橘君の野望・青藍島立志伝 作:メスガキ救急隊員
「おはようございます橘くん。昨日は周りが触発されて
「あ、ああ。少し疲れたかも」
教室に入ると委員長が褒めてくるが勿論俺に覚えはない。アサちゃんが俺たちのアリバイとして流した嘘だろう。しかしドスケベする片桐の姿を見た程度のものにすると決めたはずだが…。
「One Piston-Mankoと互角にヤリ合って翌日登校とか流石だぜ!」
「コーヒーパッコが愛液で異常加速して
どう聞いても尾ひれがつきすぎだ。百歩譲って片桐は見た目ビッチだから仕方ないとしてピュアな俺のことを何だと思っていやがる!
「ねえねえ。デパートでボインクパァ兄妹機のチンコレ淫棒マウンテン役募集してるんだけど、どう?出すだけだから上半身は裏で休んでてもいいよ」
「ど、どうせなら万全な状態でやりたいかも」
なんだその恐ろしい役は。本家と違ってスクリューはついていないし精液は玉袋にかえらないんだぞ。
「はいはい、授業を始めまーす。今日から85Pのフグリ百景です」
「ついに授業もこうなるのか」
教科書が青藍島出版な時点で嫌な予感はしていたのだ。パラパラとページをめくるとアクメ漱石著ビッチゃんが目に入って思わず本を閉じた。
「スターふぁっくするでなに飲む?わたしグランデコックノンファットザーメンホイップ白濁液フェラチンペチ!」
「そこまで気にするなら短小チンポで我慢しなさいよ。わたしはカリ高にギトギトの動物性頼むから」
「えぇ~2人で飲めばセーフだって」
休み時間をロッカーに水筒型オナホを設置して乗り越え放課後。またもロッカーで女子たちをやり過ごした俺は1人のSS隊員に進路を塞がれていた。隙を窺うがあまりに動きが少ない。というよりドスケベセックスする者がいなくなってもその場を動かない。
流石におかしいと思った俺はタブレットを取り出し学園の見取り図を確認した。
「あのSS隊員、裏門に通じるルートを塞ぐ役があるのか」
この調子では回り道しても同じように足を止めさせられるだろう。何かいい手はないかと辺りを見回していると男子生徒が1人近づいて来るのが見えた。先程までドスケベセックスに興じていたのかズボンから垂れ下がる彼のそれは液体にまみれている。俺はままよとバイブ型指向性スピーカーをハメ穴から彼に向けた。
「…(きこえますか…きこえますか…今…あなたの前立腺に…直接…呼びかけてます)」
「だ、誰だ!?」
「(私はアクメディーテ…逸物をキレイにしている場合では…ありません…今すぐ私が憑いたあの風紀委員と多目的トイレでドスケベセックスを…するのです)」
「ビッチの女神からお告げだと!うぉおおお!起ち上がれ俺のオリンポス山!穴があるのなら神様だってヤッテみせる!」
「(…)」
この島の人間はエロを絡めたらすぐ詐欺にあいそうだ。少しだけ青藍島の未来を心配しつつ経過を見守る。
「んっ!こちらB-10、ドスケベセックスの要請を受け、こらっ、待ちなさ、あぁん♡、一時持ち場を離れまぁす♡」
『…了解。B-12を現場にまわします』
「上手くいったらいったで青藍島に毒されてるみたいで嫌だな」
生徒からドスケベセックスに誘われてトイレに消えるSSを見送るやロッカーを飛び出す。間一髪で俺は応援に駆け付けたSSに見られることなく校舎裏への脱出に成功した。
ともかく今日すべきことは片桐に教えてもらった裏門を使った帰宅路の確認だ。本当は方向音痴を自負する俺1人での探索は避けたいところなのだが頼りのアサちゃんは女子専用の検査でここにはいない。
「道なりに進めば市街地へ着くとは聞いているが…はて?」
