ふうま災禍さん!? 邪眼の使い方間違ってますよそれ! 作:ごきまる
実際の五車学園地下には最新の技術を投入した訓練場が設置されている。
校舎裏にある広大な原生林の地下には五車対魔忍の中枢本部があり、地下通路で繋がっていることも学生でありながら部隊長である小太郎は知っていた。
噂では最寄りの都市である、まえさき方面や北方の山岳地帯へ抜ける脱出用の地下道もあるとか。
夢幻五車町の学園も地下に訓練場があったが、規模が小さく設備も古かった。
シアリーは傷者治療を兼ねた休憩室と思しき部屋に小太郎と災禍を案内した。
その部屋にはさらなる地下へと続く隠し通路があった。
「この先にモニタールームがあります。そこへご案内しましょうか?」
「いやシアリー、少し災禍と二人にしてくれないか」
「わかりました。並んでいる部屋はセーフルームです。ご自由にお使いください。ソファーや折りたたみ式のベッドがあります。シアリーはモニタールームで待機してますね」
「わかった。何かあったらすぐに知らせてくれ」
「かしこまりました」
「災禍、座りなよ」
「・・・・・・」
無言でソファーに腰掛ける災禍。その傍らに小太郎も座る。距離は近かった。
「邪眼を使ったんだね、俺に」
小太郎は俯いている災禍に確認し、災禍はこくりと首肯いた。
「今も、か?」
「わからない、わからないんですっ。でも、今の私が邪眼を使えないということはあの男の言ったとおり、邪眼はすでに発動中なのでしょう――お許しください」
「この精神世界の時間の流れは通常とは異なる・・・・・・そんな世界で精神を操る邪眼が俺に作用していると言うことか」
「な、何度も。先ほどから何度も邪眼をコントロールしようとしているのです。でも、何も起きない。若様、私は・・・・・・浅ましい女なのです」
「やれ男がふざけた口調で言ったこと。あれは・・・・・・」
災禍は立ち上がり、小太郎から離れて背を向けた。
「・・・・・・・・・・・・一時だけ、若様に他の・・・他の女の事を忘れて欲しかった。あの一晩だけ、あなた様を私だけのものにしたかった。お仕えする主のお心を、意思を、私は欲望のままに邪眼で操ろうとしたのです」
「災禍・・・・・・」
「紫藤凜花は偽りの記憶を持ち、若様を本気で殺そうとした。今は魔族の群れが来ている・・・・・・他にも何が起こるか分からない・・・・・・そんな危険きわまりない世界なのに若様と私の意識は留まり続けている。原因は私の邪眼――いえ、私の願望がそうさせているのです。きっとそう・・・・・・あなた様をこの夢の世界に縛り付けてしまった」
「それは憶測だろ」
「では何故、今私は邪眼を使えないのでしょう? 邪眼が発動中だとして、なぜ解除できないのでしょう? 答えは簡単です。危険を顧みず、今も私は心の奥底で若様を独り占めしようとしているのですっ。己を御することができない、従者失格の・・・・・・愚かな女・・・・・・」
「聞いてくれ災禍。俺は・・・・・・朝、下山の準備をしながら言ったよな? “隠し湯のことは他のみんなには黙っとこう”って。“温泉のことは俺と災禍だけの秘密にしとこう”って。あれは、冗談じゃなく本当にそうしたくて言ったんだ。だから――」
だから、なんだ? 小太郎は自問した。
“女はここぞという時に男に言って欲しい言葉がある・・・・・・らしいぜ”
やれ男の言葉がよぎる。だが、言葉が詰まる。息苦しくなり、緊張で手が震える。
そんな気配を察してなのか、災禍は振り返った。
「・・・・・・それも、私の邪眼の影響ではないでしょうか」
「え?」
「あの時の私たちは、既に夢幻世界にいたのではないでしょうか? だとしたらそのお言葉も若様の本心ではなく、私の無意識がそう言わせているだけなのかも」
「それは違う! 違うぞ災禍」
「いっそのこと」
災禍が一歩身を引いた。
その手には訓練場の何処からかくすねてきたのか、一本のクナイがいつの間にか握られていた。
