ふうま災禍さん!? 邪眼の使い方間違ってますよそれ! 作:ごきまる
「時子、ちょっとだけ待ってくれ」
ズルリと男根を引き抜かれ、ふうま災禍の下腹がぶるっと震えた。だが起きる気配はない。
小太郎はちり紙とタオルを持ってきた。
「ああ・・・でも本当にすごい。災禍のアソコ、お館様のオチンチンの形にポッカリと開いて・・・・・・」
ピトッと人差し指を災禍の陰唇に当てて、どろりと白濁が流れ出ている肉穴を覗き込む時子。
そんな彼女を尻目に、小太郎は体液にまみれてぐしゃぐしゃの災禍の顔をタオルで拭く。
「ん・・・・・・」
頬を撫でてやると切なそうな声が漏れ、災禍の開いたままだった目がゆっくりと閉じていった。
ちり紙でたんねんに後処理をした後、災禍をベッドに寝かせる。
「じゃあ、俺の部屋に行こうか」
「ここでいいですっ。災禍のいるところで抱いて欲しいっ」
(媚薬がガンギマリの状態とはいえ、はっちゃけすぎだろ時子・・・・・・)
「さっきの災禍、最後、どうしちゃったんですか。あの身体の反応・・・・・・あの顔っ。私、我慢できなくて思わず――」
キスしてしまった、と。
「窒息させる気かと思ったぞアレ・・・・・・最後のあれは、嵌めたんだよ子宮口に」
「し、しきゅ――」
子宮姦――女を墜とす性技として、知ってはいても時子は目を見開いて驚いた。
普通
通常ならば子袋へといたる子宮頸管を貫通などすれば二度と子供が産めない身体になる。
通常ならば。
魔界の住人や妖魔達は媚薬や魔性の力でその肉弁を強引にこじ開け、子宮を直に犯し、痛みさえも快楽に変えて人間を調教する。耐えられなかった者はたやすく発狂あるいはショック死する。
だが対魔忍とは魔と対峙することが出来る人の子である。
その強靱な肉体は耐えてしまうことが出来るのだ。
対魔忍が魔の者に恐れられると同時に、極上の獲物として狙われる所以でもある。
囚われの身となった後に生還した忍が淫らな体にされ、戻ってくるのはよくある話であるが・・・・・・。
(さ、災禍とお館様はそのような交合を・・・・・・)
「で、ではお館様、私も同じようにっ」
「いや――」
小太郎は時子の身体を引き寄せる。
「あっ」
腰の上に時子を乗せ、充分にくつろげられていた陰唇をかきわけて肉槍を挿入する。
「んん! くうぅ! お、お館様、座位じゃさっきと違うっ」
「なんでそこまで災禍と同じにしようとするんだ。張り合う必要ないだろっ?」
「んあ! ・・・・・・っクあッ! あん! 必要あります。あ! あああ!」
抽挿が激しくなる。
「くううっ」
根元から搾り取られるような感覚に耐えながら夢中になって小太郎は腰を振る。
彼がこれまで抱いた女たちは対魔忍や魔の眷属ばかりで、所謂一般の、『普通の女性』の秘所の感覚を知らないから比べることはできないが、それでもなんとなく災禍や時子は特別なのだろうと分かる。
それほど凄まじい快感だ。
災禍のはとにかく柔らかく、力がこもれば尋常でない締まり方をする。鍛錬と技巧によって磨かれた性器は自在に弛んだりキツキツになったりする。
災禍自身が告白したとおりの、“若様のために鍛えられた”名器だ。
さらに災禍自身が快感によがり狂って前後不覚になった時は、本人の意思とは別に肉襞が蠕動し、その一つ一つが亀頭を捲り、男の精を搾り尽くさんと全体で食い締めてくる・・・・・・まさに妖婦の肉壷だった。
加えてその時の肢体の反応、表情、舌っ足らずな声。全てが淫靡で素晴らしい。
つい最近まで処女だった時子のは、災禍のとはまた違った感覚を味わえるものだ。少しだけ時子の中の方が熱い。今は媚薬の経口摂取が関係しているかもしれない。
今もよく引き締まり、狭くてビクビクと震えている。