道とはあの虎模様のロープ沿いのことだろうか。…位置的にここは正門の真裏のはず。すなわち学園を大きく迂回するように左右どちらかへ進めば住宅街に出られるはずだ。
「…あれ?あの木も見た気がする。さっきの分岐を左か?」
気づかないうちに傾斜した道はただでさえ音痴な方向感覚を狂わせ生い茂る熱帯林が太陽や遠くに見えるはずの建造物などの目印を覆い隠す。ここに来てからずっと感じる既視感も合わさり気づけば俺は言い逃れようのないレベルで迷っていた。
「ん?」
一面暗めの緑に染まった視界の端に動く淡い色の髪が光った。最早人なら青藍島の住民であろうと構うものか。こちとら遭難の危機。俺は必死に暗くなってきた森の中を駆ける。
「おおい。待ってくれ~道に迷ったんだ!」
よく考えてみたら夜も迫る森で追いかけてくる人がいたら誰でもビビる。だがその小さな人影は木々が開けた場所で戸惑いがちに立ち止まってくれた。距離を詰めるにつれ木の葉や茂みでハッキリしなかったその姿が徐々に明らかとなる。
「…」
「あー」
暗い森の中に光る赤い双玉。赤いリボンで束ねられた絹のような長髪。鬱蒼とした森に浮かび上がる白い着物姿の美少女に俺の口は意味のない音を出すだけだ。
「あちらへ進めば…住宅街です」
「お、おう…ありがとう。きみも気を付けてな」
「ここは、近所なので…」
聞きたいことは色々あったが相手を怖がらせないように足早にその場を後にする。少女の指差す方向へ進むこと少しまた木々が開ける気配を見せ俺はついに走り出した。
「…」
「…何か御用、でしょうか?」
「…バカな」
木々の間から現れたその赤い瞳と見つめ合うこと数秒、膝をつく。必死に頭を下げて街までの案内をお願いする俺をじっと見つめていた少女はゆっくり頷いてくれた。
ともかく彼女のおかげで太陽が完全に沈む前に家へ帰ることができた。小さな女の子の先導で獣道を進む様は誰にも知られたくない姿だったとだけ記述する。
「ぷぷっ。でも送り狼されなくて良かったね」
「そういや…ドスケベネタの1つも言わない静かな子だったな」
青藍島では未性人に手を出すことが固く禁じられている。しかし絵本からしてドスケベなこの島で育つと会話の端々や立ち振る舞いにらしさが出てくるのだ。子供が禁止されたことに興味を持たないかというと否だろう。あの子にはそんな雰囲気が一切なかった。
「いーや、そーゆーのこそドスケベって相場は決まってる。抑圧された分興味が蓄積してビッチになるようにその子も本性表したら変態一直線だね」
「妙に噛みつくじゃない。アサちゃん」
俺はビッチ道を邪魔する気配を感じたとかよく分からない供述をする妹を一番風呂に叩きこんだ。
■
ドスケベセックスで盛り上がる廊下を疾駆した俺は逃げ場所としてそこを選択した。数あるエロシチュエーションの中でも痴漢プレイなどで登場する舞台。この学園であれば四六時中稼働してもおかしくない密室なのだがここ数日動いている光景を見ていない。丁度その扉が開いていたこと、近くのロッカー前に生徒がいたことも俺の背中を押した。
「皆が譲り合って使う人がいないのか?」
「ふぅ、一度ここでしてみたかったんですよねぇ…。し、失礼しました~」
何か声が聞こえた気もするが気のせいだろう。手すりに背中を預け息が整うのを待つ。外の嬌声や淫臭から隔離された空間は校内で唯一の聖域にも思えた。しかし油断していた俺を衝撃が襲う。
「やばっ。普通に使う奴いるじゃないか」
しかし行き先を指示していなかった鉄の箱は外からの呼び出しに応じ降りていく。
「まずいまずいまずい。ヘイ!尻!エレベーターの行き先登録キャンセル方は?」
『…青藍島のエレベーターにはドスケベセックスを検知すると最寄りの階に停止して消灯する痴漢プレイ機能があるハメ』
