ふうま災禍さん!? 邪眼の使い方間違ってますよそれ! 作:ごきまる
イベントストーリーや一部回想ネタバレあります。
小太郎は時子を彼女の寝室まで連れて行き、ベッドに寝かせた。
「んう・・・・・・」
なにやら夢を見ているのだろうか、苦しげな吐息が時折漏れている。
「お、おやかた、さま・・・・・・」
「どうした――て、寝言か」
起きていた時も朦朧とした状態でまともな会話が出来なかった時子を思い出す小太郎。
また夢遊病のように起き上がって動き回りなどすれば、転んで怪我をしたりする可能性もある。
しばらく小太郎はそばにいることにした。
「まったく、質の悪い睡眠薬だなぁ」
――そんな薬を盛った天音にはもっと激しい仕置きを処すべきだったな。
そんな、考えが頭をよぎってしまう。
性行為において元々Sの気質があると自覚している小太郎である。
天音との行為は自分の嗜虐性をさらに刺激しそうであり、そんな自分が少し怖い小太郎だった。
「うっ、うぐあっ、ああッ」
「・・・・・・・・・・・・時子?」
眉間に皺が寄るほどきつく目が閉じられ、酒気のせいで赤くなっていたのだと思っていた顔がさらに赤くなっている。
「ぐ・・・ぅ・・・・・・! あっ、ああっ、ぎい! お、おやかた、さまぁ!」
激しく頭を左右に振りたてながら口走るそれは寝言というよりも熱病にうなされた苦鳴だった。
明らかに様子がおかしい。
「お、おい、どうした、時子、俺はここにいるぞっ。時子!?」
抱き起こして時子の体を揺する。
時子はぶるぶる身震いして、息を詰まらせるがまだ起きない。言葉にならない声を上げながら手足をばたつかせて小太郎の手から逃れようとする。
「ふんんんっっっ――や、いやぁ! おやか――」
「しっかりしろっ。俺はここだ、時子!」
耳元で叫ぶように呼びかけて、やっと時子は目を開けた。
「はっ!? あ・・・」
「大丈夫かよ、相当うなされてたけど」
言葉をかけながらも小太郎はまたさっきのように夢遊病状態なのではないかと心配になり、注意深く時子を見つめる。時子はまるで何かに怯えるように周囲を見回していた。
(怯える? 時子が?)
ふうまの執事であり優秀なくノ一でもある時子。
敵を前にしてもこれほど狼狽する事は無いはずだ。
「一体どんな夢を見てたんだよ」
小太郎の声にビクッと反応して時子は瞬きした後、小太郎の顔を凝視した。
「っ!」
「お、おい――」
時子は小太郎に抱きつき、物言わず首筋や胸に顔を擦りつけてくる。
体全体を出来る限りすり寄せるその仕草はまるで甘える猫のようだ。
一体どんな夢を見たのか興味がある小太郎だったが、自身が幼い頃に怖い夢を見てむずがった時、時子が何も聞かずにただ抱きしめて頭を撫でてくれた事を思いだした。
しばらくの間、時子を抱きしめながら頭を撫でていると、不意に時子の体が離れた。
目と目が合った。
目尻が下がり、切なげに見つめてくる。
普段とは異なる、甘えきった表情。
小太郎は求めを察してキスしようとした。
同時に時子が目を閉じて顔をわずかに上げた。
タイミングが合わず、しばし気まずい雰囲気になる二人。
仕切り直しの口づけを交わし、お互いの服を脱ぎ、脱がせ合いながら二人はベッドに倒れ込んだ。
一方、和装の寝間着に着替えて布団の中に入っていた災禍はパチリと目を開けた。
「今度は時子と、か・・・・・・」
ぽつりと呟いた後、ごろりと寝返りをうつのだった。
「あは、ぁん・・・・・・」
やわやわと胸を揉みし抱き、何度目かの口づけの後、時子の股間に指を添える。
ネチャリ、と異様なほど粘ついた音が響き、小太郎は驚いた。
膣から漏出した愛液によって異様なほどに濡れそぼっている。
「もう、いいな? 足を開いて時子」
時子は顔を逸らしそっと小太郎の手を握った。
「時子?」
「う、うう」
ためらいながらも、おずおずと時子は下半身を傾けながら小太郎の手を握り、震えながら指を自分の臀部へと誘導した。
「お、お前、そこはっ!?」
「い、言わないで」
「だって――」
時子が小太郎の指を向かわせたそこは双臀の谷間。陰唇とは違う窄まりだった。
息を飲みながらも、思わず小太郎は柔らかい尻肉をグイッと指で左右に割り開いた。
「ひっ!」
悲鳴とともに時子の腰が上下に揺れ弾んだ。
自ら肛門に誘導しておきながら拒絶の身振りとも取れるその反応に、小太郎は尻穴の円周に沿って這わせていた指先を止めた。
「ご、ごめんっ。俺なんか勘違いしてた?」
「い、いえ・・・・・・・・・・・・あの、御館様はその、そこでするのは、始めて・・・・・・?」
