ふうま災禍さん!? 邪眼の使い方間違ってますよそれ! 作:ごきまる
あと紫藤凛花さん、ステータスとスキルの強化おめでとうございます。
18 撫で回す○○○の手
「おーい、ふうまぁ。今日はいつにもまして寝すぎじゃないか???」
「大丈夫? ふうまちゃん、もしかして体調悪いの?」
早々と昼食を平らげて学食のテーブルに突っ伏している小太郎に、同級生であり小太郎が指揮する遊撃部隊のメンバーである
「・・・・・・・・・・・・眠い」
「だめだこりゃ」
「も~~~たるんでるぞっ。どうせ昨日夜更かしでもしたんでしょ」
ふうま小太郎は朝からずっとこの調子だった。
授業には一切出ておらず、五車学園内のサボりスポットを利用しての爆睡オブ爆睡。ここまで来ると何のために登校したのかわからない。
「でも今日は変だなぁ」
総菜パンをぱくつきながらぼやく鹿之助にピクリと小太郎が反応する。
「・・・なにが?」
「いやだって、ふうまのサボりっぷりがあんまり酷いと、きまって現れる時子先生が今日は怒りに来ないなぁって」
「今日は来ないと思うぞ、多分・・・・・・」
まだ生々しく残っている。
膝の上に跨がった時子の尻の感触。抱きしめ合った時の潰れた乳房の感触。
時子に比べれば昨晩は短い時間であったが災禍の感触も――。
・・・・・・などと昨夜のことを思い浮かべた途端、股間が疼き出す。
まだまだ寝足りないし、一般人に毛の生えた程度の自分と違い、身体能力も体力も超人の域に達している二人の女を相手にして、身体の節々が痛い。
特に暴走気味だった時子の激しさには色んな意味でまいってしまった。
今朝方は『もう当分セックスはいいや』と思っていたほどである。
それなのに、わずかに二人の事を想起しただけで煮えたぎるような欲望がわき起こる。
童貞を捨てて女体の味を知った時からそうだったが、昨日災禍の邪眼で意識を操作され、時子が施していた簡易的な記憶封印を解かれてから、さらに性欲に拍車がかかったような気がする。
――なんで、時子の望みを叶えてやらなかったんだ?
――子宮を犯す事なんざ俺らの世界じゃ
――時子だって対魔忍だ。いつ陵辱や調教といった目に遭うかわからないんだぜ。
――ならいっそ・・・・・・。
セックスの最中や『女の隙』を見いだした時に、嗜虐的になり冷酷になる自分・・・・・・。
支配欲と性欲に満ちた心の中にいる色餓鬼の声も今日はひときわ大きい。
(なんだこの、身体は疲れ切ってるはずなのに、性欲がどんどんと生産されているような感じ・・・・・・これじゃ目抜けどころか、金玉が重いだけの性欲猿当主じゃねえかッ)
と、自分の心の中で叫んで勝手に自己嫌悪に陥る小太郎だった。
(こういうときは思いっきりお馬鹿なことをして気分転換するにかぎる。)
「鹿之助、ちょっとこっち来い」
「? なんだよ」
鹿之助が隣まで来た直後、跳ね起きて鹿之助の小さな身体に覆い被さるようにして抱きつく。
「ヒッエェェェ!!!??」
「ふ、ふうまちゃん!?」
「うおおおおお!!! 鹿之助~~~~~!!!」
そのまま、さわさわと背中や腰回りを撫で回す。
蛇子はそれをみてポカーンと口を開けたまま硬直した。
「!%※!!×○?? ふ、ふうまぁ!!??」
「・・・・・・・・・・・・ふう」
ややあって鹿之助を解放する小太郎。上原鹿之助は顔を真っ赤にしながら後ずさった。
「お、おまっ、なななな何を!?」
「冗談ダヨ冗談。いやぁ、お前って女の子みたいな顔してるけどあれだな、小柄で華奢なだけで当然ながら男の体だよなっ。アハハハ」
無駄にさわやかな笑顔を浮かべる小太郎。
周囲からはクスクス笑いや驚きの目線が注がれている。
鹿之助はしばし呆気にとられていたが、やがて俯いてブルブルと身体を震わせ始めた。
「こ、こ、こ・・・・・・この馬鹿ァ!」
鹿之助の体からバチバチと静電気のスパークが起こり、小太郎に目がけてそれが放たれる。
「あ痛」
電気を操る鹿之助の忍法『