淫らに燃えながらも、ただただこちらを気持ちよくさせようとする気持ちが勝っており、そのいじましさも愛おしい。
どちらにしても、油断したらあっという間にカラッカラになるまで一気に吐精させられる感じだ。
「災禍と二度目にしたときは座位でもしたんだ。だからいいだろ?」
媚薬セックスの最中でさえ頑固な時子に訴えるような気持ちを込めて小太郎は力を振り絞って時子の腰を押さえながら突き上げまくる。
「・・・あッ、あッ・・・・・・ああん! そ、それならッ」
時子の口からは嬌声が絞り出される。
「で、でも・・・・・・でも時子の奥の奥には来てくださらないのですか?」
なんとか時子の昂ぶりを鎮めることだけを考えようとしていた小太郎だったが、時子のものほしげな切ないおねだりを聞いて、カアッと身体が熱くなるのを感じた。
「・・・・・・ッ」
時子の背中と尻に小太郎は手を回し抱きしめる。
「はぁ♪」
時子は悦びの声を上げながら身を寄せる。
引き締まった肌の張り、災禍のより小ぶりだが、見事な乳房とその先端の尖りを感じながら、試しに、時子の尻をがっちりと固定して一気に埋め込むような勢いで突き上げた――。
「あぐッッッ!!!???」
征服欲のおもむくまま、二度、三度――。
「おっぐぅ!? おっ、奥ぅ!!」
時子が要求した“奥の奥”へと続く扉と亀頭が、これまでよりも激しく衝突した時、明らかにそれまでとは違う反応と声が上がる。力強い痙攣が密着した肌越しに伝わってくる。
わずかに肉棒を後退させていったん止め、時間差を付けて――。
「・・・・・・ふん!」
深突きによって、子宮がぐにゃりとたわんだ。
「あがッ!? イッ!!!!!」
眉根を寄せ、時子は顔を歪ませる。
快感にうち震えていた災禍と違い、内臓をえぐられる被虐に、明らかな苦痛を感じているのが分かった。
時子の顔を見つめるうちに、小太郎の中に焦燥にも似たもどかしい二つの相反する気持ちが湧きあがる。股間は煮えたぎっているように熱く、このまま自分にとってかけがえのない存在である女を、書庫で災禍を抱いた時のように貪り尽くしてしまいたいという欲望も燃え盛っている。
だが・・・・・・。
小太郎には分かっていた。今は痛みの方が勝っているしうまく嵌まらないが、このまま強引に責め続け、子宮を仕留めてしまえば元から媚薬でおかしくなっている時子の心身は堕ちる。
だが、それでいいのか。
姉としてだけでなく、女としても慕ってくれていた時子をそんな風に抱いていいのか。
災禍の時もそれをしてしまって、あとで激しく後悔したのではないのか。
それならば――。
「あはぁぐ・・・当たってる・・・・・・当たってるのに、さ、刺さりませんん。も、申し訳ございません」
「何を謝ってる。もう充分災禍と同じぐらい気持ちいい。時子は違うのか?」
「そ、そんなこと! もうおかしくなるくらい――」
「じゃあ、それでいいじゃないか。このままずっとしていよう。
「な!? だ、ダメですお館様。その呼び方――あっ!」
膣の入り口まで戻って、小太郎は射精した。
「はぁ・・・はぁ・・・あ、あああっ」
時子は膣内でヌチュヌチュとした触感を感じながら、瞬時に剛直を取り戻した小太郎の肉棒の抜きさしを、ただただ感じ入っていた。
「ここだろ? ここをこんな風に小突かれる方がイイだろ?」
「はいっ! そ、そこ! そこ、くるうぅ!」
時子の意識はだんだんと途切れ途切れになっていった。
時折口づけを交わしながら、愛する男に身を預けてふうま時子は甘えた。
従順になった時子とその肉壷は何度も絶頂を極め、その度にクイ締め、吐き出される小太郎の精を受け続けた。
――――
―――
――
―