「私が自ら命を絶てば、若様だけでも現実の世界に――」
「やめろ」
小太郎の声は深く、冷たかった。
「そんなことは許さない。二人でこの世界から抜け出すんだ。絶対に」
「若様――ぇ!?」
「クナイを捨てろ・・・・・・
災禍の指がひくつき、手がぱっと開いた。握っていたクナイが落ちる。
「わか、さ――」
小太郎は近づき、災禍を抱き寄せて唇を重ねた。
「ん、ダメ、ダメです若様っ」
災禍は顔を背けて小太郎を止めようとする。
「いやだ。ここでする! 今すぐに! 来い災禍っ」
小太郎は災禍を引き寄せ、おざなりな抵抗をねじ伏せて災禍をソファに押し倒した――。
――――
―――
――
―
・・・・・・夜泣きをする赤子の声がする。
瞳は天井を見ていた。五車の実家、水城家。かつて見慣れた寝室の天井。
キングサイズのベッドの隣にはベビーベッドがあり、泣き声はそこから聞こえる。
そういえば・・・・・・よく夜泣きをする子だった。
近づいて覗き込む。だが赤子の姿はない。声もしなくなっていた。
ああ、これは夢なんだと彼女はぼんやりと理解した。
“お母さん”
自分をそう呼ぶ声。
振り返るとそこには成長した娘の姿があった。
(こんな夢を見るなんていつぶりだろう)
まどろみの中で水城不知火はそう思った。
娘、ゆきかぜに近づこうとするがなぜか、できない。
ゆきかぜがどんな表情をしているのかも分からない。
温かくて心地よい、居眠りに陥るときに似た心地よさがして、視界がぼやけていく・・・・・・。
不知火は瞬きをした。こめかみ辺りがズキリと痛む。
「気分はいかがかな」
男の声。
「うっ・・・・・・!?」
不知火は慌てて身体を起こした。病室の寝台のようなベッドに自分が寝ているのに気づく。
「ここは五車学園の医務室だ。といっても精神世界のだが」
不知火は思い出す。精神世界で目の前にいる男と戦ったこと。
幻のゆきかぜの雷撃を受けてからの記憶が無いこと。
無言で自分の状態をチェックする。拘束されているわけではない。
身体の何処にも異常はなさそうだ。
そこまで確認すると、この場から逃げるための術を練ろうと意識を集中しようとする。
「!?」
だが、何も起きない。
身の内で対魔粒子――今はもう魔性の力そのものかも――が働く感覚が無い。
「悪いが力は奪わせてもらった」
男は苦笑しながらくつろいだ様子で不知火のいるベッドの縁に腰掛けた。
(奪ったって・・・・・・)
不知火はそこで、男が宣言していた忍法の名を思い出す。
――魔門・イリュージョン。
――真・魔門。
魔門・・・・・・聞いたことはある。
“貪欲の瞳術”とも呼ばれ、相手の力を奪って自分の物とする伝説の邪眼。
しかし今世に使い手は存在しなかったはず・・・・・・。
不知火は悟った。
自分が拘束すらされていないのは、逃げることも抵抗することももはや出来ないからだ。
目の前の男からは絶対の自信が見て取れる。そして、最上位の対魔忍――否、高位魔族に匹敵するような気配。
フッと不知火は全身の力が抜けるのが分かった。
「・・・・・・殺しなさい」
「投げやりだな。そして月並みな反応だ。なーに、そう心配するな。ほんのニ、三発ヤラせてもらいながらお話しするだけだから♪」
男は不知火の身体に手を伸ばし、頭よりも大きい豊満な乳房を、対魔忍スーツの上から遠慮なしに揉みし抱く。
全く抵抗せず、今度は不知火が苦笑した。
「そっちこそ、捕らえたくノ一に対して月並み過ぎる行動ね、魔門使い」
「俺のことは『やれ男』とでも呼べ――やはり、子供を産んだ尻はひと味違うな。骨盤が開いて、ケツ回りの肉付きがいい」
乳房と同時にムチムチとした尻をぎゅむりと捏ねるように揉まれ、不知火はうざったそうに「はぁ」と息を吐いた。
「愉しいことにはならないわよ・・・・・・さっさと挿れたら? やれ男さん」
そう言って不知火はスーツの股布に指を引っかけて、自ら陰部を露出させた。