「バーカバーカ! ふうまのアホーーー!」
小学生でも今日日言わないような捨て台詞を吐いて学食から出て行く鹿之助。
「もう、なにしてんだか・・・・・・」
二人の様子を見て、蛇子は呆れた声を漏らすのだった。
「よかった。趣味がソッチの方に変わったってわけじゃないのね」
涼やかな声が背後から聞こえ、小太郎は驚いて振り返った。
「凜花先輩」
優秀な者は学生のうちから対魔忍の任務につく。そんな五車学生対魔忍の中でも、トップクラスの実力を持つ彼女は次代のエースと期待されるくノ一だ。
「こんにちは。紫藤先輩」
「はい、こんにちは相州さん。ねえ、隊長クンをちょっと借りてもいい?」
「ふうまちゃんに用事ですか?」
「ええ・・・・・・ね? ふうま」
「あ、はい・・・・・・」
学園の校舎裏の森。
小太郎と凜花は山道から外れた木陰で身を寄せ合っていた。
「いいんですか。午後の授業出なくて」
「今日は休暇を取ったのよ・・・・・・んっ」
チュク、ピチャ・・・と、音を立てながら唇を重ねる。舌を擦り合わせながら二人は抱き合う。
小太郎が凜花と男女の仲になったきっかけは、なかなかに際どい経緯を経たものだった。
紫藤家はふうま一門の一翼を担っていた忍の名家だ。
ふうま弾正の反乱には加わらず、中立の立場を取ったため五車内でもそれなりの家格を保ち、それなりの発言力を有している。
凜花は幼い頃から小太郎と面識はあったが、忍法も使えずくすぶり続けている小太郎には殆ど興味が無かった。
そんな小太郎が井河アサギの抜擢で部隊の隊長に任命されてからしばらくして、実働任務で凜花は小太郎と一緒になった。
その時、もうこれ以上無いというくらいにふうま小太郎という男を侮っていたこと、油断しきっていたことが事の始まりだった。
一方、小太郎からすれば見下されているという思いが反骨心と支配欲を刺激したのだろう。
『どちらが先に任務を達成できるか競争。勝った方は一日相手に命令できる』という賭けを持ちかけ、あっさりと小太郎が勝利を得たのである。
そして凜花は小太郎の恋人として相手をさせられ・・・・・・。
「・・・・・・一日・・・・・・たった一日で私の体、全部持って行っちゃった癖に、ここ最近全然・・・・・・昨日の約束だってすっぽかすし」
実は昨日の日曜日、小太郎は凜花と会う約束をしていた。
凜花と小太郎は学年も違うし、二人とも対魔忍の任務に忙殺される毎日だ。やっと会える時間を作れたと思ったら、アイナ・ウィンチェスターから助力を請われ、その予定は潰れたというわけである。
「あの、先輩。実は俺、今日体調が悪くてですね」
「あら、そうなの?」
「ええ――特に腰とかが痛くて」
青い瞳を持つ凜花の目がすうっと細められた。
「昨日、本当に妖魔退治の調べ物をしてたの?」
「ほ、本当ですよ。海外の魔物ハンターをリモートサポートしてました」
「・・・・・・じゃあ、この鎖骨や胸のあたりにいくつもあるキスマーク、なに?」
「うっ」
そういえば昨晩、荒ぶる時子に体中を舐め回されながらキスされたのを忘れていた。
時子が無意識に避けていたのか、顔や首筋などすぐわかる場所にキスマークは無かったので失念していたのだ。
れろぉ・・・と、はだけた胸元にあるキスマークに舌を這わせながら凜花は小太郎の顔を見上げて笑った。
「フフ、まあいいけどね。じゃあ、あなたはそのままでいて」
そう言って凜花は小太郎のズボンを下ろし、肉竿を掴んだ。
「いっ!? も、もうちょっと優しく扱ってくれません?」
「あなた、私を最初に犯した時に優しくしてくれたっけ?」
「そ、それを言われると何も言えませんね・・・・・・って!?」
凜花は亀頭に顔を近づけると鈴口に口づけし、陰茎の裏スジを舐め始めた。
「凛花先輩・・・・・・フェラチオなんてどこで覚えたんですか?」
今まで小太郎は凜花に口淫愛撫してもらったことはなかった。
「・・・習った。高坂先生に」
(高坂静流?)