胸の奥底に隠していた感情の塊が、普段の取り繕っている自分自身を突き破ってしまいそうで、それを必死に堪えるつらさが、ずっとふうま時子の心の中にあった。
だが、今それは無かった。
かわりに、何かに突き上げられる度に脳天を突き抜けていく――気持ちよさがあった。
これ以上は言葉に出来ないし、特に必要も無い。
思考と夢が綯い交ぜの状態。
「ん・・・んん・・・・」
パチリと目を開けて時子は覚醒した。
まずベッドの上で全裸であること。続いて毛布に包まっていることに気づく。
もう朝になっていた。
「おはよう時子。そろそろ、支度しないと遅刻するのでは?」
ハッと頭を起こす。目の前には対魔忍スーツ姿の災禍がいる。
着替えたのか胸部の破けた部分は元に戻っている。
怜悧な視線に射止められ、時子は思わず硬直する。
「まったく・・・・・・甘えるだけ甘えたあげく、主を置き去りにして眠りこけて、後処理までさせるなど、従者失格だな」
そういわれて背筋がひやりとし、時子は青い顔になって額に汗をじわじわと滲ませた。
「あ・・・・・・うわああ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そして頭を抱える。
媚薬を服用し、淫らに狂って小太郎と交わったこと。
災禍に嫉妬してむちゃくちゃなことを言ったこと。したこと。
全て覚えている。
「ふふふ、冗談ですよ。私も似たようなものだし・・・・・・でもよかった。覚えていて。まあもし覚えて無かったとしても私が無理矢理にでも記憶を呼び覚ますけど」
「よ、よくありません! いえ、覚えてなくてもそれはそれで問題ですが・・・・・・ああっ、わ、私はなんてことを――」
「そうねぇ。私もまさか、あなたにアソコをあんなに弄ばれるとは思わなかった」
うぐっと気まずい表情になる時子。
「ご、ごめんなさい災禍。わ、わたしどうかしてたんです――じゃなくって! お、お館様は!?」
「もう登校されましたよ」
あうあうと唇を戦慄かせる時子。
「ど、どうしましょう・・・・・・つ、次にお館様と会った時、どんな顔をすればいいのか――」
「それは若様とじっくり話し合ってちょうだい。私の与り知るところではありません」
「う、ううう・・・・・・」
しばしの沈黙の後、時子は身繕いをしながら、おずおずと災禍に聞いた。
「災禍、なぜ昨晩、お館様を屋敷に送り返したのですか・・・・・・封じていた記憶を解いてまで」
「さて、どうしてかしら。正直分からないのよね。でも時子。多分あなたが若様に“災禍のところに泊まりたいんだったらいいですよ”と言ったのと同じ理由だと思う」
「災禍・・・・・・」
お互い“負けたくない”と言うことだろうか。
ふうまの従者としても。ふうまの女としても。
それにしても――と、災禍はぽつりと呟く。
「ふふ、、私たち二人が同時に若様と――なんて、天音が知ったらさぞ驚くでしょうね」
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」
まるで思い至ってなかったことを言われて、時子は目を泳がせた。
「ど、どうしましょう!? このことが露見すれば、私、天音に殺されちゃいます!」
「大げさな。あなたが当代のふうま家執事なのだから強気に構えていればいいではありませんか」
「む、無理ですぅ!」
「まあ確かに天音は苛烈な性格をしていますものね。以前、ふうまの血統存続の問題で天音が提案していたことをあなたが断固拒否したこともあるし」
「それ、それです!」
「そのことは後ほど話し合いましょう。それよりもはやく学校に出勤しないと。本当に遅刻してしまいますよ?」
そういってふうま災禍はにこりと微笑んだ。