愛し合っている時より、怨み合っている時の方が何倍も可愛いではないか。
君を憎悪している。その感情が、とても愛おしい。
どんなに離れていたって、君は僕への嫌悪を払拭しきれないのだろう。
それを想像すると、とても愛おしいのだ。
君は僕を嫌っている。
でも、きっとそれは他の人と違う。
なんで君の嫌悪は、こんなに爽やかなのか。
なんで君の憎悪は、こんなに美しいのか。
なんで君の負の感情は、こんなに愛を運ぶのか。
君は、何もかもが他人と違う。
こんなのはじめてだ。
犯したい人は今までもかなりいたが
君をこんなに辱めたいなんて
君を苛めていたい。
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六月だ。
雨の季節だ。
この怨みは、まだ始まったばかりだ。
どうせまた、すぐ飽きるかもしれないが。
まあ、それでもいいんだろう。
言葉に恋している。
言葉を怨んでいる。
言葉を愛している。
悪気なく傷つける事も神の計算の内であったなら、いいのに。
存在自体は、きっと蜃気楼のようなものなんだろう。
雨みたいに言葉が雪崩込んでくる世界の性質が、とても嬉しい。
君は実在しないのかもしれない。でもそれでもいい。
君はありありと存在する。でもそれでもいい。
君の鬱が、僕の躁で。
僕の鬱が、君の躁なんだろう。
僕を憎んでいる人の物語を読むという事は、作者と作品は別なのだからいいのであろう。
でも、実は僕は作品を読んだとき、いつでも、君を辱める事ばかり夢想するんだ。
何を想像するなんて、人の自由だし、君だって、きっと僕への怨みを想像しているのだから。
愛している。
憎んでいる。
これは両思いじゃないのか?
僕の事を忘れたい程の
記憶の偏りじゃないのか
好きや愛しているより
嫌いや憎んでいるの方がいい
少なくとも、君に対しては
君を晒していたい。
君の言葉の絶望を感じていたい。
君の殺意が大好きだ。
これが永遠ならいいのに。
言葉の渦に支配されている。
君の元に戻る事はない。
だって、現実の君より、虚構染みた君が好きだから。
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夜に体感したが、君の憎しみが明確化しているように思う。最早関係が修復する事はないだろう。しかし、君の脳髄に孕んでいる憎しみが強烈であればあるほど、僕は君の脳髄を苛めたくなってしまう。君の脳髄が愛しい。君の文才を、孕んでいるのだ。そして、僕への怨みさえも孕んでいる。
君の脳髄を、野蛮な獣に犯させたいような心持ちがする。君の顔なんか知らないが、そんな事はどうでもいい。僕は君の文才を、痛めつけたいのだ。
君が苦悶する姿が、可愛い。刺激が強すぎる。君の事が大嫌いだ。凄く大嫌いだ。そして、君も僕が大嫌いだ。つまり、相思相愛なんだよ。
君が無関心になろうとしたり、忘れようとしたり、すればするほど僕は君の潜在的恐怖心に興奮する。現実と妄想の区別は付いてるから、危害は加えない。そもそも君の現実に、僕は嗜好がない。
君の言葉の悲鳴、言葉の苦悶、言葉の拒絶、言葉の不安が大好きだ。君に本気で嫌われると、僕は本気で傷ついている。君も本気で傷ついている。つまり、両思いなんだよ。
君の顔なんて知らないが、君の言葉は知っている。それで十分なんだ。