「まあそう焦るなよ。なあ? 戦ってた時からそうだが、お前さん随分と自暴自棄じゃないか? 洗脳もしくは調教が完了した女とは思えん」
「どうでもいいでしょ、そんな事」
「ゆきかぜの幻影を見た時にあからさまに動揺しただろ? 肉体と心を作り替えられ、堕ちきって別人になった者はあんな反応はしない」
「分かったようなことを・・・・・・」
「一応、この手の事に通じているつもりだぜ? 俺は」
やれ男はクイッと指で不知火の顎を上げ、顔を近づけた。
「アンタはこの夢幻世界で何をするつもりだった?」
「・・・・・・」
「淫魔のボスに夢幻世界の橋頭堡を築けとでも命ぜられたか?」
不知火の眉が震えた。
「どうして、そう思うの?」
「勘だよ」
やれ男は唐突に不知火の唇を奪った。舌を口内に侵入させようとする。
不知火は受け入れながら、噛み切ってやろうかと一瞬思案したが――直後に瞳を跳ね上がらせた。
ぞわりとした怖気。胸部に今までに感じたことのない強烈な違和感を感じ、息を喘がせて、口を大きく開けた。その隙にやれ男は強ばっている不知火の下顎を掴み、舌と舌を絡める。
「んんっ! んムゥっっっっ」
手だ。乳房を揉んでいた方の手。
それがズブズブと己の柔肌に沈み、貫いて、体内に侵入しているのだ。
それまで保っていた余裕が一気に無くなり、不知火はタップするようにやれ男の背中や肩を叩く。
まるで捕食するかのように不知火の口内と舌を蹂躙していたやれ男は口を離した。
「ぷっはっっっっ!!!!! ま、待って! 何よこれは!!??」
不知火の胸に沈み込んでいる方の手はそのままだ。
「フフ、掌に直に感じるぞ。アンタの鼓動。めっちゃはやくなってるな♪」
「うぐぅっっ――ひぁっ!」
心臓。そこを直接握られているような感覚――否、今実際に鷲づかみにされているのだ。
「ザ・ダイブ・・・・・・これ、生物・非生物を問わずあらゆる物質を透過するという、とある暗殺者の能力でな。再現してみたんだ。お気に召したかな?」
「う、ぐ・・・・・・」
「このまま握り続けると鼓動が弱まり、死へとどんどん近づいていく。一気に握りつぶすことも可能だ。だが俺はそんなことはしないから安心しろ――仰向けに寝てくれ」
「くっ・・・・・・」
言われるままに寝転がる不知火。やれ男はまるで恋人のようにその横で添い寝する。
「ハァ、ハァ、あっ!? アア"!!!」
「透過するといっても感触や摩擦による抵抗が全く無くなるわけじゃないのがこの能力のミソでな」
やれ男は心臓から手を離すと不知火の乳房を文字通り内側からまさぐり始めた。
「どうだ? 乳房を内側から揉まれる感覚は」
「くふっっううう、う~っっっ」
「気持ちいいんだろ? さらに乳腺を裏側から刺激すると――」
乳房の中の手が蠢き、指を折り曲げ摘まむように乳腺の辺りを刺激され――。
「アアッ、あっぐぅ! くひィ! アヒィ!!!!」
不知火の声はわかりやすい嬌声へと変じていく。スーツの布越しにもハッキリと分かるほどに乳輪が盛りあがり、乳首がガチガチに勃起し、股間に愛液が染み出していた。
「どこまで話したっけ――そうだ、さっきの戦いでアンタが造り出した幻影はほぼ実体そのものだった」
「はっ、はっ、はあっ・・・・・・かっは!?」
もう片方の手がぞぶりと不知火の脇腹から侵入し、背骨や内臓を透過していく。
「あぐあ! あ、あああああ~~~~!? なっ!? ど、何処を触って―――」
「分かってるくせに。とりあえず、一回イッてもらおうと思ってな」
「いやよッ! こんなメチャクチャな愛撫で――――ッッッッッッ」
捏ねられている。子宮を直接、やわやわと。
やれ男の腕を掴んで引き戻そうとするが透過してすりぬけてしまう。
不知火は歯を食いしばって、声を上げない事で反抗を示すが、身をよじり、首を振って悶絶するその姿は凄まじい快感に心身が貫かれていることを如実に物語ってしまっている。
「~~~~ッ! ~~~~~~~ッ!!!!!!」
