※この作品はR-18です。

催眠モノと言うには微妙な能力でがんばってみる   作:アウグスティンティン

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5話※(エルキュール)

 駄菓子屋で購入してきた陳腐なお化けの面をつける。

 正直一ミリも怖くない。真っ白な顔にぐわーっと開いた大きな唇がくっついている程度にデフォルメされたお化けの顔は、むしろマスコットのような愛らしさすらある。

 だがまあ目的としてはこいつで十分だ。

 周りの生徒からの奇妙なものを見る視線を努めて無視しながら、図書館に向かうエリーに忍び寄る。

 

 足音を潜めて背後から肩を叩く。振り向いたエリーに向かって、両手を大きく上げて言った。

 

「おー化ーけーだーぞー」

「いやぁぁぁぁぁぁ!」

「ぎゃああああああ!」

 

 殺されかけた。

 

 ■◆■

 

 なんでまあこんな馬鹿なことをしたのかといえば、それはエリーに頼まれたからだ。

 もちろんお化けに扮してくれって内容じゃない。

 

 先日俺がエリーにぶっ飛ばされたことからもわかる通り、エリーはあまりトイズを制御できていないのだが、そのできてなさ具合がかなりのものなのだ。

 パニック状態になるとすぐ暴走させるうえに、性格上わりとすぐにパニクる。

 こういった事例は俺の時だけに限らず、実は過去にも同じような経験をしていて、それでもう暴走させないようなんとか治したい、と頼まれたわけだ。

 

 そのための手段としていくつかアイデアを出した。

 これもその一つで、とりあえずパニックになるような状況を引き起こして慣れさせよう、というものだ。

 

 結果としてはトイズを発動させて腕を振り回すエリーという異世界転生トラック並みの殺傷力を持った存在が誕生したわけだが。

 

 俺はすぐさまお面を外し、荒神様を抑えるべく土下座した。

 

「ごめんなさいごめんなさいまじでごめんなさいギャグパート以外でそんなの食らったらまじで死んじゃうから許してぇぇぇぇぇぇ!」

「……光、さん……?」

「はい光です!」

 

 エリーは振り上げていた腕を下ろす。

 あー助かった。

 

「あの……お怪我は、ない……ですか……」

「当たってないから大丈夫」

「……よかった」

 

 ほっと胸を撫で下ろすエリー。

 俺も土下座をやめて立ち上がり、ズボンについた砂を払う。

 

「光……さん」

「ん、なに?」

「どうして……こんな……こと、を?」

「え? ああ、ほら、エリーがトイズを制御したいって言うからさ、こうやって脅かしてみようかなって」

「そう……でしたか……」

 

 立ち止まったままというのもなんだし、図書館のほうに歩きながら話すよう促す。

 

「光……さん……やっぱり、あの、話は……なかったことに……して、ください」

「なんでまた?」

 

 他にもいくつか真っ当な手段を考えていたのに。

 真っ当じゃないのも考えてたけど。

 

「危ない……ですから……っ」

「そうかな? そうかも。でもどうせいつかはなんとかしなくちゃいけないだろ。長い付き合いになるだろうし、早めに解決したほうがよくない?」

「わたしが……怖く……ないんですか?」

「強力なトイズと相対することを恐れてちゃあ探偵なんて目指せないだろ」

 

 トイズは基本に変則的というか、あまり純粋に強いものはあまりないのだが、ゼロじゃない。

 具体的にはカラー・ザ・ファントムのモノクロコンビ……ええと、名前なんだっけあの二人。

 白天使……いや中二病風に考えれば白堕天使か? 

 と、黒色。こっちはカタカナだったはず。暗黒面(ダークサイド)なんとかみたいな奴。

 

 破壊力はともかく危険なトイズではあった。

 ん、やっぱ純粋に強いトイズって存在しないのか?

