺の首をそうっと撫でて、顔を近づける。
「服で隠れるとこに頼むよ。探偵活動に影響が出そうだ」
「うーん、残念。なら僕も胸につけちゃおーっと」
俺の言葉に一瞬不満そうにするものの、すぐにいたずらっぽく笑うと俺の胸にしなだれかかってきた。
唇を舐めて湿らせると、シャツをめくって先程の俺のように吸い付いてくる。微かな痛みと、口づけの多幸感が俺を満たす。息継ぎをしながら跡をつけようとするネロが愛おしくて髪を撫でる。
アンリたちと比べて、そんな美容に気を使ってるってわけでもないだろうに、こうも髪が柔らかいとは素晴らしいな。
なんて考えていると、ネロがガリっと噛み付いてきた。
「いたっ」
「他の女のこと考えないでよ」
「ごめんごめんて」
ムスっとするネロの額にキスした。もう一回、今度は甘噛みしてくると、マーキングを再開する。
頭を撫でる手を動かし、形のいい耳を縁取るように触り、頬に触れた。どこを触ってももちもちで弾力があり、なによりも柔らかい。
感触を確かめていると、マークをつけ終えたのかネロが口を離す。
「満足した?」
「なかなか難しいね、これ」
「ちょっとずつ慣れてけばいいさ。どうせこれから何度でも機会はあるんだから」
ネロの小さな身体を抱きしめる。改めてすごい体格差だ。
こうして立って並べば、ネロの背丈は俺の肩くらいまでしかない。
背徳的な興奮が奥底から湧き出てくる。
「そろそろ我慢できない、ネロに挿れたい」
「うん……いいよ」
「壁に手ついて」
指示を出すと、ネロがその通りに壁によりかかり、こちらに尻を付き出す。
腰に手を回して、ショートパンツの留め具を外すと、そのまま脱がせた。レモン色のショーツはぐっしょりと濡れていて変色している。
「服は汚さないでね。せっかくデートのために買ってきたんだから」
「自分で汚してるじゃないか。ほらこんなに」
ショーツの上から秘裂をなぞり、ねちゃつく愛液をすくい取ってネロに見せた。
「見せなくていいよ、そんなの! うぅ〜恥ずかしい」
「くっくっ」
顔を赤くするネロの姿に思わず笑ってしまった。睨むようにネロが顔だけこちらに振り向く。
「もお、ふざけてないで早く挿れてよ。わかるでしょ、僕だってもう我慢できない」
誘うようにネロが腰を振る。排泄用のすぼまりがヒクヒクと蠢いていた。
急いでチャックをおろしてパンパンに勃起した一物を取り出してゴムをつけ、割れ目に宛がう。
先端が熱い肉に触れた。ネロの性的興奮が伝わってくるようだ。じんわり温かい人肌の熱を受けながら、腰を掴んでゆっくりと押し進める。小さい穴に亀頭が包み込まれた。
「んんぅっ……入ってきたぁ……」
亀頭だけを擦るように浅くピストンして馴染ませていく。
次から次へと溢れてくる潤滑剤によって、一突きごとに奥まで入るようになる。
「あっ、く、ぅぅ……奥ぅ、奥まできたぁ……ふぅふぅ……お腹の中に、光がいるのがわかる」
何度か小休止を挟みながら、俺の愚息はとうとう根本まで入り切った。
いまだ狭く、過剰なくらいに締め付けてくる未発達な性器ではあるが、始めの頃に比べてそれだけではなくなっていた。
精を搾るようにネロの細かい膣襞が蠕動する。こみ上げてくる射精感に耐えながら、ゆっくりと前後運動を開始した。
「〜〜っぅ、ン、ぁあッ、あ、あっ!」
ヂュッポヂュッポ……と蜜がかき回すたびに空気を孕んで泡立つ。
「んんっ! ぁあああっ! そこぉ、もっと突いてぇ! あっあっ……気持ち、いいっよぉ! 頭の中っ、ビリビリして、るぅ……!」
突くたびに軽い絶頂に達しているのか、小刻みにネロの膣内が痙攣しては襞が肉棒をズリズリと擦り上げる。キツキツのおまんこは絶頂によって更に締め付けを増し、まるで肉を削っているような気分だ。
すでに十分に快楽を得られるようになっているみたいなので、俺も遠慮なく腰を振っていく。
パンッパンッ! と小気味よく肉のぶつかる音が立つ。
血が下半身に流れ込んで頭に回す分が足りなくなっているのか、目がチカチカする。
ハァハァと息を荒げながら快楽を求めてスピードアップした。
「ネロ、好きだよネロ!」
「ぼくもっ……すき、ぃいっ! っあ、あ゛っあ゛っ……ひかるの、おちんちんがふくらんでっ、
蕩けた声でネロが射精を懇願する。こちらを振り向いたネロの目は潤んでいて、開けっ放しで喘いでいた口からは唾液が垂れていた。
世界で俺だけが見ることを許された、クールなネロの快楽に溶けた表情。唇を重ねて舌を絡める。
上も下も、そして互いのトイズで心までも繋がったまま、俺たちは快楽を貪り、とうとう限界を迎えた。
「──ぁっ! ふぁぁあぁぁっ! ぁぁあんっ!」
ドビュルルル!