「喧嘩売ってんのかぁああ!」
タブレットを床に叩きつけたくなる衝動を抑える。ヤケクソでボタンをダブルタップだの開閉ボタンをガチャガチャしていると一瞬止まった気がしたがまた動き出す。そうこうしている間に1階へ着いたらしく扉がゆっくりと開き始めた。
「あら、珍しい。私の他に使う人がいなくて心苦しかったのですが今や晴れ晴れとした気分です」
「桐香様、勝手に歩き回らないでくだ…貴様ここでなにをしている」
そして意を決し飛び出そうとした俺は廊下をふらふら歩く生徒会長と側に立つSS指揮官に前を塞がれた。
「ブリッジバベルをしていたら腰にきまして」
「ほう、現代百手を越えた先にある体位か。流石だな。繁華街に手こきんという店がある。超人気店だがわたし、糺川の紹介だといえば予約できるはずだ」
店の名刺を渡してくる様を見るに校則違反による悪印象は反転したらしい。片桐のパートナー役を騙っただけですっかり優等生扱いである。
「礼?」
「はい、転校数日経たずに片桐奈々瀬と互角のドスケベバトルをした男です。…直接名前は聞いてなかったな?」
「…2年の橘淳之介です」
体育館で見た風格そのままに満面の笑みでこちらを見上げてくる妹のクラスメイト。確か冷泉院桐香といったか。これはまずい。芋づる式に彼女達との接点が判明していく。
「橘…ふふっ、聞きしに勝るお兄さんですね。麻沙音さんから話は聞いています」
にこやかに俺の目を覗き込んでくる独特な濁りをした瞳に身体が強張った。その細い指が頬に伸びてくるが逆らう気が失せていく。外から聞こえるセミの鳴き声が遠くに聞こえた。
「っ!妹と仲良くしてくれているそうで、感謝します」
「一生徒として当然のことです。ですが、先輩に恩と思って頂けるのなら色々便宜を図ってしまいそうですね」
「桐香さま」
「勿論冗談ですよ。礼、何故腕を掴むのですか?」
俺は寸でのところで頭を下げることで魔の手を躱した。糺川先輩が何やらエレベーターに会長を押し込んだのをいい事にそのまま逃走に入る。
「糺川先輩、会長、店の紹介ありがとうございました!ではっ」
「お、おぅ。次のイベントでの括約を期待している」
「先輩。よろしければ私がマッサージを…」
会長はアサちゃんにも気を付けるよう言っておかなければ。2人がエレベーターの扉に消えるのを確認してすばやく窓を開け放つ。ここからならば裏門へ目立つことなく向かえる。俺は遠くに見えるSSの背中を後目に窓枠へ足をかけた。
「とんだ虎穴だった。横着せずに階段で逃げるべきだった」
何故かは知らないが生徒会長はあの縦の交通路をよく使うらしい。かご室の中は精子と愛液の匂いが全くしなかった。集会の時ステージでドスケベする者がいなかったように生徒達から不可侵と思われているのかもしれない。
「兄、遅いよ」
「ごめんごめん」
夕陽も差し込まない森の暗さも妹のナビの前には無力。白の少女には出会えず森の中で迷うこともない。何のこともない馬鹿話をしつつ帰宅した俺は家の敷地に片桐が隠れて待っていた。完全に忘れていたので正直悪かったと思う。
「手こきん?施術後に食べられるのがオチよ」
「流石にこの島の人間が早死しないか心配になってきたぞ」
「残念ながら10年連続で全国健康ランク1位なのだわ。えっ、橘くん大丈夫?」
「あ、兄?だめだあまりの衝撃情報に気を失っている。手遅れです」
俺は急に胃の痛みを覚えその場に崩れ落ちた。俺の体はボロボロだ。先程飲んだ温かい味噌汁がとてもしみた。
こちら大隊から小隊長へ目標 59.720056, -106.757361 地点エロの45。準備ができ次第、大砲撃開始します