 

 まあいいか。

 ともあれこんな感じにエリーが自身のトイズを疎むことなくいられるよう、あれこれと試していくことになった。

 

 昼休みや放課後を利用して、思い付いた端から試していった。

 健全な精神のために早朝ランニングに誘ったり、トイズを発動したまま細かい作業をさせたり、的を指定通りに破壊させたり、なんなら特殊警棒を持って襲いかかってみたこともある。もちろん惨敗した。

 これらの活動それ自体に意味はなくてもかまわない、忌避感や苦手意識が減るように俺がトイズで調整すればいいだけだ。

 

 で、一月くらい経ったある日。

 前回同様に放課後、校内にある図書館へ向かう道の途中。

 エリーに忍び寄り、ウルト○マンのお面をつけて「デュワッ!」と叫んでみた。

 当然三分持たずに返り討ちにあった。

 近くにあったベンチに座って話す。

 

「うーん、まだ無理かぁ」

「……ごめん、なさい」

「いや、いいよ。そんなすぐ効果が出るとは思ってなかったし」

 

 そもそも一月程度で自分を変えられるんなら、世界はもっと素晴らしいものになっているだろう。

 

「というか、不審者に襲われたら反射的に反撃できるって別に治さなくていいな。ようは普通に人と接することができるようになればいいわけで」

 

 なんか方向性を大きく間違えてた気がするな。

 コミュニケーション能力を高めるとなると、隣人部とか奉仕部とか作って活動すればいいんだろうか。

 

「奉仕……」

 

 エリーが顔を赤らめた。

 

「ボランティア部のほうがわかりやすいかな」

「……ぅぅ」

 

 そのままうつむくエリー。なにを想像していたのかは想像できるが、これ以上の追及はやめておいてあげよう。

 

「それで、どう? 実際に作ったとして、できそう?」

「それは……その……自信、ないです」

「じゃあ今まで通りでいこう」

 

 そう言ってぐだあっと背もたれに体を倒す。

 実のところエリーを今すぐ矯正する必要はない。なにせ原作からしてシャロ入学の時点でもまだ暴走させている。

 だから成功しなくても問題ないのだが、可愛い後輩の頼みだしなんとかしたいところだ。

 

 なにが問題って性格が致命的にあってないんだよなぁ。

 

「光さん……ありがとう、ございます……」

 

 と言って小さくエリーが頭を下げた。

 

「どういたしまして。ま、気長にやろう」

 

 感情を操りながら生きてる俺でさえ、別人になってるわけじゃないんだ。

 内向的なエリーがそこから変わるのは難しいだろう。

 

「はい」

 

 花のように笑った。野菊のようにって言えばいいのかな。

 

 ■◆■

 

 とか真面目にやってたのは最初の頃くらいだ。

 お面をつけて叫ぶのが真面目かと聞かれれば、即答はできないが、今よりかは真面目にやっていた。

 

 放課後、俺はエリーに適当なことを言ってだまくらかし、ラブホに連れてきた。

 ちょっと違うか。

 エリーは俺が訓練に託つけてエロいことをしようとしていると、ちゃんと推理できていたようだったし、その上で抵抗もせずに着いてきていた。

 

 ベッドに腰掛け、エリーを呼んで膝に座らせる。制服じゃないのが少し残念だが、私服も悪くない。森ガールって感じだ。

 むにっとしたお尻が乗っかる。太ももで感じる他人の熱量に膨れた俺の一物がエリーの背に当たった。

 

「あの……光さん、背中に……硬い、ものが……」

「ベルトじゃないかな」

 

 エリーを抱き寄せ、さらに物を押し付ける。

 物で感じる感触といえば自分のズボンの裏地くらいのものだが、嘘に気づいているエリーの反応が楽しい。

 

「さて、じゃあ始めようか」

「は、はい……お願い、します」

 

 トイズは精神に根付くもの。人付き合いで暴走するなら、人付き合いに慣れればいいだろう。

 知らない人に話しかけてみるってのがダメなら、友達の俺と触れあって克服しよう。

 とか言ったはず。

 だいぶ適当だが、どうせ建前なので合理性はどうでもいい。

 重要なのは触れあうために来たという部分だけだ。

 というわけでエリーに触れていこう。

 

 薄い胸をわしづかみにした。ささやかだがしっかりと膨らみが両手に感じられる。

 

「ん……ぁん」

 

 乳房を揉みしだき、人差し指で乳首に当たりをつけてつついた。

 

「ふぁ……あっ……あんっ……んんっ……」

「エリー。ちょっと横向きになって」

「はっ……ん……はい」

 

 エリーに座る向きを変えてもらう。左手でエリーの背中を支え、右手で頭を引き寄せてキスをした。

 

「ん……はむ……むちゅ、ん、んちゅ……れろ、ちゅる、じゅる……えろっれろっ」

 

 唇を触れあわせていると、エリーのほうから舌を伸ばしてきた。

 俺の舌を探して、エリーの舌が俺の口内を動き回る。俺のほうからも伸ばしてやると、エリーが舌を絡めてきた。

 夢中になってエリーの唾液と舌を味わう。甘美だった。

 