腰が抜けるような射精、ドクンドクンと肉棒が脈打ち、それに合わせて何度も白濁を排泄してゆく。
一滴も余さず吐き出させようと肉壺がうねる。深く絶頂したらしいネロは力を振り絞りきったのか、ぐったりと力が抜けたが、それとは反対に膣内はキツイままだ。
ネロを支えながら、愚息を引き抜こうとする。
甘えん坊なところを見せる年下おまんこは、まだここに居てと言わんばかりにしがみついてきた。
ゴムが取れそうになりながらもネロから竿を抜き、ずっしりと重たい精液が溜まったそいつを取り外して口を縛る。
「……光の舐めたげる」
「汚い……いや、ありがと。死ぬほど嬉しい」
「んっ、チュ、チュプ…………んグ……レロレロ、ぐぽっぢゅぽっ」
躊躇なく汚れた肉棒を咥えて、愛撫するように舐め取っていく。
いっつも飴を舐めてるからだろうか、ネロのフェラチオはとても気持ちいい。俺がどこで感じているのかがわかる、というのもあるだろうが、単純に舌使いがうまい。
まんべんなく棒に舌を這わせたネロは、最後にじゅるるっと亀頭を吸って、精道に残った白液を飲み下す。
「あは、光のまた固くなった。ね、もう一回しよ? ゴムはまだあるでしょ」
「時間もね」
とりあえずその前に。
せっかくだからこのままフェラで一発抜いてもらうとしよう。
■◆■
「光のトイズでこう、気分を盛り上げるとかできないの?」
「あー、そういうのは無理だな」
「なんで? 確かに僕がよく見るのは感情抑えてるとこだけどさ、普段はやる気を引き出す使い方してるんでしょ?」
「感情を大きく動かすと副作用があってね」
「ふーん。ちょっと僕に使ってみてよ」
「いいけど。えぇと、この辺までが違和感なく発動できる限界で」
「う〜む、なんだかちょっと光を好きになった気がする」
「ここを超えるとこうなる」
「うぇ、なにこれ。きもちわるい」
「まあこういう感じ」
「うぅ〜光に騙されたぁ」
「それまぁずっと隠してはいたけど、やってって言ったのネロだかんな」
「これ洗脳じゃなくって精神汚染の類いじゃん。ずっと暗示とかなんとか言ってたから……ほんと騙されたよもー」
「……え」
「なに? 順当に考えてそうでしょ。正の感情弄ってこれなんだから、負の感情弄って攻撃するのがメインでしょ」
「その発想はなかった」
「マジで言ってる?」
「いや考えたことはあるけど。……。それやると反動ダメ入るから」
「……マジで言ってる?」
「うん」
「……うわぁ……」
「幽霊!お前変な嫌がらせ覚えやがって!俺の顔に張りつくのやめろ!なにが気に食わないんだよ、邪魔だっての!」