だが不知火はその快楽を受け流した。いや、イクことが出来なかったと言うべきか。
それをみてスッとやれ男は不知火の中から手を引っ込めた。
「なあ不知火。夢を操る淫魔はこの世界に来ることはできない。だが、万が一侵入できたら、それは夢幻においては事象そのものを改変するような力を振るうはずだ。それが淫魔王ならば森羅万象を操る脅威となるだろう。お前はそれに手を貸すのか? それはお前が本当に望んでいることか?」
「私が望んでいることじゃないッ! でも、あの男が、
「淫魔王のことか?」
「そうよっ。あなたもスゴイのは認める。で、でも、まだわたしはイッてない。耐えられるのよ。でもあのひとはそんな私の肉を、魂さえも、いともたやすく翔ばすことが出来る。そんなのを味わわされ続けたら後戻りなんかできない。か、身体が、求めてしまうの。心でどんなに拒んでも、いえ心も既にそれを望んで! もうどうしようもないのよっ!」
それは身も世もない懊悩。
変わってしまった不知火とまだ抗っている不知火がせめぎ合いながら吐き出した告白だった。
「ふーむ。でもやっぱり完全な肉奴隷になってるわけじゃないってのがおかしな話だ」
「今のあなたみたいに、もてあそんで、楽しんでいるのよ・・・・・・・・・・・・」
「いや、多分壊したくないんだろう。体は許しても心だけは――なんてのは嘘っぱちだ。究極の苦痛は聖者からも理性を奪う。麻薬の強制は人を容易に廃人にする。そして淫魔の官能を繰る力はたやすく女を牝に墜とし、隷属させる。淫魔の長がそれをせずに寸止めしてるのは、おそらくはアンタ自らが完全に心を許すのを待つつもりなんだろう。そこに付け入る隙があると思わないか?」
「・・・・・・・・・・・・無理よ。私自身が、もう・・・・・・」
「淫魔王の求愛ってのがどういうもんか俺は知らんが、調教が仕上がっていないのに、離れられないもんかね・・・・・・そんなに奴のイチモツがいいのか? それとも子供でもできたのか?」
不知火は唇を噛みしめながら力なく首を振った。
「ならどうだ。俺と一つ賭けをしないか」
「賭け?」
「今からお前を犯す。その快楽が奴の調教や交合と同等かそれ以上のものだったら、この世界から手を引け。なんなら俺が淫魔王から守ってやってもいい。満足できなかったら解放してやる」
「自信家ね・・・・・・あなたは一体何がしたいの?」
「この夢幻五車町は俺の遊び場だ。荒らされたくないってだけのことだ」
「・・・・・・いいわよ。その賭け、乗ったわ。出来るものならやってみるが――」
男の手が淡紅色の雷を帯びているのを見て不知火は目を見開いた。
「では参るっ」
雷は数条の光の茨となって不知火の肢体に巻き付いた。
直後に頭頂からつま先まで、震えが走った。
「・・・・・・っあ」
下腹部に熱がこもり始める。全身に鳥肌が立ち、先ほどの透過能力で体をまさぐられていたのとは桁違いの快感が体の隅々から湧き起こる。
「・・・・・・ン、っふ、くああ、こ、これはッ」
「異能系忍法・炎の棘。女体を強制的に発情させる能力だ。淫魔王のチンポでしか感じないってんなら、その官能、無理矢理ほじくり出すまで。ショック死してくれるなよ? 不知火」
「ひゃうっ! くぅ――――っっ!!」
ベッドのシーツに肌が触れるだけでも悶えさせられるこの快感。
「あああ熱い!? こ、この感じ・・・・・・まさか・・・・・・まさかぁ・・・・・・」
乳が重い――異常に張り詰めている。
奥歯をガチガチと鳴らし、全身に鳥肌を立たせながら、粗相をしたように淫汁の染みがシーツに広がり続ける。
受け流そうにも流しきれない快楽の波。
似ている。
淫魔の幹部となった今は元に戻っているが、かつて牝豚調教を受けていたときに施された肉体改造。
「ンギいッッ!!」
あの感度3000倍の快楽に――。
「んぐひっっっっっ、あぐう!!!??」
「はやくも限界か? な? 快楽を与えられる男は他にもいるって事だ。それっ」