「ちゅつ……んっ、くちゅ、れちゅ……んむっ、あふ……れりゅえろ……ん、ふぁっ……じゅる、じゅるる……ぷはっ……はぁ、はぁ」

 

 息継ぎのためにエリーが口を離す。

 

「いいぞ、エリー。その調子だ」

「……はい」

 

 そう言って頭を撫でると、エリーは嬉しそうに微笑んだ。

 そしてまた唇をつき出してキスをせがんでくる。今度は俺のほうからエリーを貪った。

 

 数分か数十分か、ひたすらにキスを続けていた。

 なんとなく唇がふやけてきたような感じがある。エリーはすごく幸せそうにしているが、俺はこれだけじゃ満足できない。

 先に進めるために舌をエリーから抜く。

 

「ん、ぷふぁ……」

 

 俺の胸板に手を置いて、エリーはまだまだ俺に顔を寄せる。俺は肩を押さえて阻害した。

 

「んー……光さん、もっとキス……してください」

「それはいいけど、こっちもなんとかしてくれ」

 

 エリーの手を俺の股間に導き、チンコにズボンの上から触らせる。

 顔を赤くしながらエリーはうなずき、膝から降りるとベルトに手をかけた。カチャカチャとベルトを外し始める。

 エリーに下を脱がされている間に上を脱いだ。

 初めて男の服を脱がすんだろう、不慣れな手つきでズボンまで引きずり下ろし終えて、パンツに手をかけた。

 

 ボロンと飛び出た俺の怒張をエリーが凝視する。クンクンと鼻を鳴らして呟いた。

 

「これが、光さん……の、匂い……」

 

 床に跪いて、うっとりと少しの間、俺のチンコを眺めた後、大きく口を開けて咥えた。

 

「くちゅ……ぐちゅ……じゅぷじゅぷ……ぐぷっ、んっ、んむっ……はむっあむ」

 

 舌で味わった時と同じ場所に触れているのに、まったく違う感覚だった。

 同じ粘膜同士ではなくなったからだろう。エリーの口と、唾液、舌の熱をよりはっきりと感じる。

 頭を動かすと同時に舌がべろんと、チンコの裏側を刺激していく。エリーは夢中になって俺の物を頬張っていた。

 

「出すぞっ!」

「んっ! んむーっ!」

 

 俺とのセックスに積極的なエリーの姿に、思わずエリーの頭を掴んで射精の瞬間、奥に捩じ込んでしまった。

 しかしその行為の是非を考えられるような状態ではなかった。

 エリーの顔を腰に押し付け、最後の一滴まで絞り出す。下半身が溶けてなくなるような快楽があった。理性もなにもなく性欲を満たすために女体を使う快感に支配されていた。

 

「けほっ、けほっ」

 

 咳き込んでエリーは両手で椀を作り、そこに精液を吐き出す。さぁっと血の気が引くような思いがした。

 

「あ、ご、ごめんエリー」

「いえ、大丈夫……です」

 

 そういうとエリーは手の平に溜めた汚液に口をつけ、ずぞぞっとすすり、へばりついた余りを舐めとった。

 

「精液、って……こんな味……なんですね。……嫌いじゃない……です」

「気に入った?」

 

 恥じらいながらエリーが小さくうなずいた。

 

「えと……綺麗に、します……ね」

「あ、ああ。頼む」

 

 誤魔化すように俺の物を握り、竿に舌をつける。下から上へ、ゆっくりとお掃除フェラを始めた。

 肉棒に付着した精液を丁寧に取り除いていき、亀頭を咥えて管の残りも吸い上げてくれる。

 エリーが俺のチンコを手放す、というか口放した時には完全に臨戦体勢だった。

 

 今度はエリーの服を俺が手ずから脱がす。

 ゴムをつけ、エリーをベッドに寝かした。期待するように見られていたが、なんとなくいじめてやりたくなった。

 

「エリー、自分で股を開いておねだりしてみて」

「うぅ……光さん、いじわる……です」

 

 足を大きく開いてM字開脚する。丸出しになったエリーの大事なところは綺麗なピンク色で、髪と同じ紫の毛がうっすらと生えていた。

 だらだらと愛液を垂れ流し続ける秘裂に指をかけ、くぱぁと開き膣内まで見せつけてくる。真っ赤に充血し、男を誘っていた。

 