「・・・・・・いや」
経験はある。
対魔忍相手だと四条如月。そして、志賀あさつきとのアナルファックが記憶に鮮明だ。
あさつきに対してはノーマルの性交と見せかけて不意打ちでアナルに挿入し、肛悦の快感を一気に仕込みもした。
「あるのですね。で、では・・・・・・・・・・・・どうぞ」
「い、いいのか?」
「はい。御館様のお相手をするようになってから、体の何処を求められてもいいように、常日頃から準備は、しております」
「でも、いきなりどうしたんだよ・・・・・・」
「せ、全部を」
「うん?」
「わ、私のすべてを、初めてを、捧げたいからです・・・・・・あなたに」
そこまで言われて、ゾクゾクと心地よい喜びと征服感が小太郎の背筋を駆け巡った。
「わかった。じゃあ、うつ伏せになって」
愛撫が始まった。
小太郎はいきなり力を込めるような真似はせず、指の腹に少しずつ圧力を増していくように尻穴とその周囲の皺を撫でさすっていった。
「ふぐっ、ひっ」
時子は体をビクつかせる。その度に刺激を与えられているアヌスとその円環が収縮する。
同時に陰唇と肉芽にも愛撫の手は伸びている。
秘裂を上下にさすり、クリトリスを転がすように弄った後、摘まむ。
「あっ、いぃぃい、あん!」
(どうなってるんだこれっ)
出来るだけ丹念に、今まで排泄器官としか使われていないはずの時子のアナルをほぐしていこうとしていた小太郎は驚愕していた。
尻肉がこわばり、力が込められている時の手応えはまさしく初めての肛姦そのものであるのに、緊張が途切れたあと、一瞬弛んでいるときはまるで小太郎の指を誘い込むようにヒクヒクと蠢くのだ。
さらには愛撫がアナルにだけになってもひっきりなしに尻を震わせ、喘ぐ始末。
まるで、『初めて』であると同時に、徹底的なアナル調教を施されたかのような不自然さ。
小太郎は夢中になって今度は口唇愛撫を始めた。
「ンッ!!! お、御館様!」
「きれいにしてるんだろ?」
息を吹きかけ、舌にたっぷりと唾液をまぶして入り口から奥へと侵入し、唾液を注ぎ込む。
そして、ズブズブと指を一本挿入し――。
「ん―――――ッ!?」
続いて今度は二本。
「すごい・・・・・・やわらかい」
「あっ、そ、そんなっっ」
中に侵入した指をグリュッと回してから、少しだけ関節を曲げる。
「んぎぃっ!」
「膝を立てて」
「はぁっ、はぁっ」
いわれるままに従う時子。その臀部を引き寄せ、限界までいきり立った肉棒をふっくらと盛り上がった肛蕾にあてがう。
「はうっ」
「力を抜いて」
「うううっ」
ゆっくりと、ゆっくりと剛直が排泄する穴を逆行してこじ開けていく。
「ぐっっ」
「あ、あ、あっ」
蠢く腸洞は噛みつくように肉棒を食い締めていた。そして予想以上に分泌されている腸液。
(これなら粘膜を傷つけることはないな。つか凄えよ・・・・・・)
男の太腿と女の尻がぶつかった。先端から根元まで、剛直が尻の中に埋まった。
「あッ・・・・・・ひ・・・・・・ッ・・・・・・」
奥歯をカチカチと鳴らしながら痛みと圧迫感に耐えているような時子の声。
だがそれは肉棒を引く時に一気に変わった。
亀頭の肉傘で掻きむしるように捲るようにしながら、肉棒はゆっくり差し込まれたのとは逆に、一気に引き抜かれた。
「ひっ、イっく!?」
時子の上半身が反り返り、背筋と腰のくぼみがミッチリと浮き上がった。
膣も収縮し、溜まりに溜まっていた愛液が大量に流れだした。
ズルリと肉棒を抜き、凝視する小太郎。
「すごいっ、すごいよ。時子のお尻の穴が、俺のがたった一往復しただけで口開いてるみたいにッ」
「い、いい、言わないでぇ――おっぐぅぅぅ!!」
「だって! もうさっきイッたでしょ?」
抽挿が改めて再開される。
「あ、あああああッ。また入るぅぅ。さっきよりも奥――」
「いい? 感じてる? 気持ちいい?」
はしゃいでいるような声音の小太郎の問いに時子は息も絶え絶えに“うん、うん”と頷いた。
「でも――」
「ん?」
「この体勢、お顔が遠くて、見えなくて、怖い」
「じゃあ――」
「あうっ?」
体をひっくり返され腰を持ち上げられる時子。
所謂まんぐり返しである。
股を広げられ、尻穴もアソコも何もかも丸出しの状態、体が逆しまになっているのも相まって、時子の顔は真っ赤に紅潮した。
「やあああああ!!!! は、恥ずかし――」
皆まで言わせず、角度を変えて送り込まれてきた肉棒がこれまで以上に深く刺さり、子宮を隔てている腸壁を抉った。
「ふぐんんんんっっ!!!!」