意外な名前が出てきて小太郎は驚いた。
「房術って五車対魔忍の必履修ってわけじゃないけど、希望者は学べるのよね・・・・・・他の男の子には内緒よ? あむっ」
くぷりと亀頭を口に含み、小太郎を見上げる凜花。
踵を地面から上げ、尻に付けるような形で座り込んでおり、ほぼ水平に脚を大きく開いている。
いわゆる
すがりつくようして口で奉仕する姿は度し難い淫靡さがあった。
そのまま上目づかいで見つめてくる凜花。
欲情した小太郎はみるみる肉竿を膨張させていった。
「な、習うって・・・・・・どういうふうに、仕込まれたんですか」
凜花のフェラチオはなかなかの技だった。手で扱きながら、亀頭を口にくわえ込む。
たっぷりと唾液をまぶした舌を使うことも忘れない。
「それは内緒」
やがて、凜花の腕が煙に包まれて消失する。
「おおっ?」
体の一部を煙化し、数十メートルの間合いの範囲内ならどこにでも煙化した腕や足を飛ばして、任意の空間で実体化させて攻撃が出来るという忍法。
その煙遁を利用して、フェラチオをしながらでは手が絶対に届かない処を撫で回したり、優しくマッサージしてきたりする。手の向きや触ってくる方向も変幻自在で、まるで何人もの女の手で愛撫されているかのような錯覚を感じ、小太郎は背筋がゾクゾクするほどの興奮を味わう。
「すごいなこれ」
素直に感嘆する小太郎。
「んちゅ・・・・・・ねえ、怖くないの?」
「え、怖い?」
聞き返しながら、小太郎は凜花が聞かんとしていることがわかっていた。
片や達人の域に達している拳法と煙遁を組み合わせた格闘術で対人および対人型妖魔においては無類の強さを誇る次代のエース。
その一方で、何の忍法にも覚醒せず忍としての戦闘力は最底辺にいる落ちこぼれ。
今、凜花がその気になれば小太郎の首をへし折ることも、死なない程度に叩きのめすことも簡単にできるだろう。そういうことを考えたことはないのか――ということなのだろう。
「怖くはないですよ。そもそも凛花先輩がその気だったら一番最初のあの日に俺を殺してるでしょ」
「それはそうだけどぉ・・・・・・あん!」
下乳が露出している凜花の対魔忍スーツの布地と肌の間に小太郎は手を差し入れた。そして乳首を探し当てると、強引に引っ張るように摘まみ上げる。
「んくうッッ! で、でも、悔しい気持ちはあるわよ・・・・・・こんな乱暴にされてるのに、か、感じちゃうの、すっごく癪」
「あはは、かわいいですよ凛花先輩」
「もう!」
「下校時間までまだ三,四時間あります。それまでずっと一緒にいましょう先輩」
「そ、そんなに・・・・・・ん? ちょっと、腰が痛いって話はどうしたのよ」
「やりようはいくらでもありますよ・・・・・・さ、この辺は大きな声出すと聞かれるかもしれません。もう少し山奥にいきましょう」
――そうして二人は、茂みの奥へと進んでいくのだった。
サブタイトルの○○○は『けむり』です。
おしらせ。
これまで一、二週間に一回の更新を目標にしていましたが諸事情あってしばらくの間、不定期更新となります。
どんなん書くかとかどういう風に話を締めくくるかは薄らボンヤリとは考えてるので、従来通り小説の形にできそうになったら、執筆更新する予定です。