「わ、わたしの……おまんこ、に……光さんの……お、おちんぽ……入れて、くだ、さい……っ!」

 

 誘われるがままに、エリーの穴にあてがい挿入する。

 熱く絡みついてくるエリーのとろとろの蜜壺は、とても気持ちがよくてすぐにでも暴発してしまいそうだった。

 我慢できるようゆっくりと肉をかき分けて奥にいれていく。

 

「あ、ぁぁ……光さんの、が……わたしの中……に、入って……」

 

 一番奥まで挿入したところで動きをとめた。理由の半分としては気持ちを落ち着けるためだ。

 

「え……な、なんで」

「入れて、それからどうしてほしいの?」

「あ……ぅ、うぅぅ……光さん、本当に……いじわるです」

「言葉にしなきゃちゃんと伝わらないものだよ」

 

 俺もキツかったがエリーの淫語を聞きたいがために我慢した。

 腰をぐりぐりと押し付けたり、お腹を撫でたり、胸や股間を弄ったりしながらエリーが言うのを待つ。

 

「……ひ、光さん……、……わたしのこと……めちゃくちゃにして……ください……っ!」

 

 その瞬間の俺はひどい顔をしていたと思う。エリーをいとおしく思うと同時に強い嗜虐心がわき出ていた。

 エリーの折れそうに細い腰を掴んで、乱暴に抽挿する。いつものような嫌われないための気遣いなんて忘れていた。

 エリーがどうかなんてまったく気にせず、自分勝手なセックスをした。

 

「ああっ! あんっ、ひゃあ、ンぁぁん! あっあ、んんっふぁあっ! 光、さんっ! もっと、ゆっくり、ぁあん! あっあっ、んぁあんっ!」

 

 エリーの喘ぎながらの懇願に、さらに興奮を引き出される。

 パンっパンっ! と腰を打ち付ける大きな音を連続で響かせながら、エリーの膣内を蹂躙した。

 日頃からオナニーで鍛えられていたのだろう、こんな相手のことを何も考えていない俺のためだけのセックスでも感じているようだった。

 

「あっ、はっ、はっはぁっ、あぁん! ンんっ! あっ、ああっ! だ、だめ、です。わたし、壊れてあんっ! んあぁっ、あんっ、あっあっあ゛あ゛っ!」

「めちゃくちゃにしてほしいんだろ、壊れるまでヤってやる!」

「あんっ! ひゃっ、やあぁっ、頭、おかひくなりゅ! うんんっ! ふっふぁあっ、あ゛っあっ! 気持ひいぃです! あ゛っあぁんっ、ンぁぁっ!」

 

 腰がガクガクと震えてきた。怒張ははち切れんばかりに膨らみ、金玉がさっさと吐き出させろと訴えていた。

 

「エリー、もうイキそうだ!」

「は、はいっ! あっ、あぁんっ、わたし、も、んっんうっ……一緒、にぃっ!」

 

 ガシッとエリーの両足が俺の後ろに回され、腰を最奥に突っ込んだまま固定される。

 

「ぐうぅっ、出る!」

「あっ! あっあぁぁぁっ! はっ、ぁあああああっっ!」

 

 かん高い嬌声をあげ、エリーが俺にしがみついてきた。

 俺もエリーを強く抱き締めて、どくんどくん、と大量の精液を吐精する。

 目の奥がチカチカするような感覚。痙攣した膣が俺の物を締め付け、搾り取ろうとしてくる。

 

「ぁ……ぁぁんっ」

 

 チンコを引き抜くと、エリーが艶やかな声を出した。

 ゴムを外して口を縛る。

 

「あの……光さん」

「どうした?」

「わたし、うまく……できて、ましたか……?」

「もちろん」

 

 射精後の虚脱感のままにエリーの隣に寝転がる。頬を撫でて微笑んだ。

 

「そう……ですか。よかった……」

 

 そう言いながらエリーは俺の一物を触る。刺激を受けたので当然、また勃起した。

 

「よいしょっと」

「あの、エリーさん?」

 

 エリーが俺の体によじ登り、腰にまたがる。秘裂を俺の物に擦り付けてきた。

 

「壊れるまで……して、ください」

「いやあのエリーさん、せめてゴムつけるまで待って」

 

 なくなるまでシた。というかされた。

 なくなってからもされた。




次はまた時間を飛ばして、シャロの入学。
ネロのストーリーは……原作通りエリー1人で解決したということで。
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