月面が向いているように、暫く経ってもこの至愛が飽きぬなら、君が穏やかになった頃に、僕はまた君を眺めにくるだろう。君がこの世にいなくなる事は、僕も不愉快なのである。いや、君はいなくてもいいが、君の言葉だけはあって欲しいと願う。
君に怨まれてから、君への至愛は高まる一方である。僕は別に君に危害は一切加えない。ただ君の創作をジッと眺めているだけである。
君がこの世界から消える事は僕も不本意である。どうぞ僕の事等忘れて、穏やかに過ごしてください。僕は君の言葉が存続してさえすればいいのである。
君の警戒が好きだ。君の拒絶が好きだ。君の恐怖が好きだ。そして何より、君の言葉が好きだ。
僕は何も言わないし、もう何もしない。ただ、君の創作行為を見ている。視姦しているとも、云うべきか。
君の烈しい拒絶反応を全身に浴びながら、君を陵辱せしめるのは、好意を交わしたあの瞬間より尊いのだ。
君の恐怖が僕は愛しい。何、その内どうせ僕の存在自体を忘れるだろう。時間は貯蔵されている。
ただ、僕はこの質なので、言葉だけは決して忘れないだけである。
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月面が向いているように、暫く経ってもこの至愛が飽きぬなら、君が穏やかになった頃に、僕はまた君を眺めにくるだろう。君がこの世にいなくなる事は、僕も不愉快なのである。いや、君はいなくてもいいが、君の言葉だけはあって欲しいと願う。
君に怨まれてから、君への至愛は高まる一方である。僕は別に君に危害は一切加えない。ただ君の創作をジッと眺めているだけである。
君がこの世界から消える事は僕も不本意である。どうぞ僕の事等忘れて、穏やかに過ごしてください。僕は君の言葉が存続してさえすればいいのである。
君の警戒が好きだ。君の拒絶が好きだ。君の恐怖が好きだ。そして何より、君の言葉が好きだ。
僕は何も言わないし、もう何もしない。ただ、君の創作行為を見ている。視姦しているとも、云うべきか。
君の烈しい拒絶反応を全身に浴びながら、君を陵辱せしめるのは、好意を交わしたあの瞬間より尊いのだ。
君の恐怖が僕は愛しい。何、その内どうせ僕の存在自体を忘れるだろう。時間は貯蔵されている。
ただ、僕はこの質なので、言葉だけは決して忘れないだけである。
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知らなかった。
『愛してます』と云った後の『恐怖』がこんなに心を揺り動かすものだとは。
普通の恋愛行為なんて、端から僕は要らなかったのだ。
今とても幸福だ。
君は鬱々と過ごしているのだろうか。
僕への憎悪で満ちているのだろうか。
忘れようと必死に抗って、周りに相談しているのだろうか。
君が僕への恐怖を潜在的に持ってくれた事が、僕にはとても嬉しい。
僕は傷ついた。
君も傷ついた。
それはとても幸運な事だ。
君は恥ずかしいんだろう。
それをはじめて知った。
でも、なんだろう。
知らなかった事が逆に嬉しい。
なぜなら、君を辱めるというのを、僕は心の何処かで望んでいたのかもしれないのだから。
悪気のない偶然ではあったとしても。
君は僕を無害だと思っていたのかもしれないが、僕は最初から君のその鬱々とした言葉の数々を、犯したくて堪らなかったのだ。
君の知らない所で。
君の知らない時に。
僕は君を思っている。