尻をせり上げられ、体がほぼ逆さになっているにも関わらず、時子の体がまたも弓なりにしなり、絶頂したことを告げる。
ノーマルの性交で子宮口を小突かれた時のアクメの快感。
その記憶と紐付けられ、時子の脳裏に今まで見たことのない白光が何度も瞬く。
「はぐっ! んおっ! おおっ、んおああああぁ!!!」
力強い抽挿は続く。
もはや尻肉のわななきを全く止められず、頭頂から尾てい骨までが快感で痺れ渡る。
時子は潮を噴き、失禁し、腸液すら外に吐き出していた。それを己の体に浴び続ける。
「出ちゃうっ、出ちゃう~~~!!!!」
「俺も! 出す! お前の中に全部!」
「はぐッ・・・!!! あ、熱い! あああっ!!!!!!」
射精が始まった。子宮を裏突きされたままドプドプと白濁をぶちまけられ、愛おしい男から送られる快楽に飲み込まれ、牝の解放感に震えながら「イク」と何度も叫びながら――。
ついにふうま時子は失神した。
それは夢にうなされることなど無い、深い深い眠りだった。
――――
―――
――
―
寝室のドアが開く音を感じて就寝中の災禍は目を覚ました。
かなりの酒も入っているというのにさすがの鋭敏さだった。
「何者か――て、若様?」
「災禍・・・・・・一緒に寝ていいか?」
「だ、大丈夫ですか?」
「あんまり大丈夫じゃない・・・」
枕元の明かりに照らされるふうま当主の顔はげっそりとやつれていた。
話を聞くところによると天音と時子の相手をする前は、単なる新年のカウントダウンイベントではなく、異界の神と戦いを繰り広げていたという小太郎。
精根尽き果てた状態で時子の寝室を後にし、最後の気力で何とかシャワーを浴びたのだが、そこでふと自分と一緒に寝たいという発想に行き着いたそうだ。
「でも、なぜ私と?」
「なんでだろうな。災禍の添い寝は、一番安心感があるから?」
「まあ、若様ったら」
「なんか、ゴメンな」
「謝ることなどございませんわ。さ、こちらへ」
布団の中へ小太郎を招き入れる災禍。
「あ~~~~~~~~~~死ぬほど落ち着くわぁ」
災禍の胸に顔を埋めながら心の底からの言葉を吐く。
「ふふ、では・・・・・・お休みなさいませ。若様」
「うん」
そう言って目を閉じる小太郎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だったのだが。
「災禍よ」
「・・・ん、はい?」
「お前これ、下着はいてるの?」
「・・・・・・なんですか若様。いきなり」
「だって災禍の胸、寝間着越しに伝わるこの感触・・・・・・生乳なんだもん」
「フツーの下着ですよ。さあ、お疲れなのですからもう寝ましょう」
「いや、気になって眠れない。ちょっと寝間着脱いで見せて。見せるだけだから。そしたら安心して寝るから」
「~~~~~~~ッ」
パチリと明かり付けて半身を起こす二人。
災禍の寝間着は和装だ。
「・・・・・・で、でも若様」
「見せて」
そう言われれば従ってしまうのが災禍だった。
かあっと頬を染めながら、おずおずと前をはだけて肌を晒していく災禍。
「おまっ・・・・・・・・・・・・それ、水着?」
「は、はい・・・・・・」
災禍が身につけていたのは純白のマイクロビキニだった。
しかも布面積は極小。陰部と乳輪だけを隠しているだけの代物だ。
否、ふっくらとした薄桃色の乳暈は透けて見えており、ほんの僅かにはみ出してしまってさえいた。
とんでもなく卑猥で・・・・・・エロティックな光景だった。
「・・・・・・あきれたっ」
思わず苦笑する小太郎。
「こ、これは・・・・・・神社からお帰りの若様のお背中を流すことにでもなれば、その、喜んでくださると思って・・・・・・あん!」
乳首を摘ままれ、嬌声を上げる災禍。
「姫始め、災禍も期待してた?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。あ、でもお気になさらず。今宵はもうお休みください」
「俺はもう動きたくないっていうか動けないけど、災禍に甘えてもいいか?」
見るだけと言っていたのに、小太郎の言葉の意味なすところは明かだ。
「・・・・・・承知いたしました。では体を楽にして、仰向けになってくださいませ」
こうして、ふうま屋敷の今年初めての夜は更けていった。
――しかし、あの時子が一体どんな悪夢をみたのか。
一抹の不安が小太郎の意識の底でのたうつのだった。
時子「ちょっとだけお尻が痛い・・・・・・」
天音「私なんて全身が痛いゾ♥」
災禍「お前たち・・・・・・」