もはや罪深ささえ感じさせる淫猥な乳房を暴き出し、やれ男は鷲づかみする。そしてまたズブズブと透過能力で中に沈んでいく。
「そ、そんな――あっっひいいいいいいいいいいいいいいいっっ!!!」
炎の棘を纏った指に乳腺を内側から刺激され、不知火の頭が首の骨が折れそうなくらいに反り返った。
膨れあがった乳頭から、新たな征服者の来訪を称える祝砲よろしく、真っ白い液体がほとばしった。
「い、イクゥ!!」
甘い匂いが充満する。放物線を描けるほどの大量の噴乳。
「イクッ! イクゥゥ!! ああああいぐぅうううううううううううううううううっ!!!」
涙を流しながら、首の筋を浮かせ、悶絶アクメを晒す不知火。極細ハイレグの股布からはみ出した陰唇がヒクヒクと蠢きながらドプドプと愛液をあふれ出す。
乳汁ほどではないが、その淫汁も白かった。本気汁のきつい臭いと乳の甘い匂いが混ざる。
「・・・・・・ぅあ、あ・・・・・・・・・・・・あ、あぁ・・・・・・す、すご、かった・・・・・・」
「まだまだこれからさ」
「あう」
やれ男は不知火を裸に剥き、自らも全裸になった。
クパクパと肉びらを開閉させている膣口に、いきり立った肉棒の腹をべたりと押しつける。
「あ・・・・・・ああ・・・・・・チ、チンポッッ、こ、これでチンポ挿れられたらどうなっちゃうのっ」
「フッ・・・・・・大分従順になったな」
肉びらがべろんと広がり、幹の部分にへばりつく。やれ男はまたも透過能力を行使し、股間の皮膚、膣入り口の天井をすり抜けながら不知火の中へと潜行していった。
「おっ、おっ、おほおっ、おおおおおおっ!!」
脈打つ膣襞が肉棒を食い締めようとするが切なくもすり抜ける。
それでいて、上下左右、縦横無尽の抽挿による刺激は不知火に肉の悦びを叩き込む。
カッと目を開き、全身をビクンビクンと痙攣させながら不知火は懇願した。
「いひぃっっ! おお願い。透き通らないで! こんな刺激、こんなチンポっ、透過チンポぉおおおおっ!!!」
やれ男は不知火に覆い被さった。透過能力で男と女の腰が文字通り溶け合っている。
「…ほおおぉおぉお゛っ……!、んんほお゛っっ!、…お…ぉお…おぉお……っおっ!!……」
肉棒は子宮に到達していた。子宮口をこじ開けるのでもなく、まるで寛いでいるかのように、亀頭の硬い感触だけはそのままに、子宮の壁、天井・・・・・・全てをくまなく突き、そして鈴口で舐めていく。
「だめイグイグッッ――あ~、ダメッッ、こんなの! こんなのぉ! ああああらめぇ――あいぐぅうううううううううううううううううっ!!!」
いつしかやれ男も当初の目的を半ば忘れ、不知火に夢中になっていた。
(淫魔王も入れ込むわけだ――ッ)
「不知火、どこに射精して欲しい? かけてほしいか? それともオマンコの中か?」
「中・・・・・・子宮の中で! でもちゃんとオチンポ感じさせてっ。透過のままはいや――」
「わかった」
一度、肉棒を引き、実体に戻った肉棒を淫裂にあてがい、一気に埋め込んでいく。
「…ン゛ッおおあっッ!!」
不知火の腰が浮き、盛大に潮が噴き上がる。ユルユルと垂れ流れていた乳汁も、勢いを戻していく。
膣肉でクイ締める間もなかった。
降りきっていた子宮口がグボッと押し開かれ、爆発するような射精が始まった。
薄紅色の光の茨が結合部に収束し、バチバチとスパークを起こす。
不知火の瞳がぐるんと裏返った。
「アアっ! カハッ ああああ――あ~~~~~あああああああっ」
馬鹿になったようなアクメ声を上げながら、子宮に波打つ精液を感じながら、乳首をブチュブチュと抓られて母乳を搾られるのを感じながら・・・・・・水城不知火はイキ続けた。
閨房の術に長けたくノ一・女遁衆の女達や、高位のサキュバスでさえ「許して」「殺して」と哀願するであろう、絶頂の地獄。
それは水城不知火の永劫の悪夢であったはずの淫獄の終わりにして、何かの始まりだった。
次は災禍さんのターンの予定。